本日の収穫(3576文字)
先回ですね 触れましたけれども
日本の社会のシステムって本当巧みですよね
日本列島に住む人は
皆平等であるということを達成するために
神様の遺伝子を持った
天皇陛下一人だけを特別な存在にして
あと全部平等というような仕組みを作った
非常に巧みな生物学も全部入れた
仕組みを作りましたね
これと同じことが男女を比較せずという
日本の思想なんですね
日本よりか文化の劣っているですよ
劣っているヨーロッパは
男性から女性が生まれたとしてですね
女性は男性の所有物であるというのが
基本的な概念なんですね
ですから男女を比較しないというか
男性の所有物が女性である
だから紫式部は 日本では紫式部が
西暦千年に小説源氏物語を書けたんですが
ヨーロッパではそれから七百年後
フランスのアフラ・ベーンが小説を書くと
もう西暦千年頃はヨーロッパの女性は
本当に所有物だったんですよ 男の所有物
もう どうにでも出来たわけですね
中東はちょっと意味が違うんですが
砂漠地帯ではやはり女性が弱いもんですから
男性の庇護の下でっていうことで
やっぱり随分違いがありましたね
日本はね 全く違うんですよ
全く違うのでヨーロッパ的な頭を外して
ちょっと聞いてほしいんですけど
日本では男女は同権ではないんです
男女同権ではないんですよ 日本はですね
日本は世界でも男女同権なんていうのは
言っちゃいけないんですよ
男女を比較しないんですから
それで日本は力づくじゃない社会なんですよ
力づくじゃない社会っていうのは
どういうことかっていったらですね
力づくなら必ず女性が負けるんです
それはどうしてかっていったら
筋肉が弱いとかいうこともありますけどね
それ以外にですね
子供を産む子供を育てるってことがある
つまり子宮とおっぱいが
あるっていうことはですね
女性は必ず損するんですよ
これは損するっていうのはですね
どういうことをいってるかっていったら
生物はそうじゃないんですよ 人間以外の生物は
そうじゃない仕組みを作ってるんですよ
だから日本は自然をよーく観察しました
哺乳動物は雄と雌がいると
どうして雄と雌が快適に過ごしているか
というのをじっくり見たわけですね
例えばライオンなんか
皆さん知ってるかもしれませんが
群れを作っているのは雌なんです
雌と子供が群れを作ってて
雄は離れているわけですね
もしくは極めて短命なんですね
命が短いんですね
だからこれはね じっくり見ると
雄と雌は同権ではないようにしないとですね
哺乳動物で子宮とおっぱいが付いてる
女性の方が必ず酷い目に遭うんですよ
そこで力づくではない社会を築くためには
どうしたらいいかと考えたわけですね
これ素晴らしいんですよ
力の強い男性の方に制限を設けて
女性は制限を設けないっていう風にしたんですね
これは私 東大の人たちと研究会をやってる時に
平安時代の歴史というのに
非常に詳しい人がおられましてね
その人なんかと色々議論したんですけども
男性には非常に厳しい制限があった
それは軍隊に出ること
これは死ぬっていうことですね
それから田んぼに出ること
これは力仕事するってことですね
それから漢字だけしか使えないって
言ってましたけど
漢字だけしか使えないので
それで記録文書を作ると感情とか入らない
しかし女性には何の制限も付けませんでしたと
自由にやってくださいと
それでまぁ それが完全に正しかったか
どうかなんてことを言うんじゃなくて
考え方がすごく斬新ですよね 斬新です
要するに女性の方が弱い
だから女性が弱くて男性が強い
だけど力づくでない社会を作るためには
これちょうど天皇陛下の遺伝子が
神様の遺伝子が混ざってるっていうのと同じように
実質的に男性と女性を平等にするためには
男性に制限を付けると
こうだという結論が
平安時代終わり鎌倉時代もそうなんですが
鎌倉時代から江戸末期まではですね
戦争が多かったんですよ 国内の
だからどうしても
男性が上位になりやすいんですよね
やっぱり戦争で戦ってくるのが男性ですからね
女性は基本的には戦えないんです
これは力が 腕の力が
弱いっていうんじゃないんですよ
子供を女性が産んでくれなかったら
この世の中終わりなんですよ
わかってますかねー
これ最近ね 誰かが女性は子供を産むんだとか
大阪の中学校の
素晴らしい校長先生が女子生徒を集めて
君たちは将来子供を産むからと言ったら
マスコミが袋叩きにして
その校長先生を辞めさせるっていう
あなた 何で
人間ってのはできてると思ってますかね
そういう間違いは宗教でもあるんですね
結婚は良くないことだということで
昔の原始的な宗教ではお坊さんだとか
神父さん今でもそうかな?結婚しないんですよ
それは親鸞聖人ぐらい偉くなれば
そんなばかなことないと
結婚するのが悪ければ
人間はすぐ絶滅するじゃないかと
そういう類のくだらなさなんですよ
その中学校の女性は
女性には必ず校長先生が
あなたたちは一番大切な人なんだと
子供を産んで育てるんだから
やっぱりそういう体を作って
そういう気持ちを持っていく
をいるということが大切なんだっていうことは
ものすごく男女 何でこれが男女差別なんですかね
そんなこと言うんだったら医学の方で男性に
子宮と乳房を付けてくださいよ 本当に
そんなつまんないこと
言ってんじゃないんですよね
だから例えば
お父さんとお母さんが結婚して子供を産む時に
女性の子供を産む時には遺伝子の良いものを
女性の子供には全部与える
だからお母さんの遺伝子の伝え方は弱い
男性はちょっと意味がないんで
遺伝はお父さんの性格は遺伝するけども
まぁ劣性遺伝子とか
そういう悪い遺伝子は
悪いっていうか
劣性遺伝子は悪いとも言いにくいんですが
男性に男の子に継ぐ
だから男の子は早く死んで
劣勢遺伝子を人間の系統からなくしていくという
役割を負ってるんですよね
それから戦争に行くのもそうなんですよ
死んで男性の遺伝子の一部を
捨てていくように出来てるんですよ
こういうことは本当にね
色んなところにあるんですね
この今まだ生物学的にも
解明されてないところもあるんですね
男性と女性がセックスする時には
男性が能動的で女性が受け身でなければ
奇形児の発生率が高いとかですね
それから女性が産み分ける時に
男性が交通事故とか戦争で死ぬ分だけ
余計に男性を多く産むとかですね
こういったその生物学の奥の奥の方で
我々の生活を幸福にしてくれるように
色々な本能だとか
そういうのがあるのにも関わらず
頭の中でですね
男女同権 男女は同権っていうか
権利を同じであるとか
違いがあるとかいうことを
比較しちゃいけないっていうのが
日本文化なんですよ
事実として男性が強く
女性が弱ければ 弱いわけじゃないんですよ
例えば子供を産む
子供を育てるっていうことを
何点と数えるかっていうことなんですけど
男性が百点で女性が八十点であったとしても
子供を産んで育てるってのが四十点だとしたら
男性が百点で女性が百二十点になるわけですよ
そういうことを比較しちゃいけないって
言ってるのが日本文化なんですよ
またこれがいいですねー
ところが明治になってそうすると
色んな文化人 日本の文化人で
やっぱりね人間ってのは不思議なもんで
僕もそういう世界を経験してるんですけども
ヨーロッパに行って
ヨーロッパの文化とかで学んでくるとね
それを使いたくなっちゃうんですよ
会社でね これも随分体験して
会社で欧米に留学制度があったんですよ
欧米に留学して
知見が増えてくるんですけど
その人は自分の知見を生かそうとしちゃうんですよ
別に生かす必要ないんですね
それはよくある小説に書いてあって
私の好きな小説に書いてありますが
ある侍が東京に
地方の侍が江戸に出てきて
剣道とそれからその頃
昌平黌という学問を学ぶんですよ
剣道も優れてるし
学問も優れてた武士だったんで
剣道も非常に有名な剣士になるし
学問も昌平黌から
こう誘いが来るような優秀になるんですよ
それを誘われるわけですね 昌平黌の人が
うちの先生になってくださいよって言うんです
そうするとその人は何て言うかって
いや私が剣道を学んだのも学問を学んだのも
それは立派な武士として
働くために学んだんであって
決してそっちに行くわけじゃないんだ
そのくらいの見識があればいいんですけど
私が会社で見た人はですね
どうしても外国に行くと外国で学んだことを
会社の中で使おうと思うんですよ
それで失敗しちゃうんですよ
知識として自分の知識として
入ってればいいんです 判断力とかですね
これがやっぱり欧米で学んでくると
ドイツに留学した
フランスに留学したアメリカに留学したと
どうしてもそれを使いたい
それで日本の文化人っていうのは
男女同権だとか
もっと酷いのは男女
なんか同じことをするやつがあるですよね
そこの女性の室長が
うそのデータ出したりしてるんですよ
それはもう うそのデータ出しますよ
根がね 正直じゃないんですから
これもやっぱり日本の素晴らしい
強い方に制限をかけると
いうようなことをやるということは
これ政策的に必要であると思います
2022年2月1日 (ヒバリクラブ)
#武田邦彦 先生
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