2022/03/03

【炉端の話】「大脳詐欺師」蔓延の時代 (武田邦彦先生)

この動画はBANされそうなのでrumbleにて 
↓ ↓ ↓ ↓ ↓


本日の収穫(3313文字)

こうやって炉端で火をあたってるとですね
焚き火の火にあたってますとね
ほのかに木が焼ける匂いがして
火が強くなったり
弱くなったりする揺らぎも感じられて
とてもいいもんなんですが それにしても
例えば日本の自然も
本当に美しくて野山も美しい
せせらぎもある
ですけど やはり田舎の生活はつらい
なんでつらいかって言ったら
そこに人間がいるからだ
人がいるからだということなんですよね
いつも定まった人
どこの息子は何をしてる
どこは何をへました 全部わかる
その中では本当に
息が詰まる生活になるという風に
本当に人間というのは
そういう意味で罪深いなと思いますね
その罪深い人間がただ田舎にいて
隣近所の噂をしてるんであればですね
大したことはないんですけども
これが社会的になったりですね
それから ましてその能力のある人とか
技術がある人それがですね
人間のその欠陥をさらけ出しますとね
大変な被害に結びつくわけですね
それは単にあまり知識がない人でしたら
本当の直接的な詐欺師ですね
オレオレ詐欺みたいな
おばあちゃん騙して何万円か取ると
まぁいう風なことになるんですが
何しろ東大なんかでてますとね
大脳が発達してますから
大脳詐欺師っていうのが
多く現れてきてるんですよね
これは本人が本当に
詐欺師という意識があって
意図的に詐欺師になってる場合もあるし
それから単に自分が名誉をとるとか
自分がお金をとっても別に差し支えないと
私が名古屋大学時代にある時ですね
一年生を中心とした物理の講義で
みんなにですね
実は名古屋大学の講義っていうのは
まぁ一時間に何万円かかると
ちゃんと計算して出してですね
しかしあなた方が払っている授業料は
それの三分の一ぐらいだと
じゃあ三分の一ぐらいの授業料で
あと三分の二を多くの人の税金で
あなた方は勉強してんのに
講義をさぼって 授業をさぼってですね
アルバイトをしているというのは
二重取りで詐欺ではないかと
これに対するあなた方の考えを
述べてくださいっていう問題をですね
ちょっと時間の空いた時にやったんですよ
三十分ぐらいですかね
そしたらなかなか良い回答で七八割はですね
確かに先生に言われて 今それに気が付いたと
我々は税金を 補助を受けて勉強してんだから
今後は真面目に勉強するとか
それからアルバイトでサボるみたいなことは
したくないっていう学生が七八割いました
もちろんそれが実施されるかどうかは別ですよ
だけどまぁ そう思うことがまず大切ですよね
ところが二三割の人はですね
いやそのイチローの例を出した人が
学生がちょっと印象的だったんですけども
イチローもただバットを振ってるだけだから
あんなに多くのお金を稼げるはずはないと
だからイチローは何で稼いでるかってったら
能力があったら他人の金をとっていいんだと
そういう回答が二三割ありましてね
それにはびっくりしましたね
いわゆるエリート意識ですね
自分は優秀である 優秀であるから
自分はある意味で
不当に稼いでもいいよっていう
そういうやつは
これは蔓延してますよね
例えばなんか
みんなが希望することをやったら
なんかもう百億円も
稼いじゃったなんて人いるわけですよね
だからそういうのも
自分は頭が良くて着想がいいんだから
別に自分で金取ったらいいじゃないかって
いうそういう考え方
だからこれは大脳詐欺師と
言えるかどうか微妙ですね
ただ大脳詐欺師の種類っていうのは
色々ありましてね
今度大脳詐欺師分類っていうのを
しようかなと思ってるんですが
例えば地震が来ると騒いで
金をもらう地震研究者
これが東大地震研なんかが典型的ですね
東海地震予測ではもう大儲けしましたね
ただ彼らは詐欺師 自分が詐欺師と
思ってたかどうかは微妙ですね
確かに地震の予知は難しい
だけど地震の予知に取り組んで
そして予算をいっぱいもらって
地震学が進歩するんだから
地震計なんて山ほどつけましたとかね 税金で
だからしょっちゅう静岡方面に出張は行けるし
今まで出張旅費をあんばいするのに大変で
特に学生の出張旅費なんかもなかなか出ない
ところが東海地震一発でいくらでも出る
学生に勉強させることもできるし
地震学も進展するし
まぁ大脳詐欺師どころか自分は
地震学の進歩に役立ってんだから
その金が実は色々一生懸命働いて
苦しい中から出した
税金だということには及ばない
税金を取る詐欺師ですね
これはいっぱいいるわけですよ
東海地震で活躍した地震学者もそうですし
今でも東南海地震とかいって稼いでる
しかし今まで地震学者が予想した
こういうところで地震が起こるというのと
全く違うところで連続して地震が起きてて
それで非常に簡単に言えばですね
地震学者が地震が起こるという所に
家を建てれば地震は来ないというぐらい
そう言っても全く間違いじゃないぐらい
地震が外れてるわけですね
御嶽山の噴火で六十何人が亡くなり
そのうち小学校四年生の女の子が亡くなった
しかし登山口に掲げられた注意書きにはですね
噴火の心配なしと絵が付いてて
噴火口の横で楽しそうに歩いてる
登山の人の絵が出てると
それに安心して登ったら実は爆発した
噴火した噴火したら東大の今度先生が出てきて
噴火学というのは予測できるようなところまで
行ってないんですよとこう言うと
じゃあなんで御嶽山が
噴火しないんだって言ったんだと
いや地元商店街が噴火するっていうと
困るっていうんでっていって
全く学問じゃなくて
これも大脳詐欺師の類なんですね
今度の疫病ですね
伝染病の流行でもそうでしたね
すでに2020年の2月13日
これは僕はYouTubeでも
BANされないと思うんですけど
何でかってのは事実であるっていうこと
医者の団体が言ってるってことですね
今度の新型コロナっていうのは
普通のインフルエンザよりかは弱いと
ワクチンはあんまり効果がないと
それは言ってなかったかな しれませんね
間違ったこと言っちゃいけませんからね
それからマスクはあまり意味がないと
こう言ってるにもかかわらず
まぁ皆さん見ての通りの
騒ぎになって経済活動も停滞した
しかし最近お医者さんが言ってますよね
コロナのおかげでものすごく儲かったと
多くの赤字の病院が黒字になったと
それはなぜかっていったら
まぁそれは二類に分類したりですね
補助金を政治家からせしめたりしたわけですよ
それはもう税金ですね
そのために医療系の団体から
代議士を出してるんだ
議員を出してるんだって言うわけです
国会議員っていうのは今は日本国のためとか
日本人のために働くんじゃなくて
自分が出た出身母体が大脳詐欺をするために
出てるんだっていうことになりますよね
それはアメリカのイギリスもそうなんですから
アメリカとイギリスに
真似したと言えばそうなるんですけどね
だから頭がいいということは
頭をどう使うかっていうことですね
私なんかは自分の生活が
苦しくない程度まで行けば
あとは世の中のために働くんだと
自分のね ご飯が食べれないとか
もう寒くて困るなんていう時は
やっぱり人間だから生存の方を
優先してもいいんじゃないかと思うんですね
そのくらいはいいんじゃないかと思うんですが
やはり例えば収入で言えば
六百四十万を超えたら
もう幸福には関係ない
金になっちゃうわけですから
ですからあと残りはですね
やはり一生懸命国のためにやると
そのために国立大学に
例えば特に国立大学に行った人
私立大学に行った人も
随分補助金出てますからね
だからそういう点では
やっぱりそこのところはですね
立派な人っていうのは
大脳詐欺をする人ではないっていうことですよ
大脳詐欺をする人が立派な人ではなくて
立派な人っていうのは本当に心から
立派でなければいけないということですね
まあそういうことでそういう社会
大脳詐欺師っていう
まず言葉を使わなきゃいけないと思いますよ
病気が流行ったら儲かる医者ね
それからいや自然に病気が流行って
何も細工しなきゃー
細工しないで儲かったんならいいですよ
だけども自分たちが
選挙して当選させた組織内議員が
国会で活躍して圧力をかけて儲けたっていうと
これは今度は大脳詐欺師になりますね
大脳詐欺師刑罰というのを
作らなきゃいけないんじゃないかと
私はそう思いますね
やっぱり小学校で倫理教育をやらない
実質倫理教育をやらないってことは
こんな風になっちゃうんだなと
悲しい国になっちゃうんだなと思いますね 

2022年2月22日

#武田邦彦先生

2022/03/02

【炉端の話】僕が英霊を素直に英霊と思えるようになった日 (武田邦彦先生)



本日の収穫(3392文字) 

私が物事を素直に見ることが
できるようになったっていうのは
三十二歳の時が一つの区切りでしたね
それまでの自分っていうのは
言ってみれば大学が休校になると喜んだ
学生みたいなもんで
自分で努力してその大学に入ったのに
大学の授業が休みになると喜ぶなんて
そういうその分裂した状態でした
それが本当に自分のこう
やるべきことっていうのがわかってきて
それが三十二歳でした
四十二歳の時に元気になりまして
それまで病気がちだと
お酒も飲める運動もできるって
いうようになりましたので
私の人生はその時は
第二回目の変革期でしたね
これを通じて私の精神は少しずつ
素直になってきたように思います
いつかっていうのが中々
はっきりと思いださないんですが
最初に私が素直に
偉い人が偉いんだなーという風に思ったのが
実はイエス様でしたね
私は洗礼をしておりませんので
キリスト教の信者ではないんですけども
イエス様の言われたことを
聖書で読んだ時ですね
非常に衝撃を受けましたね
それはそのイエス様が素晴らしい
何で衝撃を受けたんじゃなくて
二十七歳か八歳のこう言っちゃなんですが
教育なんか何の役にも立たないわけですから
教育もないなんて言えないんですが
学校にも行ってない青年ですね
田舎の青年が
こんなことを言われるのかと
ちょっとこう人間じゃないなって
いや神様かもしれないですね
と思ったことがまず最初と
それから彼のこの深い愛情ですね
人間に対する愛情 その愛情をですね
非常にびっくりしましたね 本当に
ああこんなにも深く
人間を愛した人がいるのかっていうのが
今でもイエス様に関する
非常に大きな私の印象なんですね
それ以来私はチャンスがなくキリスト教の
洗礼を受けることはありませんでしたけれども
今になってみれば
それは私がですね 日本人であって
能動的信仰って言いますかね
自分の方から信仰を求める
教えていただいて信仰するんじゃない
という受動的信仰ではなかったという
私の体の中にある日本人が
洗礼するのに
ちょっと抵抗があったと
いうことになろうと思いますね
それからしばらく経ってだと思うんですね
前後関係はイエス様の愛情に
非常に強くうたれた後ですね
私はですね 戦後の教育を受けましたから
日本がアジアの国を
侵略したと思ってたんですよ
今で言えば恥ずかしいんですけどね
しょうがないですね そう思ってたわけですから
ところが自分で一つ一つ
歴史を調べてみるとですね
いや実はその頃アジアって
なかったんだっていうことがわかってですね
アジアの国っていうのはなかったんだと
わかってこれもショックを受けましたね
自分はなんて間違ってんだろうか
友達はみんな間違ってましたね
戦後教育を受けてましたから
フィリピンはアメリカであって
インドシナはフランスであって
それからインドネシアは
オランダだったわけですよ
それからその他の国は
イギリスだったわけですよね
それで中国もですね
中国は一応独立はしてたんですが
南はですね
イギリスとフランス領だったし
北の満州とかそこら辺は日本以外だったらば
全部ロシアだったわけですね
しかも中国本体は
白い中国人っていうように
白人側に寝返ったアジアの国だったわけですから
あれーと思いましたね 何を自分は今まで
日本軍がアジアに攻め入ったと思ってたんですよ
錯覚して今でもそういう
かわいそうな人がいてですね
僕の友達でほとんどの友達がそうなんですよ
戦後教育受けましたからね
日本軍がアジアの諸国を
侵略したなんて思ってるんですよ本当に
じゃあそのアジアの諸国ってどこなのって
フィリピンはアメリカだったんですよと
インドネシアはオランダだった
インドシナはフランスだった
その他の国はイギリスだった
北のほうは全部ロシアだった
それでやむを得ず中国っていうのは
どうしても白人側に寝返ってますから
どうしてもそれは
白人と一体になっちゃうんですね
それを聞いてもですね 誰も答え返ってきません
っていうのはその人はですね
七十年来ですね そう思ってるわけですよ
日本はフィリピンとかインドネシアとか
インドシナ
ベトナム・ラオス・カンボジアですね
それからタイだとかビルマとか
そういうところに
侵入したと思ってるんですよ 軍隊が
違うんですよね
それからその衝撃が
ものすごく大きかったですね
僕は自分の意見よりか事実というのを
まず優先するもんですから
事実はこうだったのかと 自分はなんて
変なことを考えてたんだろうかっていう
そういう感じだったわけですよ
それで深く反省して
その後一つ一つの事実を
こう調べていったわけですよね
そうしますと どうもね
本当に日本はですね
錯覚もあるんですけどね
有色人種を白人の植民地から解放しようとして
命を捨てたんですよ
そんなことってありますかね
日本という小さな世界の一か国がですね
その当時 世界のほとんどの国は
白人の植民地でした
有色人種の国で白人の植民地ではなかったのは
わずか四か国ですよ
日本でしょう 白人に寝返った清 
日清の清だったり
中華民国だったり 志那ですね
それからイギリスとフランスの間で
一応仮の独立としてたシャム 今のタイですね
それから疫病が流行ったので後に
イタリアの植民地になりましたけども
イタリア領になりましたが
エチオピアですね
ですから本当に世界で完全に
独立してるって日本だけだったんですよ
南アメリカはですね 十九世紀の後半は
ナポレオン戦争のあとですね
ほとんど現地の人は皆殺しになって
ヨーロッパ人それから
現地の生き残ったアジア人
それにアフリカが連れてこられた
黒人という構成でしたから
これはもうヨーロッパなんですね
言ってみれば
植民地みたいなもんですね
今でもナチスの残党が逃げていくっていうと
南アメリカに逃げていくんですが
そうなんですよね
それで日本が有色人種で唯一独立し
独立したばかりじゃなくて
果敢にロシア 第一次大戦ではドイツ
第二次大戦では
アメリカ・イギリス・オランダとですね
もう西洋列国と全部戦ったわけですよ
たまたま日本が戦う時に
フランスがドイツに占領されて
フランスという国がなかったもんですから
フランスとも戦いませんでしたけど
当然フランスとも戦ってたでしょうね
だからつまりその当時の世界の主要白人と
全部日本は戦ったんですよ
いやそれはもうすごかったですね
それでその後ガタルカナルに行って
そこで三万人死んだんですけども
その時に旭川の
第七師団が行ったわけですけどもね
いやーねーもう本当にその人たちの
書いたものなんかね 残ってるものを見ると
日本のために戦うっていう感じじゃないんですよ
左翼の人達とか戦後教育は
僕に間違ったことばっか教えましたが
天皇陛下万歳で死んだんじゃないんですよ
アジアのためになる 有色人種のために
オーストラリアの東まで行って戦ったんですね
本当にだからそれを知ってですね
それはもう英霊だなと思いましたね
それまでの有色人種は奴隷として連れていかれ
あるいは抵抗したら殺され
白人の国に連れていかれたら
奴隷として働かされた
インドなんかでも有望な若者は
両手首を切られる
ベトナムに行ったらベトナムには
ベトナム人を入れる監獄がありましたよ
死ぬまで入れる監獄
監獄に入ったらほとんど殺されるんですけどね
その人たちがですね やはり日本の若者に
力を与えたんですよ 僕の言う絡合なんですね
世界はこれではいけない
世界はこんなに不合理ではいけない
白人のやってることは暴虐なんだということを
当時の日本人はやっぱりわかったんですよ
これはパリの平和条約の人種差別撤廃条項の提案も
やっぱりその気持ちなんですね
だから非常に明治維新から第二次世界大戦
大東亜戦争までは日本人は良かったですね
私はその時に本当に英霊は英霊だと思いました
だって自分の命を投げ出して自分の国の人を
助けようというだけで英霊ですよ
だけど日本の兵隊はね 自分の命を投げ出して
有色人種全部を助けようとしたんですから
それで ものすごく反論してきていいですよ
だけど多分反論はできませんよ
だって事実そうなってますから
日本が戦って負けたと言われてますけど
これ負けてないですけどね
負けたと言われてますけど
その後1950年代にアジア諸国が独立し
1960年代にアフリカ諸国が独立しましたよ
まさに英霊ですね
僕は日本に入国する人は
一応靖国神社参拝してから
日本の各地に行ってくれっていう 外国人がね
それを言ってるのは
今の世界秩序が誰でなってるのか
それは南方の島とか北方の島
中国大陸で命を落とした
まさに日本の兵隊の英霊のためなんですね
私はそう思います 

2022年2月21日

#武田邦彦 先生

2022/03/01

家庭と男女、親子 ・・・(1)日本に戻る  日本の男女、家庭、親子は 幸福だった・・・なぜだろう??(武田邦彦先生)



本日の収穫(3620文字) 

経済の次のテーマは
家庭・男女・親子というですね
私たちの身の回りです
これについては従来はですね
政治政策などが
関与する部分ではなかったんですが
百年前と比べますとね たった百年前ですよ
百年前ってまだ昭和なんですけど
百年前と比べますと 寿命が四十三歳
平均寿命が四十三歳 男女ともですね
それがもう百歳に垂んとしようとしてる
それから男女関係も
昔は男は戦場に出る 女は家庭をやると
家電製品がない
つまり冷蔵庫とか洗濯機がないとですね
女性は別に女性が自立しようとか
なんか外で働こうと思ってもですよ
それは特別な人は別ですが
なんたって買い物一日に
二三回行かなきゃいけない
だって冷蔵庫がないですからね
冷蔵庫がないっていったらもう
冷蔵庫どころか冷凍庫もちろんないわけですから
どうにもなんないわけですよ
だから洗濯つったらですね
たらいにこの洗濯板を乗せて
ゴシゴシやるわけですからね
それで赤ちゃんなんかいたら
おしめなんかだって
今みたいな使い捨ておしめなんかありませんからね
それはもう大変なんですよ
だからそれは男もね
戦場に出るわ それから仕事に行けば
炭鉱夫でつるはしを振るったりね
畑に出れば鍬を振るうわけですから
それは今と全く違うんです
親子関係もそうですね
学校にとにかく出しとけばいいとか
それから受験戦争なんてないし
それぞれの家庭でそれぞれに
子供を育てればいいという時代なわけですよ
それが現代のようにですね もう全く違いますね
収入も違えば 男女関係は大きく変わった
親子関係も大きく変わった
それから小家族になった これも大きいですね
常におばあさんおじいさんの
若干手はかかるけど働き手でもあるという
中間的な人がいる家庭とですね
あっさりと妻と夫 もしくは妻と夫と子供だけって
いうのとはもう相当違いますからね
そういう中で 本当に今は
特に女性が中心に大変な思いをしてるわけですよ
しかしそれは親としての両親も子供自身も
それから結婚の比率が低いですよね
離婚の率も高いし
しかも結婚の時期も遅いという中でどうするのか
それもゼロ歳から五十歳までのことしか
まだみんな頭に回ってなくて
五十歳から百歳のことは
頭に回ってないという状態ですので
もう大至急検討しないといかんのですよ
それでこれはもう社会制度も変えなきゃいけないし
教育も変えなきゃいけないし
それから税金の仕方 それから一番大切なのは
母親の仕事まぁ母親じゃない人もそうなんですが
母親の仕事は労働なのかという
このでかい問題はまだ片付いてないわけですね
それで我々はだけど世界の内ではいいんですよ
どうしていいかっていうとですね
日本がそもそも良かったですね
下の図はですね
実は写真と図はこの前の本当の話ですね
友達テレビの本当の話で私が示したんですが
十九世紀のちょうど同じぐらいの時期ですね
十九世紀中盤のイギリスのロンドンの女性の生活
もう本当にひどい生活なんですね
これがエンゲルスとかマルクスが嘆いた
一つの庶民の生活でありですね
そっから共産主義というのが生まれたわけですね
日本は共産主義が生まれるはずは
本当はないんですよ
共産党の人に悪いけどっていうのはですね
日本はイギリスみたいな
ひどい生活なかったんですよ
だから日本のですね そういう政治を考える人が
冷たかったわけじゃないんですね
それは隣に示しました
その当時殆ど同じ時期の
日本の長屋の女性の生活ですね
まぁそれは大変ですよ 着物を干すにしても
一回着物を解いてそれで板に張り付いて干して
それをまた お針仕事で
服にするわけですから大変なんですけども
その状態の差っていうのを
よく見てほしいんですよね
イギリスのその庶民階級つったらもう
本当に仕事をする意欲も
失うような状態だったわけですよ
ところがそれに対して日本のご婦人は
如何に貧乏で長屋暮らしであってもですね
人間らしい生活なんですね
これは私が特に選んで
こういうのを描いたんじゃなくて
イギリスではそういう生活が
いくつも描写されております
エンゲルスなんかの直接的な描写もあります
それから日本の方もですね
イギリスから日本に来た大使ですね
なんかがですね その時
講師っていったかな?それがですね
もう日本の家庭に
そのヨーロッパの文化を持ってくるのが
本当に正しいだろうかと言っているわけですね
却って不幸になっちゃうんじゃないかって
その通りになったわけですよ
元々不幸だったヨーロッパの家庭を
日本に持ち込んだんですよ
おわかりですかね
要するに日本の文化人なんかがよくですね
ヨーロッパを真似ようと言ってんですけど
ヨーロッパを真似て
いいっていうことばかりじゃないんですよ
やっぱり家庭なんかはもう圧倒的に
それでご婦人の生活ですね
特に女性の生活はそれはもうヨーロッパの
平民ですよ 貴族じゃないですよ
貴族はそれはヨーロッパの貴族は
それ良かったんですけど
それは日本の殿様とかそういうほうが
奥方のほうがずっと質素だったんですよ
ですからそういうその
ごく少数の家庭ではなくて
一般的なその庶民の女性を比べたらですね
比べものにならないんです
これは男性もそうなんですよ 実は
日本の男性はですね
やっぱり仕事というものが中心にできたんですよ
自分の生きがいとしての仕事ができたんですよ
ところがイギリスの労働つったらですね
それはもう悲惨なものなんですよ
奴隷に一歩近いんですね とにかく働けと
夜は酒を飲めて女を宛てがうからって
そういうレベルの話だったんですね
だからもう全然状況が違うわけですね
だからその日本が今不幸になった
日本の家庭・男女・親子が不幸になったのは
日本の男女・家庭・親子が
なぜ幸福だったんだろうかということを十分考えずに
イギリスから来た講師が言ってるように
果たしてこの日本にイギリスの文化を
持ってきたら人々が幸福になるんだろうか
不幸になるんじゃないかと言ってるのと
同じようになってしまったっていうことなんですね
やっぱり私たちはここで本当の幸福
それから日本人には
日本人のやっぱり気質がありますからね
遺伝子も共通しておりますから
それも考えてですね
やる必要があるんですね
そのヒントはですね
やっぱり日本人ってのは
現実を見る力が強いんですよ
これはある程度ごまかすことも
できるっていうような悪い点もないじゃないんですが
基本的には現実を見る力は強いんですね
自然を見るそれから
人間というものを見るという力が強いので
日本の宗教っていうのは自然を神とする
日本人の神っていうのは
実はヨーロッパの神とは神が違うんですよ
っていうのはその
神ということ自体が違うんですね
ヨーロッパでは人間が死んでも何でも
どうしても人間と神の間には
越えがたい壁があるわけですよ 全然違う
ところが日本人は
死んだら神になるんですよね
神社に祀られたりします
仏様になるとも言うんですよ
大体亡くなった方は仏というんですからね
日本は だから仏教とも全然違うんですよ
この観察力ですね
日本の観察力っていうのは素晴らしいんですよ
そのために宗教戦争もなかったし
穏やかな宗教を築くことができたんですね
ですから日本の観察はですね 男と女っていうのは
一体何が違って何が幸福なんだろうか
だから日本においてはね
女性が子宮を持ち乳房を持ってるっていうことを
そのまま認めるんですよ
男が筋肉があって死ぬのが平気だと
女性は死ぬことができないけども
男は人のために死ねる
女は家族のためには死ねますけど
他人のためには死ねないんですね
そういう性格は一体どうなってるのかって
いうことをよーく知ってるんですよ
家庭というのは人生の基礎であると
それがどういう状態でないと
幸福っていうのは得られないのかってことも
知ってるわけですね 日本人は
だから親子もそうですね
親子関係っていうのは基本的に難しいんだと
親が子どもを教育するってことは
実は不可能なんだということも
現実をよーく見てるんですよ こういった
現実をよく見てるっていうことがですね
日本人の家庭・男女・親子ですね
これはもう殆ど
人生の七割は占めますからね 普通の場合は
それはまあ仕事に熱中している大実業家
渋沢栄一はどうだっただろうかとかね
織田信長どうだっただろうか
なんていうんじゃないんですよ
我々はそういうことじゃなくて
家庭と親子と男女で構成されて
それで私たちの八割から九割は
人生が決まってしまうんですね
だから日本に戻る
これがですね やっぱり
だからつって男女の役割を固定するとか
そう考えちゃいけませんよ
それ全然違うんですよ それは寿命が
四十三歳から百歳になったことを基づいて
家電製品ができたことを基づいて
それから既にもう女性がですね
働くということは
どういうことかっていうことをよく知っている
これにはですね
名古屋の伊藤麻美さんっていうですね
社会保険労務士 社労士ですねの方
是非今度 参政党で活動してほしいんですけども
その人が女性の現実を見て
それで女性が幸福になる働き方は
どういう働き方だろうかっていうことを
ずーっとやっておられます
非常にいいので機会があったら
伊藤麻美さんの話もですね
聞いていただきたいなと思っております

2022年2月17日 (ヒバリクラブ)

#武田邦彦 先生

2022/02/28

経済政策 ・・・(2)政府のためから国民のために  勤勉な国民=生活安定  財政均衡論や現代貨幣理論は無関係 (武田邦彦先生)



本日の収穫(3316文字) 

経済政策っていうのは
かなり難しい部分ですからですね
ここは二回で一応切り上げるんですが
全体像を今掴むために
二回で切り上げるんですがですね
全然経済政策で我々が聞くのが
何かよくわからないのはですね
我々の実感と離れてるからですね
私達日本人は
ほとんどが勤勉な国民なんですよ
こう言っちゃ悪いんですけど 議員さんとか
メディアの方とかそういう方の中では
自分の信念とか
自分の仕事をするということと
それから自分がやってる行動が
少し違うことがあるんですよね
これはしょうがないっていえば
しょうがないんですけども
まぁそういうところあるんですが
ほとんどは勤勉な国民なんですよ
毎日毎日自分の仕事を一生懸命やると
悩みながら一生懸命やるっていうタイプの人間が
日本はこれが宝ですよね
その人たちは
生活が安定することを望んでるんですよ
別に財政均衡論がどうとか
現代貨幣理論がどうとかいうこととは
無関係というわけじゃないんですけど
それを理解しなきゃいけないってことないんですよ
ところがテレビ・新聞
あるいは解説なんかとか本とか読みますとね
財政均衡論がどうとか
現代貨幣理論がどうとか
これ MMTっていうんですけど
そういったものが溢れておりますね
それからもう一つは日本の経済が破綻するとか
株が暴落するとか中国の崩壊が近いとか
いうようなことばっかりあるんですよね
じゃあ中国の崩壊が近いっていうことは
一体どういうことなのか
勤勉な国民にとって
どういうことなのかっていうことは
あまりわからないんですね
私たちとしてはですね
私たち普通の人間としては
財政均衡論であれ
現在貨幣理論であれ 国際金融資本であれ
なんか政府のまた中の
政府の中の政府とかですね
それからディープステートとかいう風に
英語で言っておりますが
まぁ隠れた政府とかですね
中国の崩壊とか
そういうことはともかくとして
ともかくですよ
大切じゃないと言ってるわけじゃなくて
ともかくとして 我々勤勉な
毎日一生懸命働いている人たちの生活を
安定させてくれっていうことなんですよ
ところが色んなそういう議論があるけれども
1990年から
2020年までの30年間
アルバイトなんかを除いた
平均賃金は460万
本当の日本人の平均っていうかですね
一番多いっていうのは
300万ちょっとぐらいなんですけど
一応統計上出てくるのが460万
その460万がこの30年間全く変わらなかった
その代わり消費税は10パーセント上がった
もちろんこれをこう
難しい経済理論でやりますとね
消費税が上がっただけ所得税がどうとか
法人税がどうとかいうことがあるんですが
しかし我々の生活実感としてはですね
給料は変わらない税金は増えた
だから買うものは減ったっていう
そういう感じなんですよね
だから何のための政府かなーとか
何のための経済理論かなっていう
気持ちはいつでもあるんですね
それの一番典型的で私がいつも言ってるのは
2009年のリーマン・ショックですね
リーマン・ショックっていうのは本当にいかがわしい
金融マフィアみたいな連中ですよ
その中にはノーベル経済学賞を
受賞した人までいるという
それがいかがわしいことやるわけですよ
何でいかがわしいことやるかっていったら
勤勉な国民=生活安定じゃないんです
自分達だけは経済の知識を利用して
大儲けしようっていうことなんですよ
だから困っちゃうんで
そういう輩が山ほどいるわけですね
経済学の 経済関係の人がですね
もう少し自分の儲けは少し抑制しても
国民の生活が安定するような方向に考えてくれたり
議論したり行動をとってくれたりしたら
いいんですけど 実は違うんですよ
やっぱりお金の近くにいますとね
これはあの企業の経営者でも
ほとんどの人がそうなんですよ
やっぱりね
お金に近いと倫理は劣ってくるんですよ
これはもう
武士は食わねど高楊枝じゃないですけどね
昔からお金に接近すると権力を使って
自分が儲けたくなったって
これ人間の性なんですよね
だからお金に携わってる人がですね
少しぐらい汚いことしても
それはしょうがないって言ったら
ちょっと言い過ぎなんですけど
やっぱりそれが人間であるっていうことに
なるんですね だから難しいんです
例えば政治家もややお金にまみれてしまいますよ
次の選挙に受かるためにはお金が必要ですからね
そうすると どうしてもお金に心が行く
自分のお金に心が行く
国民が安定な だから例えば平均的にはですね
少し その日その日で暮らしてる
つらい人もいっぱいいるんですけども
多少 家庭を持って家のローンを払いながら
夫も一生懸命働き
妻もアルバイトとか子育てとか
一生懸命毎日やってると その人たちがね
アメリカの一部の人たちが
大金を儲けるために仕組んだ
リーマン・ショックみたいなことで
あの時 中小企業の人なんか本当に
職がなくなっちゃった人が多いわけですよ
やっぱり僕はね
これからの経済政策っていうのは
財政均衡論とか現代貨幣理論っていうのを
表に出しちゃいけないと思うんですね
勤勉な国民が生活が安定して暮らす
このためには銀行が絶対つぶれちゃいけませんね
その点では最近銀行でね
金の出し入れが時々故障するような銀行は
もう少し厳しくやってもらわなきゃ
いけないと思うんですよね
何しろ生活が安定する
少しの貯金も持って
お金 家のローンも払って
それでちょっと父親母親が年とった時には
それの援助も少しして 子供にも
たまにはつったらあれなんですが
海山に連れてって楽しい時を過ごせる
そのくらいの余裕のある
ですね だから望んでることは
そんなに大きなことじゃないんですよね
勤勉に働きますと私は ちゃんとやりますと
人間ですから時々へまもしますと
そのくらいの時に収入が安定してて
なけなしの貯金がありますから
これは変動しないように守ってくれて
もちろんいいですよと
通貨の切り下げとか預金の利上げとか利下げとか
それから日銀の国債引受とかもいいですよと
しかしそういうことではなくて
とにかく所得が一定なのに
消費税が10パーセント上がっちゃうなんて
そういうことをやってもらっちゃ
困るっていうことなんですよ
それは何で困るか
生活が安定しないからなんですよね
だから土地の値段もそれほど
少しずつ上がっていくのはしょうがないけど
それほど上がったり下がったりしない
物価もそれほど上がったり下がったりしない
一応物価を上げる時は
物価もあげなきゃなんないことあるんですが
物価を上げる時は やっぱり
給料が上がってるっていうのが前提だと
いやインフレ率
2パーセントが正常だなんて言いますけどね
10年間 今ちょっと計算してみますけどね
10年間で2パーセント給料が
上がるっていうことは
460万だったわけですね
今ちょっと計算してますが
2パーセントが 1.02ですからね
それの30年間ですから
ですから2パーセントずつ上がったら
給料はどのくらいになるかって言うとですね
毎年2パーセントずつ
給料が上がったらですね
それが30年間でどのくらいになるかって言うと
1.8倍になるんですよ
だから2パーセントのインフレ率が
正しいという言い方をすると
この30年間でですね
給料も460万から520万に
なってくれなきゃいけないんですよ
460万の給料が所得がですね
520万になるんだったらば
日銀のいう2パーセントのインフレ率が
適切なんだってことを言えるわけですよ
だけども物価だけが2パーセント上がってですね
そして給料は460万のまま据え置かれ
かつ消費税が
10パーセントかかるっていうことになると
国民は結局 総合すると22パーセント
つまり五分の一給料が減ったと
一緒になっちゃうんですよね
これやっぱり生活安定と言えないんです
私は今度 参政党で
立候補した一つの理由はですね
専門家向けの財政均衡論だとか
現代貨幣理論だとか
ディープステートとかっていうのはもちろん構わない
それは非常に我々の知識を増やす
だけども基本は
勤勉な人間が生活安定するんだ
じゃあインフレ率2パーセントが適切なんだと
日銀の総裁が言うならですね 言うならですよ
460万の所得は
30年たったら520万になって
それで消費税10パーセントが被るわけですから
その時に経済政策って一体何なんだと
いうことを問いかけていきたい
それで勤勉な国民が生活が安定する
それをもう第一義にしなきゃいけないと
私は思っております

2022年2月16日 (ヒバリクラブ)

#武田邦彦 先生

2022/02/27

経済政策 ・・・(1)誰もわかっていない  経済学の確立、学者の政治参加の時限禁止 (武田邦彦先生)



本日の収穫(3749文字) 

今日はですね
経済政策の方に踏み込みますけれども
実はですね 経済っていうのは
経済学っていうのがあるんですけどね
経済学は経済学の先生が怒るんですけどね
まだ学問にはなってないような
気がするんですね
つまり経済学はですね
必要性に迫られてやってるわけですから
別に経済学自身が
無意味だっていってるわけじゃないんですよ
経済学は大いに発達しなきゃいけないんですが
例えば今年ねー
景気が良くなるのか悪くなるのか
自分はお金をお金として持ってたらいいのか
土地を買った方がいいのか
外国のファンドを買った方がいいのか
全く有用なことを教えてくれない
なぜ教えてくれないかっていうと
学問っていうのはですね
実はみんな学問っていうのと
学者とか色々混合してるんですが
飛行機を飛ばすと 私いつも言うんですけど
飛行機を飛ばすという時にですね
この飛行機が落ちるかどうか分からないんですよ
材料学がまだ完成してないんで
上空に行ったら尾翼が割れて
落ちちゃうかもしれないんですよ
言ったらですね
普通はそれは学問の段階じゃないんですよ
じゃあもうちょっと学問をちゃんとして
材料学をちゃんとして
上空に行っても破壊しないように
してくださいねっていって飛行機が飛ぶんですね
それはどうしてかっていうと
その材料学に参加している
その材料学の専門家がですね
ほぼ全員 ほぼ全員なんですが ほぼ全員が
なるほどそれでいいとそういう考えでいいと
データもこうなっていると
いう風になるのが確率なんですよ 学問の
だから我々は食品にしても
電気製品にしても電気製品に触ったら
すぐ感電するかどうかわからないなんていうですね
そういう状態じゃないんです
そのためにはね
経済学は非常に難しいのは
例えば 今年経済学がちゃんとするためには
コロナがどうなるかとか
そういうのも分かってなきゃいけないんですね
それからもう一つはですね
未来というのは
学問は本当は触れちゃいけないんですよ
なぜ未来について
学問が言ってはいけないかっていうと
未来っていうのは人間が予想できないんです
だからそれはヘーゲルがヘーゲルの哲学が
ちゃんと言ってるんで私じゃないんですが
そのミネルヴァのフクロウは
夕暮れに飛翔するっていうのは
未来のことは学問は言えないんですよ
だって大地震が起こるかもしれない
これもわからないわけですね
戦争が起こるかもしれない
もうその可能性が
色んな可能性がいっぱいあるわけですよ
その中で自分勝手に今年何が起こるかって
いうことを仮定することできないわけですね
いい例が
2020年の1月18日に日本経済新聞が
今年はオリンピックイヤーだから
それが景気にどうなるかっていうので
詳細に検討しています
ところが2020年はコロナが流行したので
オリンピックが延期になりましたね
そうするともう
その経済学っていうのは予測学なのかと
それとも予測通りにいった場合に
経済はどうなるかっていう類推なのかと
いうことになるわけですね
それがまず一つ
要するに未来予測ができないのに
経済は常に未来のことをいうと
学問は本当は
過去のこと言わなきゃいけないんですね
過去が確立したら
未来にも多少いけるっていうことなんですね
それからもう一つはですね
例えば非常に基本的なこと
国家が通貨を発行したらインフレになるか
これは財政均衡論とかですね
現代貨幣理論って難しい言葉で言ってるんですが
簡単に言えば経済にとってはお金を
どのくらい刷るか 刷るかっていうか流通させるか
信用をどういう風に作るかというのは
非常に重要なもう根本中の根本なんですよ
需要と供給の関係で値段が決まるとか
そういうやつと同じように
ところが現在ですね
政府は二つで対立してるわけですね
要するに首相は財政均衡論 慎重派でいくよと
それから自民党の政調会長は積極財政でいくよと
こんなの180度と違うんですよ
それが同じ自民党の中でも
経済政策が決まらないんですね
じゃあこれ文句言ってもしょうがないから
どういう風にするかっていうと
やっぱり様子を見ながら
先に進むっていうことができないんですよ
個人で言えばお金を持ってた方がいいか
土地を持ってた方がいいか
ファンドを買った方がいいかって
よく聞かれるんですけれども
三分の一ずつにすると
なんで三分の一ずつにするかっていうと
経済学がないからなんですよ
経済学があれば いや経済学があるってことは
大変なことなんですよ
これ経済学者を非難してんじゃないんですよ
未来を予測する学問っていうのは
今のところまだ成立してないですから
その責任を経済学に
かぶせたってしょうがないんですけども
経済学が常に未来を
求められるっていうところにね
経済学者はやっぱり言った方がいいんですよね
我々は学者だから
未来は予測できませんと言った方がいいんです
ということは
どういうことかって言ったら
学者の政治参加の禁止なんですよ
要するに経済学が未来を予測できるということの
学問的な実証が得られるまでは
次元的に禁止するっていう風にしないとですね
混乱をさらに それでねテレビなんかが
またそういうのを持ち上げるんですよ
この前も出てました誰か有名な人で
私もテレビで対談したことなんかあるんですけどね
その人が今年はもうひどい
経済的にひどい年になるって言ってるんですよ
じゃあその人はいつも毎年そう言ってるんですよ
毎年ひどいことにならない
ちゃんと株価もなんか三万円近くなったり
なんかしてるんですが
もう今年は株が大暴落するとかですね
もう大変な 大変なことになると
大変なことになるって毎年言ってるんですよ
それからよくありますよね
今から十年ぐらい前盛んにですね
そういう経済学者は一旦こう何ていうんですかね
懺悔してからの方がいいですね
中国がもう破綻する
中国は破綻するってもう言い続けて
今中国は台湾に
攻め入るなんていってるぐらいですからね
まだ破綻してないんですよ
今でも危ないですよね
大手のこのなんていうか
土地関係建築関係が潰れそうになってるんですが
まだ中国が今のところ共産主義社会の中で
酷いことになるかどうかまだわかってないんですよ
十年前に中国が破綻する破綻するって
本を書いて結構儲けた人が
その儲けを返してくれって
言いたくなるんですね
だからその経済政策で
一番難しいのはですね
経済学が確立してない
これ経済学者の責任じゃないですよ
もう繰り返し言いますけど
未来を予測する学問は
どんな学問も成立してないんですよね
これはあの 非常に典型的な例が
1970年の石油ショックを起こした時の
成長の限界っていう
マサチューセッツ工科大学の先生が書いた本ですね
これはちゃんと本の中に書いてありますよ
未来予測だからできませんと
だけどもこういう風
現在の状態が続くならばって書いてある
何の発明もなく何の改良もなくということは
ノーベル賞もやめた方がいいんですよね
それから学者が新しいことやったらいいか
どうかも分からないんですよ
分からないんですよ
だからメドウズっていう人が
メドウズ教授がその成長の限界
成長には限界がある その後ですね
実態は成長に限界がなかったんですよ
何でかっていうと発明発見
社会の変化があるからなんですよ
発明発見社会の変化があればですね
それをメドウズが
勝手に仮定するわけいかないじゃないですか
あの頃 新しい油田ができるんだとか
それから自動車が
全部電気自動車の全自動になって
誰でもものすごく少ないエネルギーで
走ることができることはわかんないじゃないですか
そんな高級なことばかりじゃなくてですね
今エアコンがすごくもうほとんどの家庭に
エアコンが付いてますが
その当時のエアコンは
ヒートポンプ式じゃなかったから
えらく電力がいるんですよ
じゃあメドウスが勝手に
ヒートポンプ式のやつが成功するとか
それから脱硫技術が発達して
空気がきれいになるとか
それから全自動自動車になるとかっていうことを
仮定できないじゃないですか
彼は経済学者っていうか
まぁ経済学者でもないんですけど
コンピュータ計算学者ですけどね
できないじゃないですか
今の地球温暖化もそうなんですよ
将来のことっていうのはですね
できないんですよ
それで今の地球温暖化で
非常に私が不信感を持っているのは
将来こうなる
将来こうなるっていうことばっか言ってて
過去は学問の対象なんですよ
だから過去のCO2温暖化ガスの量と
過去の気温の比較を どんどんどんどん
地球温暖化で学者っていうんなら
地球の気温を支配する要因は何かと
例えば 二酸化炭素って
温暖化ガスであるっていうことになるためにはね
過去の二酸化炭素の量と過去の気温の比較
それからその他の
要因がいっぱいありますよね
それを出していかなきゃいけない
今みたいに年の気温だけ測ってですね
それで年の気温はもちろん
エアコンのためにあったかくなってますよね
その他に熱がある それからアスファルト
敷いちゃって熱の循環はないわけですね
アスファルトじゃなくて土であれば蒸発の時に
539キロカロリー出ますからね
596かなー 出ますからね
ですから地表は冷えるわけですよ
蒸発ごとに冷えるわけですね
それで冷えたその時の熱が上空にいって
上空で放出するっていう循環が行われるんですが
そういう循環は行われない
つまりここで言いたいのは
経済政策のまず基本は
このブログで暮れにお話しましたけど
誰もわかっていない 誰もわかってないから
経済は慎重に
やらなければいけないということであります

2022年2月15日 (ヒバリクラブ)

#武田邦彦 先生

2022/02/26

学校で教えることができない話 (武田邦彦先生)



本日の収穫(430文字) 

千四百何年かにポルトガル船が難破して
日本に種子島つまり鉄砲が伝わりますね
そして鉄砲はすぐ日本は改良して
いい鉄砲を作るんですけども
火薬が作れなかったわけですよ
黒色火薬がですね
それでポルトガルにそれを要求するわけですね
じゃあポルトガルが
鉄砲に使う火薬をあげましょうと
その代わり女性を中心とした奴隷を
十万人出してくれって言ってくるんですね
神父さんを通じてですね
それに対してその時に答えたのが
豊臣秀吉だったわけですよ
豊臣秀吉が日本人を
奴隷で売るなんていうことは絶対にしないと
俺が金を出すから金で買ってくれと
実はね 今この話を突然出したのは
我々が今 その忠義とか
色んなもので迷うのはね
この話は絶対に学校では
していけないことになってるんです
禁止されてるんですよ 具体的に
これを今のことを歴史の先生が
教えるのを禁止されてるんですよ
何でかっていったら
ヨーロッパ人がそんなに悪いことをするはずがない
日本人がそんなにいいことをするはずがない
この前提に伴う教えしか
子供に教えてないんですね 

2022年2月16日(武田邦彦の幸せ砂時計)

#武田邦彦 先生

2022/02/25

日本の防衛・・・(3)第三段階(平和)は無理 平和を求めることはできない 中国は必ず侵略してくる 侵略されないソフトとハード (武田邦彦先生)




本日の収穫(3335文字) 

今日の動画はですね 皆さんご覧になって
なんだ見て損したっていう風に
思うんじゃないかと思うんですね
もうがっかりすることを
これから申し上げるわけですが
人間は がっかりすることもあるんですよね
何事も自分の思う通り
行くってことはもちろんないし
自分が正しいということもよく分からないし
色々そういうことがあるんですよね
この日本の防衛についてですね
第三段階 第一段階はいけますね
丸腰の人を撃たない この規則を決めると
第二段階 自分の領土は自分で守るけど
他人の領土に軍事行動をしないと
これも認められるかもしれませんね
第三段階は今まで日本の多くの方々がやっておられる
平和を求めるってやつなんですよ
平和になれば戦争はないですからね
日本の防衛も叶うんですけども
ここで 何でそんなこと
言ってんのっていう風になるんですけど
平和を求めることは 私はね
できないと思うんですよ
これは人間の歴史一万年ぐらいの間
ずーっとその願いはあるんですね
それは昔は残酷に
剣で切られて死んでいくわけですから
もちろん広島長崎の惨状も酷いですよ
だから誰もが嫌だと思ってるんだけどやめられない
そこでゲーム化したわけですよね
戦争はどうしてもやめられない そこで
軍隊に派手な軍服を着せて
野原でやってくださいと
しかも色々戦争の規則も決めましたと
例えば降伏する時は頭の上に銃をおいて
白旗を掲げて部隊単位で出てきてくださいと
指揮官が必ず降伏の時には
付いてきてくださいとかね
そういった国際条項も詳しくやったと
それから戦争が打ち続いたヨーロッパですね
日本の文化人でヨーロッパを
こう尊敬している人いるんですけど
私はね ヨーロッパ
あんまり尊敬できないんですよ
ヨーロッパの哲学・文学・音楽・絵画
なんかは尊敬しておりますが
ヨーロッパ全体としますとね
やっぱり戦争は多い 階級制は激しい
人種差別も激しいっていう国ですからね
国々ですからね
非常に戦闘的虐殺も多かったんでね
やっぱりちょっとあんまりその
ヨーロッパを尊敬しろってのは無理なんですけど
それでもウエストファリア条約のような
1648年の平和を求めた条約もありますからね
しかし駄目だったんですよ
例えば日本と中国の関係いうと 私はね
中国は必ず日本を侵略してくると思うんですね
それは恨みもありますね かつて日本が強くて
中国が清の国で駄目だった頃ですね
日本がかなり中国に圧迫しましたから
その恨みも返そうってことがあるわけですよ
もちろん日本はね そんなこと言ったら
中国の元が日本に攻めてきた
元寇があるじゃないかと言いたいわけですけど
それぞれ水掛け論になっちゃうんですけど
私は中国が日本を必ず侵略してくると思って
準備しておく必要があると
中国は日本に攻めて来ませんよっていう
楽観的なこと言うんですけど
あのー こうなんか家の戸締りと
これ本当同じ理屈なんですね
それは泥棒なんていうのは
強盗なんていうのはですね
世の中に本当に僅かしかいないんですよ
僅かな人しかいないし毎日毎日の生活で
強盗が襲ってくるっていうことは
一生に一度もないかもしれないんですよ
ないかもしれないけど
やはり寝る時には玄関の鍵を閉めて
日本の地方はね 非常に良い地方があるんで
窓に鍵をかけなくてもいいかもしれないけども
東京に住んでれば寝る時に
やっぱり窓に鍵もかけなきゃいけないんですよ
それどうしてかっていうんですね
だってもう全員が
国民全員が強盗に
入っちゃいけないこと知ってるんですよね
お金はそういう方法では
駄目だということを知ってるんですよ
だけど起こるんですよ それでその起こる事の
対策とっとかなきゃいけないわけですね
今日はニュース見てましたらね
東京の有名な病院
超有名な虎ノ門病院の研修医ですからね
まだ本当の配属ではないんですが
一応研修医として虎ノ門でやってるお医者さんがね
三回も窃盗した 逮捕されましたね
だから人間の業っていうのがあるんですね
それが必ず出てくるんですよ
中国は今 軍事力からいったら
日本を侵略できますからね
それから中国にはこういう法律があるんですよ
ご存知の方はおられると思いますが
日本にいる中国人は
中国が政府として日本を攻撃することになったら
それにないようして日本の破壊工作
やらなきゃいけないっていう法律があるんですよ
そんな法律のあるところをね
武蔵野市の市長はですね
日本人と同じような投票権を認めろって
投票権っていったって選挙じゃないんですけどね
市民投票なんかの投票権
いやね ちょっとね
日本を破壊しようという 例えばミサイルは
日本に核ミサイルは日本に向いてるでしょう
それから反日教育をしてますよね
その中国は必ず侵略してくるという
準備をしておかないと
子供が家を出る時ね
車に気を付けなさいよをいうようなもんなんですよ
車にひかれるっていう事は
もうあるかないかの事なんですけど
それは準備しなきゃいけない
そこでですね 平和は無理だと
もちろん平和運動してもいいし
平和の祈りをしてもいいと
だけど それはもう達成されないんですよね
平和の祈りをしながら強盗が入ってくるから
鍵をかけとかなきゃいけないですよね
これしょうがないですよ
これ我々人間ですからね
出来損ないかもしれないけど
強盗もするし戦争もするんですよね
そこで一番いいのは自衛隊がですね
現在の戦略でちょっといかんかなーと思うんですね
もう少し色々それこそ
参政党コンセンサスじゃないけど
自衛隊に何を国民が求めるかっていうことを
もう少し積極的にですね
私はね 第一にやるべき事は
ミサイルが発射されたら
それがコントロールを失って
自国に落ちちゃうっていうソフトが
一番大切だと思うんですね
できるんですよ それを研究している
自衛隊関係の人もおられるんですよ
だから日本はね 全力を注いで
研究関係は日本は優れてますからね
これまでの平和を求める技術が
軍事技術っていうところにね
全然別のアイデアを入れたいと思ってるわけですよ
つまり軍事技術っていうのは
相手基地を攻撃するとか
できるだけマッハの速いロケットを作るとか
ジェット機を作るとかずーっとやってきましたよね
できるだけ速く走れてどっちでも走れる
照準の正確な戦車を作ると
そういうんじゃ全くない
平和のための軍事技術
平和のための軍事技術って矛盾すると思うでしょう
矛盾してないんですよ
徹底的にはですね ソフトの攻撃をしてですね
そして今ミサイルは上がった途端に
打ち上げた途端に
ものすごく精密な電子制御で飛んできますからね
その電子制御を妨害すればいいんですが
最初はできなければ宇宙の静止衛星を上げて
静止衛星から自動的に攻撃をすると
いうようなシステムとかですね とにかく相手が
侵略できないようにするっていうことですね
中国が空母を作っても全然平気だよと
空母はすぐ撃ち落とすよというようなもんですね
日本の経済的水域に入ってきたら
もうそのまま撃ち落とすという事が直ぐできるような
そういうその平和だけ 今はですね
自主防衛っていってもですね
日本の持ってる武器っていうのは自主防衛もできるし
外国を攻撃することもできるんですよ
自主防衛っていうのは日本の場合は それを
自主防衛にしか使えませんと言ってるだけなんですよ
僕はここで言ってるのはですね
第三段階の平和は無理であり
無理でありですよ
中国は必ず侵略してくるんです
中国に日本の第九条の平和憲法を持ってるたって
全然なんの
だから永世中立は宣言するんですよ
もちろん日本は永世中立はまだ宣言してませんが
永世中立を宣言してかつ平和の武器しか持たない
その平和の武器しか持たないっていうのは
攻撃できない武器で守るという新しい概念を
防衛に持ってこなきゃいけないっていうことですね
ここでもっとこれ
詳しく技術的にお話したいんですが
ちょっと時間的なっていうか全体的な
今 話をしてますので今年の夏頃には
どういうシステムであれば中国が核ミサイルを
打ち上げたら中国に落ちると 必ず中国に落ちると
そういうようなシステムをですね
やっぱり日本が率先して開発するっていうのが
すごく重要なことじゃないかと
いう風に思うんですね
ここで言いたい新しい概念は
平和は願ってもいいけども実現することはない
これは人間の一万年からのやつで
分かってるということと
じゃあそれを踏まえて
その現実を踏まえて
日本の子供達が
戦争で死ぬことのないようにすると
この二つが必要だと私は思います

2022年2月15日 (ヒバリクラブ)

#武田邦彦 先生

米ロのどちらを信じるか (武田邦彦先生)

本日の収穫(1181文字) では続いては 視聴者の方からの質問ということです 米ロのどちらを信じるかということです 前回はロシアとウクライナについてのご解説 とても勉強になりました 今回はロシアに若干の利があると言いますが 日本もロシアに多少恩を売っておく方が 良いのかもというの...