本日の収穫文字数は4253文字です。
えーとですね
人生100年ということを考えますとね
一番考えなきゃならないのは
まぁ私の言う第二の人生なんですね
何と言ったって本当に考えられませんが
人間というのは本当に
ちょっと前もちょっと後も考えられないんですけど
今から100年前ですよ
100年前というと随分遠いように思いますけどね
なにしろ日本というのは人が住んで3万年
ちゃんとした国っていうのが出来て2000年ですからね
ほんと最近のことですよ
それまで日本人と言ったら平均年齢43歳だったわけですよ
1920年まで43歳ですからね
50歳を超えたのが1947年 戦争の後ですね
ですから今100年時代に入ったわけですよ
この100年時代は嘘だって言う人いるんですけど
嘘でもなんでもなくて
平均余命 平均余命の計算っていうのは
かなり厳密にやってるんですよ
そうしないとですね 社会システムも保険も
年金も何もできませんからね
2年ぐらい前に日本人の
50歳を超えた人達の平均余命が
50年を超えたんですよね
50歳になった人の平均余命が
平均余命ですよ
平均余命が50歳を超えたっていうことは
平均的に50歳を超えた人の人生は
100年になるっていう事なんですよ
もちろん早く亡くなった方は別ですけどね
ということは50歳を超える人って
いうのは大半なんですけどね
50歳まで生きてる人っていうのはもう
生きてる人の中の大半なんですけど
その人は100歳人生ってことなんです
だからもう結論として
100年人生があると言っていいんですよね
実はだけど これが一番困るのはですね
50歳までっていうのは 我々のイメージがあるんですよ
どういう人生かってイメージがありますね 例えば
産まれたら成長して
まぁ 6歳か10歳ぐらいになると物心ついて
それで勉強してずっと今度は 内面的にも成長していく
大体20歳ぐらいになると 心身ともに成長して
そして社会人になることができる
社会人になったら当然 会社に入って
一生懸命 伝手なんかもやったり
努力したりして会社に入り
会社の中でもまぁぺーぺーで
怒鳴られながらも一生懸命やり
そのうちには彼女とか彼氏を見つけて
結婚して子供ができたりできなかったりして
まぁそれで次はもう子供のことでもう
非常に心配したり喜んだりして
家も建てて ローンもあったり
会社が倒産したり色々家族にも
いろんな不幸もあるしですね
悲喜こもごものなか 一生懸命やって
45歳ぐらいになりますとね
まぁ子供も大体
まぁ大学生になつたり
高校に入ったりしてですね 一段落する
あんまりひどいことにはならない
それで50歳ぐらいになると
もちろん中には小さい子どもがいるとか
もちろんありますよ だけども
あらかたの人生って終わるんですね
ですから戦争が終わった1945年に戦争終わってるんですが
あと2年後のは1947年に50歳の平均寿命の時は
さして考えることはなかったんですよ
それまでの小説なり そういったものはですね
人生どう生きるべきか
もちろんそういう人生どう生きるべきかっていう
そのものの小説もありますし
それから結果として人生どう生きるべきか
例えばトルストイの戦争と平和を読めばですね
トルストイの戦争と平和の中に 人生いかに生きるべきか
伊藤左千夫の野菊の墓を見ればですね
その中で人生男女はどういうものか
ということを知るわけですから
そういうことの積み重ね
もしくは お婆さんから体験を聞く
爺さんから戦争の体験を聞くということで
50歳までの人生っていうのは
何で我々が50歳までの人生というのを
20歳ぐらいの時に描けるかと言うと それは
小説があり体験話があるからなんですよ
ところが50歳から以上というのはですね
小説とか体験話がないんじゃないですよ
だけど穏やかな老後とかですよ そういうね
そういう全然人生じゃないですよ
ただ生きるために
50歳から以上は穏やかに生きるためには
どうしたらいいかっていう事があるだけなんですよ
つまり男性は第一線から後退しますね
もちろんこれからは男女っていうのが
違う感じになるかはしれませんが
少なくとも現在まではね 第一線から後退する
粗大ごみなんて言われたりすると それから
女性はとにかく大きな変化がありますね
生理が終わって産む育てるってのが
非常に軽くなるか なくなるかなわけですよ
だから一応今はですね
どういう時代に突入してるかって言うとですね
皆さんというか
全員がどういう時代に突入してるかって言うと
50歳以上の人生 50歳から100歳ですからね
0歳から50歳と同じだけの重みのある時間なんですよ
その重みのある時間がですね
今空白なんですよね
人生として空白なんですよ
それで まぁ私いつも言うんですけど
私はそれに45歳の時に気が付いて 大急ぎで準備して
50歳で会社を辞めて
第二の人生を今歩きはじめているわけですよ
それでまぁ とりあえず
基本的な骨格を作んなきゃいけないから
私の20歳から50歳の30年間の
社会生活と同じような社会生活を
60歳から90歳の30年間しようと思ったわけですよ
それはどうしてかと言うとですね
それしかその時には私の頭になかったんですよ 要するに
0歳から50歳の人生を
50歳から100歳の50年間を繰り返すと
ちょっとは違うですけど ほぼ繰り返すと
その50歳から100歳までの人生という
全く別の概念の別の人生っていうのは
やっぱり僕は45歳の時は思い浮かばなかったのですよ 実は
だから50歳から60歳までは10年間
これはどういう風に考えたかって言うと
10歳から20歳までの教育期間と同じで
社会に出る準備をする
その10歳から20歳の時の準備っていうのは
主に勉強とか運動ですよね
という事をやって自分が人間として一応完成する
しかし今度は50歳になってますから
人間としては完成して
肉体的には やや下り気味なんですよね
ですから50歳から60歳の10年間で僕が準備したのは
60歳から90歳までを生きる準備なんですよ
それは教育とかそういうんじゃなくてお金とか健康とか
それから人間関係ですね
この3つに一応絞りまして
60歳から90歳までに
自分がやっていけるようにするということで
一生懸命それやってですね
それでまぁ今までそれまで 私は50歳までは
もう健康なんか何も考えなかったんですけど
考えなくても生きていけますね
ところがやっぱり50歳を過ぎた自分っていうのを考えると
やっぱり健康も大切だし それから
人間関係がだんだん
難しくなると思ってたんですね というのは
会社みたいな集団にいなかったり それから
まぁ自分自身も何か気難しくなったり
頑固になったりするんじゃないか
だからそれはその一つの手当てをしようと思いましてね
そして体なんかも ちょっと皆さん逆だと思いますけども
私が考えたのは 50歳から私は健康診断をやめたんです
つまり健康に関する考え方も
50歳までは 言わば
家族のための自分の健康だったんですよ
私は男性ですからね
私が倒れたら家族が困るだろう
だから健康診断をして
早期に 病気を見つけて治す
そして家族が危機に陥らないようにしようって
そういう概念ですよ
健康診断ってのは別に男の場合
自分が死ぬか生きるかよりか
むしろ家族なんですよね 中心は
特に僕ぐらいの世代はですね
ところが50歳以上はもう家族のためには
自分は生きてる必要はないんですよ
まぁもう一応生活は安定してるし
子供は一応 ちょっと若かったかな
もう収入がある状態ですからね ある状態にほぼ近い
だから むしろ50歳から100歳までの
私の人生の私の健康っていうのは
私自身の健康なんですよね
まさに私が死ぬか生きるかの問題だけなんですよ ですから
健康診断やめようと
自分のためには一生懸命健康は気をつけますよ
例えばコロナが流行ったら
できるだけコロナにかからないように
自分の免疫を上げるとか 日光浴をするとかね
ご飯を食べて味噌汁食べるとか そういうことはしますけど
それは自分のためですから 軽いですよね
自分の命の価値っていうのは半分ぐらいになるわけですよ
家族から切り離されるから だから
まぁ健康診断やめた
そういうようなことで全てですね
変えなきゃいけないんですね
血圧の問題もそうですよ
若い頃は血圧 多少気にしてましたけど
50歳以上になりますとね 血管壁が硬くなるので
血圧が上がることを心配してたら
認知症になっちゃいますからね
だからこれも違うわけですね コレステロールもそうですね
ですから 50歳までの健康基準というのと
50歳以上の健康基準というのは
元々考える基盤が違いますからね
違うわけですよ
そういう事を 一つ一つ全部自分で考えたので
大変だったんですよ あれやこれやとね
今は私はちょうど中間ぐらいにいるわけですね
あとまぁ90歳まで働けるかどうかわかりませんが
一応その働けると仮定してやると
そうするとね またいろいろ
死ぬという事についても考えが変わりますよね
いつかは死ぬだろう
だけども自分は今仕事中だ
それは20歳から50歳までと同じだけども
確率はものすごい死ぬ確率が高くなってるんですけど
そういうことでやっていくと
ところがまぁ 今ここで言いたいのはですね
このブログをお聴きの皆さんに言いたいのはですね
やっぱりひとまず第一小説なし体験話なしですから
まずは文学者はどんどんね
穏やかな老後じゃなくて
第二の人生の小説を書いて欲しいんですよ
まずイメージを作んないとね
我々は何しろイメージができなければ
考えることもできませんね
今まで僕はそういうことをずっとやってきて
今日も明日も私はもう 一日一日新しいことを考えて
やって行かざるを得ないわけですよ
人間関係なり なんなり
それはあるいは非常識だったりもしますけど
非常識ったって元々常識がないんですよ
特に女性がそうですね
女性は閉経しますから
まぁ孫の世話とか
そういうのはあることはありますが
夫がいて孫がいるってなったら まだ少しはね
延長線上で女性考えられますけども
夫がいなくて孫がいないなんてことになりますとね
男性もいないなんて事になりますとね
それは人生は随分違うんですよ
第一の人生と ですからこれはね
割合と積極的に女流の作家なんかもですね
自分のことだけを考えずにですね
ちょっと女性ってそういうところあるんで
やっぱり自分はこうだっていうところがあるんで
社会全体としてですね 第二の人生を
女性はどう生きるべきかということに
優れた女性は 頭を使ってもらいたいと
そんな風に思いますね
まぁ少しずつこの100年人生の男女というブログでですね
私自身の考え 少しずつ50歳以上の女性とか
そういう様な考えも述べていきたいと思いますが
これはもう大量の人がこれに参加しないと駄目ですので
みんなで考えていくべきものだと
私は思っております
2021年11月29日(ヒバリクラブ)
#武田邦彦
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