本日の収穫(3729文字) 動画は誤って削除してしまいました。今回は文字のみ
武田先生の声はこちら
えーとあのー
この前ですね 宗教の時に
やっぱり日本の宗教が優れていると
やっぱり自然と
それからご先祖様を神様として
そのイエスキリストでもですね
お釈迦様でもマホメット様でもですね
どうぞどうぞ その中にお入りくださいと
宗教というのにはですね 能動的宗教と
それから消極的受動的宗教があると
日本は能動的宗教で
自然とかご先祖様だったら何も言わないし
何も教えてくれないけれども
自分たちで自然がいってること
ご先祖様のやったことを知ってですね
それでそれを
教えにするという能動的宗教と
それからイエス様がこう言われた
お釈迦様がこう言われたということをもとに
受動的にそれを信ずる宗教と
二つあるという分類を確定して
うんぬんという話をしたんですが
そんなこと合意できるのということが
すぐ反論としてあると思うんですね
私は昔からですね
コンセンサスをとる方法っていうのは
やっぱり納得性だと思うんですよ
やっぱりね 昔は
それは封建時代は納得性がなくても
殿様が言ったからっていうことで
それで従うってことができましたけどね
今は人間っていうのは一旦ですね
自分が理解して行動するということになると
やっぱりそうはいかないんですね
ですからまず上意下達は駄目なんですよ
今でも多くの人は上意下達じゃなくちゃ
駄目だと思っているんですよね
それは庶民が理解能力がないし
メディアが途中でかき回すとか
それから人には色々な性格があってですね
物事を成功させるようにしようという人も
いるんだけど それがやっぱり多いんだけど
世の中の物事を
駄目にしようと思って動く人もいるし
それから物事よりか
むしろ言った人が対象になって
その人をやっつけようという
心が動く人もいるんですね
人間ってのは色々なんで
その現実を踏まえなきゃいけない
ということで結局は 日に日にですね
日本っていうのは民主主義なのに
上意下達になってるんですよ
だから参政党っていうかね
政治に参加するっていうことになるとですね
これはやっぱり
上意下達は駄目なんです
それから命令で
説明なしっていうのは駄目ですね
例えば これで典型的なのが
私が何であんな活動してるか
皆さん理解しない人も多いんですけども
後部座席のシートベルトですね
後部座席のシートベルトで
データを私に送ってくれた
親切な人もいるんですけれども
私が言ってるのはですね
高速道路ではやはり事故が大きくなるんで
後部座席でもシートベルトを
している必要があるかもしれないと
しかし街の中でタクシに乗るとか
自家用車でちょっと送るっていう時に
本当に後部座席で
シートベルトがいるのかと
いるという それはまぁ少しでも安全になると
それは少しでも完全になりますよ
だけども人間っていうのは
安全のためだけに生きてるわけじゃなくて
快適なドライブとか
そういうためにも生きているわけですから
やっぱり説得するためにはですね
私は後部座席のシートベルトが
意味がないと言ってんじゃないんですよ
すぐ誤解するんですけどね
私がシートベルトを
締めてる時と締めない時と
都会でタクシーに乗る時に
差があるんですか?と聞いてるだけなんですよ
それは誰かの思いつきなのか
それとも科学的根拠があるのかということを
聞いてるだけなんですけども
聞いてる途中でですね
君はシートベルトに反対なのかとかね
交通事故が増えてもいいと思ってるのかって
いやそうじゃないと
理由を説明してくれと言ってるんだと
今度の疫病でもそういうの多いんですよね
上意下達
命令で説明なしってのが多いんですよ
説明を求めると
結構中身がなかったりしましてね
ただその人の
この際飲食店をやっつけようとか
なんかそういう
別の魂胆があったりするんですよ
それからもう一つは
官僚主導の秘密主義
秘密会議ですね これはまぁ駄目だと
この官僚主導の秘密会議っていうんで
私は原子力の原子力委員とか
原子力安全委員をやって
よく思ったんですけども
原子力は自主民主公開って
いうのが原則なんですね
ですから自主民主公開でやるので
会議はみんなオープンなんですよ
最初ね 私ちょっと違和感ありましたね
全て自分の言ったことがオープンなんですよ
それに慣れますとね
やっぱりそれがいいわけです
何でかっていうと 自分は
自分が正しいと思うことをやってるわけですね
正しいと思うことをやってるんだ
正しいんだったらば
別にそれが個人の名誉とか特定の個人を
非難するとかいうことに及ばなければ
オープンでいいんですよ
この世の中は民主主義なんですから
しかしちょっと欠点もありましたね
そこに出席している人たちが
オープンにしてくれないんですよ
メディアとかいるんですけどね
それがオープンにしてくれないっていう
問題がありましたね
それで私は
解決策 一応用意してるんですね
まず必ず予備的検討会が
必要だっていうことです
例えば宗教ですと
どっかの官僚が誰か偉い人を呼んできて
霞ヶ関のどこかで議論したり政治家が
耳打ちされたりして決めるんじゃなくて
必ずネットで公開された
予備的な検討会ですね
例えば仏教検討会とか それから
宗教検討会とかそういうのをやってですね
できればオープンがいいんですよね
パネルディスカッションみたいな感じで
やってて それがネットでも流されてるし
傍聴席もあるというような
会議設備をいっぱい作ってですね
そこでとにかく
色んなことを喧々諤々やる
ネットで見ようと思ったら見れるし
現地でその本人の
人柄も見たいというんだったら
出席者の人柄も見えると
これがまず第一ですよ
そしたらやっぱり
宗教みたいな信教の自由とか
靖国問題なんか解決すると
政治的にですよ
それから政策会議 これはもう必ず
ネットで公開で政策会議をやると
自由民主党が何を会議しているのか
参政党が何を会議しているのか
国民は全部見えると
それから第三段階としては
ネットで中央官庁とか議員会館に
二十四時間のテレビを置くんですよ
そしてもう常に流れてるんですよ
それでチャンネルがいっぱいありましてね
中央官庁っていうチャンネルを回すと
どこでも見れると
議員会館でどこでも見れると
だから密かな相談ってのはできないわけです
大体中央官庁とか議員が
密かな相談をする必要ないんですよね
別にそんなのないんですね
それからもう一つ これは全然多く
知られてない方法なんですけど
私は名古屋大学の教授を
しばらくやってましてね
その時に教授選考委員会ってあるんですよ
新しい教授を選定する
その方式が素晴らしかったですね
まぁあのー 教授会の中でも教授を選定できる
教授っていうのがいるわけですね
もちろん助教授の人が
教授選定できませんからね
だから教授選定できる教授が集まって
教授選定会議をやるんですよ
この教授選定会議ってのは素晴らしくてですね
僕初め何やってるか
よくわかんなかったんですけど
まず教授選定の人が
十人なら十人集まりますね
そして議論するわけですよ
誰々どこ大学の誰々を名古屋大学の教授に
招聘したいけどもっていう
提案が教授からなされるんですね
そしてそれから一か月ぐらい経つとですね
また同じ会議が招集されるんですよ
ここが問題なんです
一番ポイントですね
同じ会議が招集される
そこでまた同じ提案が行われるんですよ
同じ説明が行われるんですね
それを三度やるんですよ
そうすると提案する教授はですね
三回同じことを説明するんです
質問も同じ質問ってわけにはいかないんで
最初は形式的な質問があるんですよ
その人の学業業績だとか
教育業績だとかそういうのを聞くわけです
だけど腹の中では
もしかしたらこれあの先生の知り合い
だからなあーと思ったりするんですよ
ところが一回目は
そういう議論が出て来にくいんですね
やっぱり緊張してますから みんな
思惑もありますしね 人事ですから
ところが二回三回となるとですね
そのそういうのがあると
化けの皮が剥がれてくるんですよ
誰かが しかしそんなこと言ったって先生これー
先生の所と交友関係があるんじゃないですか?
ってこういうのが出てくるんですね
そういうのがくぐり抜けて
名古屋大学の教授になるわけですから
非常に厳密なんですね
私これをずっとやってきましてね
なるほどなーと思ったんです
人間の心理状態に
よーくマッチしたものだなーと
名古屋大学が非常に
ノーベル賞が多いっていうのは
まぁもちろん名古屋大学を建てる時に
日本国は朝鮮の京城帝国大学だったかな?
台湾の台北帝国大学を優先したんで
日本の大阪大学とか
名古屋大学が割りを食ってですね
日本っていうのは いわゆる
併合した国の方を優遇したもんですからね
ちょっと常識に反するんで
理解されてないんですけどね
それだから名古屋大学の反発心があって
ノーベル賞が多いという意見と
それとやっぱり名古屋大学の
こういった教授会方式とかですね
教授選考方式とかそういったのが
かなりいいので いいと
まぁだから今日ここで
お話したのはですね
まだ今 日本一っていうのを
やってる最中なんですけれども
日本一っていうのは特に難しいんでね
やっぱりそのコンセンサスを
とる方法から入らないかん
もちろん直ぐ出来るやつは直ぐする
直ぐコンセンサスとれるやつと
それから宗教みたいに
ちょっと非常に難しいものとありますんで
非常に難しい方はですね やはり多くは
コンセンサスをとる方法ということをですね
ここで提案して かなり難しいことも
これで克服できますよということを
理解していただきたいと思っています
2022年1月30日 (ヒバリクラブ)
#武田邦彦 先生