本日の収穫(3746文字)
さてですね 基本的な人生設計2の2ですね
仕事というのは二つあると
一つは自分が生きてるうちに
多くの人から恩を受けていると
ご飯を食べる 道路を歩く
全てについて 恩を受けている
今だったら 寒いですから
瞬間湯沸かし器でお湯を使える
みんな本当に他の人の助けで 私は生きているわけですね
ですから その恩返し分の仕事
これは大体 自分の人生の仕事の約半分なんですね
一日の時間で言えば四時間です それをまず決めてですね
それから自分が生き甲斐とできる仕事っていうのは
次に考えるという順序が
まぁご推薦できる方法であります
そして これにはですね
個人が自分の意志でできることと
政治がやってくれなきゃいけないことがあります
そして分類としては 第一の人生 五十歳までと
第二の人生 五十歳以上で
またこの恩返しの仕事の内容が変わってきますんで
それも 頭に入れる必要があります
それから 男女では大きく違いますので
自分が男であるか女であるかと
結婚してるか結婚してないか
子供がいるか いないかということで
この恩返しの 仕事の内容も大きく変わりますので
それをよく 頭の中を整理をしてですね
そして設計をするっていうことですね
まぁあのー 人生っていうのは設計通り行きません
突然病気になったり 突然いろんな幸運に恵まれたり
また不運にあったりしますが
そういうことはまず考えない 例えばね
明日死ぬかもしれないと
確かに明日死ぬかもしれないんですよ
だけどそんなことを考えてたら
人生ってのは送っていけないわけですので
まずは設計するっていうことですね
それでは早速 第一の人生
ゼロ歳から五十歳までの恩返しの仕事
実際には二十歳ぐらいまではですね 学校にいますから
恩返しの仕事をすることができないんですけれども
二十歳で就職するとしますね
そうしますと 五十歳までの三十年間
男の場合にはですね
ほとんど普通にやれば問題ありません
つまり三十年間 自分の仕事でお金を稼ぎ
その稼いだお金で 結婚したり
家庭を持つというのが通常の考えですからね
通常の考えですよ
従って就職 一生懸命するわけですね
それで大体 まぁ今で言えば
最初は二十数万から
四五十万の給料を取るようになります
ということは どういうことかって言うと
これは お金に換算されているわけですが
お金っていうのは 今度は逆に社会が
働いた人に対して 恩返しをするのがお金ですからね
ですから 二十万以上ぐらいを稼げる仕事につけばですね
これで一応 恩返しのことはできます
ですから 通常の男性ですね
これ男女差別しませんよ 僕全然してないんですが
生物学的に違いますから
区別をして考えた方が いいということなんですね
あまり問題ありません ただニートだとかですね
財産のあるところの男はですね
これを忘れがちになります
これは必ず不幸にしますね 本人を
従って働きのない男性 もしくは
お金があって働かなくても生活していける男性
この二種類の男性はですね
恩返しは絶対しなきゃならない
それは自分が人間であるということの プライドなんだと
いうことをわかってもらいたいと思うんですね
つまり仕事をするっていうのは
別にお金を儲けるためじゃないんですよ
その仕事のうち 二つありますけどね
お金儲けのための仕事もありますが
ここで まず第一の仕事っていうのは
自分が生きてるうちで
ご飯食べなきゃなんない 道路歩かなきゃならない
例えばお金があって 自動車を最初から持ってて
パソコンもあると 快適な家もあるという人でもですね
それを作ってくれた人に 恩返しをしなきゃいけません
そのためには やはり
仕事をするということが必要だと思います
それから女性の場合は 非常に複雑ですね
まず結婚して子供ができた女性
これは 恩返しの仕事を探す必要はありません
子供を産んで育てるだけでも
社会に対しては 莫大な恩返しをしていることになります
社会は 子供がいなければ成り立ちません
例えば自分の子供がいなくても
社会に子供がいればですね
その社会の人達は 働く意欲
生きていく意欲 生きていく意味を見出します
しかし女性が子供を生んでくれなくて
自分たちの次は 誰も一人もいないっていうんではですね
誰も働かなくなるでしょう
つまり女性が子供を産んで育てるっていうのは
極めて大きな価値がありますね
この女性がどのくらいかというと
統計を見ますと 今七割ですね
五十歳までに結婚して
子供を持つ女性ってのは大体七割です
ですから この女性は
恩返しの仕事を探す必要がありません
ところが問題なのは男と同じで
結婚しなかった女性 もしくは働きのない女性
もしくは 働かなくても財産のある女性
これがどうするかっていうことなんですけれども
この女性もですね
やはりご本人の あくまでもご本人ですよ
ご本人の人生の幸福というのを考えれば
恩返しの仕事は絶対にしといた方がいいですね
これについては もしこのブログで時間があれば
その内容をじっくりとお話しますけれども
仕事をするっていうことは
実に人間にとって
嬉しいことであり 楽しいことでありですね
だけども それが恩返しするともっといいんですよ
苦労を自分が この仕事は自分に
何人の役に立つかなんていうこと関係ないですからね
それで若干 職場のいざこざなんかあった方が
それをぐっと我慢するということで
恩返しにもなりますっていうことですね
ところが 第二の人生の場合は
五十歳から百歳なんですが
まぁ六十ぐらいまでは 皆さん働いてますので
六十以上の場合ですね
この場合も やっぱり八十ぐらいまではですね
自分の体がきくまでは やはり恩返しの仕事
つまり 一日に四時間ぐらいの仕事ですね
これはどうしてもしといた方がいい これをすることによって
年金の額も少なくなりますし
それだけ若い人の恨みも買いません
人っていうのは 恨みを買うっていうことは
やはり自分が不幸になるっていうことなんですね
恨みを買っても知らん顔してればいいと
思うんですけど 違うんですよ
やはり人間はですね
街を歩いてても どっかに行ってもですね
若い者が あいつはね
ただ人から金もらって生きてるんだと いうような
目で見られるっていうことは やっぱり辛いんですよ
そうじゃなくて少しでも
自分の老骨に鞭打ってですね
自分ができる仕事をしてるってことは
本当に生き生きと 生きていけるんですね
私の経験でも 私はここまで健康で来た
この頃最近 入院したりしましたけども
それでも健康で来たというのはですね
やっぱり私が恩返しをやろうと
だから自分はまだまだ働くんだと
いう気持ちがあったから健康になるんです
それからもう一つはですね
具体的に自分が健康になろうって 意欲がありますね
それから身なりもしっかりしようと
身なりもしっかりすればですね 付き合いも多くなります
好意を持ってくれる人も増えますね
私なんかは 少し白髪なんですけれども
それを少し染めて きちっとして
髪の毛なんかも きちっといつもしてるんですね
仕事に出る時には ネクタイを締めたりしてます
そういうことによって 自分自身が健康になりますね
それから健康もですね 今は健康の指標がですね
年齢によらないといけないんですけれども
六十歳から八十歳のところの健康に 焦点を合わせて
膝が痛くならないように 適切な運動を常にする
日光浴もする コロナなんかかからないぞ
という意思を持つ それが大切だと思うんですね
ですからこれは 医療の方の
厚生労働省の方の政治的努力もいるし
それから本人の努力もいります
それから何しろ定年が なくなんなきゃいけません
これは既に先進国は 多くの先進国は定年がありませんしね
元々日本には 定年なんかなかったわけですから
これを戻すということで
せめて八十歳定年までは
政治が主導をしてやるということは大切でしょうね
八十から九十っていうのは
現在では かなり体に問題がありますが
これから三十年 五十年後はですね
私は九十までは十分に 元気だと思うんですよ
私が若い頃はね
もう五十五ぐらいになるとよぼよぼでしたね
もちろん今から百年前は 四十三の平均寿命の時は
四十を超えると 男女ボロボロだったんですよ
だからそれが どんどんどんどん伸びて
元気で人生を
年取りまで送れるってことは本当にいいことで
大体高齢化社会が問題なんですが
何が問題かっていうのは
高齢者の人が元気がなくて やや汚らしくて
年金をもらってるからなんですよ
やっぱりこれはね 若い人が言う意味もよくわかります
もちろん我々 年取りにとってみればね
いやそんなこと言ったって
我々が高度成長の日本を作ってきたんだと
まぁこれは日本人が
祖先を尊重するっていうのがそれですね
現在私があるには 家庭電化製品も
自動車も 美味しいお米も
豊かな食料も全部祖先がやってくれたから
今我々の生活がある
これが祖先を尊敬する 一つの主要な理由ですね
ですから若い人も それを
尊重してくれなきゃいけないんですが
一方 年配者もですね やはり半分でいいんですから
八時間のうちの 四時間だけ働けばいいわけです
これはやっぱり 六十から八十まではですね
必ず四時間は働いて
自分が生きているための恩返しをすると
それを見たらですね 若い人は
やはり年配者も尊敬できるなーと
こう思って それぞれが尊敬し合う
本当に楽しい日本というものを
作ることができると思います
政治は これでやる仕事はいっぱいありますけどね
ですけど 今の政治では駄目です
やはり新しい革袋に新しい酒を注がなきゃいけませんが
それは時期に そういう時代が来ますから
個人もその準備をしておくと いうことが大切だと思います
2022年1月20日 (ヒバリクラブ)
#武田邦彦 先生
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