2022/03/21

科学的哲学的論考 ▶原発講座(1)福島原発爆発の真相 (武田邦彦先生)



本日の収穫(3711文字) 

科学的哲学的論考はですね
少し哲学的なことを最初にやろうかなと
思ってたんですが 実はですね
原発の事故についてよく考えたいと
またエネルギーというものについても
よく考えたいという方が多いことと
参政党がですね
今後原発とかエネルギーについて
どういう風に考えていくかということについて
基礎的な知識が必要であると
いうようなこともあってですね
この科学的哲学的論考では原発講座ということで
少しやってみたいと思っております
もちろん是非友達テレビの方でもですね
それからヒバリクラブとか
それから私のブログなんかでもですね
展開をして行きたいという風に思ってますし
また幸せ砂時計からは
少し距離がありますけどね
だけどやはりエネルギーや原発を知るということは
非常に現代の日本人にとって大切なことですので
少し拡散していただければという風に思っております
原子力発電所については非常にこう難しいんです
どうして難しいかっていうと
原発が難しいんじゃなくてですね
行動が報道とかですね
それから僕は非常に残念なんですが
原子力発電所
原子力関係の方がですね も含めて
メディア政府原子力関係者も含めて
福島原発事故で相当なショックを受けてですね
その時にかなり嘘つったら失礼なんですけども
本当のことを言う
勇気がなかったっていったらいいでしょうね
それは被爆限度の
一年一ミリシーベルトばかりじゃなくてですね
原発事故の真相はですね
そのまま語られなかったっていうことですね
その後のメディアの取材もですね
本当にこう日本人としては恥ずかしいような
この色んな行動がメディア側にもありましたし
それから実施側にもあった
それは日本人の精神的な
誠実さの力っていうのが
弱かったんじゃないかなという風には
思ってるんですね
それで原発 今まで原発推進とかですね
それから政府とか朝日新聞も含めた
メディアとか文化人っていうのはですね
どちらかと言うと
原発のメリットを受ける方なんですよ
エネルギーが電気がもらえるとか
そういうの含めましてね
ところが原発が爆発したりして
被爆する人はですね
原発のメリットはそれほど受けられずに
被害だけを受けるという構造になってるんですね
これがやっぱり原子力発電所の
難しい問題なんです
それから私は原子力を研究している時にですね
非常に疑問に感じたんですよ
原子力発電所というものに対してね
疑問を感じたんで
これは是非
自分は原子力の推進をしているけれども
原子力反対の人の意見を聞きたいと思いまして
随分原子力反対派の人に接近したり
それから研究会に出席しようとしたんですけど
ことごとく弾かれましたね
一回か二回はですね
原発反対集会っていうのに行ってみたんですけど
この原発反対集会に出てる方には
誠に失礼なんですが その出てた方でもですね
自分を見直すということができる方も
おられると思うんであえて言いますとね
仲間内で気勢をあげてるっていう
感じだったんですよ
せっかく私がそこに行ってですね
質問をしようと思っても
質問もさせてくれないっていう感じでしたね
ですからこれではね
対立のための対立になってしまって
本当に国民のためのエネルギー確保ということが
できないなと思いましたね
それは原発反対側だけではなくて
原発推進の方もそうですね
それから私自身はね
もう実に申し訳ないと思ってるんです
これは原発事故の直後から
私がずっと十年間言い続けてきたことなんで
よく知ってる方も居るし
私のそういう態度を
ものすごく非難してる人もいるんですけどね
もちろん私は何で
原子力を研究を始めたかっていうと
もちろん色んな人のご推薦はあったんですが
やはり NHK の1972年かな なんかの放送が
僕にものすごく大きな影響を与えたんですよ
石油がもう三十年でなくなる
母親は石油がなくなったら大変だって言って
トイレットペーパを買い漁る
そういういわゆる石油ショック一回ありましてね
それで私は物理でしたから
これはもう日本はエネルギーがないから
石油も石炭もないからですね
もう大変だと思って
原子力がいいんじゃないかと
思ったんですよね 若気の至りで
しかしそれはもうすっかり NHK に騙されて
NHK はその後 僕が洋書
自分で読んですぐ分かったわけですから
その学生時代に
洋書を読んでなかったのが問題だったんですが
洋書を読んでみたらですね
ちゃんとその石油がなくならないってことは
幾らでも書いてあるってことが分かったわけですね
実際にも1970年から
もう五十年たつんですが
五十年以上たつんですけど まだ全然
石油がなくなる気配っていうのはないんですね
ですからあの当時の報道が
本当に間違いだった
しかも更にその後 私の力が伸びて
その頃の色々な報道の状態を調べると
アメリカのメジャー アメリカとイギリスのメジャー
石油メジャーといわれるですね
石油を国際的に大量に
使用するところがですね
石油の値段がその当時
バレル二ドルだったもんですから
これを十倍の二十ドルに上げなきゃいけない
それで大儲けしようっていうんで
大儲けをしようと思って
その石油がなくなるっていう
キャンペーンを始めた
そのためには学者にも金を渡し
彼ら白人のやることっていうのは
特にアングロサクソンは非常に作戦的ですからね
当然 下地を作るという点で
学者に金を渡して
石油がなくなるという論文を書かせる
さらに石油会社はもちろん
石油の値段が上がった方がいいもんですから
石油会社の技術者に解説を書かせる
それで国連にも働きかけて石油がなくなって
世界の文明がですね
スピードを落とすというあれですね
人間の成長は限界がある
成長の限界という本も書かせるために
マサチューセッツ工科大学を中心として
金をばらまくというようなことをやっていたと
いうこともだんだん分かってきた
しかしこれは欧米に住んでる記者とか
それから国連に関係する人達は
もう知ってたことなんですね
私が後で知った
しかしその私が失敗したなー
これは作戦に乗ったんだと
いうことが分かったのは
もう三十五歳ぐらいで もうその時は
原子力にどっぷり浸かってましてね
なかなか原子力からすぐ
足を洗えるということではなかった
もう日夜 化学法ウラン濃縮という方法をですね
やってたということなんですね
ですからもちろん私の NHK 嫌いというか
NHK に一回はこれ反省してほしいと
NHK が大きな番組を作ってですね
成長の限界のマジックっていうのは
どういうマジックだったのか
その時に石油メジャーはどう動いたのか
それから日本の文化人とか
科学者はどうしたのか
何を日本は間違ったのかっていうことを
もう非常にもう NHK の社運をかけてですね
やっぱり真相をやらないと
私のようにあの NHK の報道によって
人生を誤ったっていう人が
いっぱいいると思うんですね
いずれにしても誤った それで誤って
それから原子力関係エネルギー関係を
一生懸命やりました
原子力とかエネルギーやりますとね
やっぱり社会的なことを知らなきゃいけないから
私の人生では
二十年ぐらい無駄にしましたけどね
研究としては無駄にしましたが
私の社会を見る目というのはですね
やっぱり原子力をやったことによって
非常に広がりましたね
そして三十五歳ぐらいにはもう薄薄ですね
あ!これは石油は随分あるんだなっていうことと
原子力発電所っていうのは
危険なんだなということ
更には日本が原子力発電所をやってるのは
原子力発電所で電気が必要なんじゃなくて
爆弾を作りたいんだなという
三つのことが分かってきましたね
つまり石油はなくならない
原子力発電所は危険である
日本政府が原子力発電所をやるのは
核武装のためだ 簡単にはその三つがですね
原子力発電がいいとかコストが安いとか
なんか最近ではCO2が出ないとか
いうことを言ってる原因である
しかしこれはものすごく力が強いんですよ
っていうのはですね
大体大雑把に原子力発電から出てくる
電気を売るとですね
五兆円ぐらいが儲かるんですね
しかし原子力発電所は
危険の危険の下で運転すれば
手を抜いて運転すれば結構儲かるんですよ
ですから研究費も大体研究費と活動費
地元対策費なんか全部合わせますと
五千億円ぐらいを使ってもですね
まだ電気会社としては原子力発電所を
やった方が得だということになってたと
なるほどと これはね
ものすごく強いなと
それからそこからの広告費なんかがあって
メディアも原子力発電には悪く言わない
朝日新聞の動きっていうのは朝日新聞は
常に表面上は原子力発電所反対だったんですけど
実は非常にそうではない
作戦を取ってたんですね
その朝日新聞の特殊な戦略ですね
朝日新聞らしい戦略なんですが
表面上は原子力発電所に反対のように見えて
実は原子力発電所を
原子力発電所を増やすことによって
自分たちの販売が増える つまり常に
原子力発電所の問題点を指摘することによって
国民を恐怖に陥れて
それで新聞を売るっていう
そういう作戦であるということも
そのうち分かってくるんですね
それでもう四十三ぐらいになりまして
もうこれは自分が自分の人生で
原子力をやるっていうことは
間違いであると思ってやめました
だからこの原発講座の難しいところはですね
ものすごく大きな噓を
私一人が真相を言ったから
みんなが納得してくれるかと
これは非常に問題なんですが
とにかく苦情は言わずに頑張りたいと思ってます

2022年3月15日

#武田邦彦 先生

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