2021/12/19

NHKのウソ報道の原因 が分かった!その3 輝ける頃の4つのNHKのドキュメンタリー作品を見てみた。それでわかったNHKのポンコツ度 レベルの低いNHKはなぜできたか? その2は「山の分校の記録」その3は「新日本紀行、葛飾と河内」(武田邦彦)



本日の収穫(3058文字) 

NHKが今は非常に嫌われてるわけですよね
嫌われてるのを 何でそんな必死になって
受信料を徴収しようとしてるのか
それはまぁ NHKとしてはもちろん
もちろんNHKとしては言い分がありますよ
しかしそうは言ってもですね
あまりに極端で醜いですよね
もう恥ずかしいっていうか
見てるほうが恥ずかしいっていうかですね
噓の報道はするは
まぁそれはちょっと 
NHK言いわけがあるんでしょうけどねー
政府が右と言えば右 
左と言えば左とやるとNHK会長は言うは
そういう中で 壊れたテレビなんだから
払わなくていいじゃなかっていったら
直してから見ろという 最高裁判決があると
そんなような状態で本当にこう 日本のこう恥部というか
恥ずかしい部分になりつつありますよね
NHKの存在自体が
あんなに良かった みんなに愛されてたNHKがですね
そこで私は なぜNHKっていうのが
こんなに嘘番組を続けるんだろうかと
それにはやっぱり原因があるだろうと
その原因は 現在のように
嘘番組が続いてる間のやつじゃ駄目で
輝かしい時のNHK みんなに愛されてた時の
宮田輝とか高橋啓三とかですね
花菱アチャコとか それからまぁもちろん
NHKの人じゃなくても 石黒敬七とかですね
そういう人達がNHKで活躍した
本当にみんなでNHKを応援してた頃ですね
その頃のNHKの良い番組
昭和四十年辺りからちょっと後 五十年とかですね
そこら辺をこうずっと見てみました
それで山の分校と記録っていうのは
この前お話ししましたが
番組は非常に素晴らしいNHKの技術を利用した
ドキュメンタリーですけれども
そこで国民に対して
どういうメッセージを送ったかって言うと
日本の教育の素晴らしさとかですね
諸外国に比べてですよ どういう点が全然違うのか
それから東京と地方の格差がですね
憲法違反とも言うべき程 酷かったのか
ということは全く触れずにですね
この山の分校の記録というドキュメンタリー見たら
お涙頂戴なんですよ
ですから インパクトは強いし
芸術作品としてはいいんですけど
何かを伝達するという意味では
もう本当に ここに
NHKの今の酷さが含まれてるなーと思いましたね
今日はNHKの有名な好評番組 新日本紀行ですね
このうち 昭和四十年から四十三年ぐらいの作品なんですが
葛飾 東京の郊外の葛飾ですね
荒川と江戸川の間に挟まった地域ですね
それから 大阪では沼地が多かった河内ですね
この二つのドキュメンタリーについて
考え方を述べたいと思います
えー 葛飾というとこはですねー
東京から橋がない荒川ですね
それの向こう側になりますから
東京都に編入はされましたけれども
東京都とは ちょっと違うという感じのところでした
しかし柴又という名前で分かるように
下町の一角であってですね
そこで荒川に渡り船がいるという
そういうような時代でしたねー
それが だんだんだんだん開発され
帝釈天だとか
そういった江戸風の人情の時代からですねー
大規模公団団地が立って 変容していく葛飾
その間の物語を NHK的なドキュメンタリーにしてですね
素晴らしい これも作品です
大阪の河内もそうでした
こっちは野崎参りですからね
野崎参りはー♪ と この歌が入って
河内というのが
どういう文明をもたらしたのかということを示し
それが やはり葛飾と同じように
近代化されていく過程というものを
ドキュメンタリーで示している
いや私も河内に行って一杯飲むとすごくいいですよ
もうそれはね 堪えられないぐらい
日本人の心に がしっと組み込めますからね
それは 新日本紀行としては
そういう面での 描写っていうのは必要だし
歴史的にも意味があるでしょう
しかしですね
全体を流れる調子は やっぱり駄目なんですよ
葛飾が発展することによって
葛飾の人の平均寿命っていうのはですね
五十何歳からは八十歳まで伸びたんですから えー
それはですね 
渡し船がなくなったことなんですよ 実は
公団になったことなんですよ
それから河内もそうですね
河内も 生活も随分よくなったし平均寿命も随分伸びた
なぜかって言ったら
やっぱり蓮の田んぼっていうかね
男が胸まで泥に浸かって
蓮を引き上げるということが
なくなったからなんですよ 実は
でねー やっぱり発展というのは
二つの面がもちろんあるわけですね
ですから 昔が良かったという面と
改善された今がいいっていう面が二つあるんですよ
しかもそれは時間軸ですね
もう一つは地域的なものがあるわけですね
日本がなぜ こう急速に1960年ですね
60年から1990年の30年間
超高度成長によって 日本人の寿命が30年も伸びた
それから生活はもう がらっと変わった
その中で もちろんマイナス面もある
まぁ私が見ると
マイナス面は20パーセントぐらいありましたねー
プラス面は 80パーセントぐらいありました
プラス面が 80パーセントまであったから
みんながそれを良いとして 採用していったわけですね
日本国民は馬鹿だったわけじゃないんですよ
この新日本紀行もそうですが
山の分校の記録もそうなんですけども
日本人は馬鹿だ NHKは偉いんだっていうのが
もう ぷんぷんとしてますね
もちろん NHKの人はそんなこと言いませんよ
それは 古き良き日本をちゃんとドキュメントしてんだと
それはそうですが なぜそこにですね
なぜ日本人は じゃあー 柴又の渡し船がなくなったのか
なぜ蓮の栽培 蓮の出荷がなくなったのか
そこでなぜ 葛飾の人と河内の人はですね
それを選んだのかということは 全く触れてないんですね
それからもう一つ
これは日本人の特徴なんですけども
これは そのドキュメンタリーにもよく出てますけど
葛飾も河内もですね
映像の中には 差別というものは出てきません
出てくるかなーと思いましたけど
出てきませんでしたねー
内部には若干の差別はありますが
それはヨーロッパや中国なんかに存在する
もう その人間と奴隷とかですね
人間と野獣と言ったような
厳格な差別ではないんですよ
表面にはね みんなが一緒なんですね
みんなが一緒であるという日本がですね
だからこそ 急速な発展ができ
その急速の発展の歪みはですね ものすごく少なかった
それはやはり この新日本紀行ではですね
新日本紀行という限りには 出さなきゃいけない
つまりですね 私は何を言おうとしてるかって言うとですね
山の分校の記録もそうですし
葛飾と河内もそうですが
日本人をいかに馬鹿にするか アホにするか
つまり世界情勢も分からない 時代変化も分からない
文明と衛生とか そういった全体像も分からない
人間の希望も分からない
日本社会の特性も分からない
ただ ただ浄瑠璃の世界で
お涙頂戴を喜ぶ日本人でなければいけないという
ドキュメンタリーの構成なんですね
これをその当時 
まぁ昭和40年から50年 60年にかけてですね
NHKが故意にやったか
そうじゃなくて NHKの人たちの実力の範囲だったか
と言うとですね これは半々だと思うんですね
実力の範囲であることも確かにそうです
その頃のいわゆる文化人
東大教授をはじめとした文化人
そういった人たちは
みんなこの考えなわけですね
片方しか見ない
古いものが壊れていく時の哀愁
それから 元々政策が悪くて
変なことになっていることの現実
それだけを取り上げてですね
実際にその中で 日本人というものが
頭の良い平衡感覚の優れた
平等意識の高い日本人というものが
結局 何を選んできたのか
その何を選んできたのかと
いうことに対する尊敬心というものが
NHKには全くなかった
それが NHKによって複写されて
それが放送として日本国民が見て
それによって日本文化 日本社会というものが
大きく後退していくという姿を
この新日本紀行の中で見るわけであります
その意味では 非常に問題があって
この根は深いなーと いう風に
私は本当に強く思いました

2021年12月19日 (ヒバリクラブ)

#武田邦彦

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