2022/03/18

【炉端の話】環境と世界の中の日本 (武田邦彦先生)



本日の収穫(3856文字) 

環境問題でなかなか厄介なものを
三つやりましてね
一つはお金持ちも環境に優しい人生が
送れるのかと 大臣は大丈夫かと
それから環境の嘘が多いんですよね
ものすごく多いんです
一体今皆さん日本に住んでおられますけども
今環境に悪いって一体何なんですかね
なんか地球温暖化という
幻みたいなものがマスコミで放送されて
これ幻じゃないと思ってもいいんですよ
いいんですけど
今まで騒いだものですね
石油はどうもなくならないし
森林が酸性化して
駄目になるっていうのもなんか噓みたいだし
それからダイオキシン騒ぎも嘘でしたし
環境ホルモンも嘘でした
男性の女性化も嘘でしたね
それでリサイクルもほぼ嘘と分かってる人と
分かってないって人といるんですけど嘘だと
今環境非常にいいですよね
すぐ直せるものっていうのがあるんですよ
例えばプラスチックごみの問題
なんかそうなんですけども
ごみを海に捨てちゃ駄目だっていう問題で
これは環境の問題じゃなくて
犯罪の問題だっていうことを
この前ご指摘しました
今日は世界と日本ですね
環境っていう問題はですね
やっぱり環境ですから地域によって違うんですよね
砂漠は雨が降った方がいいし
豪雨地帯はあんまり雨は
降らない方がいいとかですね
そういう風になりますので
当然大陸気候の国と
日本のように海洋性気候の国とは
やっぱり全然環境って違うんですね
だから守るべきことも異なるわけですよ
その典型的なのが地球温暖化ですね
私は地球は温暖化はせずに
寒冷化していくという風に思ってるんですが
だけど温暖化するっていう人もいますから
学者では寒冷化が七割ぐらいで
温暖化三割ぐらいでしょう
だけども世の中はメディアが支配しますから
九割ぐらいが温暖化すると思ってて
一割ぐらいのへそ曲がりが
温暖化しないと思ってるっていうこんな感じですね
事実はそうだと思うんですよ
ただ日本はですね 温暖化もしないし
温暖化ガスによる地球環境の汚染もできないんです
日本人はできないんですね
なぜできないかっていうことですが
世界の環境を守るのが
日本ができると思ってる人もいるし
環境問題は環境問題だから
地域差があるということも
認めてない人もいるんですね
それからもっと変なのが
例えば電気自動車なんかは
問題がエコなんて言ってますけど
電気自動車の何がエコなのかっていうことを
ほとんど誰も答えられないわけですね
だから僕 電気自動車に 
別に反対してるわけじゃないんですよ
だけどエコというにはね
やっぱり議論をちゃんとして
人に納得性のあるエコじゃなくちゃいけないって
いう風に私は思っております
それで温暖化ガスを人間が出しますとね
空気中の CO2濃度が上がる
それによって温室効果が出て
地球が温暖化するっていう風に説明されてますね
これは温暖化するという人も
異論がないところなんですね
日本人が今度日本列島で CO2 を出した時
どうなるかっていうことですね
これは環境問題っていうのが
もちろん環境ですから
場所によって違うことは
もうしょうがないわけですね
日本人がCO2出しますとね
例えば火力発電所で出たり
自動車走らせて出たりですね
それから煮炊きをして
バーベキューをして出したり
自分が存在するから
呼吸したら CO2 が出ますから
そういうのをやったらですね
それは上空に上がっていくんですね
それで上空に上がっていって 
CO2 は少し分子量が大きいので
あまり上空には行きにくいんですが
それでも基本的には上空にいくわけですよ
空気が混ざりますからね
そしてそれが偏西風に吹かれて
日本の空気ってのは一日ぐらいたちますと
大体太平洋上に出るんですね
太平洋上に出ますと一回雨に打たれますね
そうすると CO2 っていうのは
割合と水に溶けやすいので
雨で打たれて落ちたりそれから溶けて
雨粒に溶けて落ちるのが多いんですね
雨粒って非常に表面積が大きいので
結構溶けやすいんですよ
それで空から降ってくる時は
ほとんどそういうものを含んでいませんのでね
雨粒が降ると
それで汚いものも取れますけど
CO2 なんかも吸収していくんですね
CO2 吸収しましてそれで海に叩き込まれますね
そうすると CO2 っていうのは今は我々は
なんか悪者みたいなことを言ってますが
全生物の栄養は CO2 から取ってるわけですね
地球に生命が生まれたのは
CO2 が多かったからです
95パーセント空気の95パーセントが
CO2 でしたからね
それで水が豊富で太陽の光があるという
非常に好条件で
生命っていうのが生まれたわけですね
それ以来 生命は CO2 しか
食べ物がないんですよ
だから CO2 が海水に溶けますとね
日本の太平洋岸っていうのは
すぐ CO2 を食べる植物性プランクトンが
現れましてそれが食べてしまいますね CO2
植物性プランクトンを動物性プランクトンが食べ
食物連鎖っていうんですけど
その動物性たんぱく質を小魚が食べ
小魚を大きな魚が食べて
それを漁師が釣って人間が食べるっていう
そういう順番になるわけですね
海藻もそうですね 海藻が豊富になる
だから日本においては
日本人が CO2 を出して
地球が温暖化するってことはないんですね
ほぼない非常に稀になんか気候の関係で
それが影響することもありますが
非常に稀で係数を出せば
ヨーロッパ人が CO2 出したらそれを 1 とすると
日本は 0.05 とかそんな値になりますからね
だからよく世界全体の
国別の CO2 排出量ってありますけど
あれ実行排出量に
変えなきゃいけないんですよ
つまり地球温暖化に寄与する CO2 を出す国
それは環境によって違いますからね
どっかを1.0 にしてそれよりか地球に対流する国と
対流しない国があるわけですね
日本の場合はその海水の中の
植物性プランクトンが増え
動物性プランクトン増えますから
しいてはサンマとか鯛とかそういうのは
よく捕れるようになるっていうことですね
自然というのはよーく考えなきゃいけないわけで
例えば私がよく言ってるように黄砂ですね
中国から飛んでくる黄砂
あれは結構いいんですよ
あの黄砂はですね アルカリ成分としては
ナトリウムかカルシウムみたいなもので
酸性成分ってのは酸素なんですけれども
弱アルカリなんですね 大体が
そうしますとそれが あまりすぐには水に
溶けないような性質もあって凄くいいんですね
それが中国の奥地から
だーっとこう流れてきまして
地球全体は pHっていうのは
酸性度なんですけど
pH はあんまり変わらないんですけれども
局地的に人口が多かったり
人間が生産量が多かったりすると
酸性に偏りがちなんです
それで山奥はちょっと
アルカリに傾きがちなんですね
その中和をしなきゃいけない
だから日本が非常に米が穫れたり
森林がこう茂ったりするのは
周りの海から蒸発する水分とですね
それから中国の奥地から飛んでくる
春飛んでくるので非常にいいんですけど
春飛んでくる黄砂によって中和される
海もそうですね
ですからその意味では黄砂が降ってくる
飛んでくるとかですね
それから日本人が CO2
温暖化ガスを出すというのは
環境全体の立場から見れば
非常に強いプラス効果ではあるんですね
もちろん寒冷化しようと温暖化しようとですね
日本のような海洋性気候の時は
周りが水なんですね
水というのは空気に対して
単位重量当たりちょっと難しい言い方ですが
三千倍の熱を抱くことができるんですよ 海が
だから日本の場合は
周りが全部海ですからね
皆さんが海の周り 例えば沖縄ですね
現在なんか温暖化してると言われてて
名古屋とか東京では36度37度って
夏はなるんですけれども沖縄の
那覇は大体31度で逆転現象があるわけですね
この逆転現象っていうのは
主にはもちろんクーラーの責任?ですね
クーラーとか自動車とかそういう熱源が
東京とか名古屋が多いっていうことと
あと周りが海に囲まれてると
そういう熱源をおいてもですね
海は温度が変わらないんですね
ですから日本でも海岸線の人達っていうのは
ほとんど温暖化の影響を受けないわけですね
これに対して中国とかソ連とかですね
アメリカなんかはですね 大陸ですヨーロッパは
だから温暖化の影響を受けるんですね
ですから日本人が被害を受けないので
日本人は温暖化に協力しないって
言ってんじゃないんですよ
温暖化防止に協力しないって
言ってんじゃなくて
日本はCO2を出しても
太平洋の雨を止めないと
太平洋で雨が降らないようにすればですね
日本人が出した温暖化ガスも
少しは温暖化に
寄与してくれるっていうのも変ですが
温暖化にしちゃいけないっていう話ですので
だけど日本は海に囲まれてますから
黄砂の問題も
それから温暖化ガスの問題もですね
やはり日本というものを
考えなきゃいけないんですね
これ一回 僕
国立環境研の人と話したらですね
国立環境研はどうも日本人のために
研究してるんじゃないらしいんですよ
だからこう言われましたね
いやその環境問題っていうのは
世界の環境問題をやってるんだ
いや環境問題ってのは 元々地域なんですよ
水俣で起きた水銀だとか
四日市で起きた色んなね 喘息の問題だとか
そういう風にですね 局地的なんですね
それから全然違うんですよ
シベリアの環境問題とそれから
熱帯地方の環境問題とまた違うんですね
ですから環境問題を考える時は
やっぱり日本という特殊性っていうか
その地理を考えてはいけないんですよ
気候とかですね
これをやはり かなりやって
参政党もですね 政策を作るんであれば
環境政策っていうのは日本の環境政策
それから日本が世界に悪さをしている場合は
それも関係しなきゃいけないけど
悪さもできないもの
この温暖化ガスなんかできないんですよ
できないのに政治家が温暖化ガスって
いってるのは あれは天下りしたいとか
利権があるからという風に考えられます

2022年3月16日

#武田邦彦 先生

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