2021/11/27

平和運動をしよう(5)平和の要件 平和の第一条件は軍備 平和の第二条件は技術 平和の第三条件は運動(戦場規定) 平和の基礎は文化


 

平和運動をしよう第五回目ですね ちょっと中休みというか中まとめというかですね 戦争が終わった後はですね 結構 左翼を中心に 平和運動と言うのはかなりありましたね もちろんデモみたいのもありましたし それから社会党と中心とした 国会の論議もありました それからまた学校とかですね 文化人とかそういう人たちの論述もあり また平和の本なんかも随分ありました それが70年経って かえって現在の方が ずっと戦争の可能性が高いんですけども まぁ中国の台湾侵攻 何て言うのもあるかもしれなくてですね これに対してアメリカも応じるでしょうから 日本が戦場もしくは 戦場に近い状態になるって言うのはもう 非常に近々に迫ってるとも言えるんですね しかし現在の日本と言うのは もう平和運動をするファイト?が なくなったのかもしれませんが 今 平和が非常に衰えております この機会にですね やっぱり 平和運動をしたいという風に私は思ってるんですね それで しかしこれまでの平和運動は ただ憲法九条を守ろうとか言う非常にこう レベルが低いって言ったら悪いんですけど 今までの戦争の歴史とか 戦争をどうやって止めてきたかと言う様なことを ほとんど考えに入れずにですね 非常に感覚的に  ただ軍隊を持たなければ平和になるとか言ったですね そう言った議論が多かった訳ですね 平和っていうのは 一応 こう どうしたら平和に 近づくのかということはもう大体分かっておりまして 一つはですね 軍備なんですね 軍備均衡なんですね 軍隊がいない国は必ず戦争に巻き込まれます これは日本の憲法第9条の議論とは全く正反対なんですが 歴史的に見ればですね 軍備を持たない国は  もう必ず ほとんど必ずですね 間違いなく戦争に巻き込まれるんですよ と言う事はまぁ 人間として当たり前なんですけどね 戦争がなぜ起こるかって言うと 他人の土地を取りたいからって言うのが ほとんどなんですね 今度の 台湾もそうですが 中国が台湾の土地を取りたい 時々中国みたい 現在の中国のような膨張主義の国って言うのは 時々現れるわけですね だからチベットを取り ウイグルを取り 内モンゴルを取り 満州を取り 満州と言うのは本当は中国じゃありませんからね これはあの 万里の長城がよく表してるんですけど 万里の長城って言うのは北京のすぐ北にですね 車で30分ぐらい行ったところに 万里の長城があるんですが 万里の長城って言うのは中国支那ですね  満州は別の国ですよっていうことを宣言した これは2回宣言してるんですね 1回目はまぁ大体西暦0年ぐらいって言うか 清の時代ですから ずいぶん古いんですけど もう一つは 日本では徳川の時代ですね 徳川時代に明という国が中国にあったんですが その時に全面的補修をしてますので その意味では中国人の相違と言うのはですね 中国は万里の長城までですよと 国境をですね 陸の上に作ったわけですから あれは しかし満洲を取る 1978年にはベトナムに戦争を仕掛ける 今度台湾を取るっていう こういう膨張主義の国が来るんですね そうすると それに対して平和を守るためには できれば対等な軍備がいるんですね 全然軍備がなくて すぐやられちゃったのが あのチベット それからウイグルはまぁロシアとの ソ連との関係もあったんですが まぁそれですね ですから軍備を持ってないって言うことは 容易に戦争になるんです それは当たり前ですね 相手にとってみれば軍備がないんですから 取りたいという気持ちがなければ 元々平和 戦争もないんですからね ですからまぁ軍備がないとすぐ襲われる だから日本みたいな国がですね 現在まで平和でいれたのは 別にあの憲法9条があっからじゃなくて 逆なんですよね アメリカ軍が駐留してたからなんですよ 今でも駐留してますけど アメリカ軍の駐留と言うのは やっぱりかなり強力ですからね 軍備としては 相手の軍備が結構あって 自分がやられるかなーと思いますと やっぱり戦争は思いとどまるんですよ 人間と言うのは そのぐらい単純なんですね 第二の条件はやっぱり技術なんですよね  技術が優れてるところ まぁ勇気って言ってもいいんですけど 技術 まぁ勇気は軍備に入れるか 技術に入れるか難しいんですけど 相手の技術が相当高いとですね やっぱりそこを攻めるって言うのは相当難しいんですね 例えば 刀しか持ってないところが 鉄砲を持ってるところに攻めかかるとですねー 大体負けるんですよ 鉄砲を持ってるところが大砲とかですね そういうの持ってるとこに攻めるとやっぱり負けるんですね ですから 技術って言うのは非常に重要で だいたい1600年ぐらいにですね 有色人種の国のほとんどが ヨーロッパの白人のですね 植民地になった やっぱり技術の差だった訳です 主に技術の差だったんですね これは非常に大切だと 今で言えば ミサイルの このミサイルを敵が打ち上げた時に その軌道を狂わせるIT技術なんかがあるとですね もうそれだけで攻めてこれませんよね まぁ一番極端には私が開発したほうが いいんじゃないかって言ってるのは 中国でミサイルを打ち上げると 中国に落ちると そういう風になるとですね もうちょっと打ち上げられませんよ だからそういう技術的なね進歩 まぁそういう進歩ってあるんですよね 鉄砲とか機関銃とかですね あれですね戦略爆撃機とか こう言ったやつが大きな技術なんですね 今で言えばミサイルを中国が打ち上げたら それが中国に落ちてしまうと言う様な技術ですね そういうコントロールをする そういうのが まぁ平和の条件になりますね それから第三番目はやっぱり運動なんですね やっぱり世論というのは 人間にかなり大きな影響を与えますので やっぱり運動してですね 活動して 国連にも行ってですね 原爆の恐ろしさとか 戦場規定 僕は戦場規定と言うか 戦場規制ですね 丸腰の人を狙わないと これぐらいはいけるんじゃないかと思うんですよ 丸腰の人を狙わない お前は卑怯だ 丸腰を狙うのは卑怯なんだっていう 道徳をもう1回持ち上げればですね ミサイルはなくなります 核爆弾もなくなりますね 戦術核っていうのはなくなりますね 戦略核っていうのはなくなりますね 戦略核っていうのは 付近まで全部潰してしまうのが戦略核ですね 戦術核となりますと 例えば相手の戦車軍団だけをやっつけるという事になります これはまた議論があると思うんですね つまり丸腰の人を殺さないと言うのはこれ 人類始まって以来の道徳で それが破られたのは この前の 第二次世界対戦ぐらいなもんなんですよ ですから丸腰の人を狙って殺すって言うのはもう 本当に80年前に出来て 70年前に終わったって言うもんですから これぐらいはね 徹底的に国連で議論して 丸腰を狙わないって決めただけで ミサイル 戦略核 これは全部なくなりますからね 非常に平和に貢献できると思うんですね もちろんあと核兵器とかそういうものは ここでまぁ 平和運動しようの 1から4まで話してきた事なんですね ただ 一番の問題はやっぱりね 平和の基礎は文化なんですよ これはどうしてかって言うとですね 歴史的にはどうなるかって言うと 私がよく 最近よく言ってる 力づくではない文化を持っている日本はですね 力づくの文化を持っているヨーロッパと比べて 戦争の数がもう一桁以上違うんですよね 日本は外に攻めてるのは3回とかですね イギリスは300回とか こうなってますんでね したがってやっぱり 平和の基礎は文化である その文化でやっぱり戦争を避ける一番大きな文化は 力づくはしてないって言うことですね 軍隊が強いから攻める それからお金があると偉い 東大を出てたら偉いっていう こういう力があるのを偉いと思うっていう この文化がいけないんですね 日本の場合は力があっても威張らない 力があっても強くない その象徴が天皇陛下ですからね  私はまぁ天皇陛下になられる方は 大変に恐縮なんですが やはり日本はですね 力づくではない社会というのを現実的に示すために やっぱり天皇陛下におられた方がいいかな-と 天皇陛下は軍隊がいなくても これは明治時代のことしか勉強してない人はですね 天皇陛下の後ろに軍隊がいるじゃないか なんて言うことを そんな事じゃなくて ずっと2000年間 一応基本的には 天皇は軍隊に守られてたわけじゃなくて 日本国民の尊敬心で守られてた これはまぁ素晴らしいですね 男性よりか女性を上に置くというね そういう文化ですね これもまぁ女性はオールマイティー何もしてもいい 男性は軍事と農業と記録文書の作成 まぁこれ現在物凄いいじってですね 変更して 男性と女性の役割をきちっと示すと 女性の方が上であると これも力づくだったら男が上ですよ だけど日本は力づくでない文化ですね だからそれはまぁそうですね 士農工商なんて言うのも  いろいろ士農工商は最近 無かったとかあったとか言う議論ありますけど そういうことではなくて 武士というのは腕力では上ですよね 刀持ってますから だけどその人は金は使わせない つまりお金を持ってるって言う事と 腕力があるってことを分離したのが まぁ士農工商ですね これもやはり日本の素晴らしい文化で まぁ一つは この平和と言うのを守るときに基礎的な軍備とか技術とか 平和に対する運動っていうものを よく頭に入れた構造の平和運動をして さらにその一番そこにあるものは 力づくでない文化 これはもう世界で日本だけなんでね やっぱり日本が平和運動の先頭を切ると 日本がですね 原爆を落とされたから とかいうのもそうですけど やはり一番日本がですね 平和に対して活動しやすいのは 日本だけが唯一 世界で 力づくでない文化というもとで過ごしてきた いつも言うようには 天皇陛下はほとんど兵隊誰もいないで 京都のなんか平屋建てのとこに住んでおられた その時に織田信長が大勢の軍隊を連れてくる その織田信長が 力がものすごく強い織田信長が 何の力もない天皇陛下に ははぁーと平伏すると これがやっぱり力づくでない日本の文化である 旦那が結婚したら妻の派遣労働者となって外に働きに行き 外で稼いだものを全額妻に渡す これも力づくでない文化なんですね 会社もそうですね 従業員が従業員のための会社 株主はお金を払ってはくれるけども それは援助してくれているのだと いう文化ですね 従業員のための会社ですね いまは株主のための会社になってますけども これは力づくの文化だからお金が力だって言うんですけど 日本は違うんですね その会社に貢献している従業員が力だと そういう力づく 力だって言うとおかしいけど 力づくではない文化と まぁいうものを 日本が標榜して平和に向かっていきたいと 私はそう思います かなりの賛同者が僕は居るんじゃないかと思うんで 賛同者で心を合わせて 平和に対して進んでいきたいと思っています (2021年11月10日 ヒバリクラブ)

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