2022/03/07

【炉端の話】日本人とはなにか?2  日本人の信仰 (武田邦彦先生)



本日の収穫(3651文字) 

日本人とはなにかの二番目ですね
真正面から炉端の話ではありますが
真正面から行きたいと思うんですけれども
日本人の信仰ですね
やっぱり我々は毎日寝て起きて歯を磨いて
ご飯を食べて生きているものではありますが
一方では人間っていうのはですね
どうしてもほとんどのことは心ですね
決意とか覚悟とか悩みとか
人間関係とか憎しみとか好きだとか
そういうことによって
自分の人生って決まってしまいますね
じっくりその人間っていうのを見ると
寝て食べてっていう人はあんまりいないですね
例えばシマウマみたいのを考えますとね
シマウマじゃなくても何でもいいんですが
ほとんどは寝て食べて
時々仲間とじゃれるぐらいなんですね
ところが人間は寝て食べてっていうのは
言わば必要に迫られて
一応それをやってるっていうことがあるわけで
人間の人生の実態というのはですね
寝て食べる以外の時間に何をしてるか
それから心が乱れるとからですね
心が興奮して何か有意義なことを
しようと思うとか みんな心なんですね
すると心を支配するもの
判断とか記憶とか心とか感情とか
そういったものは全て
人間において非常に強いわけですね
それの基となるのが信仰って言いますかね
まぁ自分がどういうことをもって
因って来たるものとしてるかっていうことが
極めて大切というか
それだけと言ってもいいような状態なわけですね
そうすると日本人以外の国
ここで言うのはいつも
中国人・中東の人・イスラム教
今だったらイスラム教ですね
七百年以前はイスラム教ありませんから
色んな宗教だったわけですが
それからヨーロッパ・アメリカ
この世界のほとんどを締めるところはですね
の信仰っていうのはですね
私の言う受動的信仰
お釈迦様に教えていただく
孔子様に教えていただく
ムハンマド様に教えていただく
イエス様に教えていただくと
いうようなその教えていただいて
それを受け取って
それを信じるかどうかっていうところに
その中心があるわけですね
ですからあなたはイエスさんを信じますかと
こういう問いかけになるわけですね
信ずる者は救われるとこうなるわけですね
ところが日本の
神道というものを見ますとね 神様
これはね 宗教ではないと言うんですけど
それは当然宗教じゃありません
現在の宗教っていうのは
ヨーロッパの概念による宗教ですから
教える人がいて
例えばイエス様は必ずいて
その人の教えを聞いて
それを信ずるかどうか
それからその方が決めた日常的な生活の規律
みたいなものを守っているかどうかということで
宗教の三要素 教祖がおられて
経典があって戒律があるっていうのが
宗教であるというものの
一応定義になっておりますね
例えばキリスト教ですとイエス様がおられて
それで聖書があって 新約聖書ですけどね
新約聖書があって
そして日曜ごとに教会に行って礼拝をするとかね
それから洗礼を受けるとかいう
こういうものはありますね
ですからそういうものが一体となって
例えばクリスマスの日をお祝いする
イエス様がお生まれになった誕生日をお祝いする
そういうような一連の行為っていうのは
これ宗教というものなんですね
ところが日本人は能動的信仰
つまり自らが自然と祖先というものを
じっくり見るわけですね
日本人の自然に対する
観察力の鋭さっていうのはですね
私は俗にして四十とか四十五ぐらいまで
あんまりそういうの知らなかったんですね
ヨーロッパかぶれだったんですけど
それから少しずつ少しずつ
日本人というものを勉強していくと
ヨーロッパ人と大きく違う
ヨーロッパ人っていうのは受動的なんですね
皆さん多くの人がヨーロッパ人は能動的であり
日本人は受動的であるとか逆なんですね
これはどうしてかというとですね
ヨーロッパ人は一番最初が受動的なんです
イエス様の教えを受ける
それから書物を読む
それから初めてそれの反作用として
能動的な行動っていうのが出るわけですね
したがってヨーロッパの人の
能動的行動っていうのはですね
反射で出てくるようなもんなんですよ
イエス様がこう言われてるから
こういう行動をするだから能動的になるんですね
別に自分の心の中で
発生したもんじゃなくて
イエス様に教えていただいたものが
出てくるわけですから
かなり自信たっぷりに堂々たる態度なんですね
それから科学もそうですね
それから哲学もそうです
文学も音楽もみんなそうですね
教えを受けてその反射として絵を描いたり
音楽をしたり哲学をしたり科学を作ったりする
だからそれは基盤がありますからね
教えていただいて
それを反射するわけですから
自信たっぷりだと こうなるわけですね
ところが日本の場合は教わらないんですよ
人間というものはどういうものか
人生はどう送るべきか
人を殺していいのか 悪いのか
全ては自分が自然と祖先を見ることによって
自分の心の中に生まれてくるんですね
それが だから能動的信仰になるわけです
簡単に言えば お天道様の下で嘘をつかない
ご先祖様の前ではこれも嘘をつかないというか
恥ずかしいことをしない
そういうようなことですので
どうしても自分に自信が少しないんですよね
つまり人から教えてもらえばそれは
それを信じれば自分の力となって
能動的になるんですけれども
日本人のように根本が能動的だと
かえって日常の行動は受動的になるわけです
したがってこういう風になりますね
日本人は普段はおとなしい優しいだけど
いざとなるとものすごい力を発揮する
これはなぜかっていうとですね
普段は穏やかな日はですね自分が自分自身で
作り上げた信仰というものに基づいてます
知識というものに基づいていますので
ちょっと自信がないので優しかったり微笑んだり
そうだね そうだねと頷くという日本人の
不思議な笑顔ということになるわけですね
ところがいざ追い詰められたら
今度は自分が考えた信仰に基づいて行動しますから
これは結構強いわけですね
ですからよく中国とか朝鮮の人が
日本をなぜ恐れているか
それは日本人は普段おとなしいけど
いざとなったら凄いから
うっかりあんまりやるとやけどするよ
っていうのはそれを言ってるわけですね
ですから日本人の二面性っていうのはですね
能動的であり受動的である
これは日本人ばかりじゃなくて
西洋人も中国人もそうなんですけど
それ逆転してるんですよね
ヨーロッパ人中国人は一番スタートが
受動的であって行動日々が能動的なんです
それから日本人は一番根本が能動的なので
毎日は受動的であるっていう風に
逆転現象が生まれるわけですね
それでは日本人はなぜ
世界でただ日本人だけが
能動的な信仰に至るのかということですね
これはあの最近のですね
遺伝子の学問がすごく進んでおりまして
日本人の遺伝子が極めて特殊である
ということはよく指摘されております
これは日本を故意にですね
偉い人が日本人は偉い人だとか
愛国心を振り立てるっていうことでも
利用されておりますが
実際にもそうなんですね
日本人の遺伝子これは男のY遺伝子が基準で
測定せざるを得ないんですけども
もう日本人だけにしかない遺伝子っていうのが
非常に多いんですね
もちろん大陸から
縄文から弥生に移るときに
大陸から人が移ってきたって
これは嘘ですからね
もう今ははっきりと嘘だっていうことが
遺伝子的にわかっております
どちらかというと
南の方から来たのではないか
だけどどっから来たかわかんないぐらい
他の民族と遺伝子が違うんですね
極端に言えばアフリカから人類が
狭いエジプトのところの道を渡って
ユーラシア大陸に来た時に
三回に渡ってきてるんですね
この三回に渡ってきてる方の
遺伝子っていうのは全部違うんですけども
その大陸には住んでる現代人で
そのアフリカから出てきた三つの遺伝子を
持ってる人は日本人だけなんですよ
ちょっと考えられないんで
今一生懸命研究されてますね
だって中国もインドもどこも通らないで
日本に来れないんじゃないかと
じゃどうして中国とかインドとかそういうところに
日本人の持ってる遺伝子が残ってないのかと
いう風な大きな問題があるわけですね
言語もそうですね 日本人のような
主語目的語述語と並んでるものはですね
世界でほとんどないんです 言語が
中央アジアの北方に一部あるんですね
トルコ系のところにですね
しかしあまい?単語一緒のやつもあるんですけども
文体は そこと一緒なんですね
それから もう一つの日本人の言語の特徴は
例えば信仰だったら
信仰の前に無信仰とかですね
常という上に非とついて非常時とかですね
こういった否定語が上につくっていう言語も
これはカンボジア辺りにはあるんですが
ちょっと南の方なんですね
ですから中央アジアの北の方と
東南アジアの南の方にある言語が
くっついて日本語になってる
もう奇妙きてれつなんですよ
だからそういう中で実は
日本人というのができてきた
その日本人というのを今でも日本人は
非常に強くこう影響されておりましてね
それが日本人が他国のことを錯覚したりですね
間違った行動に出たり
他国から見たら暴発したり
あるいはものすごく道徳的だったり
っていう風な日本の特徴がある
それがですね
このグロバリゼーションの中で混乱して
そして我々の不幸を呼んでいると
そういう風に考えられます

2022年3月1日

#武田邦彦 先生

2022/03/06

【炉端の話】日本人とはなにか?1  全く逆に錯覚している  (武田邦彦先生)



本日の収穫(3606文字) 

去年の夏頃ですかね から
私は色んなきっかけがありまして
それは参政党の関係もあるし
それからそれで日本全体のことを考えたり
それから幸せ砂時計っていうのを
去年の正月ぐらいから始めてですね
皆さんの色んな
悩みっていうのを聞いたりしますと
だんだんだんだん
こう色々考えることが多くなって
普段からかなり私よく考えてる方だと
思ってはいたんですが
大きなところをこうちょっと
まだ未開拓であったということがわかったんですね
それはですね 我々は
日本人なもんですから当たり前なんですけども
対人関係にしても
学問にしても政治にしても
日本人という考え方は基礎になってるわけですね
当たり前ですけどね
一番私がその典型的に言ってるのは
お天道様の下では嘘をつかない
こんなのはもう諸外国には
全くないんですね 日本だけなんですね
三菱商事の専務さんが
なんかの会食の時に私に言ったこと
つまり海外の事務所
小さな事務所が幾らでもあるでしょうね
三菱商事ぐらいになりますと
そこからの資金回収っていうのはですね
日本人の事務所だったらもう絶対に大丈夫だと
絶対にごまかさないで資金が回収できると
ところが外国の外国人のやってる事務所って言ったら
資金回収にものすごい大変だと
何かあったらすぐごまかして
ごまかそうとしていると
ところが不思議なことにその外国人だけで
まぁ五名か十名ぐらいでやってる事務所に
日本人を一人入れると
その事務所はもう
ごまかしをしなくなるっていうんですね
それでその専務さんは私にですね
日本人の力って凄いですねって
そういう感想を述べておられました
そういうこともあれこれあって夏頃から
一体我々は何が原因で不幸になってんだろうか
ここ三十年間ほとんど
日本っていうのは発展せずに
年収四百六十万 平均四百六十万で推移し
その間に消費税が十パーセントになりましたから
実質可処分所得っていうのは九十パーセント
つまり給料減っちゃったと
いうことになったわけですね
こういったその人間関係のもつれとか
色んなトラブルがですね こうずっと考えてると
我々は日本人というのを錯覚してるからだと
そういう今のところ結論に達しまして
まぁこれからこの炉端の話
もしくはこの話は参政党でも
色々議論しなきゃいけないものなんですが
勿論当たり前ですけど
己を知れば百戦殆からずということでですね
やはり自分を知るっていうことが
極めて大切だっていうことは
もう古今東西言われてるわけですね
今日は日本人とはなにかの1でですね
全く逆に錯覚してる何を錯覚してるってことに
私が気がついたかっていうと
これ気がついたのは十月か十一月頃でしょうかね
その頃 あ!そうかって一つ気がついたのが
その全く逆だったっていうことですね
何が逆かっていうと
なんか日本人っていうと同調圧力があるとか
それから自分で決定できないとか
意志が弱いとか集団としてはいいとか
真面目で規則を守るとか
そういうイメージがあるんですけれども
これは全く逆だったっていうことですね
日本人はですね 非常に自分でものを考え
自分で自分を作っていくっていうことができる
逆に外国人ってのは
ここで言ってる外国人は
中国・中東・ヨーロッパ・アメリカ
なんか大陸国なんですが
その人達は自分ではわからずに
他人から教えてもらって
初めてわかるっていう風に
私のこうぼんやりとした日本人とは何かって
いうことの全く逆だったってことですね
それの一番いい例が日本の宗教っていうか
宗教っていうとこれ日本語じゃないんですね
もちろん宗教って日本語ですけど
宗教っていう宗というのは
まぁ心みたいなもんですね
それからなんていうか起立みたいなものですね
それから教っていうのは
教えるっていうわけですね
だから宗教っていうのは 例えばお釈迦様が
お釈迦様は直接的には
仏教を作られたわけじゃないんですが
それの礎ほとんど
百パーセントの礎を作られたという意味では
仏教の教祖と言っても悪くはないんですが
お釈迦様の教えを聞く
これが仏教ですね 仏の教えですね
それからイエス様の教えを聞く
これがキリスト教ですね
ユダヤ教と区別しますと
新約聖書の教えということになりますね
もちろんイスラム教も同じですね
これは教えという字がついてるのは
人間は教えてもらって
初めてわかるっていうことが
前提になってるんですね
生まれてそのままほっといたら
野獣になる だけども
ありがたい方のお話を聞いてそれを
教えを受ければ
本当に立派な人間になるっていう考え方
これはもう人類共通の考え方なんですね
ところが日本には実は
宗教っていうのはなかったんですよ
日本で宗教という言葉が使われ始めたのは
今でいう宗派なんですね
法然上人とか親鸞聖人とか日蓮聖人とか
こういう偉い方が現れて
そして教えてくれる
それをこう畳の上に座ったり
板の間に座ったりして聞いて
覚えるっていうのは
中心は鎌倉時代 それよりかちょっと前
もちろん平安の後期にもあったんですが
それができたわけで
今は我々はそれを宗派と言ってますけども
元々はこれを宗教と言って教えですね
じゃその前は何だったか
日本に宗教がないっていうけど
宗教の教ってのは何だったかっていうとですね
それは実は天然自然と
それからご先祖様の二つだったんですね
自然というのは太陽にしても山にしても
川・海・キツネ・熊
何も教えてくれません 黙ってますね
まぁ熊とかキツネは少し泣いたり
吠えたりするでしょうけど言葉ではない
もちろん太陽とか山とか川は何でもない
しかし我々は太陽をじーっと見てる
太陽の光を浴びているとですね
ああ人生は嘘をついちゃいけないんだなっていう
自分の気持ちって言いますか
頭っていうかですね それが整理できる
それがまた日本人で
ほとんどの人は同じことを思う
これは遺伝子と
生活環境のもたらすことだと思いますが
そこでほとんどの人は太陽の下で嘘をつかない
ということに同意するということになるんですね
つまりこれは私のその後の言い方ですね
そうですね
こういった考えがまとまってきたのは
十一月頃なんですが
今では能動的信仰と僕呼んでるんですね
つまり自分で信仰を作る
つまり受動的信仰っていうのがその逆なんですが
仏様のお釈迦様のお話を聞く
イエス様のお話を聞いて受動的にそれを信ずる
だから宗教には
信じるか信じないかっていうのが
その一番の眼目になるわけですね
ところが日本の場合はですね
お天道様を見てればいいわけですね
そうするとお天道様が何も言わないのに
この世の中で嘘をつくのは良くないことだ
あなたはもし嘘がついたらお天道様の
あのほのぼのとしたぬるい暖かさ
日向ぼっこの暖かさはもう来ないよという風に
お天道様が言ってるように思う
だからお天道様に手を合わせ
お天道様の下では嘘をつかないとこう言うと
それから恩という概念ですね
あの人から恩を受けた
それから日本の自然から恩を受けた
お天道様のおかげで稲が育った
こういうことに対して自分はちゃんと
その恩を返さんといかんっていうのは
またこれは日本人に
非常に強い意識なんですね
これはご先祖様もそうで
ご先祖様が頑張ってくれた
だから私はその恩を返さなければいけない
っていうのも非常に似てるわけですね
この恩というのはですね
恐らくっていうか私の知ってる範囲では
少なくとも英語圏にはありません
契約とかですね 損得とかですね
そういうのはありますが
恩という非常に抽象的で
かつ深い内容のものはありません
したがって今ウクライナへの
ロシアの侵攻がありますが
ロシア人は恩を知らない
なんて言って怒ってる人がいますが
いやいやあの別にあのー
日本以外の民族は恩を知らないんですね
ですからどっちかっていうと
日本人から見ると豹変する
自分が得になるように
豹変するように見えるわけですね
これ何で豹変するように
見えるかっていうとですね
別に彼ら豹変してるわけじゃないんですね
恩という考え方がないので
その時その時の都合のいい方向に舵を切る
というだけでまともにやってるんですよね
別に悪い人でも何でもないんですよ
それで一時僕は英語の先生にですね
英語で恩というのはどういう風に
言えばいいですかと聞いたらですね
英語には恩という単語はないと
だからもっと具体的に
例えばあの人に
こういうことをしてもらったんで
こういうことを返さなきゃいけないとかいうように
言わなきゃ駄目だって言われてですね
なるほどなとこう思ったんですが
まぁその後も二十回ぐらいはですね
とあるそういう時に差し掛かると
私はどうも英語で
恩という単語が思い浮かばないんですけど
試しに言ってみても
誰もまだ返事をしてくれないところ見ると
民族が違うから当然なんですが
英語には恩という言葉がない
中国もないですね
そういう意味では何て言うかな日本っていうのが
日本人っていうのの基本がですね
自分で自分の人生 人間それから宗教 道徳
こういったものを自分で作っていく
つまり今まで全く付和雷同型であると
考えられた日本人は
実は世界で例えば
唯一の能動的な人種ではないか
これが混乱の原因ではないかっていうのが
最近の私の考えです

2022年2月28日

#武田邦彦 先生

2022/03/05

【炉端の話】恩師と父の言葉 (武田邦彦先生)




本日の収穫(3528文字) 

炉端と言ってもですね
私は今炉端に座ってるわけじゃなくて
私の炉端ですね
小さい机とパソコンがあって
パソコンの第二次画面っていうのは
私どうしても必要なんですが
それを見ながらお話をしておりますが
今日は仕事をしてると恩師と
仕事っていうか調査をしてたんですが
恩師と父の言葉を思い出しましてね
本当に恩師には
色々なことを教えていただきました
父が存命中には私は若かったもんですから
さほど多くの教えを受けたわけじゃないんですが
やはり影響は大きいですね
一つだけ紹介をいたします
恩師から習ったのがですね
私は1972年の石油ショックの時にですね
もう石油がなくなるという風に
メディアがどんどん放送してたわけですね
成長の限界という言葉も
本も出て言葉も流行りましてね
その当時の日本の指導する人達っていうのは
もう成長には限界が来るんだ
足るを知るなんつってですね
大いに囃し立ててたわけですよ
私もそれに間違えちゃったんですね
私が今 NHK に非常に厳しいのは
自分の体験もあるんですよ
私はその時まで NHK を信用してたんです 実は
NHK は我々に正しい情報を
伝えてくれるという風に信頼しておりました
信頼してる人とか信頼してるものから
裏切られるっていうのは本当に人生辛いもんですね
NHK が盛んにあと石油は三十年でなくなる
三十年でなくなると毎日繰り返しましたね
そして母親が一生懸命
トイレットペーパーを買い漁っておりました
本当に石油がもう買えなくなるっていうんで
競争的な騒ぎになったわけですね
そして私もそれについ騙されまして
原子力の方に行ったのも私の人生を
狂わしたのもそのNHKの放送だったんですね
NHK だけが悪いわけじゃありません
民放も評論家もみんなそう言ってたわけですから
それはいいんですけど
私は NHK は正しいことを言ってくれるって
いう風に思っていたもんですからね
ですから受信料を払っているっていう点でも
自分たちのためにやってくれてるんだ
っていう風に思ってたもんですから
それが錯覚であるということは
その時に気が付いたわけですね
私の若き頃ですよ
その時にそういうことを言ったり
書物を書いたりしてたら
恩師からですね
一通のハガキが来ましてね
非常に簡単な
そこにこう書いてあるんですね
資源は時間が経つと増えていくんだけど
もしも資源が地下にあって掘っていくと
なくなっていくっていうならば
時間が経ったら減っていくんじゃないかって
ただそれだけなんですね
この恩師の言い方が非常に正しいわけで
どうしてかっていうと全部を説明しない
あなたはここを間違ってますよとも言わない
先生は 先生っていうかその恩師はですね
私が石油がなくなると思ったり
言ったりしてることを
ちょっと考えさせなきゃいけないと
思われたわけですね
そして私はそれから
急に調べ始めたわけですよ 自分で
それまで NHK の言う通りだったんですね
情けないことに技術者でありながら
NHK の言うとおりを思ってるなんていうのは
本当に情けない話なんですが
情けなかったわけですよ
そしたらですね
今でも記録を残してあるんですけど
銅が1970年から1995年までの
25年間で変化したこと
銅が寿命が36年から61年に
伸びてるんですね
もちろん時間が経って人間が使ってるわけですよ
埋蔵量は何百トンって決まってて
生産量は何トン何十トンって決まってて
それで徐々に掘っていくわけですから
寿命は減っていくはずですよね
石油もそうですよ 石油は今みたいに
使っていったらなくなるって言ってるわけで
三十年でなくなるってわけですから
それが銅の寿命は36年から
資源寿命ですね
36年から61年伸びてる約倍
それから鉛ですね
これも26年から46年に伸びている
亜鉛 23年から49年に
これはもう二倍以上に伸びている
要するに資源は時間が経つと伸びてるんですよ
石油は時間が経つとなくなるっていうんですよ
この差は何かなとそう考えましてね
今考えている本当のことがわかってきたわけです
それは石油の値段を上げるために
この資源に共通したある特徴ですね
通常は使用していくと共に埋蔵量が上がっていく
つまり必要がなかったら探さないんですよね
地下にありますから
探せばまだまだいくらでもあると
いうことを示しているってことに
気が付いたわけですよ
それで自分で石油の寿命っていうのを
計算してみたんですね
理論計算してみたら大体一千万年とか
そういうのが出てくるんですね
石油は大昔の生物の死骸ですし
生物の中でどのくらい地下に
埋まったかっていうのも大体研究がありますからね
合理的に計算したら
一千万年は無理でも百万年ぐらいあると
ただ今必要ないものは掘ってないと
またむやみに掘って
いっぱいあるってなると値段が下がると
それから色々調べたらですね
これはヨーロッパとか
アメリカの英語を読んだらですね
実に石油がなくなるっていうのは
石油がなくなるんじゃなくて
石油の値段を上げたかったための
ビジネス上の活動だと
嘘なんだっていうことがわかったわけですよ
その後さらにそれは恐らく 
NHK がわかってただろうという
資料がいっぱい出てきましてね
あらっと思って 
NHK は石油がなくなるということじゃなくて
これは石油の値段を上げたいための
国際石油資本の作戦なんだっての知ってて
日本国民に放送した
っていうことがわかったわけですよ
それでもう NHK もう全然信用しなくなりましたね
それでその後の例えば
リサイクルとかダイオキシンなんかの時に
私はもう NHK の言うことは
全く信用しませんで自分で調べました
そしたらリサイクルは意味がない
ダイオキシンは
毒物じゃないっていうのがわかってですね
それをなぜリサイクルは大切か
ダイオキシンが毒物だと言ったのかという
NHKの方針もわかるようになりました
恩師というのは
そういうもんだなと思いましたね
それに関係する父の言葉ですね
父は数学者でしたから
そういう具体的なことを私に言って
親子関係でもありますからね
ある時にこう言いましたね
邦 私邦彦っていう
邦 生きてる間に評価されるなよ
生きてる間に世の中に評価されるなよと
こう言ったわけですね
言われたのは
大学生ぐらいだったんだと思うんですね
父は割合早く他界しまして私が技術者になって
しばらくしたら亡くなりましたから
まぁその身内ですから
敬語使っちゃいけないんで他界しましたんでね
年取ってから父の教えを
受けることはできませんでしたが
若い頃には父がそう言ったわけですね
最初 意味がわかりませんでした
評価されてはいけない
何でだろうなと思いましたけど
恩師に会う頃にはもうわかりましたね
つまり世の中から評価されるっていうのは
NHK 通りに言うってことなんですよね
つまり NHK が放送しますと
みんながそう思ってますね
私なんかも NHK を信じてたっていうことは
世の中の人が評価するっていうのは
私が石油はもうなくなるんだとか
それから足るを知るとかそういうことを言えば
つまり学問的な嘘を言えば世間は喜ぶ
つまり世間は嘘をつくものが
自分が儲けたいために嘘をつくもんだ
だからそれは知ってなきゃいけない
だからその学問を目指すんであれば
世間がその邦彦を評価されるというのは
駄目なんだとこう言ったわけですね
それで私はそれもありましてね
世間にどう思われようと
自分は学問っていうのは非常に難しいもんで
学問だから正しいっていうことじゃないんですよ
学問間違ってることはいくらでもあるんですね
だけども自分としては
少なくとも世間が言ってるから
それに乗って言って
評価を上げようとは思わないっていうね
そこはもうしっかりいたしまして
それで今でもですね 時々言われるんですよ
武田先生は名声もあるし名前もよく通っている
お金に困ることもない
なのに何でそんな
一生懸命朝から晩まで調査したり
人に恨まれるような悪口を言う
僕なんかよく罵倒されますからね
よく罵倒されることを言うのかと言われますが
私はそこは父の言葉を受け継いでおりましてね
いいんだと罵倒する人は NHK を見て
事実を調べないで私を罵倒してるわけですから
それは別にそれほど問題ではない
ただ時々 身の危険を感じることがあるんで
身の危険を感じる時にはどうするかっていったら
一応カバンを持ち歩いてたんですよ 昔
向こうが刺してきたら
カバンでせめて防ぐとしようと
もちろん運動神経によって
駄目な時ありますけどね
其の様に思いました
私にとっては私の人生が非常に良かったっていうか
まだ死んでないんですけど
私の人生が非常に良かったのは
やはり恩師がはっと思わせてくれ
父が本質的な言葉ですね
学者であれば学問をやるなら世間の生きているうちに
世間が評価しては駄目だと
世間というのは死んでからしか
自分が死んでからしか
本当のことを気が付かない
というこの二つの忠告をですね
私は今でも
非常にありがたいと思っています

2022年2月27日

#武田邦彦 先生

2022/03/04

【炉端の話】 ウクライナ 本当に平和を守ろうとしているのか? 1)アメリカ軍需産業の動き 2)虐殺は戦争犯罪であると繰り返す (武田邦彦先生)



本日の収穫(3374文字) 

ウクライナ情勢が風雲急を告げておりまして
今日はまだ散発的な何か
小競り合いはあるようですが
全面的な戦争にはなっていないんですが
この炉端の話も
少し私が録音するのと実際に掲載されるのに
少しタイムラグがありますのでですね
それで結局どうなってるか
わかんないですけど 一応私はですね
日本のニュースとか
私は日本のテレビのニュースはですね
戦争を煽ってるように聞こえます
というのは西側の言い分とですね
ロシア側の言い分が違うんですよね
西側の言い分だけ伝えてるとですね そうすると
やっぱり何かロシアが悪いってことになって
戦争しろとか戦争にあんまり反対の元気が
出てこないということになるわけですね
例えば先進七か国首脳会議のなんか
結論みたいなものを出してますが
それは全部西側ですからね
ロシア入ってませんから
ですからそういうような報道をするとかですね
最近は日本の報道も完全に
国連無視の報道しておりますし
安保理は一体どうだったんだと
いう風な感じがいたします
私が実は自分で調べたりするとですね
どうしてもアメリカの情報が
主たるものになっちゃうんですね
元々情報源がアメリカが多いということと
英語であるということでですね
私も非常に偏った教育を受けて
英語とかですね
フランス語ドイツ語はほんの少しですが
一応なんか
そういう方面の言語はできるんですけど
ロシア語とかですね
そういうのはほとんどできないもんですから
しかも情報が薄いということで
どうしても人間は
自分の頭に入った情報で左右されますね
それから今日もNHKが
主要7カ国会議の結論を言いましたけど
先進7カ国の意見を言ってもいいですけれども
これにはロシアが
入っておりませんがぐらいはですね
やっぱり戦争っていうのは戦いですからね
両方平等に扱うっていうのが
日本人が判断する時も
いいんじゃないかと思いますね
私の現在の関心事は二つあるんですよ
ウクライナの歴史的なものとか
それから一般的にYouTubeなんかで
解説してるやつはもうすぐ見ればわかるんですが
一つはアメリカの軍需産業の動きですね
このところ三十年ぐらいですね
ほとんどの世界の戦争はですね
アメリカの軍事産業が仕掛けたか
あるいは主体的な役割を
果たしているかっていう戦争が多いんですね
それでもちろん
アメリカの軍需産業も企業ですから
収益が上がらなきゃいけない
そうすると作ってから
時代遅れになりそうな機関銃とかですね
そういったやつを
どういう風にさばくかっていうのは
企業としては考えなきゃならないことですね
これを死の商人ということもできるし
逆に言えば国を守る武器を世界中に供給して
自分の国を守りたいっていう国に
援助しているとも言えるんですね
ですから軍事産業=悪ということはできないんですが
軍事産業 アメリカの軍事産業が
かなりの程度寄与している可能性があるので
その動きはですね アメリカのロビー活動だとか
そういうところを丹念に取材しなきゃいけないんで
これはアメリカに特派員を置いている
NHKとかその他の新聞社なんかがですね
綿密に調査をして
日本にその情勢を送ってもらいたいと思うんですね
有名なところではオレンジ革命と言われた
アメリカがこれ仕掛けたわけですが
エジプトとかリビアとか
中東から北アフリカにかける
色んなそのいざこざがあったんですが
最近ですね
これはアメリカのホワイトハウスと
アメリカの軍需産業と言われております
しかし言われてるんで噂程度っていうか
ある程度の論評は出てるんですが
日本のNHKとかですね
朝日新聞なんかもこういう点で活躍すれば
部数も少し戻ると思うんですけども
そこら辺で真面目なですね
取材と報道してくれるとよくわかるんですね
それでウクライナについても盛んに
そういうその意見がありましてね
この前の紛争の時に仕掛けたのは
どうもアメリカ軍事産業じゃないか
というようなことが随分言われました
これはアメリカの軍需産業が善か悪かって言うと
独立を助けるという意味じゃ善で
仕掛けたっていうのは悪なんで
これは非常に重要なことですのでね
やっぱり報道としては
しっかりやってほしいなと思います
それからですね 日本としては
ロシアがウクライナで戦争を起こすとですね
極東の方の圧力が減りますので
それからアメリカもそれに係いますので
中国としては台湾攻撃には
絶好のチャンスになりますから
台湾の攻撃に移る可能性があります
それからついでにっていうことで
尖閣諸島に上陸したり
あるいは沖縄の方と内通してですね
沖縄内通しなきゃできないでしょうけど
沖縄の反日勢力ってのは結構強いですからね
沖縄の二つの新聞は完全に半日ですので
中国側につきたいと思ってる可能性もありますので
沖縄の動きもよく報道して欲しいと
沖縄の反日勢力がウクライナ紛争について
どういう動きをしてるかということも
国を守るという意味で極めて大切なので
これは日本人が知る権利があると
そういう風に思われますね
それでそれと共に日本はですね
虐殺は戦争犯罪だと
これを繰り返し外交ルートを通じて
各国に呼びかけ国連でも演説をし
ネットとかテレビ新聞でどんどん騒ぎますとね
日本が統一して騒げば平和国家日本
戦争に反対されたり
平和勢力ってのは日本に随分強いもんですから
その人たちが一致協力してですね
その虐殺は戦争犯罪だと
だからウクライナの紛争は
これは色々その国の需要があるから
日本としてはコメントを差し控えるが
人道上のことは言えると
人道上のことを言う権利はある
人道上のことと言えば戦争と虐殺は違う
戦争は兵士軍隊同士が戦うのを以て戦争といい
虐殺は武器を持っている人が
武器を持ってない人を殺すことを虐殺と言うと
だから今ロシア軍とかウクライナ軍
もしくはNATO軍が
ウクライナ方面で戦争しようとしてるけども
一人でも民間人を殺した人は虐殺の罪で
国際裁判にかけなければいけないと
例えば一人の人がはっきりと
殺したっていう場合は その本人
それから軍隊がどっかの町を襲って
一般住民を殺したっていう時は
その軍隊の司令官が戦争犯罪人として
裁かれると この国際ルールをですね
はっきりともうこれはっきりしてるんですけどね
一応してるんですけども
実際上罰せられてないんで
それを事前に通告すると日本が一生懸命言うと
日本は広島長崎で多数の虐殺者を
虐殺犠牲を受けている
東京大空襲でも受けた沖縄でも受けた
だから日本はそれを言う権利がある
従って日本が最も権利があると思うので
日本が諸外国に向かってですね
戦争は仕方がないかもしれないし
戦争の是非というのは適否って言いますかね
戦争が起こるべくして起こる場合もあるから
それはもう日本は口を出さないと
しかし各国に自衛権が
ありますからね それはいいと
しかし武器を持たない住民を武器を持った
軍隊が殺すのは虐殺である戦争行為ではない
これはもう誰でも国際的に
そりゃそうだと思いますね
現に生物兵器化学兵器の禁止っていうのは
それによってるわけですね
生物兵器とか化学兵器は範囲を決めて
相手の軍隊だけを殺そうと思っても
ついつい一般住民も殺されてしまう
従って使用が禁止になってるわけですから
その精神をですね
今度のウクライナ戦争から始めようということを
日本が 今の日本政府ができればですね
それから日本のメディアが統一して
戦争については
もちろん戦争じゃない方がいいけども
それはその国の自衛権の問題であるが
虐殺は人道上の理由として認められないって
これはもう全く
世界で反対できる人いませんよ
ですから日本としては直ちに
国連の安保理事会を開きですね
日本として言うべきことを言うと
今 日本がその理事だったかどうかはちょっと
ずっと理事だったんですけど
なんかほとんどこの頃
安保会議も開かれておりませんが
理事会もですね
だけどそこら辺の平和の活動をですね
盛んにやるべきであると
今度のウクライナ紛争は
アメリカにとってもあまり得がないので
同盟国アメリカもですね
戦争は色々あるけども
虐殺は戦争犯罪になるってことに対しては
表向きは大きく反対できないと思います
そういう具体的に
行動を起こすっていうことが
本当に平和を守ろうとしてると
本当に平和を守るためには
アメリカの軍需産業の動きなどの
難しい情報を国民によく伝えるっていうこと
それからもう一つは虐殺は戦争犯罪である
っていうような具体的な提案をですね
国際社会に向かってしていくということが
非常に重要じゃないかという風に思います

2022年2月26日

#武田邦彦 先生

2022/03/03

【炉端の話】「大脳詐欺師」蔓延の時代 (武田邦彦先生)

この動画はBANされそうなのでrumbleにて 
↓ ↓ ↓ ↓ ↓


本日の収穫(3313文字)

こうやって炉端で火をあたってるとですね
焚き火の火にあたってますとね
ほのかに木が焼ける匂いがして
火が強くなったり
弱くなったりする揺らぎも感じられて
とてもいいもんなんですが それにしても
例えば日本の自然も
本当に美しくて野山も美しい
せせらぎもある
ですけど やはり田舎の生活はつらい
なんでつらいかって言ったら
そこに人間がいるからだ
人がいるからだということなんですよね
いつも定まった人
どこの息子は何をしてる
どこは何をへました 全部わかる
その中では本当に
息が詰まる生活になるという風に
本当に人間というのは
そういう意味で罪深いなと思いますね
その罪深い人間がただ田舎にいて
隣近所の噂をしてるんであればですね
大したことはないんですけども
これが社会的になったりですね
それから ましてその能力のある人とか
技術がある人それがですね
人間のその欠陥をさらけ出しますとね
大変な被害に結びつくわけですね
それは単にあまり知識がない人でしたら
本当の直接的な詐欺師ですね
オレオレ詐欺みたいな
おばあちゃん騙して何万円か取ると
まぁいう風なことになるんですが
何しろ東大なんかでてますとね
大脳が発達してますから
大脳詐欺師っていうのが
多く現れてきてるんですよね
これは本人が本当に
詐欺師という意識があって
意図的に詐欺師になってる場合もあるし
それから単に自分が名誉をとるとか
自分がお金をとっても別に差し支えないと
私が名古屋大学時代にある時ですね
一年生を中心とした物理の講義で
みんなにですね
実は名古屋大学の講義っていうのは
まぁ一時間に何万円かかると
ちゃんと計算して出してですね
しかしあなた方が払っている授業料は
それの三分の一ぐらいだと
じゃあ三分の一ぐらいの授業料で
あと三分の二を多くの人の税金で
あなた方は勉強してんのに
講義をさぼって 授業をさぼってですね
アルバイトをしているというのは
二重取りで詐欺ではないかと
これに対するあなた方の考えを
述べてくださいっていう問題をですね
ちょっと時間の空いた時にやったんですよ
三十分ぐらいですかね
そしたらなかなか良い回答で七八割はですね
確かに先生に言われて 今それに気が付いたと
我々は税金を 補助を受けて勉強してんだから
今後は真面目に勉強するとか
それからアルバイトでサボるみたいなことは
したくないっていう学生が七八割いました
もちろんそれが実施されるかどうかは別ですよ
だけどまぁ そう思うことがまず大切ですよね
ところが二三割の人はですね
いやそのイチローの例を出した人が
学生がちょっと印象的だったんですけども
イチローもただバットを振ってるだけだから
あんなに多くのお金を稼げるはずはないと
だからイチローは何で稼いでるかってったら
能力があったら他人の金をとっていいんだと
そういう回答が二三割ありましてね
それにはびっくりしましたね
いわゆるエリート意識ですね
自分は優秀である 優秀であるから
自分はある意味で
不当に稼いでもいいよっていう
そういうやつは
これは蔓延してますよね
例えばなんか
みんなが希望することをやったら
なんかもう百億円も
稼いじゃったなんて人いるわけですよね
だからそういうのも
自分は頭が良くて着想がいいんだから
別に自分で金取ったらいいじゃないかって
いうそういう考え方
だからこれは大脳詐欺師と
言えるかどうか微妙ですね
ただ大脳詐欺師の種類っていうのは
色々ありましてね
今度大脳詐欺師分類っていうのを
しようかなと思ってるんですが
例えば地震が来ると騒いで
金をもらう地震研究者
これが東大地震研なんかが典型的ですね
東海地震予測ではもう大儲けしましたね
ただ彼らは詐欺師 自分が詐欺師と
思ってたかどうかは微妙ですね
確かに地震の予知は難しい
だけど地震の予知に取り組んで
そして予算をいっぱいもらって
地震学が進歩するんだから
地震計なんて山ほどつけましたとかね 税金で
だからしょっちゅう静岡方面に出張は行けるし
今まで出張旅費をあんばいするのに大変で
特に学生の出張旅費なんかもなかなか出ない
ところが東海地震一発でいくらでも出る
学生に勉強させることもできるし
地震学も進展するし
まぁ大脳詐欺師どころか自分は
地震学の進歩に役立ってんだから
その金が実は色々一生懸命働いて
苦しい中から出した
税金だということには及ばない
税金を取る詐欺師ですね
これはいっぱいいるわけですよ
東海地震で活躍した地震学者もそうですし
今でも東南海地震とかいって稼いでる
しかし今まで地震学者が予想した
こういうところで地震が起こるというのと
全く違うところで連続して地震が起きてて
それで非常に簡単に言えばですね
地震学者が地震が起こるという所に
家を建てれば地震は来ないというぐらい
そう言っても全く間違いじゃないぐらい
地震が外れてるわけですね
御嶽山の噴火で六十何人が亡くなり
そのうち小学校四年生の女の子が亡くなった
しかし登山口に掲げられた注意書きにはですね
噴火の心配なしと絵が付いてて
噴火口の横で楽しそうに歩いてる
登山の人の絵が出てると
それに安心して登ったら実は爆発した
噴火した噴火したら東大の今度先生が出てきて
噴火学というのは予測できるようなところまで
行ってないんですよとこう言うと
じゃあなんで御嶽山が
噴火しないんだって言ったんだと
いや地元商店街が噴火するっていうと
困るっていうんでっていって
全く学問じゃなくて
これも大脳詐欺師の類なんですね
今度の疫病ですね
伝染病の流行でもそうでしたね
すでに2020年の2月13日
これは僕はYouTubeでも
BANされないと思うんですけど
何でかってのは事実であるっていうこと
医者の団体が言ってるってことですね
今度の新型コロナっていうのは
普通のインフルエンザよりかは弱いと
ワクチンはあんまり効果がないと
それは言ってなかったかな しれませんね
間違ったこと言っちゃいけませんからね
それからマスクはあまり意味がないと
こう言ってるにもかかわらず
まぁ皆さん見ての通りの
騒ぎになって経済活動も停滞した
しかし最近お医者さんが言ってますよね
コロナのおかげでものすごく儲かったと
多くの赤字の病院が黒字になったと
それはなぜかっていったら
まぁそれは二類に分類したりですね
補助金を政治家からせしめたりしたわけですよ
それはもう税金ですね
そのために医療系の団体から
代議士を出してるんだ
議員を出してるんだって言うわけです
国会議員っていうのは今は日本国のためとか
日本人のために働くんじゃなくて
自分が出た出身母体が大脳詐欺をするために
出てるんだっていうことになりますよね
それはアメリカのイギリスもそうなんですから
アメリカとイギリスに
真似したと言えばそうなるんですけどね
だから頭がいいということは
頭をどう使うかっていうことですね
私なんかは自分の生活が
苦しくない程度まで行けば
あとは世の中のために働くんだと
自分のね ご飯が食べれないとか
もう寒くて困るなんていう時は
やっぱり人間だから生存の方を
優先してもいいんじゃないかと思うんですね
そのくらいはいいんじゃないかと思うんですが
やはり例えば収入で言えば
六百四十万を超えたら
もう幸福には関係ない
金になっちゃうわけですから
ですからあと残りはですね
やはり一生懸命国のためにやると
そのために国立大学に
例えば特に国立大学に行った人
私立大学に行った人も
随分補助金出てますからね
だからそういう点では
やっぱりそこのところはですね
立派な人っていうのは
大脳詐欺をする人ではないっていうことですよ
大脳詐欺をする人が立派な人ではなくて
立派な人っていうのは本当に心から
立派でなければいけないということですね
まあそういうことでそういう社会
大脳詐欺師っていう
まず言葉を使わなきゃいけないと思いますよ
病気が流行ったら儲かる医者ね
それからいや自然に病気が流行って
何も細工しなきゃー
細工しないで儲かったんならいいですよ
だけども自分たちが
選挙して当選させた組織内議員が
国会で活躍して圧力をかけて儲けたっていうと
これは今度は大脳詐欺師になりますね
大脳詐欺師刑罰というのを
作らなきゃいけないんじゃないかと
私はそう思いますね
やっぱり小学校で倫理教育をやらない
実質倫理教育をやらないってことは
こんな風になっちゃうんだなと
悲しい国になっちゃうんだなと思いますね 

2022年2月22日

#武田邦彦先生

2022/03/02

【炉端の話】僕が英霊を素直に英霊と思えるようになった日 (武田邦彦先生)



本日の収穫(3392文字) 

私が物事を素直に見ることが
できるようになったっていうのは
三十二歳の時が一つの区切りでしたね
それまでの自分っていうのは
言ってみれば大学が休校になると喜んだ
学生みたいなもんで
自分で努力してその大学に入ったのに
大学の授業が休みになると喜ぶなんて
そういうその分裂した状態でした
それが本当に自分のこう
やるべきことっていうのがわかってきて
それが三十二歳でした
四十二歳の時に元気になりまして
それまで病気がちだと
お酒も飲める運動もできるって
いうようになりましたので
私の人生はその時は
第二回目の変革期でしたね
これを通じて私の精神は少しずつ
素直になってきたように思います
いつかっていうのが中々
はっきりと思いださないんですが
最初に私が素直に
偉い人が偉いんだなーという風に思ったのが
実はイエス様でしたね
私は洗礼をしておりませんので
キリスト教の信者ではないんですけども
イエス様の言われたことを
聖書で読んだ時ですね
非常に衝撃を受けましたね
それはそのイエス様が素晴らしい
何で衝撃を受けたんじゃなくて
二十七歳か八歳のこう言っちゃなんですが
教育なんか何の役にも立たないわけですから
教育もないなんて言えないんですが
学校にも行ってない青年ですね
田舎の青年が
こんなことを言われるのかと
ちょっとこう人間じゃないなって
いや神様かもしれないですね
と思ったことがまず最初と
それから彼のこの深い愛情ですね
人間に対する愛情 その愛情をですね
非常にびっくりしましたね 本当に
ああこんなにも深く
人間を愛した人がいるのかっていうのが
今でもイエス様に関する
非常に大きな私の印象なんですね
それ以来私はチャンスがなくキリスト教の
洗礼を受けることはありませんでしたけれども
今になってみれば
それは私がですね 日本人であって
能動的信仰って言いますかね
自分の方から信仰を求める
教えていただいて信仰するんじゃない
という受動的信仰ではなかったという
私の体の中にある日本人が
洗礼するのに
ちょっと抵抗があったと
いうことになろうと思いますね
それからしばらく経ってだと思うんですね
前後関係はイエス様の愛情に
非常に強くうたれた後ですね
私はですね 戦後の教育を受けましたから
日本がアジアの国を
侵略したと思ってたんですよ
今で言えば恥ずかしいんですけどね
しょうがないですね そう思ってたわけですから
ところが自分で一つ一つ
歴史を調べてみるとですね
いや実はその頃アジアって
なかったんだっていうことがわかってですね
アジアの国っていうのはなかったんだと
わかってこれもショックを受けましたね
自分はなんて間違ってんだろうか
友達はみんな間違ってましたね
戦後教育を受けてましたから
フィリピンはアメリカであって
インドシナはフランスであって
それからインドネシアは
オランダだったわけですよ
それからその他の国は
イギリスだったわけですよね
それで中国もですね
中国は一応独立はしてたんですが
南はですね
イギリスとフランス領だったし
北の満州とかそこら辺は日本以外だったらば
全部ロシアだったわけですね
しかも中国本体は
白い中国人っていうように
白人側に寝返ったアジアの国だったわけですから
あれーと思いましたね 何を自分は今まで
日本軍がアジアに攻め入ったと思ってたんですよ
錯覚して今でもそういう
かわいそうな人がいてですね
僕の友達でほとんどの友達がそうなんですよ
戦後教育受けましたからね
日本軍がアジアの諸国を
侵略したなんて思ってるんですよ本当に
じゃあそのアジアの諸国ってどこなのって
フィリピンはアメリカだったんですよと
インドネシアはオランダだった
インドシナはフランスだった
その他の国はイギリスだった
北のほうは全部ロシアだった
それでやむを得ず中国っていうのは
どうしても白人側に寝返ってますから
どうしてもそれは
白人と一体になっちゃうんですね
それを聞いてもですね 誰も答え返ってきません
っていうのはその人はですね
七十年来ですね そう思ってるわけですよ
日本はフィリピンとかインドネシアとか
インドシナ
ベトナム・ラオス・カンボジアですね
それからタイだとかビルマとか
そういうところに
侵入したと思ってるんですよ 軍隊が
違うんですよね
それからその衝撃が
ものすごく大きかったですね
僕は自分の意見よりか事実というのを
まず優先するもんですから
事実はこうだったのかと 自分はなんて
変なことを考えてたんだろうかっていう
そういう感じだったわけですよ
それで深く反省して
その後一つ一つの事実を
こう調べていったわけですよね
そうしますと どうもね
本当に日本はですね
錯覚もあるんですけどね
有色人種を白人の植民地から解放しようとして
命を捨てたんですよ
そんなことってありますかね
日本という小さな世界の一か国がですね
その当時 世界のほとんどの国は
白人の植民地でした
有色人種の国で白人の植民地ではなかったのは
わずか四か国ですよ
日本でしょう 白人に寝返った清 
日清の清だったり
中華民国だったり 志那ですね
それからイギリスとフランスの間で
一応仮の独立としてたシャム 今のタイですね
それから疫病が流行ったので後に
イタリアの植民地になりましたけども
イタリア領になりましたが
エチオピアですね
ですから本当に世界で完全に
独立してるって日本だけだったんですよ
南アメリカはですね 十九世紀の後半は
ナポレオン戦争のあとですね
ほとんど現地の人は皆殺しになって
ヨーロッパ人それから
現地の生き残ったアジア人
それにアフリカが連れてこられた
黒人という構成でしたから
これはもうヨーロッパなんですね
言ってみれば
植民地みたいなもんですね
今でもナチスの残党が逃げていくっていうと
南アメリカに逃げていくんですが
そうなんですよね
それで日本が有色人種で唯一独立し
独立したばかりじゃなくて
果敢にロシア 第一次大戦ではドイツ
第二次大戦では
アメリカ・イギリス・オランダとですね
もう西洋列国と全部戦ったわけですよ
たまたま日本が戦う時に
フランスがドイツに占領されて
フランスという国がなかったもんですから
フランスとも戦いませんでしたけど
当然フランスとも戦ってたでしょうね
だからつまりその当時の世界の主要白人と
全部日本は戦ったんですよ
いやそれはもうすごかったですね
それでその後ガタルカナルに行って
そこで三万人死んだんですけども
その時に旭川の
第七師団が行ったわけですけどもね
いやーねーもう本当にその人たちの
書いたものなんかね 残ってるものを見ると
日本のために戦うっていう感じじゃないんですよ
左翼の人達とか戦後教育は
僕に間違ったことばっか教えましたが
天皇陛下万歳で死んだんじゃないんですよ
アジアのためになる 有色人種のために
オーストラリアの東まで行って戦ったんですね
本当にだからそれを知ってですね
それはもう英霊だなと思いましたね
それまでの有色人種は奴隷として連れていかれ
あるいは抵抗したら殺され
白人の国に連れていかれたら
奴隷として働かされた
インドなんかでも有望な若者は
両手首を切られる
ベトナムに行ったらベトナムには
ベトナム人を入れる監獄がありましたよ
死ぬまで入れる監獄
監獄に入ったらほとんど殺されるんですけどね
その人たちがですね やはり日本の若者に
力を与えたんですよ 僕の言う絡合なんですね
世界はこれではいけない
世界はこんなに不合理ではいけない
白人のやってることは暴虐なんだということを
当時の日本人はやっぱりわかったんですよ
これはパリの平和条約の人種差別撤廃条項の提案も
やっぱりその気持ちなんですね
だから非常に明治維新から第二次世界大戦
大東亜戦争までは日本人は良かったですね
私はその時に本当に英霊は英霊だと思いました
だって自分の命を投げ出して自分の国の人を
助けようというだけで英霊ですよ
だけど日本の兵隊はね 自分の命を投げ出して
有色人種全部を助けようとしたんですから
それで ものすごく反論してきていいですよ
だけど多分反論はできませんよ
だって事実そうなってますから
日本が戦って負けたと言われてますけど
これ負けてないですけどね
負けたと言われてますけど
その後1950年代にアジア諸国が独立し
1960年代にアフリカ諸国が独立しましたよ
まさに英霊ですね
僕は日本に入国する人は
一応靖国神社参拝してから
日本の各地に行ってくれっていう 外国人がね
それを言ってるのは
今の世界秩序が誰でなってるのか
それは南方の島とか北方の島
中国大陸で命を落とした
まさに日本の兵隊の英霊のためなんですね
私はそう思います 

2022年2月21日

#武田邦彦 先生

2022/03/01

家庭と男女、親子 ・・・(1)日本に戻る  日本の男女、家庭、親子は 幸福だった・・・なぜだろう??(武田邦彦先生)



本日の収穫(3620文字) 

経済の次のテーマは
家庭・男女・親子というですね
私たちの身の回りです
これについては従来はですね
政治政策などが
関与する部分ではなかったんですが
百年前と比べますとね たった百年前ですよ
百年前ってまだ昭和なんですけど
百年前と比べますと 寿命が四十三歳
平均寿命が四十三歳 男女ともですね
それがもう百歳に垂んとしようとしてる
それから男女関係も
昔は男は戦場に出る 女は家庭をやると
家電製品がない
つまり冷蔵庫とか洗濯機がないとですね
女性は別に女性が自立しようとか
なんか外で働こうと思ってもですよ
それは特別な人は別ですが
なんたって買い物一日に
二三回行かなきゃいけない
だって冷蔵庫がないですからね
冷蔵庫がないっていったらもう
冷蔵庫どころか冷凍庫もちろんないわけですから
どうにもなんないわけですよ
だから洗濯つったらですね
たらいにこの洗濯板を乗せて
ゴシゴシやるわけですからね
それで赤ちゃんなんかいたら
おしめなんかだって
今みたいな使い捨ておしめなんかありませんからね
それはもう大変なんですよ
だからそれは男もね
戦場に出るわ それから仕事に行けば
炭鉱夫でつるはしを振るったりね
畑に出れば鍬を振るうわけですから
それは今と全く違うんです
親子関係もそうですね
学校にとにかく出しとけばいいとか
それから受験戦争なんてないし
それぞれの家庭でそれぞれに
子供を育てればいいという時代なわけですよ
それが現代のようにですね もう全く違いますね
収入も違えば 男女関係は大きく変わった
親子関係も大きく変わった
それから小家族になった これも大きいですね
常におばあさんおじいさんの
若干手はかかるけど働き手でもあるという
中間的な人がいる家庭とですね
あっさりと妻と夫 もしくは妻と夫と子供だけって
いうのとはもう相当違いますからね
そういう中で 本当に今は
特に女性が中心に大変な思いをしてるわけですよ
しかしそれは親としての両親も子供自身も
それから結婚の比率が低いですよね
離婚の率も高いし
しかも結婚の時期も遅いという中でどうするのか
それもゼロ歳から五十歳までのことしか
まだみんな頭に回ってなくて
五十歳から百歳のことは
頭に回ってないという状態ですので
もう大至急検討しないといかんのですよ
それでこれはもう社会制度も変えなきゃいけないし
教育も変えなきゃいけないし
それから税金の仕方 それから一番大切なのは
母親の仕事まぁ母親じゃない人もそうなんですが
母親の仕事は労働なのかという
このでかい問題はまだ片付いてないわけですね
それで我々はだけど世界の内ではいいんですよ
どうしていいかっていうとですね
日本がそもそも良かったですね
下の図はですね
実は写真と図はこの前の本当の話ですね
友達テレビの本当の話で私が示したんですが
十九世紀のちょうど同じぐらいの時期ですね
十九世紀中盤のイギリスのロンドンの女性の生活
もう本当にひどい生活なんですね
これがエンゲルスとかマルクスが嘆いた
一つの庶民の生活でありですね
そっから共産主義というのが生まれたわけですね
日本は共産主義が生まれるはずは
本当はないんですよ
共産党の人に悪いけどっていうのはですね
日本はイギリスみたいな
ひどい生活なかったんですよ
だから日本のですね そういう政治を考える人が
冷たかったわけじゃないんですね
それは隣に示しました
その当時殆ど同じ時期の
日本の長屋の女性の生活ですね
まぁそれは大変ですよ 着物を干すにしても
一回着物を解いてそれで板に張り付いて干して
それをまた お針仕事で
服にするわけですから大変なんですけども
その状態の差っていうのを
よく見てほしいんですよね
イギリスのその庶民階級つったらもう
本当に仕事をする意欲も
失うような状態だったわけですよ
ところがそれに対して日本のご婦人は
如何に貧乏で長屋暮らしであってもですね
人間らしい生活なんですね
これは私が特に選んで
こういうのを描いたんじゃなくて
イギリスではそういう生活が
いくつも描写されております
エンゲルスなんかの直接的な描写もあります
それから日本の方もですね
イギリスから日本に来た大使ですね
なんかがですね その時
講師っていったかな?それがですね
もう日本の家庭に
そのヨーロッパの文化を持ってくるのが
本当に正しいだろうかと言っているわけですね
却って不幸になっちゃうんじゃないかって
その通りになったわけですよ
元々不幸だったヨーロッパの家庭を
日本に持ち込んだんですよ
おわかりですかね
要するに日本の文化人なんかがよくですね
ヨーロッパを真似ようと言ってんですけど
ヨーロッパを真似て
いいっていうことばかりじゃないんですよ
やっぱり家庭なんかはもう圧倒的に
それでご婦人の生活ですね
特に女性の生活はそれはもうヨーロッパの
平民ですよ 貴族じゃないですよ
貴族はそれはヨーロッパの貴族は
それ良かったんですけど
それは日本の殿様とかそういうほうが
奥方のほうがずっと質素だったんですよ
ですからそういうその
ごく少数の家庭ではなくて
一般的なその庶民の女性を比べたらですね
比べものにならないんです
これは男性もそうなんですよ 実は
日本の男性はですね
やっぱり仕事というものが中心にできたんですよ
自分の生きがいとしての仕事ができたんですよ
ところがイギリスの労働つったらですね
それはもう悲惨なものなんですよ
奴隷に一歩近いんですね とにかく働けと
夜は酒を飲めて女を宛てがうからって
そういうレベルの話だったんですね
だからもう全然状況が違うわけですね
だからその日本が今不幸になった
日本の家庭・男女・親子が不幸になったのは
日本の男女・家庭・親子が
なぜ幸福だったんだろうかということを十分考えずに
イギリスから来た講師が言ってるように
果たしてこの日本にイギリスの文化を
持ってきたら人々が幸福になるんだろうか
不幸になるんじゃないかと言ってるのと
同じようになってしまったっていうことなんですね
やっぱり私たちはここで本当の幸福
それから日本人には
日本人のやっぱり気質がありますからね
遺伝子も共通しておりますから
それも考えてですね
やる必要があるんですね
そのヒントはですね
やっぱり日本人ってのは
現実を見る力が強いんですよ
これはある程度ごまかすことも
できるっていうような悪い点もないじゃないんですが
基本的には現実を見る力は強いんですね
自然を見るそれから
人間というものを見るという力が強いので
日本の宗教っていうのは自然を神とする
日本人の神っていうのは
実はヨーロッパの神とは神が違うんですよ
っていうのはその
神ということ自体が違うんですね
ヨーロッパでは人間が死んでも何でも
どうしても人間と神の間には
越えがたい壁があるわけですよ 全然違う
ところが日本人は
死んだら神になるんですよね
神社に祀られたりします
仏様になるとも言うんですよ
大体亡くなった方は仏というんですからね
日本は だから仏教とも全然違うんですよ
この観察力ですね
日本の観察力っていうのは素晴らしいんですよ
そのために宗教戦争もなかったし
穏やかな宗教を築くことができたんですね
ですから日本の観察はですね 男と女っていうのは
一体何が違って何が幸福なんだろうか
だから日本においてはね
女性が子宮を持ち乳房を持ってるっていうことを
そのまま認めるんですよ
男が筋肉があって死ぬのが平気だと
女性は死ぬことができないけども
男は人のために死ねる
女は家族のためには死ねますけど
他人のためには死ねないんですね
そういう性格は一体どうなってるのかって
いうことをよーく知ってるんですよ
家庭というのは人生の基礎であると
それがどういう状態でないと
幸福っていうのは得られないのかってことも
知ってるわけですね 日本人は
だから親子もそうですね
親子関係っていうのは基本的に難しいんだと
親が子どもを教育するってことは
実は不可能なんだということも
現実をよーく見てるんですよ こういった
現実をよく見てるっていうことがですね
日本人の家庭・男女・親子ですね
これはもう殆ど
人生の七割は占めますからね 普通の場合は
それはまあ仕事に熱中している大実業家
渋沢栄一はどうだっただろうかとかね
織田信長どうだっただろうか
なんていうんじゃないんですよ
我々はそういうことじゃなくて
家庭と親子と男女で構成されて
それで私たちの八割から九割は
人生が決まってしまうんですね
だから日本に戻る
これがですね やっぱり
だからつって男女の役割を固定するとか
そう考えちゃいけませんよ
それ全然違うんですよ それは寿命が
四十三歳から百歳になったことを基づいて
家電製品ができたことを基づいて
それから既にもう女性がですね
働くということは
どういうことかっていうことをよく知っている
これにはですね
名古屋の伊藤麻美さんっていうですね
社会保険労務士 社労士ですねの方
是非今度 参政党で活動してほしいんですけども
その人が女性の現実を見て
それで女性が幸福になる働き方は
どういう働き方だろうかっていうことを
ずーっとやっておられます
非常にいいので機会があったら
伊藤麻美さんの話もですね
聞いていただきたいなと思っております

2022年2月17日 (ヒバリクラブ)

#武田邦彦 先生

米ロのどちらを信じるか (武田邦彦先生)

本日の収穫(1181文字) では続いては 視聴者の方からの質問ということです 米ロのどちらを信じるかということです 前回はロシアとウクライナについてのご解説 とても勉強になりました 今回はロシアに若干の利があると言いますが 日本もロシアに多少恩を売っておく方が 良いのかもというの...