本日の収穫(3864文字)
お金がなくなる可能性が高いですね
それで三年前 一度そう思って考え直したんですけど
やっぱり可能性が高いと
デジタル通貨への転換の問題
この前は そればっか見たんですけど
MMT理論が出てきた問題ですね
それから 最近の色んなことで分かるように
政府がお金を 国民にキャッシュを渡すと
こんなことやったら問題なんですけども
非常にお金が不安定になってきました
その原因を考える上で
まず私たちの頭から除かなきゃならないのは
NHKの嘘と経済学者の喧嘩の二つなんですね
NHKの嘘がどういう役割を果たすか
これ前回やりましたが 簡単に言えばですね
皆さんはNHKに
お金を取られてるってことに気を取られていますが
NHKに月取られたってですね まぁ二千円ぐらいかな
その契約によるんでしょうけど
それが1年間に2万幾らでしょう
NHKの受信料っていうのは
2万円なんですよ 言ってみれば
だけども NHKの嘘のおかげで
我々はつい乗せられて
消費税10パーセントを乗せちゃったわけですよね
まぁ消費税10パーセントが
全部損害っていうわけじゃありませんが
NHKが仕掛けた嘘で
国民が払っているのが消費税なんですから
その意味では 国民平均的な国民のその平均っていうのは
446万円ですから年俸が 年の収入がですね
それの10パーセントの消費税を
NHKの嘘で取られたんですよ
ということは46万円ですよ
簡単に言えば NHKに2万円払って
NHKの嘘の放送を聴かせていただくとですよ
それによって我々の判断力が失われて
我々は46万円損したと
これが この三十年間の現実なんですよ
これ現実ですからね
もう事実っていうのは否定できませんから
ひどいもんですよね だから
NHKに反対する人は
むしろNHKの2万円なんぼの受信料よりか
NHKの嘘によって我々が取られるお金の方を
問題にした方がいいと思いますね
もう一つそれは前回やってたんで
もう一つは経済学者の喧嘩なんですよ
これが非常に問題なんですね
経済学者は まだそれに気がついておりません
僕なんかに経済学者が 随分文句つけてくるんですが
それを見ると 自分たちが正しいことやってると思うんですよ
それは学問的には
正しいことやってるかもしれないけれども
経済学者が世の中に対して言うってことはですね
世の中が経済学者の判断したことを
参考にしてくれっていうことですから
経済学者が喧嘩してる状態で
我々が経済学者の言うことを勉強すると
どういうことになるか いいですかね
経済学者が喧嘩している状態でですよ
我々がついつい経済学者のことを聞いちゃいますよ
お金がどうなるとか
そうすると どういうことになるかって言うと
まず経済学者が喧嘩するってことは
経済学が学問でないってことなんです
これまた難しいんで ちょっと丁寧にご説明しますが
学問っていうのは喧嘩はないんですよ
っていうのは喧嘩の領域もあるんですよ
学問をずっと進歩させていくと
意見が分かれる領域があるんですよ
先端の方では
だけど学問は 一応ですね
一つ一つを出来上がってやっていくんですよ
だから学問ができた最初の頃には 喧嘩があるんですね
例えば一番有名な 皆さんが知ってるってのは
例えばガリレオ・ガリレイが
それでも地球は回っていると
こういう時はですねえ
地球が回ってる
いやー太陽が回ってるんじゃないのって
議論があるわけですね
ところが学問というのは 次第次第にそれを克服しまして
喧嘩なくですよ
地球は太陽の周りを回っているという
太陽系の図なんか出てきましてね
そうやって 固めていくもんなんですよ
だから時代と共に 学問っていうのは
喧嘩がなくなっていくんですよね
アインシュタインだって 出てきた頃は
E = mc^2はおかしいじゃないかと
こう言われるんだけど
まぁあの場合は
5年か10年経ったら固まってくるわけですよ
アインシュタインの
ものすごく大きな体系の中でですね
まだ一部 議論のあるところありますが
学問っていうのは 積み上げていくもんですから
それから 合意をしていくもんですから
意見じゃありませんからね
学問っていうのは 意見じゃないですから
ただ経済学者は意見言ってるんですよ
その財政均衡論が正しいとか
現代貨幣理論が正しいとかって
これ全然逆なんですよね
財政均衡論なら
お金は注意深く作っていかなきゃいけないし
現代貨幣理論なら お金はもう必要な分だけ
作っていけばいいっていう風になってるので
全然違うんですよね
もちろん財政均衡論ならお金はなくなりませんが
現代貨幣理論なら
お金がなくなる可能性がありますが
これが大体五分五分で議論されていますので
分かんないですよ こんな重要なこと
お金をどのくらい刷るのかが決まってない経済学
なんか意味があるんですかね
二番目はですね 実はこれが一番ポイントなんですね
経済学者が喧嘩してるっていうことは
政府が現在行ってる政策はですよ
後に経済学者がいるんですよ
経済学者のアドバイスで 政策が決まるんですよね
他の要因もありますが
ということはどういうことかって言うと
経済学者が喧嘩している状態で
そのうちの一つの考えを取って
政府が政策を進めますので
政府の政策が破綻する可能性は
50パーセント 50パーセントなんですよ
つまり経済学が学問でなくて
つまり一つずつ積み上げていって
全員が納得するっていう状態になっていなくて
かつ政府の政策が
そういうけんかんする 喧嘩をしている
経済学者の考えで決まってるっていうことになると
もうこれは必然的にですね
何にも考えなくても もう確定してですね
現在の政府の政策は 半分は破綻するっていうことなんです
事実 今までも破綻してきたわけですよ
それは1929年のブラックマンデーでもそうですしね
戦前戦後もそうですし それから最近では
経済学のノーベル賞を取った人たちが多く
参画してたリーマンショックなんかもそうなんですよ
なんで破綻するのか
それは経済学が学問でなくて
しかもその上に喧嘩している状態で
その一方を取って政策にしているわけですから
それは半分破綻するんですよ 半分は間違ってますからね
だってどっちが合ってるか分かんないわけですから
学問的に分かんないわけですよ
ということは 私が例えばお金を持っているとします
この聴いてる方も 財産を持ってるとしますね
そうしますと 今デジタル通貨とかMMTとか
ばらまき政府という新しい現象が出てきたら
それによって 日本政府の経済政策は
破綻する可能性が
50パーセントあるっていうことなんですよ
破綻するか破綻しないかは誰にも分かんないんです
なんで分かんないかって言ったら
経済学は学問でありませんから
合理的な結論は出せないんですよ
この前 この話をしようと思ったきっかけになった
慶応大学かなんかの准教授の考えもですね
誠にちゃんとしてますよ
それから最近 文芸春秋かなんかで騒がれてる
財務省の次官かなんかの論文も 別に間違ってはいません
それからそれに猛烈に反対している
経済学者の 細かい議論も間違ってはいません
間違ってる どれが間違ってると決めたり
どれが正しいと決めたりするっていうことは
学問があって 喧嘩がない状態じゃないとですね
誰も決められないんですよ
お釈迦様しか決められないんですよ
そういう時はですね
お釈迦様に聞いてくれってことになるんですよ
っていうことはどういうことか
ここよーく ものすごく深い考えですから
本当は深くないです 簡単っていえば簡単なんですがね
自分で考えてはいけないということ 例えば
金を持ってたらいいか
円を持ってたらいいのか
ドルに変えておいた方がいいのか
ファンドに変えた方がいいのか
インドに投資した方がいいのか
全く分かるはずのない状態にあるんですね
我々がインドの株を持った方がいいとか
金を持った方がいいとかって決めるには
その決める根拠が必要なんですよ
その根拠が我々は 感で決めても勿論構いませんよ
感で決めてもいいけど 感はほとんど失敗します
合理的に考えるっていう
合理的にっていうことはですね
いやこれがね 難しい問題なんですよ
よくねー 色んな人 俺はこれが正しいんだって
主張する人がいるから その根拠を聞きますとね
結構根拠はないんですよ 直感で
それが正しいんだとか
いや 自分は右の思想だからこうなんだ
いや そういうのは駄目なんですよね
ちゃんとした合理的根拠を
持たなきゃいけないわけですよ
その点では もう経済学が学問ではなくて
政府の政策は経済学に基づいて
破綻する可能性が
50:50であるということを考えると
自分の資産は 50パーセント当たってりゃいいっていうほど
いらないもんじゃないんですよ
2千万円持ってりゃ1千万円失うは嫌なんですよ
ですからですね そういう基準から考えると
自分で考えてはいけないんです
どうしたらいいか
金を買ったらいいか
ファンドを買ったらいいか
考えちゃいけないんですよ いけないけども
必ず5年以内ぐらいに
自分の財産は半分になるんです
持ち金は半分になるんです
じゃあ 5年後に持ち金が
半分にならずにする方法はあるのかと
経済学が喧嘩してる状態で
経済学者ってね
そういうこと全然考えないんですよ
経済学を勉強して自分の財産を失いたくないと
思ってる人のために研究してるとか
著述物を書いてる人はいないんですよ
全部自分の名誉のためなんですよ
自分の名誉のためにやったってね
爺さんがしょうがないのに そんなわけですよ
じゃあどうするかって ここなんですね
このヒバリクラブは 政府はどうでもいいと
やっぱり自分の身を守ろうっていうのがヒバリですから
ヒバリクラブではですね
絶対に5年以内に
二分の一になってしまうお金の損失を
損失しないようにする方法は 何なのかっていうことです
自分で考えては そこに到達しません
非常に難しい選択が要求されるわけですね
2021年12月16日 (ヒバリクラブ)
#武田邦彦
0 件のコメント:
コメントを投稿