2022/02/24

日本の防衛 ・・・(2)第二段階の政策  領土外への軍事進出禁止  領土の境界紛争は別途。(武田邦彦先生)




本日の収穫(3652文字) 

日本の防衛政策の第二弾ですね
やはり どんな政策もそうなんですけども
基本的にはいっぺんに大きな変化を
するってことは無理なんですね
やはり世間っていうか
特に防衛の問題なんかはですね
他の国との関係がありますから
やはり国連である程度の
賛成が得られるというような
もちろん対米関係はそうなんですが
全体的に了解を得られるような形で
進めていかないとですね
日本だけがいくら気張って
平和平和って言っても仕方ないわけですね
第一段階っていうか 第一段階としては
丸腰の人は撃たないと
つまり核兵器とかミサイルといったものに対して
圧力をかけておくっていうことですね
日本がそう言ったから
そうなるっていうんじゃなくて
そういう国際的雰囲気を作ることによって
実質的に平和の方に向かうという
現実政策が必要だと思うんですね
その意味では第二段階の政策としては
領土外への軍事進出を禁止すると
これもかなりの
問題が起きると思うんですけれども
これは日本が国際的に言えるわけですね
第二次世界大戦によってですね
日本が非常に頑張ったので
したがって民族自決
つまりアジア・アフリカ諸国が
それぞれ独立したわけですね
アジアの方の独立が早くなり
日本が戦争が終わったのは
1945年ですけれども
それから10年経った1955年に
バンドン会議っていうのが行われました
有色人種の大規模な国際会議としては初めて
小規模も入れますと 東条英機首相
日本の東条英機首相が行った
大東亜会議というのがですね
その前にある訳ですが
これの功績も非常に大きく
やっぱり評価しなきゃいけない
特に日本の文化人とか
リベラルの人達が
積極的に有色人種側に
側につくって必要なんですけども
有色人種とか白色人種が
どっちが優れてるかとか
そういうような人種差別の概念を
頭から取ってほしいんですけども
そういうことなんですね
ですから それで
どの時点で領土が確定したかというと
やはり第二次世界大戦の時に確定した部分と
それから その後の独立戦争によって
確定した部分と二つありますね
例えば アジアの諸国インドネシアとか
それからインドシナ・ベトナム
ラオス・カンボジアですね
それからアフリカの諸国
こういうところは独立した時の領土っていうのが
保全されなきゃいけないし
それから中国共産党が占領したところですね
例えばチベット・ウイグル
あと内モンゴル・満州っていうところは別途
第二次世界大戦後に
独立国同士で戦争をして占領したところ
それはやっぱり元に戻す必要があるという
提案が必要だと思いますね
それからもう一つ 国際的な関係で
日本がそういう政策をとっていくと
日本が国際的な政策をとっていくっていうことが
もう最近全く出来ませんが
これは日本が小国だから
出来ないってことじゃないんですね
日本が第一次世界大戦を勝った時に
これはドイツを相手に戦って勝ったんですが
その後にパリの講和条約がありますが
そのパリの講和条約では西園寺公望とか
前の外務大臣だった
牧野前外務大臣が行ってですね
そして有名な日本人がですね
人種差別撤廃条項というのを主張しております
国際的には常に日本の立場を明確にして
それでどう考えても
全員が納得する 特に宗教的にですね
キリスト教国もイスラム教国も
賛成できるというようなものをですね
提案していくっていうことが
非常に重要じゃないかと思うんですね
日本はお金だけだと言われないように
やはりそこはしっかりとやっていく
必要があるという風に思うんですね
したがって領土確定をしてですね
領土外への軍事進出を禁止すると
それからもう一つは国際的な話っていうのは
必ず現実問題を踏まえなきゃいけません
例えば 国境問題で一番有名なのは
ドイツとフランスの間の
アルザス=ロレーヌ地方ですね
この地方はちょうど
ドイツが強くなるとドイツ領
フランスが強くなると
フランス領になるもんですから
そのたびごとに小学校でですね
ドイツが占領したらドイツ語を教えると
フランスが占領したらフランス語を
教えるっていうようなことがあったんですよ
それはやっぱり子供は困りますよね
そこでアルザス=ロレーヌのところを
どうするかっていう話し合いは別途行われるんですね
ですから必ず独立国は境界付近でですね
領土紛争があるので この領土紛争については
元々領土の外へ軍事進出を禁止するという
提案をするとともにですね
例えば日本ですと北方四島だとか竹島とか
それから尖閣諸島といったですね 紛争地域ですね
この紛争地域は紛争地域として認めると
これはアルザス=ロレーヌがそうでしたね
だからこれは両方とも
必死になってやるわけですよ
例えば 北方四島だったらば
日本は北方四島は日本のものだと
これは非常にちゃんとした理屈がありますね
ロシアの方はロシアの方で
やっぱりあるわけです
竹島についても 日本としては竹島は
李承晩ラインっていう
勝手に引かれたラインでやったわけで
双方の紛争地帯であると
尖閣諸島になると中国そのものが
尖閣諸島は日本領土だという風に言ってたわけですから
これはまだもっと強いですね
更に実質的に
この三つの紛争地帯で日本が実質的に
領有してるっていうのは尖閣諸島ですから
こういった紛争地域っていうものを
ちゃんと指定してですね
それについては国際的な監視の下でですね
冷静に二国間で話し合いを続けると
いうことをやって行くっていうことが
非常に重要だと思いますね
つまり ここで言いたいのは
防衛防衛まず平和だと言って
平和の祈りをすることも大切ですけど
やっぱり具体的には 第一段階の
丸腰の人を撃たないという原則を国際的に認めること
さらに第二段階では
領土外への軍事進出を禁止すること
それも現実的な方法を提案しなきゃいけませんから
各国とも領土の境界付近での紛争がありますので
それを具体的に
どうするかっていうことも含めてですね
日本が国際的な平和国家として
はっきりとした態度をとっていくと
平和国家としてはっきりとした態度を取っていくことが
日本の防衛になると思うんですね
現在は 日本はですね
中々こういう議論が進みません
議論も三段階があって専門家とか文化人とか
それから一般の国民の議論の段階
それを持ち上げていってオープンの下での
専門家もしくはもう少し政策的な議論
そして それを決定と
いう風に何でも物事はですね
コンセンサスを取りながら行かなきゃいけない
参政党コンセンサスっていうのを
ちょっと提案しておりますが
参政党は必ずコンセンサス作りから行くんだと
少し回り道のようでもあるけども
コンセンサス作りでいくわけですね
コンセンサス作りをしなかった
失敗の一番の大きな例が ゆとりの教育ですね
ゆとりの教育っていうのはとにかく
文部省はあんまり悪く言えないんですよ
というのはゆとりの教育を賛成したのは
政界・学会・産業界・教育界
全てが賛成したんですよ ゆとりの教育に
提案のあった時それから制度が導入されるまで
みんなが賛成したんですよ
しかし制度が本当に現実的に採用されて
各中学校・高等学校でゆとりの教育が始まったら
途端にやめようやめようってことになったわけですね
これは何でかっていうと
少し個性的な人がリードした 文部省のですね
その当時 局長でしたか
それがあることはあるんですが
それよりかむしろ
学校の先生すらよく分かんなかった
つまりコンセンサスどころかですね
実施方法も分からないうちに
突入したってことがあるんですね
これについては文部省の方としては推進派の人達は
色々いい言い訳があると思いますよ
そういう風にしなきゃ駄目なんだ
例えば東海道新幹線ですね
今 東海道新幹線をやめようなんて人はいませんが
東海道新幹線を実際に引こうとした時はですね
二つ大きな反対がありましたよね
一つはお金がかかりすぎる
大体当初から一兆円かかると言われてたものを
無理やりある官僚がですね
偉い官僚がいて運輸省に
三千億円で出来るって言って国会を通した
最初から一兆円って
分かってたんだけど通した
そして工事を始めたらものすごくかかるんで
その課長は首を切られたと
こういう偉い課長がいて 日本のために
犠牲になってくれるっていう場合もありますね
そういった その政策っていうのは
非常に複雑で人間が絡むことですから
そっと泣いてやるっていうことがあるんですね
もう一つは新幹線の騒音があって
そんな速いものを通すっていうことはっていって
環境運動家から相当な反対がありましたね
しかしこの環境運動家からの反対は
一気に崩れたんですね
なんでかっていったら名古屋におられた
その新幹線を反対してる環境運動家が
新幹線に乗って東京に来たんですよ
だから これはもう
それで崩れちゃったですね
新幹線はやめろと
環境上悪いからやめろと言ってる人が
新幹線乗ってきちゃやっぱり話になりませんね
そういう様な色んなことが しかしあるので
第二段階が 日本の防衛には
第二段階が必要だということと
領土外への軍事進出の禁止
それから領土の境界紛争は別途だと
ここら辺のですね ことについて
これはこの通りやれとか言うんじゃなくて
これを一つの
参政党コンセンサスを作る上でのですね
やっぱり前提として議論をし始めるって
いうことじゃないかと思いますね 

2022年2月13日 (ヒバリクラブ)

#武田邦彦 先生

2022/02/23

北朝鮮のミサイルと自衛隊  国民を守る自衛隊  ミサイルが落ちるまでに警告  経済水域の安全は領土並  「日本人を守る」という  「参政党コンセンサス」作りたい。 (武田邦彦先生)




本日の収穫(3799文字) 

ヒバリクラブの方ではですね
今日本の自衛っていうか防衛をどうするかっていう
基本的なことをお話しているんですが
その間に北朝鮮のミサイルが
先日ちょっと前ですけども
二発か三発上がりましてね
それで色々政府が急いで
ステートメント出してました
このステートメントがですね
政府が悪いのか防衛省が悪いのか
自衛隊が悪いのかよく分かりませんが
いずれにしても
それからミサイルが落ちるまでに
警告を出さなきゃいけないわけですね
だってミサイルが落ちてきて
警告出してもですね 意味がない
これは政治的なものだけになっちゃうんですね
ここが現在の自衛隊の問題点なんですよ
これ自衛隊が悪いって言うんじゃないですよ
自衛隊の人 腹立てないでくださいね
自衛隊が悪いって言うんじゃなくて
誰がどういう問題なのかが分かってないっていうか
はっきりしないっていうことなんですね
もちろん自衛隊の方も
それから防衛省もみんな分かってるんですよ
だけど動けないんですよ
分かってないようにしか動けないんですね
っていうのは簡単に言うとですね
自衛隊は国民を守るために存在するんですよ
国民を守るために存在するっていうことは
ミサイルが上がって落ちてしまってからですね
どうも経済水域 日本の経済水域に
落ちなかったようだなんて言ってもらってもですね
もう落ちてくる方は守れないわけですね
日本人を守るっていうことは
どういうことかって言ったら
落ちる前に自衛隊の迎撃ミサイルが
撃ち落としに行けるのか行けないのか
だから簡単に言えば
北朝鮮からミサイルが打ち上った
それを自衛隊がすぐ計算して
そのミサイルの航路からいって
日本のEEZ 経済水域に
落ちないかどうかを計算して
落ちなければ直ちに
テレビとかそういうのを使って
今北朝鮮のミサイルが
上空にあって落ちるけども
EEZ圏内ではないと どこに落ちる予想だと
いう風に言わなきゃいけないですね
それが全然間に合わないかって言うとですね
今度 短い航程なんで
上がってから落ちるまで時間が少ない
水平距離から言えば
二三分っていうとこですけど
多分超音速ということで
かなり上空まで上がったと思うんですね
上空まで上がったってことは落ちるまでに
七・八分から十分ぐらいあったんじゃないか
だからそれをこう日本としては
北朝鮮っていう国が隣にある時に
ミサイルで漁民とかですね
あるいは観光船なんかに当たらないかどうか
つまり経済水域っていうのは
日本の経済水域の定義はですね
日本の漁船が安全して漁船ばかりじゃなくて
色んなことで海の上で活動する人がいるわけですが
その人たちが完全に
もちろん完全になんですよ
経済水域っていうのは
そこで捕っていいっていう
経済的なことを言ってるだけじゃなくて
もちろん命に危険がないっていうことは
経済水域の前にあることですけどね
ですから経済水域であるということは
命は安全であると
日本人の命が完全に保つために
自衛隊がいると こういうことですからね
だから不可能なら
不可能と言わなきゃいけないですね
例えばミサイルが上がっても
日本は北朝鮮の干渉してないから
アメリカ軍か韓国軍から情報を得て
その情報に基づいて計算をしてやるっていうのは
時間が三十分かかるから
実際に北朝鮮のミサイルで
日本の漁船が危ないかどうかは
もう日本は計算すことできませんと
したがってこの領域は
経済水域ではあるけれども
北朝鮮のミサイルで死ぬことありますよって
言わなきゃいけないんですよ
それは言ってませんけどね
だからここに問題があるわけです
じゃあこれを自衛隊の責任かっていうと
自衛隊の人は必ずこう言いますね
これはもう僕も何回も議論してるんですが
それは文民統制だから
だから文官が言わなきゃ駄目なんだ
まぁ大臣とか それから
自衛隊の中枢部分にいる文官ですね
それが言わなきゃいけない
ということはどういうことかって言うと
予め決めておかなきゃいけないってことなんですよ
大臣もですね もう時間がないと
自分もトイレに行ってる時もあるから
間に合わないから
北朝鮮からミサイルが上がったら
瞬間的にそれをどうするどうすると
どうしたら日本人を守れるのかって
決めとかにゃいけないんですね
そうしなきゃ
こういった時間では駄目なんですよ
それはどこの国もそうで隣国からの攻撃で
自分の国の周りにいる人たちが死なないように
体制を取っておくということは大切なんですね
ところがマスコミなんかの論調を見ますとね
本当に酷い話で
事実を後から一時間後ぐらいに説明してですね
経済水域に落ちなかったって言ってんですよ
落ちなかったって落ちなかったっていう
表現では厳しく言うと自衛隊の意義はないんですよ
自衛隊の人に何のためにいるのって
国民を守るためだっていってるわけでしょう
守るためってのは
死んだ後でもいいんですかって
いや死ぬ前にやらないと
守ることになりませんよと
じゃあ北朝鮮のミサイルは守れますか
いや守れませんと じゃあ何が守れるんですか
アメリカからのミサイルとかロシアからのミサイル
中国からのミサイルは守れるんですか
いや守れません じゃあ何を守るんですか
いや全部守れません
じゃあ国民を守る自衛隊っていうのは
どういうことなんですかって
これはね 実は仮想の問題じゃないんですよ
北朝鮮による拉致ですね
横田めぐみさんとかそういう拉致の時も
実は自衛隊は守ることができなかったんですよ
できないっていうのはどういうことかっていったら
自衛隊の軍隊だとか
自衛隊員が守らないんじゃないんです
日本社会が守れないようにしているんですね
だから自衛隊だけを非難しちゃいけないんですが
僕はややこれは自衛隊を非難するんですけど
どうしてかって自衛隊を非難しないと
自衛隊が守れないよって
言ってくれないんですよ
じゃあ守れないよって言ってくれたら
初めてそこで何で守れないのって聞けるんですね
そしたら自衛隊は守りますよ
命を賭けても守りますよ
だけども日本社会が守らなくていいって言ったら
自衛隊は出ていけませんからねと
こう言ってくれるんで
そうすると日本社会に対して
誰が自衛隊を守るなと言ってるんだって
言ったら 例えば立憲民主党であるとか
名前が 昔だったら
日本社会党であるとか出てくるわけですよ
じゃあ日本社会党は
何で日本国民を守らないの?って言うと
日本社会党はですね 昔の日本社会党は
それは平和憲法があるからだとこう言いますよ
じゃあ だけども日本社会党は
首相になった村山さんが
自衛隊の観艦式 出てるじゃないですかと
それからあの時に
自衛隊を認めるって言ってるじゃないですかと
自衛隊を認めて
自衛隊が国民を守らないって言ったら
自衛隊 何ためにあるんですかと
税金使うためにあるんですかって
追求しないといけませんね
ですから この事を一回やらないとですね
横田めぐみさん
もちろん横田めぐみさん もの凄くかわいそうで
もう酷い話で
もう日本国民として情けない限りなんですが
その問題を詰めていくことができないんですよ
それで私はね 今度参政党でですね
参政党コンセンサスっていうのを
作ったらいいんじゃないかと思ってはいます
まだ参政党の人たちに話してるわけじゃないんですよ
私の希望ですよ これは
それは自衛隊は日本人を守ると
こういうコンセンサスを作りたいわけですよ
当たり前じゃないかっていうけど
今はですね
自衛隊は日本人を守ることができないんですよ
自衛隊の人が如何に英雄的であり
自衛隊の設備が装備がすごく優れてても
日本人を守るっていうことはできないんですよ
何でかっていったら
立憲民主党がいるからとも言えるし
共産党がいるからとも言えるんですが
コンセンサスが取れないんですよ
それから朝日新聞がいてNHKがいるから
動きが取れないんですね
全員が動きが取れなくて
なんかあれになっちゃってんですよ
なんかこうなんてぇー
金縛り状態になっちゃったんですよ
金縛り状態になってるということで
結局マスコミはどういう報道をしたかっていうと
なぜこの時期にミサイルを上げたのかという
北朝鮮の首席かなんかの
心理状態の解析なんかやってるんですよ
心理状態の解析をやったら
日本人が守れるのかってことなんですよ
だから私は参政党コンセンサスを作って
自衛隊は日本人を守る
自衛隊はとにかく日本人を守るんだ
経済水域に及ぶとですね
外国にいても
本当は守らなきゃいけないんですけど
日本の領土の中 もしくは
日本の経済水域の中にいる日本人が
外国のミサイルとか鉄砲とか
そういうもので死ぬってことがないと
それは自衛隊を守りますよと
そのために自衛隊はいるんですよ
ってことをはっきりしたいんですね
これにはね 議論が必要です
思わぬ議論が来ますよ
朝日新聞が一回やったことありますね
いや一回ぐらいミサイルが落ちて
誰か死んだっていいんじゃないの
二回目が来なければって
言ったことがあるんですよ 朝日新聞の人がですね
だからそういうことを
大っぴらに言うっていうことは
結局自衛隊は
日本人を守るっていうコンセンサスが
日本国民ができてないということなんですよ
これはもう由々しいことでね
じゃあなんで自衛隊に
自衛隊はどうすんの?って
いや千人ぐらい日本人が死ぬまではいいですよ
北朝鮮における拉致問題を見てると
どうもそういう感じですよね
何人拉致されたら自衛隊動くの?って
いやずーっと動けませんと なんで動けないの?
いや日本社会党がありましたから
それではですね やっぱり問題が少ないので
やっぱり日本人を守るという
参政党コンセンサスっていうそういうのをですね
作っていってもらいたいなと思っております

2022年2月12日 (ヒバリクラブ)

#武田邦彦 先生

2022/02/22

日本の防衛 ・・・(付録2)丸腰を撃つとは? 国際社会に響く提案は? (武田邦彦先生)




本日の収穫(3542文字) 

日本の防衛最初のですね
第三段階の一ですね
平和を直接 願ってもですね
それはもう人間 何千年の歴史で
何回も試みて失敗してるので
直接的に大切は大切ですがね
平和に対する祈りとか
平和を訴えるっていうのは大切なんですけども
具体的な政策にはならないんですよね
やっぱり具体的な政策をする上ではですね
世界が納得する 世界が納得するってのは
絶対に大義名分が通ってなきゃいけないですね
その例として第一次世界大戦の後
アメリカのウィルソン大統領がですね
民族自決の原則っていうのを作りましてね
誰もが反対できない
つまり国際的にあらゆる国で
正義と認められているものは
否定できないっていうことなんですね
それが一番いいのは第一段階としては
丸腰を撃たないっていうことなんですね
相手が丸腰 ピストルも刀を持ってない時に
こっちがその人を殺してはいけない
女子供を殺しちゃいけないっていうのは
ちょっと差別的なんで
丸腰を撃ってはいけないっていう方が
今ではいいですね
それで丸腰を撃ってはいけないっていうのは
一体どういうことなのかっていうと
簡単に言えば核兵器なんですよ
ここで広島のことを示しましたけども
このアメリカが広島に原爆を落としたっていうことは
これは戦争ではないんですよ これは
今は日米戦争の中に入ってますけど
これは虐殺なんですね
虐殺と戦争の間に何が違うかというと
戦争は相手が攻撃能力がある時に
こちらが攻撃していいっていうことであって
先回にお話しまして 先々回かな
軍服を着て野原で戦うっていうのが基本なんですね
戦争の 戦争はゲームですから
ルールのあるゲームですからね
戦争はルールがないと
思ってる方が多いんですけども
戦争のルールって
きちっと決まってるんですよ
国際的にはですね
それに違反するとやっぱり罰せられるわけですね
それが戦争裁判なんですね
東京裁判なんていうのは
ちょっとインチキな裁判なんですね
第一に核兵器なんですよ
第二にはミサイルなんですね
命中精度の悪いミサイル
またミサイルの先端に核兵器の積んだミサイル
これはですね
最初から大量虐殺なんですよ
最初から丸腰を撃つ兵器なんですよ
例えばここに 中国の沿岸部にですね
日本向けの基地を示しましたけれども
中国の沿岸部にはですね
日本の札幌から沖縄まで狙うですね
ミサイル 核ミサイル基地があって
そこからの照準が付けられてるんですよ
これを国際的に非難するにはですね
直接的に中国を非難するよりか
まずは国連にですね
丸腰を撃つことはやめようじゃないかと
戦争をなくすってことは難しいかもしれないが
色々紛争があってですね
相手が丸腰の時は撃たないという
原則ぐらい決められるだろうと
これはですね
ちょっと反論ができないんですね
特にキリスト教文化圏では反論できません
キリスト教文化圏では
相手が丸腰の時 撃つっていうことは
非常に卑怯な事という風に
考えられておりますので
これに反撃をするキリスト教国はありませんね
それからイスラム教国も
これには反対できません
ということはどういうことかって言うと
世界の大半がですね
丸腰を撃つということをやめようじゃないかと
その時に第一段階の第一段階として
第一段階の一で出すものはですね
やっぱり化学兵器と生物兵器なんですね
これは現在でも
化学兵器と生物兵器は禁止されておりますが
それを化学兵器 生物兵器にかかわらず
丸腰を撃つ兵器をあらかじめ準備しておくと
いうことは禁止という一歩踏み出すんですね
現在は生物兵器 化学兵器を戦場で使っては
いけないっていうのが基本なんですが
まぁ少なくとも国際的な認識なんですけども
いや国際条約ってのは非常に複雑でですね
一見して例えば武器を使ってはいけないという
国際条約があるとするじゃないですか
そうすると普通のこういう
日常的な国内で生活してる人は
それは武器を使っちゃいけないっていう
条約があれば
武器使っちゃいけないんじゃないのって
言うんですけど
国際条約ってのは
それほど簡単じゃなくて
見かけ上は武器を使っちゃいけないと
書いてあるけれども
それから後に色々な
こう条項があってですね
全部を見ると
武器は使っていいっていう風に見える
本当にそうだっていうのがあるんですね
それはもう山ほどあるんですよ
有名なやつでは第一次世界大戦の後の
いろんな条約なんかもそうなんですね
国際条約ってのは非常に複雑なんで
なかなか素人が
国際条約を理解できるってことはありません
だけどその為に
外務省の専門家がいますからね
外務省の専門家がそこを国民には
丁寧に説明すればいいわけですね
なんだったら外務省から
定例記者会見ってのがあってですね
誰が聞いてようと必ず外務省としては
日本の国益に即した話をする
もしくは国民に対して
国際条約の解説をするということをですね
ネットなんかを使って根気よくやっていくと
いうことが必要じゃないかと思います
その第一段階の一が終わったら
第二段階として具体的な例として
ミサイルの先に核弾頭を付けて
その命中精度が市民に及ぶような命中精度であり
相手国の都市を狙っているものは禁止と
これもですね 全く誰も反対できないんですよ
このことによって もしこれが
国連で議論されて適用されればですね
中国はこの ここの図で出したミサイル群を
全て撤去せざるを得なくなります
その理屈としては日本は理由があると
この前の戦争は理由があると
これはマッカーサーがアメリカ議会で
証言したものを使えばいいんですね 国連で
要するに敵国の司令官
最高司令官も言ってるように
日本の戦争は防衛戦争であった
自衛戦争であったと
これは敵将が言ってるんだと
日本が言ってるんじゃない
日本はもちろんそう思ってるけど
敵の将軍が司令官がそう言ってる
だからこれはそうなんだ だけども
その結果として悲惨な結果を招いたのは確かなんで
日本としては平和憲法を持っていると
それで侵略はしないと
戦争のための軍隊を持たないと
自衛のためしか持たないっていう約束をしていると
その日本だからこそ
提案ができるんだって言ったらですね
やっぱり国際的にこれも
皆さんも反対できない
一歩一歩崩していかなきゃいけないわけですね
二十年ぐらいかかるでしょ
それを根気よくやると
外務省がそれだけの意志を
持ってるかどうかっていうことが問題なんで
外務省の役人もやっぱり役人ですからね
やっぱりあんまり辛い思いはしたくないし
東大出て試験 公務員試験の講師に受かって
そして外務省に入ればですね
あとはもう人生は楽々ですから
そういう気持ちもある
これは人間ですからそうですからね
それはやっぱり政治で国会で議決をして
役人がそれに従わなきゃならないような
体制を作るっていうことを
まずしなきゃいけないわけですね
それには国会議員側が
利権があったらいけませんから
自由民主党が悪いってわけじゃありませんが
自由民主党も古くなったんでね
やっぱりそれよりは少し
難しいだろうという風に思いますね
それから本来はこれ平和に守るわけですから
立憲民主党とかするべきで
立憲民主党なんか昔からのあれで中国は悪くないと
中国っていうのは
いくらミサイルを日本の都市に向けてても
それが核弾頭を積んでても
中国のやることだから正しいじゃないか
中国は親分だから 日本は中国の
子分だからっていう認識ですからね
だからやっぱり現在のやっぱりあれですね
立憲民主党とかそういった
野党には任せることはできない
だからやっぱり新しい政党で これを
やっていかなきゃいけないという風に思いますね
具体的にはそういうことです
さらにこれは具体的にはあります
本当に具体的に
この丸腰を撃つという単純なことを禁止する
化学兵器生物兵器があり
核がありミサイルがあり
ここら辺までは丸腰を撃つということを
みんなで禁止しようじゃないかという
誰もが反対できないことをできますね
こういうことを続けていればですね
日本はですね
国際的にもある程度評価されることになります
なんつってもやっぱり日本人はですね
男は黙って札幌ビールなんですけど
日本以外の中国から
中東・ヨーロッパ・アメリカはですね
口に出して勝負なんですよ
主語述語がはっきりしてまして
目的語がはっきりしてますね
だから以心伝心で
人を説得するってことはできません
それには継続的な提案と継続的な努力
この継続的な努力を
評価するという意味ではですね
私もアメリカ・ヨーロッパでは
随分生活しましたが
ある意味では正しいんですよ
っていうのは努力を認めるんですね
個人のその努力 一生懸命努力する
その一生懸命努力するっていうことが
その人の意志の強さを示し
社会に対する影響がある
それは賛成しようじゃないかっていうことなんですね
私もこのブログもですね
一生懸命毎日やってるんですけれども
それはその人間っていうのは
一生懸命じゃなくちゃですね
やっぱり人の賛成は
得られないと思うからですね
そういうことで これは付録の二が付きました

2022年2月11日 (ヒバリクラブ)

#武田邦彦 先生

2022/02/21

Tragedy & Hope 林千勝先生からのメッセージ

私の動画はこちら↓
ジョン・F・ケネディの演説をBGMで使っていますが、
テロップとは関係ありません。

今回はあまりにも恐ろしい話を聞いたので文字に起こしました。

対談動画↓ 40分ごろから本の話


本日の収穫(1921文字)

金融資本主義の権力者には 遠大の目的があった
それは各国の政治体制と
世界全体の経済を支配することができる
個人の手による世界的な
金融統制システムを構築することに他ならない
このシステムは頻繁に行われる私的な会議や
会合で得られた秘密の合意によって
協調して行動する世界の
中央銀行によって統制されることになっていたと
FRBとかね 日銀もその傘下ですからね
このシステムの頂点はスイスのバーゼルにある
国際決済銀行 BISであると
この銀行は
民間企業である世界の中央銀行は所有し
管理する民間銀行であると BISもね
世界の主要な中央銀行のトップが
それ自体が世界の金融における
実質的な権力者ではないと そうではないと
むしろ彼らは支配的な
投資銀行家の技術者であり代理人である
これはじめに書いてあるんですね
彼らは 彼らっていうのは
支配的な投資銀行家達は
彼ら 中央銀行のトップを育て
そして彼らを倒すことができる
世界の実質的な金融力は
これらの投資銀行家が握っていたが
彼らは主に自分たちの
プライベートバンクの舞台裏にとどまっていると
これらの投資銀行家は中央銀行よりも
より指摘で より強力で より秘密裏に
国際協力と国家支配のシステムを形成していた
投資銀行家は
銀行ローン割引率の流れを支配することで
自国の金融産業システムを支配することができた
こうした権力のほとんど全ては
過去に金融クーデターを成功させ
危機に瀕しても冷静であり
勝利のチャンスを
仲間に分け与える能力を証明した人物
まぁつまりこれがロスチャイルド系であったり
ロックフェラー系であったり
モルガンだったりするんですね
個人的な影響力と
名声によって行使されていたと
各国の政治体制や
世界の経済を支配することができる
民間の手による
世界的な金融支配のシステムが実在する
それは地球上で最も強力な
権力者たちによる超極秘のグループですと
彼らは現在 巨大な蜘蛛の巣のような
複雑なネットワークを介して
あらゆる主要な国際機関
あらゆる主要な多国籍企業
国内外の主要な銀行
あらゆる中央銀行
地球上のあらゆる国民国家
あらゆる大陸の天然資源
そして世界中の人々を支配しています
この自己増殖するグループは
世界中の政府指導者
消費者 人々を操ることができる
精巧なコントロールシステムを開発しました
彼らは古代ローマ帝国に匹敵する
世界帝国の建設に向けて最終段階に入ってます
しかしローマ帝国のように一部だけではなく
全世界を支配することになるでしょう
このグループは 億単位の男性・女性
子供の死と苦しみに責任を負っています
第一次世界大戦 第二次世界大戦 朝鮮戦争
ベトナム戦争などの責任は彼らにありますと
彼らは世界の富を収奪し統合するために
インフレとデフレを作り出した
ソ連・中国・東欧などの共産主義国で
二十億人以上の人々を奴隷にした
これらの国で共産主義が生まれたことに
直接責任があると 彼らがね
彼らは私利私欲のために これらの邪悪な
全体主義システムを構築し維持している
彼らはヒトラー ムッソリーニ スターリン
ルーズベルトを権力の座につかせ
裏から彼らの政府を指導し
世界市場類を見ない略奪状態を実現したと
この二世紀半の間に富と権力は
益々 少数の男女の手に集中してきました
この富は現在 開発の最終段階にある
世界帝国の建設と維持に使われています
世界帝国は今日
一部は見え 一部は見えません
彼らは地球とその資源を完全に支配することになる
古代ローマ帝国のように
人々は完全に奴隷化されます
これはフィクションのように
聞こえるかもしれませんが本当のことなのです
フィクションであればいいのですが
そうではなく現実なのです
それでね この教科書を本当かどうかって
検証した研究者がいて
世界中 検証して回ったんです
その結果 序文を書いてましてね
この教科書のメッセージは
悲劇は避けられたはずであったということですね
このキグリー教授は
戦争や恐慌は人為的なものであると
主張してるんですね この教科書でね
将来同じような悲劇を避けることが
できるかもしれないという希望があると
これが Tragedy & Hope ですね
そのためにはキグリー教授の警告に
真摯に耳を傾けなければならないと
陰謀論だよ くだらないって言っちゃ
駄目だって言ってるんですよね
教授の著書を注意深く研究し
二十世紀の秘密の歴史を学び
まぁ歴史だっていうんですね
世界中の様々な金融・企業
欧州システムの支配者である
同じ人々や その後継者ですね
仲間たちが ここからです
二十一世紀を台なしにするのを許さないと
そうしない限りですね
この教科書 キグリー教授の仕事や
他の多くの人々の仕事は
無駄になってしまいますということですね
だからこれを陰謀論だということで
見て見ぬふりをするんではなくて 真摯に捉えて
希望に繋げなきゃいけないということですね

2022年2月19日

#林千勝 先生

2022/02/20

日本の防衛 ・・・(付録)戦争は悲惨ではなかった   正義のために剣をとれ! (武田邦彦先生)




本日の収穫(3490文字) 

日本の防衛でちょっと付録をですね 一つ
戦争は悲惨ではなかったと
これはですね ちょっと今の日本っていうのは
色んな点で面白い
面白いっていうか変なんですよね
なんか誰かが戦争は悲惨だっていうとですね
もう戦争が本当に
悲惨だったかなんて言おうもんならね
お前は何でそんな常識を
知らないんだ なんて言われてね
もう散々な目に遭っちゃうから
みんな黙っちゃうんですよ
そうすると もうそれが定着しちゃって
間違えでも何でも
それで行くってことになっちゃうんですね
実は戦争は悲惨ではなかったんですね
ここに関ヶ原の屏風絵を
ちょっと張ったんですけどね
こういった関ヶ原の戦いみたいな
超有名な戦いはですね
皆さんもこういった屏風絵とかそういうのを
見たことあると思うんですけども
街の中で戦争するってことまずないんですよ
それで野原でやるんですね
できるだけ人のいない野原でやるんですよ
これはヨーロッパでも基本的にはそうなんですね
ワーテルローの戦いなんて
大体平原の丘陵地でやるんですね
わざわざそこでやるんですよ
これは川中島の戦いでもそうなんですね
それからお城攻めだと
どうしてもお城になりますからね
お城攻めだと
例えば小田原城の攻めって事になりますと
小田原城の近くの民家の人たちは
そこを立ち退く必要があるんですね
いずれにしてもですね 市民とか女性子供を狙って
戦争なんか絶対しないんですよ
これはいつまで続いたかっていったら
実はゲルニカまでなんですね
ここにゲルニカの絵も張ったんですけどね
ゲルニカってのは 確か1938年
その頃のヨーロッパはですね
ようやくなドイツが
第一次世界大戦の敗戦からの痛手から回復しましてね
ナチスドイツが現れて
ヒットラーが首相になってですね
それで軍備を増強するという
そういう状態ですね 間もなく戦争ですね
スペインではですね フランコ政権という
軍人をトップにしたですね フランコ総統ですね
だから両方とも その頃はナチスとかですね
それからイタリアではムッソリーニ
スペインではフランコっていうんですね
まぁ独裁者が出てきて
それで支配するというなんかになったんですね
ヨーロッパも我々の目から見れば
民主主義であったり
先回ウェストファリア条約1648年
その頃から国際条約なんかもあってですね
そういう風に進歩はしてる つまり
ヨーロッパっていうのは戦争ばっかしてますからね
戦争は長けているんですよ
日本の文化人でヨーロッパが戦争が長けているので
文化も優れていると思うんですけど
文化はそんな優れてないんですよ
まぁね勿論
植民地の上がりで豊かな生活してましたから
文学とか音楽とか そういうのは絵画とかは
随分先端行ったんですけど
それもやっぱり王侯貴族のためのものであって
必ずしも芸術一本とも言えないんですね
そこら辺の悪口は別にしてですね
このゲルニカっていうのは
1938年 フランコ総統が
スペインの北部の
ゲルニカっていう都市があったんですけど
そこにですね そこは
反政府の巣窟みたいなところだったんですね
そこを攻撃しようと
しかしスペインの兵隊出すと面倒くさいから
ヒットラーに頼んで
ヒットラーにゲルニカの爆撃を頼んだんですよ
そしたらヒットラーが ちょうど空軍を
一生懸命作ってた頃ですから
よし試しに空爆やってみようっていうことでですね
それでドイツからこの爆撃機が
ばーっと飛び立ってですね
まっすぐゲルニカ
スペインの北のゲルニカまで行ったわけです
フランスの上空を通ってですね
そして爆撃したわけです
その下には市民がいたわけですね
だからこの時初めて女子供って言ったら
ちょっと差別的になるんですが女子供
つまり戦う意思のないのを殺したわけです
絨毯爆撃 無差別爆撃
これが本格的な無差別爆撃としては
世界で初めて ゲルニカですね
それをピカソがですね
確か万博かなんかに向けてですね
ゲルニカの悲惨さを絵を描いたと
これが非常に有名になったと
この絵は牛というのがですね
擬人的に攻撃する側ですね
馬っていうのが 擬人的には
悲惨な目に遭う方っていうことで
その他に涙を流す女性とかですね
いっぱいいました
この絵は至急描いたこともあって
あんまり最初の出来が良くなかったんで
ピカソが何回も何回も
描き直したりなんかしまして
今では名画中の名画なんですが
これがですね
悲惨な戦争っての始まった最初だったんですよ
つまり1938年が人類史上初めて
戦争が悲惨になったんですよ
だからこれは戦争が悲惨なんじゃなくて
戦争のやり方が悲惨になったんですよ
それは毒ガス使ったり生物兵器使ったりですね
原爆を落としたり そういうその
無抵抗の人たちを殺すっていうことが起きたのは
この1938年のナチスドイツの空爆なんですよ
その後それをアメリカが受けて
ドイツにはニュルンベルグの爆撃やらですね
日本には東京空襲とかあってですね
最終的には広島長崎に原爆を落とすと
これはね もう戦争じゃないんです
これは虐殺なんですよ
かつては戦争っていうのは
必ず兵士が絶対に民間人を巻き込まないように
派手な軍服着てたんですよ
ワーテルローの時も
みんな派手な軍服着てたんですね
それは派手な軍服を着るのは
なぜかって言うとですね
市民と間違えないためなんですよ
戦争はあくまでもゲームなんですね
ゲームなんですよ
また戦争っていうのは難しいんですね
正義のために剣をとれっていうのあるわけですよ
これはね 戦争が悪いことでは
なかったってことなんです
戦うことはな正義のためなんだから いいんだ
正義のために剣をとれっていうのは
立派なことだったんですよ
ところがね ちょっとこれ雑談で
今日は付録ですけど雑談しますとね
正義のために剣をとれっていうのは正しいんですよ
祖国を守るために剣をとれ
ただ正義のためにやる行為は地獄に通じる
これなぜかって言うとですね
正義っていうのは
その正義だと思う人 ここで言えば
剣をとる人が正義だと思ってるだけで
相手は自分が正義だと思ってるんですよ
正義っていうのはですね
人によって違うんですね
ですから正義のために
剣をとってはいけないという
正義のために
相手を刺してはいけないというのもあるんですよ
正義のためってのは一体何なんだと
例えば関ヶ原で徳川方と
石田三成っていうか豊臣方が戦いますね
西軍東軍 どっちが正しい
どっちが正義だなんてことないんですよ
徳川側には徳川の正義があり
豊臣側には豊臣の正義があるわけですよ
だから戦争は悲惨でもなく
正義のために剣をとった
ただ正義が はっきりしないって
いうことなんですよね
現在だったら中国共産党とチベットの抵抗運動
これは両方とも正義なんですよ
ただこの正義がどっちが勝つかっていったら
力の強い方が勝つっていうのが戦争なんです
だからこの力の強い方が
勝っていいというのがですね
宗教的にも認められてて
何でかっていうと
例えばキリスト教ですと 神様が全権を持ってる
神様は一人一人の行動で
今日あいつはあくびをした
今日サボったって全部知ってる
その神様が戦争に勝たせてくれるわけですから
ですから戦争に行く時に
神よと祈って戦争に行くんですね
神様の加護があれば
戦争に勝てるということで
戦争を行うこと 戦争に勝つこと
正義は自分の正義なんですが
そういうことは
全部認められてたわけですね
八幡太郎
日本でも八幡太郎義家が
戦争に行く時には 神社にお参りして
神の加護を乞うて戦に行く
だから必ず戦っていうのは宗教とくっついてるし
神様は勝つほうに応援する
だから宗教は邪悪でない
戦争は悲惨ではない
だから戦争は悲惨だから
平和にしようっていうのは駄目なんですよ
いやこれね 駄目だっていうか
そういう風に言ってるその気持ちはわかりますよ
気持ちはわかるけれども効果がないんです
それはそれを聞いた人はね 心の中で
それはそう言うけどねと
だけど正義のために剣がとれ
独立戦争はみんな正しいんだ
そんなね
戦争はやっちゃいけないなんて言ったって
それは寝言にすぎないよと
人間っていうものをよくわかってないよと
こういう風に心の中で思っちゃうわけなので
それでここで 私は戦争の三段階論
平和の三段階論って言ってるわけですね
戦争はまず無抵抗な人
向こうが刀は思ってない時に 武器を持ってない時に
こっちが殺しちゃいけないってことなんですよ
これはもうね つい最近
1948年まで認められてた
だから人間がもし進歩してるならですね
まず第一に平和の第一報ですね
なんといっても丸腰を撃たない
これだけを国際的に協定しようと
これならできるでしょうね
これを国連で
日本の国連代表が演説するんですよ
我々は丸腰を撃たないようにしようと
丸腰を撃つ準備をしている人は
丸腰はやめよう これだったらね
僕は粗方の国際世論を得られる
それを頑張って日本の丸腰政策と言って
はっきりと打ち出すことが大切だと思っています

2022年2月10日 (ヒバリクラブ)

#武田邦彦 先生

2022/02/19

日本の防衛 ・・・(1)平和への三段階論  ウェストファリアからの脱却  (武田邦彦先生)




本日の収穫(3415文字) 

現在の日本にですね
不安を抱いている人って非常に多いんですよね
とにかく国会はもう本当にまともな議論はないし
それから色んな疫病なんかに対しては
もう理屈に合わない政策が次々出てきますしね
学校もいじめがある
職場の人間関係もうまくいかない
一体どうしたんだっていうんで
まぁその新しい日本の考え方をですね
このブログで順序よく正月から出してるんですが
やっと本命になったんです 本命になるまで
大体四十回ぐらい必要でしたね
しかし日本というものがどういうものか
日本の教育がどこがまずいのか
っていうようなことを
最初にちょっとお話しとかないとですね
最初から防衛とか
それから日本の憲法とかに行きますとね
それは中々やっぱり裾がありますから
大変なんですね
こういったその話は中々難しくて
裾の方から行けば
何で裾ばっかやってんのって言われるし
メインに行くとメインの重要な問題ってのは
裾が物凄い広いもんですからね 中々難しいわけで
中間をとって四十日ぐらい
色々周辺をやりましてね
それから今日から本丸に突撃ということなんですね
日本の防衛ですね
防衛と外交でちょっと違いますので
一応ここで防衛と外交とを分けております
経済・防衛・外交・経済・国体
みたいなものが一番重要ですのでですね
その防衛の1ですね 平和への三段階論
平和運動してる人に
悪口を言うわけじゃないんですが
実はですね この日本の
今の日本の大きな間違いはですね
戦争は悲惨なものではないっていうことなんですよ
それはね
戦争をやめさせなきゃいけないっていうのはね
ちょっと目標が高すぎるんですね
残酷な悲惨な戦争をやめさせなきゃいけないと
これはですね 割合手前にあるんですよ
近くにあるんですね
ですから平和運動してる人に
是非お願いしたいんですが
戦争は悲惨なものであるっていう言い方はですね
ちょっと間違っておりましてね
これが平和に害をなすということじゃないんですが
錯覚をさせますね
元々戦争っていうのは
残酷じゃありませんでした
それは次回に詳しくご説明しますが
平和への三段階論というのはですね
やっぱり平和を求める心っていうのはもう
人間が生まれてからっていうかですね
年を作ってからどんなに少なくいっても
紀元前五千年ぐらいには
もうそういう考えがあってですね
何とかして平和な社会を
築こうとしたんですけどね
上手くいかないんですよ
それはね もう紀元前五千年ぐらいから
戦争に戦争を重ねたわけですね
ですからそういう心は勿論あるんですよ
身近な人がどんどん死んでいきますから
ところがやめられない
そこで最初のその本格的な試みがですね
ヨーロッパのウエストファリア条約だったんです
これは1648年ですからね
1600年ですから
今から400年ぐらい前のことなんですね
これは悲惨なですね
ヨーロッパ人ってもの凄く戦争が好きなんですよ
よくあの日本は侵略的だっていうけど
日本なんか全然侵略的じゃなくて
日本って本当平和国家なんですよ
この二千年を見ればですよ
平和国家なんですよ
ヨーロッパっていうのは非常に闘争的なんですね
だから もう闘争に闘争
戦争に戦争を重ねてね
ウエストファリア条約が結ばれた時は
三十年戦争っていうのがドイツを中心にありまして
これも悲惨だったもんですからね
ですからもう戦争止めようやっていって
ウエストファリア条約
これが人類が考えた
平和への第一歩っていう感じだったんですね
そこでの結論はですね
皆さんこう平和運動なんかやってる方は
非常に違和感が感じられると思うんですけども
人間の知恵っていうのはですね
やっぱり戦争を止めるということは
戦争の多い国を参考にしたらいいんですよね
結局だけど勢力均衡なんです
それはまぁ考えてみれば当たり前でですね
二つの国が戦争する時はどっちかが強くて
どっちかが弱いと戦争になるんですよ
ところが勢力が軍力が軍事力が
均衡していると戦争にならないんですね
最近の世界を見てもそうですよ 戦後のね
アメリカとソビエトは戦争してないんですよ
やっぱり勢力が均衡してますからね
アメリカと中国や
ソビエトと中国もあんまりしなかったんですよ
ところがアメリカが戦争した
相手っていうとね 戦後ですとね
やっぱりベトナムとか あの何ですかね
シリアとかイラクとか
そういうとこなんですよ
それはどうして
それは戦争になるかっていったら
アメリカに対して相手の国が極めて弱いか
弱いと思われるので戦争になるんですね
やっぱり戦争って人間がやりますからね
自分が死ぬと思うとやりたくないんですよ
ですから中国が戦後に占領した
中国っていうのは 今の中国共産党って
なんか間違ってるんですけどね
他の国を占領しちゃったのは
戦後占領したのは中国だけなんですね
中国共産党っていうんですか
チベットでしょ
ウイグル・モンゴルの南半分
満州さらにベトナムも占領しようと思って
1978年にベトナムに侵攻する
現在は台湾を取ってしまおうと
思っているわけですね
だからこれも当然なんですが
中国共産党が攻撃して侵略して
戦争で侵略して取った国は
全部中国と比べ物にならないぐらい
弱い国なんです
ベトナムにうっかり行きましたね
ベトナム強かったもんですから
すぐ引き揚げたと
こういうことになるんですね
ウエストファリア条約って
それを言ってるわけですよ
もう戦争やめよう
戦争やめようと思ったけど
止まらない じゃあ
事前の策として何がいいかっていったら
勢力均衡なんですよ
大国を作っちゃいけないってことなんですね
ドイツと戦われた
隣のポーランド・オーストリア あの当時ね
ポーランド・オーストリア・フランス・デンマーク
ここら辺がですね
もしもドイツと同じぐらいの軍事力なら
双方を牽制して攻めないんですよ
これもね 欠陥がありますよ
勿論欠陥があります
1648年にやっとそこまで来たんですね
それで これから日本はですね
日本の防衛っていうのは
世界が平和になれば防衛は良くなりますからね
日本の防衛は世界平和が
達成されることなんですが
平和はどうしても三段階いるんですよ
第一段階は残虐な戦争を
しないということなんですよね
残虐な戦争をしない
これは簡単なんですね
誰でも納得するんですが
丸腰の相手を撃たないっていうことなんですよ
丸腰の相手を撃たないっていうのはですね
自分の目の前に小学校の男の子が
何も持ってないで立ってる
それに対して銃を構えて
撃ち殺す兵士っていうのはそれほどいないんですよ
ほとんどいないんです
それはやっぱりよくないことなんですね
だから現在でも化学兵器とか生物兵器といった
無差別な殺戮は止めることになってるんですよ
だからこれは現実的にできるんですよ
まず丸腰を撃たない
丸腰を撃たないっていうのはね
これは非常に重要で
これは合意が取れるわけですよ
戦争を平和にするためにまず
合意が取れるものから行かなきゃならない
それが第一段階ですね
第二段階は自分の領土を広げるために
戦争はしないということなんですよ
自分の領土を広げるための戦争はしない
これしますとね 中国は
チベット・ウイグルは返さなきゃいけないですね
だから台湾にも侵攻できません
自分の領土を広げるために
軍事力は使わないっていうことですね
これが第二段階です
だから日本はそれを宣言する必要あるんですね
第一段階の丸腰の人は撃たない
日本は絶対丸腰を撃ちませんよ
第二番目
日本は現在 日本の領土から外に出ませんと
係争してるところですね
北方四島それから韓国との論争
それから中国との論争
そういった周辺は必ず発生しますから
アルザス=ロレーヌじゃないですけども
必ず発生しますから
そこはペンディングで置いておくと
これはもう歴史的にいいんですね
そのペンディングのところ以外はもう出ませんと
はっきりと宣言するということですね
そして三番目が平和を求めましょう
日本国憲法のように
各国の信頼を信じて平和に行きましょう
だから必ず三段階ですね
ですから平和への祈りとかですね
平和のことをお話しする先生のことを
お話しするという努力もいいんですけれども
それは人類ですね
七千年ぐらいやってきて失敗してるんですね
ですからやっぱり我々は
1648年のウエストファリア
ぐらいから行った方がいい
まず勢力均衡だと
できるだけ勢力均衡にする
それから丸腰の相手を撃たないとすると
それから領土を増やすのに
軍力を使わないっていうこと
そして平和と こういうことが
まず基本的な日本の政策としてですね
決めなければいけないと思います
これはもう政策で議論と 国民の議論と政策で
平和の三段階っていうのを
はっきりと意識しなきゃいけないと思います

2022年2月9日 (ヒバリクラブ)

#武田邦彦 先生

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#武田邦彦 #吉野敏明 #赤尾由美 #松田学 #神谷宗幣 #参政党

米ロのどちらを信じるか (武田邦彦先生)

本日の収穫(1181文字) では続いては 視聴者の方からの質問ということです 米ロのどちらを信じるかということです 前回はロシアとウクライナについてのご解説 とても勉強になりました 今回はロシアに若干の利があると言いますが 日本もロシアに多少恩を売っておく方が 良いのかもというの...