2022/02/22

日本の防衛 ・・・(付録2)丸腰を撃つとは? 国際社会に響く提案は? (武田邦彦先生)




本日の収穫(3542文字) 

日本の防衛最初のですね
第三段階の一ですね
平和を直接 願ってもですね
それはもう人間 何千年の歴史で
何回も試みて失敗してるので
直接的に大切は大切ですがね
平和に対する祈りとか
平和を訴えるっていうのは大切なんですけども
具体的な政策にはならないんですよね
やっぱり具体的な政策をする上ではですね
世界が納得する 世界が納得するってのは
絶対に大義名分が通ってなきゃいけないですね
その例として第一次世界大戦の後
アメリカのウィルソン大統領がですね
民族自決の原則っていうのを作りましてね
誰もが反対できない
つまり国際的にあらゆる国で
正義と認められているものは
否定できないっていうことなんですね
それが一番いいのは第一段階としては
丸腰を撃たないっていうことなんですね
相手が丸腰 ピストルも刀を持ってない時に
こっちがその人を殺してはいけない
女子供を殺しちゃいけないっていうのは
ちょっと差別的なんで
丸腰を撃ってはいけないっていう方が
今ではいいですね
それで丸腰を撃ってはいけないっていうのは
一体どういうことなのかっていうと
簡単に言えば核兵器なんですよ
ここで広島のことを示しましたけども
このアメリカが広島に原爆を落としたっていうことは
これは戦争ではないんですよ これは
今は日米戦争の中に入ってますけど
これは虐殺なんですね
虐殺と戦争の間に何が違うかというと
戦争は相手が攻撃能力がある時に
こちらが攻撃していいっていうことであって
先回にお話しまして 先々回かな
軍服を着て野原で戦うっていうのが基本なんですね
戦争の 戦争はゲームですから
ルールのあるゲームですからね
戦争はルールがないと
思ってる方が多いんですけども
戦争のルールって
きちっと決まってるんですよ
国際的にはですね
それに違反するとやっぱり罰せられるわけですね
それが戦争裁判なんですね
東京裁判なんていうのは
ちょっとインチキな裁判なんですね
第一に核兵器なんですよ
第二にはミサイルなんですね
命中精度の悪いミサイル
またミサイルの先端に核兵器の積んだミサイル
これはですね
最初から大量虐殺なんですよ
最初から丸腰を撃つ兵器なんですよ
例えばここに 中国の沿岸部にですね
日本向けの基地を示しましたけれども
中国の沿岸部にはですね
日本の札幌から沖縄まで狙うですね
ミサイル 核ミサイル基地があって
そこからの照準が付けられてるんですよ
これを国際的に非難するにはですね
直接的に中国を非難するよりか
まずは国連にですね
丸腰を撃つことはやめようじゃないかと
戦争をなくすってことは難しいかもしれないが
色々紛争があってですね
相手が丸腰の時は撃たないという
原則ぐらい決められるだろうと
これはですね
ちょっと反論ができないんですね
特にキリスト教文化圏では反論できません
キリスト教文化圏では
相手が丸腰の時 撃つっていうことは
非常に卑怯な事という風に
考えられておりますので
これに反撃をするキリスト教国はありませんね
それからイスラム教国も
これには反対できません
ということはどういうことかって言うと
世界の大半がですね
丸腰を撃つということをやめようじゃないかと
その時に第一段階の第一段階として
第一段階の一で出すものはですね
やっぱり化学兵器と生物兵器なんですね
これは現在でも
化学兵器と生物兵器は禁止されておりますが
それを化学兵器 生物兵器にかかわらず
丸腰を撃つ兵器をあらかじめ準備しておくと
いうことは禁止という一歩踏み出すんですね
現在は生物兵器 化学兵器を戦場で使っては
いけないっていうのが基本なんですが
まぁ少なくとも国際的な認識なんですけども
いや国際条約ってのは非常に複雑でですね
一見して例えば武器を使ってはいけないという
国際条約があるとするじゃないですか
そうすると普通のこういう
日常的な国内で生活してる人は
それは武器を使っちゃいけないっていう
条約があれば
武器使っちゃいけないんじゃないのって
言うんですけど
国際条約ってのは
それほど簡単じゃなくて
見かけ上は武器を使っちゃいけないと
書いてあるけれども
それから後に色々な
こう条項があってですね
全部を見ると
武器は使っていいっていう風に見える
本当にそうだっていうのがあるんですね
それはもう山ほどあるんですよ
有名なやつでは第一次世界大戦の後の
いろんな条約なんかもそうなんですね
国際条約ってのは非常に複雑なんで
なかなか素人が
国際条約を理解できるってことはありません
だけどその為に
外務省の専門家がいますからね
外務省の専門家がそこを国民には
丁寧に説明すればいいわけですね
なんだったら外務省から
定例記者会見ってのがあってですね
誰が聞いてようと必ず外務省としては
日本の国益に即した話をする
もしくは国民に対して
国際条約の解説をするということをですね
ネットなんかを使って根気よくやっていくと
いうことが必要じゃないかと思います
その第一段階の一が終わったら
第二段階として具体的な例として
ミサイルの先に核弾頭を付けて
その命中精度が市民に及ぶような命中精度であり
相手国の都市を狙っているものは禁止と
これもですね 全く誰も反対できないんですよ
このことによって もしこれが
国連で議論されて適用されればですね
中国はこの ここの図で出したミサイル群を
全て撤去せざるを得なくなります
その理屈としては日本は理由があると
この前の戦争は理由があると
これはマッカーサーがアメリカ議会で
証言したものを使えばいいんですね 国連で
要するに敵国の司令官
最高司令官も言ってるように
日本の戦争は防衛戦争であった
自衛戦争であったと
これは敵将が言ってるんだと
日本が言ってるんじゃない
日本はもちろんそう思ってるけど
敵の将軍が司令官がそう言ってる
だからこれはそうなんだ だけども
その結果として悲惨な結果を招いたのは確かなんで
日本としては平和憲法を持っていると
それで侵略はしないと
戦争のための軍隊を持たないと
自衛のためしか持たないっていう約束をしていると
その日本だからこそ
提案ができるんだって言ったらですね
やっぱり国際的にこれも
皆さんも反対できない
一歩一歩崩していかなきゃいけないわけですね
二十年ぐらいかかるでしょ
それを根気よくやると
外務省がそれだけの意志を
持ってるかどうかっていうことが問題なんで
外務省の役人もやっぱり役人ですからね
やっぱりあんまり辛い思いはしたくないし
東大出て試験 公務員試験の講師に受かって
そして外務省に入ればですね
あとはもう人生は楽々ですから
そういう気持ちもある
これは人間ですからそうですからね
それはやっぱり政治で国会で議決をして
役人がそれに従わなきゃならないような
体制を作るっていうことを
まずしなきゃいけないわけですね
それには国会議員側が
利権があったらいけませんから
自由民主党が悪いってわけじゃありませんが
自由民主党も古くなったんでね
やっぱりそれよりは少し
難しいだろうという風に思いますね
それから本来はこれ平和に守るわけですから
立憲民主党とかするべきで
立憲民主党なんか昔からのあれで中国は悪くないと
中国っていうのは
いくらミサイルを日本の都市に向けてても
それが核弾頭を積んでても
中国のやることだから正しいじゃないか
中国は親分だから 日本は中国の
子分だからっていう認識ですからね
だからやっぱり現在のやっぱりあれですね
立憲民主党とかそういった
野党には任せることはできない
だからやっぱり新しい政党で これを
やっていかなきゃいけないという風に思いますね
具体的にはそういうことです
さらにこれは具体的にはあります
本当に具体的に
この丸腰を撃つという単純なことを禁止する
化学兵器生物兵器があり
核がありミサイルがあり
ここら辺までは丸腰を撃つということを
みんなで禁止しようじゃないかという
誰もが反対できないことをできますね
こういうことを続けていればですね
日本はですね
国際的にもある程度評価されることになります
なんつってもやっぱり日本人はですね
男は黙って札幌ビールなんですけど
日本以外の中国から
中東・ヨーロッパ・アメリカはですね
口に出して勝負なんですよ
主語述語がはっきりしてまして
目的語がはっきりしてますね
だから以心伝心で
人を説得するってことはできません
それには継続的な提案と継続的な努力
この継続的な努力を
評価するという意味ではですね
私もアメリカ・ヨーロッパでは
随分生活しましたが
ある意味では正しいんですよ
っていうのは努力を認めるんですね
個人のその努力 一生懸命努力する
その一生懸命努力するっていうことが
その人の意志の強さを示し
社会に対する影響がある
それは賛成しようじゃないかっていうことなんですね
私もこのブログもですね
一生懸命毎日やってるんですけれども
それはその人間っていうのは
一生懸命じゃなくちゃですね
やっぱり人の賛成は
得られないと思うからですね
そういうことで これは付録の二が付きました

2022年2月11日 (ヒバリクラブ)

#武田邦彦 先生

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