2022/01/31

日本が世界一! ・・・(2)宗教と平和 (武田邦彦先生)




本日の収穫(3513文字) 

政治と宗教っていうのはですね
本来は別に
関係がないっていったらなんなんですが
宗教は宗教 心の問題
それから政治は政治 社会の問題
っていう風にみんな思うんですけども
しかし宗教
それで宗教は心の問題ですから
宗教戦争とか
そういうのが起こるはずないんですね
宗教が存在するためにみんなが不幸になる
なんてことがあったらですね
何で宗教なんかあるのって
ことになるわけですね
個人は確かにいいでしょうけども
今までの歴史を見ますとね
もうキリスト教も
色々戦いに戦いを続けてですね
しかも千年ぐらいから後には今度は
カソリックとプロテスタントというのができてですね
もう本当に血を血で争うことを
続けてきたんですね
最近ではキリスト教と
今度はイスラム教が戦っている状態なんですね
それで十字軍なんかからそうなんですが
一体冷静にですよ
これはキリスト教を信じてる方とか
イスラム教を信じてる方は
カッとこられるかもしれませんが
冷静にですね
宗教がなかった時とあった時と
どっちが戦争が多いかっていうと
やっぱり宗教による戦争が多いんですね
そういう点でインドの仏教とか日本なんかは
宗教の戦争っていうのは
ちょっとはあったんですが
非常にわずかだということがあるんですね
宗教によって社会が歪むっていうのも
色々問題なわけです
インドなんかは今でもカースト制度
宗教に基づくカースト制度ってあってですね
それによって随分身分制度が固定されたり
結婚が自由にできなかったりっていうような
問題があるんですね
ですから私はですね 日本式の
日本は宗教という教えというのがないんで
つまりこれはですね
政治的にはどう考えられるかっていったら
まずは政治が直接出ていくと
なかなかうまくいかない問題ですね
あのつまり信教の自由とか
宗教とはどういうものかっていうことに対して
日本の宗教界が少なくとも
かなり心を開いて議論してくれなければいけない
これは相当今進んでますよね
例えば仏教でも宗派を超えた
会議っていうのがずっと行われております
もう私がそこで講演したのは
第四十一回でしたから
宗教を超えた日本の仏教の
会議っていうのは随分行われております
非常に努力をされてますね
それからローマ法王も色んな宗教の人の
お互いの議論というのを広く求めておりますね
まぁそういう点では昔と違って
宗教観がいがみ合うばかりでなくて
お互いに和を尊重するという風な
習慣になってきてるのは非常にいいんですね
ですからまずは学会ですよ
宗教学の学会の方々 先生方がですね
まず心を開いて 私が言ったりなんかしますとね
またこうバイアスがかかるんですが
例えば受動的仏教っていうのと能動的 あー⁈
受動的宗教っていうのと
能動的まぁ宗教っていう
宗教っていう言葉は
両方では共通に使えないんですが をまず作ると
つまり受動的宗教っていうのは
キリスト教とか仏教とか
イスラム教でわかるように
一神教 多神教の区別ではなくてですね
教えてもらって
その宗教を信じて生活するという
そういうタイプの宗教ですね
これは受動的ですよ
イエス様がこう言われた
ムハンマド様がこう言われた
お釈迦様がこう言われた
だからそれを信じてっていうやつですね
信じるものは救われると
こういう感じですね
ところがもう一個
日本の宗教は能動型宗教ですね
別に自然に口があるわけじゃない
亡くなった祖先に口があるわけじゃない
何も聞かない だけども
自然から我々が受けるもの
我々が能動的に自然に接して
自然から教えをもらうっていう
そういう能動的宗教ですね
それと受動的宗教を区別しなきゃいけない
それで能動的宗教の場合には
信教の自由なんていうのありませんね
何でかっていったら一人一人が能動的に
自分が自然とか祖先をよく見て
それで自分の心の中に自然とか
祖先からの教えを受けるっていうことですね
これはあのー
実はインドにはそういうのがありましてね
初期の仏教ではですね
祖先の行為というのを
非常に重要視するんですね
私たちが現在生活している
食べ物にしても着るものにしても
家でも移動する手段
自動車とか家電製品とか何でも
私たちの世代で
全部作ったもんじゃないんですよ
食なんていうのはですね
室町時代から割合日本食の根本ができた
遊びなんかもそうですね
ですから我々はやっぱり祖先の
行為の上に立っている
行為とは行動ですね
成果ってもいいんですけど
その上に立っているという考えは
インドにはあるんですね
非常にその深くあるんです
インドですから哲学
非常に優れていますからね
ですから日本もインドのそういう流れを
受けてるところもあるんですね
ただ仏教はですね
これはあのー
お釈迦様がお作りになったんじゃなくて
お釈迦様が亡くなってから百年ぐらい経って
周りの人達が
これはあまりにもったいないから
宗教としてといってお経を作ったり
経典を作ったりした
それが中国に行ってですね
中国ってのは若干 階級社会ですからね
そこで指導者用の仏教っていうのに
若干直されまして
それが日本に入ってきたもんですから
日本も平安時代には仏教っていうのは
若干ですね 貴族社会のため
つまり支配層のための信仰というのに
ちょっとなりかけてたんですが
それは鎌倉仏教でですね
庶民のものにまた帰ってきたと
日本流に庶民の方に帰ってきたと
いうようなことがあるんですね
ですからまぁあのー
まずは政治としてはですね
宗教間の議論 もしくはその色んな行動
そういったものを
促すような政策を取ってですね
政策としてはですよ
まず宗教間での争いを減らすと
いうことが非常に重要ですよね
宗教間の争いが減れば自動的に
信教の自由っていうのは
受動的宗教にだけ存在しますから
日本の憲法から
信教の自由の項目を取るっていうのはですね
これはまぁ相当な準備期間がいります
ただそういう
きちっとした政党ができればですね
まずは宗教間の議論を進めるように
国でそっちの方に誘導し
かつ受動的宗教と
能動的宗教の区分をしてですね
それで従来通りのヨーロッパの 割合とレベルの
低いって言ったらまた怒られちゃうんですけど
一神教と多神教の区別とかですね
時には日本の神道は
原始的な自然崇拝に近いなんていう
そういう話をちょっとなくしてですね
もう少しやっぱり
ヨーロッパを中心とした見方ではない見方を作って
そしたら靖国問題なんかも
なくなってきますね
靖国神社っていうのは
神社という形が取れてる
これはやっぱり色々検討が
少し不十分なんですが
日本の宗教 日本は宗教がないわけですよ
その能動的宗教ですからね
それで国に貢献した人を
こういう風に言ったらいいですね
靖国神社っていうのは
日本国に貢献して命を落とした人を
宗教にかかわらず宗教とか人種とか
そういうのにかかわらず
日本国が感謝の気持ちで
祀っているっていうことなんですね
霊を祀ってる もちろんだから
靖国神社の中には
キリスト教徒の人もいるわけですよ
日本人の心としては
例えば靖国神社にある人と行くと
お互いに自分の祖先が
靖国神社に祀られてると
じゃあ お祈りする時に
あなたはキリスト教ですか? ああそうですか
それじゃキリスト教
まずはあなたのご先祖のために
キリスト教的に
お祈りしましょうっていうんで
天にまします我らの神よと こうお祈りして
靖国神社に祀られている人の心を
安らいでですね
それから私は日本人ですからということでやると
いうことができるんですよね
日本はそれができるんですよ
だって普段からしてるんですよ
クリスマスもお祝いし
一週間したら神社に初詣に行き
お寺さんにお墓参りしてるんですから
できるんですよね
もう全然平気なんですよ
つまり靖国神社っていうものも
我々の年末年始の行動と同じように
日本だけは宗教に関係ない
だから今でも信教の自由の
訴訟なんかもありますし
それからまぁ近隣諸国との間の
靖国問題なんかもあるんですけれども
そういった問題はやっぱり正面から
つまり根のところからやんなきゃいけない
それにはやっぱり宗教学者ですよね
宗教学者と各宗教のトップの方の人と
会議を 国のお金っていうか
政策としてそれを進めてですね
日本が世界でも宗教の融和
というものを一番最初にやると
いうことはこれはやっぱり
政治の役割でしょうね
そして今は日本の中でも
キリスト教も仏教もですね
それほど活発であるという状態じゃないんで
ちょうどチャンスとしては
いいんじゃないかと思いますね
それによって日本人も改めて
自分の守るべき道徳倫理 他人に対する心遣い
学校でのいじめ それから嘘をつくような指導者
こういったものが出にくくなるという点では
政治課題として
宗教の問題も少しずつですね 慌てずに
法律で何か決めてしまってそれで
お前ら従えっていうんじゃなくて
宗教の学者とか
各宗派の人の
お考えを聞きながら進めていくと
日本が一番宗教については進んでるよと
いう状態になるっていうことが
重要じゃないでしょうか 

2022年1月28日 (ヒバリクラブ)

#武田邦彦 先生

2022/01/30

日本が世界一! ・・・古代人の知恵(1)宗教 (武田邦彦先生)



本日の収穫(3839文字) 

現代はですね
確かに科学技術が非常に進歩して
例えば縄文時代に比べればですね
縄文時代はガラスもないし扉もないし
本当にこう
貧しい感じで住んでたんですけども
それなりに時間もあったわけですね
従って それであまり
人工物っていうかですね
アスファルトのところもないし
自動車も走ってないっていうことで
自然そのものをですね
よく観察できたわけですね
自然そのものをよく観察するとですね
地域による差がすごく大きく出るんですね
例えば砂漠みたいなところはですね
非常にこう厳しいんですよ
私の教え子がある時ですね
外国に六か月ぐらい行ってまして
帰ってきてですね 私に言ったのは
先生!自然というのは人間を襲うんですね
って言ったわけですよ
もちろん彼はそれまで
もちろん日本人ですからね
日本人は自然が人間に襲ってくる
という感じは たまにはありますよ
地震とかそういうのがありますからね
ですけども日本は日常的には
非常に穏やかなんですよ
基本的には焼け死にもしない
夏が暑くてや焼け死にもしない
冬が寒くて凍えもしない
最近温暖化とかいってますけども
どちらかというと
やっぱり夏の方が やっぱり楽なんですね
昔から動物もですね
春に子供を産むんですね
それは冬を越すっていうのは非常に厳しくて
夏を越すっていうのはですね
やっぱり今クーラーなんか付けてますからね
東京なんかにいると暑いんですけども
木々があるようなところにいてですね
そしたらそんなに暑さっていうのは
人間が耐えられないような
もんじゃないんです
特に日本は温帯の島国なんですね
皆さん世界地図を見るとわかるんですけども
意外と温帯に島国ってないんですよ
温帯には大陸なんかがあってですね
赤道直下にはインドネシアとかフィリピンとか
島がものすごく多い国があるんですけども
温帯の島国っていうと
日本ぐらいしかないといってもいいんですよ
類似しているところは
イギリスそれからマダカスカル
ニュージランド
なんていうのがあるんですけども
それぞれ それほど歴史がなかったり
少し亜寒帯だったりしましてね
だから日本っていうのは 非常にこう
自然を観察しながら自然と共にやっていける
自然は決して日本人を襲いはしないと
そういう自然に対する信頼感もあるし
感謝の心もあるということで
やっぱりそれに基づいて
人の生活環境とか考え方が変わっていくわけですね
そこで日本もですね
最初にできた宗教っていうのはですね
非常に穏やかな自然をこう
信頼する宗教だったわけですね
それは当然なんです それから日本はですね
日本人全体が殺されるとか
そういうことはほとんどなかったわけですね
島国だから守られていた
それからまた中国なんかですとですね
移民族が来て殺されることが随分多い
有名な歴史学者の
岡田先生の調査によるとですね
私もその調査の結果をある機会で
見させていただいたことあるんですが
紀元後二百年ぐらいでですね
のところで中国人の約九割
ちょっと信じられませんけどね だから
ほとんど皆殺しにあった時代もあったんですよね
だから自然が
人間を襲ってくるっていうのも日本は少ないし
人間が人間を襲うというのも
少なかったと まぁいうことですね
例えば青森の三内丸山遺跡とかですね
佐賀の吉野ヶ里遺跡といった遺跡を
登呂遺跡とかですね
そういった遺跡を見ますとね
日本の古代というのが
大きな力を持った酋長なんかもいなかった
つまり非常に巨大な建物とか
豪華なものがあんまり多くないんですね
みんな同じような生活をしてる
竪穴住宅でも
その竪穴住宅の跡っていうのは
もちろん少し金持ちだとか
少し権力があるとか
若干 貧乏な人だったかなーと
思うようなところはあるんですけども
それほど開いてない
そういう中で自然に対する信頼感
それから人間に対する
信頼感っていうのがですね
両方とも日本にはあったんですね
そういうことで
日本人っていうのは まず
やはり人間っていうのは何かに感謝したり
何かにすがって生きる
非常に苦しい時がありますからね
なんたって日本の縄文時代だったら
推定されてる平均寿命ですと
大体十八歳から二十五歳ぐらいの間なんですよ
墓の調査なんかで
大体そういうのはわかるんですけどね
もちろん病気もしないで栄養も十分な人は
それは四十ぐらいまで生きたんですが
平均すると そんな風になってしまうんですね
江戸の時代でもですね
最初の子供を病気で亡くし
二番目の子供も病気で亡くし
三番目の女の子は何とか育ったけれども
四番目の男の子もまたすぐ死んだ
なんていうのもですね よく出てくるんですよ
そういう時代ですからね
悲しい人間だったわけですね
そういうことを克服するために
また宗教っていうのが出てくるんですが
今まで説明しまして
日本の宗教っていうのは
自然と祖先が神様なんですね
自然っていうのは
自分たちを作ってくれたもの
もちろん山があり川があり海があり
そして田んぼがある平野がある
そういうところで我々は そこから
食料を得て住居を作って住むわけですから
飲み水を飲んで だからまさに
自然というのは我々を生かしてくれるわけですね
動物もそうですね そういう点では
自然を敬うというのは
これは当然の人間の感情ですよね
だから自然は神様であるということで
これは一つ確定したと
それからもう一つは日本は島国でしたからね
あんまり外国の人が入ってこない
外国の人が入ってきても日本は
すぐ日本人として取り扱うと
外国人としては
差別しないという文化がありましたから
まぁ一家みたいなものだったわけですね
それで普通系図を書く時に 祖先から書くと
祖先の男の太郎兵衛から誰ができて
こうこうこうってなるんですが
逆に書きますとね
自分から系図を書きますと
自分の父親母親は二人
祖父さん祖母さんは四人
曽祖父さん曽祖母さんは
八人という風に2^nでなりますからね
そうしますと千年も経つと全くその
近親相姦とかそういうのないとですね
三十億人ぐらいの遺伝子が入るんですよ 自分に
だから日本なんかは せいぜい一千万人
多くても一千万人だったわけですよ
もちろんずっと昔は何百万人とか
何十万人ってときもあったわけですよね
一千万人としましょうか
一千万人の血が混ざるなんて
本当短いんですね
数百年で血が混ざってしまう ということは
日本人は基本的には
三万年から四万年ぐらい前から
日本人の祖先が
日本列島に住んでたと思うので
また外からも来られた人もいるんで
そういうのも考えるとですね
我々は全部兄弟なんですよ
だから日本人を見ると背の高さ
頭の髪の毛の感じ日本人らしい顔つき
それから考え方 ちょっとお尻が下がってて
足が短い みんな似てるんですよね
これは遺伝子が共通してるんですよ
ただ近い遺伝子ですね
父親とか兄弟とか
そういう遺伝子とは似てるんで
顔つきとか わずかな顔つきですね
それも日本人なら相互にわかりますけど
外国人ではわからないぐらい
似てるっていうことはあるんですね
血筋が近いと性質とかですね
ですけど特に男の場合は
お父さんの遺伝子が
そのまま息子に流れますから
お父さんと息子っていうのは
かなり似てることは似てるんですよね
そういうことがあって
しかし血が混ざってるっていう
自然観察も鋭かったわけですよ
どうも俺達は自分の子供とかいってるけど
いやあれ 自分の子供でも親戚の子供でも
親戚じゃなくて郷里の子供でも
みんな似てるねと
これは多分みんな祖先が一緒なんだねと
いうことに気が付いたんですよ
それで祖先を祀ることにした
我々は祖先からできている同じ人間なんだと
だから自分の子供っていうのに
あんまり執着してないですね
まぁ小家族でなかったと
いうこともありますけども
みんな子供は
俺たちの子供なんだという意識があった
そこで日本は宗教は
自然を崇拝するっていうのと
祖先を崇拝するっていう
二つだったんですね
ところがね これを
明治の初めにキリスト教が入ってきたり
それから奈良時代に
仏教が入ってきたこともそうなんですが
なんか仏教とかとキリスト教の方が
優れた宗教だと
いう風に錯覚した文化人とか
宗教関係の人がいたんですね
この理由は後で
二番目にお話する予定ですが
そういうことがあったので
日本の宗教は多神教とか呼ばれてるんですよ
多神教か?一神教か?っていう分類は
ヨーロッパの分類であって
日本にはそういう分類はありません
日本はですね 宗教という
昔日本人が宗教っていってたときはですね
これは今でいう宗派なんですよ
例えば 法然上人は浄土宗だとか
日蓮上人は日蓮宗だとか 法華経ですね
それから親鸞っていったら
浄土真宗であると
これを宗教といったんですね
今は宗派といってますけども
なぜかっていいますと
日本の宗教には教えがないんですよ
教えというものがないんです 元々ですね
だって自然そのものが教えであり
親とか おじいちゃんおばあちゃん
祖先が神様なんですからね
ですから教えを受けてんじゃなくて
教えをその人たちから自分たちが
感じ取るという能動的宗教なんですよ
あのー 日本以外の宗教は
もうちょっとレベルが低くてですね
誰かが教えてくれなきゃわからない
お釈迦様が教えていただく
イエス様が教えていただく
ムハンマドさんが教えてくれるので
そこで気が付く ですけども
日本人は能動的に気が付くんですね
あっ! なるほど
自然の様子を見たらこれが正しいんだ
祖先様にこれをやると恥ずかしいんだ
お天道様の下で嘘をつくと
これが泥棒の始まりになるんだ
いう風に自分で
自分の道徳とか人生とか
そういうものを理解していく
これが日本の宗教だから
宗教のレベルとしては
一段この 一神教よりか上なんですよ
それがね 一神教よりか下に
文化人がランキングしちゃったんで
ちょっと問題が起きたとそういうことですね

2022年1月27日 (ヒバリクラブ)

#武田邦彦 先生

2022/01/29

日本が世界一! ・・・「力づく」ではない社会 (武田邦彦先生)




本日の収穫(3641文字) 

私がですね
このブログで言いたいことは何かと
一つだけ 一番僕が大切だと
思ってることを言ってくれと言われたらですね
私はね
日本が世界一だっていうことなんですね
それはもちろん私が技術者で
技術という点でも
もう日本はですね 奈良の大仏
よくあのー エジプトのピラミッドの
技術はすごいっていうけどですね
奈良の大仏の技術ほど
凄いのってないんですよ
とにかく別にエジプトの人を
悪く言うんじゃないんですよ
日本の大仏はですね
銅でできてるんですね
その上に金箔が貼られてたんですよ
そしたら銅っていうのはですね
自然には少しはあるんですけど
銅 金属の銅ってほとんどなくて
酸化銅とか硫化銅をですね
還元する 
つまり精練してですね 銅にする
それをあのでかいですね
大仏にするには溶かしてですね
そして下の方はどのぐらいの厚みにしたら
壊れないのかっていう計算をしてですね
それで作るわけですから
もうその知恵たるは大したものなんですね
ところが日本人はね
このピラミッドについては凄い凄いっていって
随分色々ピラミッドの秘密とか
いってやるんですけど
奈良の大仏がなぜ壊れないのか
奈良の大仏を納めている大仏殿というのはですね
一回焼けてますが
最初のものも次のものもですね 何百年と
あれ世界で一番大きな木造建築なんですね
もちろん元寇の時
モンゴルが襲ってきた時もそうでしたし
それから鉄砲を日本が作った時もそうで
それから幕末もそう
明治維新もそうなんですよね
それから最近では
ジャパン・アズ・ナンバーワンといわれた高度成長
その中で日本人っていうのは
戦争もすごく少ないんですよ
これらが間違って伝えられてるってのは
なぜかっていうとですね
まぁ簡単に言えば
歴史を勉強しない人たちが現在の日本とか
せいぜい戦争が多かった
時期だけを学んでですね
それしか学校で教えてくれない
元々学校で教えてくれたことしか
勉強しないっていう人はですね
あんまり発言とか
したらいけないと思うんですよね
やっぱり人間ってのは自分の調べたこと
自分の考えを言わなきゃいけないわけですね
日本人はここ二千年間ですね
少ない戦争 それから豊かな土地
それから高い技術や色々な文化の中で
本当に心優しく育ってきたわけですね
それは日本人の中の
不幸な人だけを見たらいけません
本当にヨーロッパでも中国でも
ほとんどの人が殺されたり
ひどい目に遭って
生活をしてたわけですからね
それでその日本が世界一だと
いうことについてですね
それを僕は
知ってた方がいいと思ってるんですよ
一番の大切なことはですね
日本の一番僕らが誇こるべきことは
もちろん戦争も少なかった
それから奴隷もいなかった
何でそんな社会ができたのかっていったら
力づくではない社会なんですよ
力づくでないというね そういう
社会っていうのは日本しかないもんですから
それで他はもう全部力づくなんですよ
だから今の日本人はですね 逆に言えば
力づくでない社会っていうのを知らないんですよね
だから変な話なんですよ
それは 反日本人が多いとかね
日本人でありながら反日の人が多いとか
文化人がそうだとか
いうことによるんですけども
いずれにしてもそうなんですね
例えば例を挙げましょうか
日本で会社ができてきた
明治維新になって
渋沢栄一とか色んな人がですね
会社を作ってきた
その中で もちろんそこには
日本文化が育つんですよね
日本文化のもとに日本の会社ができるんですよ
そうすると日本の会社で一番大切にしたのは
何かつったら もちろん従業員なんです
ところが戦後ですね
商法が色々変わってですね
変わったってわけでもないんだけど
ヨーロッパ・アメリカの文化が入ってきて
力づくの文化が入ってきて
今ではね
株式会社は株主のもんだって言うんですよ
それはね ヨーロッパ・アメリカの概念であって
概念が違うんです
あなたはヨーロッパ人ですか?って
僕言いたくなっちゃう
アメリカ人ですか?って
言いたくなっちゃうんですね
そのために会社で
ある組織だけを売り渡すなんていうことが
大会社には行われてるんですよ
だけども日本の中小企業
日本の宝といわれる中小企業はですね
こんなね 従業員をね
なんか工場ごと売り払うなんてこと絶対しません
例えば仕事がなくなっても
長い間一緒にやってきたんだからっつって
社長は従業員のことも考えてやると
従業員と一体となってやるっていうわけです
これが力づくでない社会なんですね
それから男女関係もそうなんですよ
この前面白いことありましてね
私があるライターの人が書くことが前提で
日本の男女関係っていうのを話したわけですね
日本は力づくでないわけですよ
ところが男と女ではですね
女性は子供を生んで育てますからね
やっぱりハンディがすごく大きいんですよ
だからどうしても
女性が弱くなっちゃうんですね
普通ヨーロッパとか中国はそれだから
強い男性が女性を所有物にするんですね
ですからまぁ
キリスト教の人に悪いんですけど
キリスト教では女性は男性の肋骨からできると
こういう風に言って教えてるわけですね
男性は女性を所有すると
だからレディーファーストで少し
もてはやさなきゃいけないとこうなるわけですが
日本は違うんですね
日本は男とか女とか それぞれの
それはもう犬でも猫でも なんでも
お米でも 稲ですね
稲もですね
みんな同じだという考えがもとですよ
誰が力が強いとか誰がどうとかって言わないと
そうするとですね
男と女の間で力づくではない
社会を作るっていったらですね
どうしたらいいかってつったら
いやまぁねー
ほんと古代の日本人偉いですよ
力の強い男の方に制限をかけるんですよね
平安時代の末期までですね
非常にはっきりしたのは
男性は軍事兵隊に行くこと
農事農業をやること
それから記録文書を漢字で付けること
ひらがな使っちゃいけない
小説も書いちゃいけません
日記も付けては駄目だと
こういうことだったんですね
男性はこの三つしかできない
女性はっていうと
女性は何やっても良かったです
だからまぁ そういうことを
あんまり勉強しない人がね
僕には一回 平安時代っていうのは
何で枕草子の清少納言とか
紫式部の源氏物語とか
それから和泉式部日記とか
そういう女性ばかりが
文学で活躍してるんですかって
聞く人がいるんですけど
それは男は文学とか
日記をつけちゃいけないんですよ
つまり強い方を制約するんです
今の例えば会社では 株主の力を制限する
それで従業員は自由だとこういう感じなんですよ
全部そうなんですね
ですから本当に偉いんですよ
江戸時代は士農工商 士農工商ってのは 
今では身分制度じゃないと教えておりますが
侍は常に貧乏なんですよ
侍は常にお米しか貰えない
お金貰えない
お金に手つけちゃいけない
だから身分が低いといわれた
町人はお金触っていい
つまり常に力がありそうな方法
つまり金持ちの方に制限をかける
というのが日本文化なんですね
この文化のまま行けば
本当に良かったんですよ
現在の中小企業のおやじは
やっぱりその
力づくではない会社なんですよね
従業員と共の会社なんですよ
家庭も本当はそうだったんですよ
家庭もですね
日本の家庭ってのは面白いんですよ
結婚すると
結婚生活ってのは家庭ですからね
衣食住は全部妻の権利
夫は外に 妻から派遣労働者で
出ていって労働してくるんですね
だから強い夫の方を制限する
だから妻の部屋
子供の部屋っていうのがあっても
よほど高級な武士以外は
夫の部屋っていうのはないんですよ
夫は外で働いてくるわけですね
それで働いて得た賃金は 全部妻に渡す
妻が家をやる それはですね
やはり力づくではない社会を
構成するんですね
この力づくではない社会を
なぜ日本人が思い付いたのか
それを実行したのか ということは
このブログでですね
これから丁寧に話をしたいと思うんですね
それで現在の日本はですね
政治体制が
アメリカ・ヨーロッパ的になったもんですから
全部力づくの社会になっちゃってんですよ
商法もちろん株主のものだ
東大出てて金があって
力があったら何でも好きなことができる
例えば自動運転の自動車を思ったってですね
金があって立派なとこに住んで
駐車場があれば
自動車でシューっと行ける
雪の日もチェーンつけて
何だったら運転手もいる
しかし膝の痛いおばあさんは買い物行くにも
雪で滑りながら一生懸命
傘さしていかなきゃなんない
こんなことってなんであるんですか
金を持った男が何で偉くて
いい生活ができて
一生懸命生活をして
生きていってるおばあちゃん
膝の痛いおばあちゃんが 何でそんな
悲惨な思いをしなきゃいけないんですかね
だから自動運転の自動車っていうのは
できたら それはタクシーが
なくなるとかそういう問題ではなくて
誰でも同じように
移動できるっていうことは価値なんですよね
それに対して政治は動き
税金も決めていかなきゃいけないと
いう風に思うんですね
ですからまぁ 今度私が
参政党で活動しようと思ったのはですね
やはり日本本来の
力づくではない社会に少しでも近づきたい
それによって 今まで
幸福な人生を送ってきた日本人がですね
また再び このぎくしゃくした
現在の生活じゃなくてですね
幸福な人生に戻ることができるんじゃないか
戻るんですからね
それは簡単に行けると思います

2022年1月26日 (ヒバリクラブ)

#武田邦彦 先生

2022/01/28

基本的な人生設計(3) 家庭や絡合と個人 (武田邦彦先生)




本日の収穫(3736文字) 

社会の変化っていうのは
非常に大きくてですね
このブログで何回か言いましたけども
今から七十年前 戦争が終わった時は
日本人の平均寿命は五十歳だと
それで女性はですね
冷蔵庫も洗濯機もないんで
一日中洗濯したり
日に二回か三回 買い物行かないと
いけないというような時代でしたからね
それはもう男性もそうで
ぎゅうぎゅうの満員電車に乗って
やっとこう働くというね
そういう時代でしたから
それから現在と比べると随分違うんですよ
ですから本来は1990年
バブルが崩壊した時にですね
新しい政治っていうのは
できなきゃいけなかった
それをカバーするために
さきがけだとか
社会党の政権も一回ありましたしね
それから色んな合併した政権もありました
細川首相とかですね
なかなかうまく行かなかった
それから2009年には民主党も出てきた
しかし民主党政権の三年間は
皆さんのご存知の通りですね
やはり色んな問題点があった
なぜか?それはですね
時代が変わったのに
同じ人がやってるからなんですよ
だからその
少し名前だけ変えてね やったって
それは変わらないわけですね
それはその人たちが
悪いわけじゃないんですよ
悪いわけじゃなくて
どうしても人間っていうのはですね
長い間一緒に何か同じことを
やっていくっていうことは
やっぱりなかなか無理なんですね
年取ってきますから
もちろんその年取っていくには
それなりのその若い人を
出していくとかいうことができます
だけどやはり どっちかって言うと
現在みたいに自分の子供に
担当させようとかいうことになりましてね
それは一番最初に作った時は
二世議員なんてもちろんいませんよ
だって一生議員がいないんだから
まずそこで
新しいやっぱり活力が生まれるわけですね
それから人間ってのはどうしてもね
長く住んでると
しがらみっていいますかね
垢っていうかですね
そういうのがつくんですよ
これはもう人間というものが
そういうもんですね
イエスキリストもそう言ってますね
人との付き合いは
できるだけ浅くしなきゃいけないんだ
もちろんそれは深くしていいんですよ
深くしてもいいけど
深くすれば問題が生じるということは
意識してなきゃいけないって
おっしゃってますよね
そういうことで もう今や駄目なんですね
ですから五十年の人生が百年になり
女性と男性が
ほぼ同じような生活をするようになり
子供の教育環境も随分変わってきた
っていう中で基本的な人生設計の一番は
第一の人生ゼロ歳から五十歳まで
それから第二の人生
五十歳から百歳までというのを考えました
それから第二番目はですね
仕事という意味で
みんながみんなで一緒にやりましょう
っていう日本型ですね
力づくではない
例えば会社ですと従業員が中心だと
そういう社会から
ヨーロッパ・アメリカの文明が入ってきて
それをやはりどうしてもそれを
政府が採用して現在の商法のように
なんか会社が株主のものだと
そんなことが公に言われるような
貧弱な文化に落ちてしまった
もちろん男女関係家庭夫婦
子供との関係も大きく変わりましたね
だって大家族の生活から
夫婦単位の生活に変わったわけですよ
それにしてはね
やっぱり政治的体制が
すごく遅れてるわけですよ
年金の問題にしても
それからもちろん現在は
女性の賃金が
男性のちょうど半分ですけどね
忙しいのはどっちかっていったら
やっぱり女性なんですよ
そういったこと それから
子供はやっぱりいじめなんかがある
赤ちゃんも簡単に保育所に預けられる
だけど赤ちゃんの
それに対する発達だとか
発達障害の問題だとか そういったものは
まだ解決されてない
山ほどあるんですね
それで基本的な人生設計っていうのを
一つは高齢化の問題ですね
第二の人生の問題
第二の人生は女性ではね もう子供を
結婚する子どもを産む
子供を育てるっていうのは
ほとんどないわけですから
新しく考えなきゃいけない
男性であれば定年になってね
全然違う生活に入るわけですから
しかし第二の人生の五十年間
五十歳から百歳までの計画っていうか
そういうものが
ほとんどないという現状ではね
やはりうまくは行かないんですね
もちろん子供の問題もそうであります
そしてそのそれを解く鍵は
やはり日本文化であり
日本文化でもその中心となるのは
絡合という概念なわけですね
絡合っていうのは あんまり
聞いたことないっていうんですけど
これは空気を読むとかですね
それから集団性とかいうのと一緒で
生物ってのはですね
随分昔三十億年とか四十億年とか前に
誕生したと思われるんですが
その後は単細胞生物つって
細胞が一つだったんですよ
細胞と細胞の間が
うまく繋がらなかったんですね
ですから皆さんの
簡単にいわゆるアメーバですよね
一つの細胞でにょろにょろと
地面を這って歩くと
目も勿論ない
何で目がないかっていうと
目を作るためには
目という細胞が必要ですからね
ですから体の細胞の他に
目という細胞を作んなきゃなんない
足も作って歩けるようにするんだったら
足の細胞を作んなきゃなんない
足の形も必要だ
そうすると細胞がどうしても多くないと
目があったり
頭で考えたり足で歩いたり
手で何かものを
扱ったりできませんよね
だから人間は六十兆個と言われるんですが
そういうものすごく多数の細胞で
できるようにした
ただ今でもですね
人間はもちろんのこと
もっと下等生物でも
細胞と細胞の間が何で繋がってるのか
なんで自分は足の細胞だと
思ってんのかってわかんないんですよね
実はこれも絡合なんですよ
細胞と細胞の間の関係
それから多細胞生物ができて
非常に具合がいいので
目も見えるようになり
歩けるようになったので繁栄するわけです
それが大体五億年前なんですね
だけどすぐそれよりかですね
多細胞生物が集団になった方がいいと
いうことに気が付くんですね
例えばイワシだったら集団になる
集団になればイワシみたいな弱い生物でも
あんまり被害を受けない
もちろん強い生物でも集団になった方がいい
強い生物はちょっと集団が少ないですけどね
例えばライオンでも
やっぱり一匹じゃなくて十匹ぐらいでいる
もちろん個別で生活している生物とか
動物もいるんですけど数が少ないですね
しかしこれは動物ばかりじゃないんですよ
植物もそうなんですよね
植物のひまわり畑
ひまわり畑じゃなくてもですね
松林つったら松が割合と集合してるし
杉つったら杉だし
それから草もですね
似たような草が集団で生えてるんですよ
つまり多細胞生物が
さらに集団になった方が
生物が幸福になるということは
もう四億年ぐらい前にわかったんですよね
しかし今わかってないのは学問的に
その多細胞生物
個体の多細胞生物と多細胞生物が
どういう力でとか連絡をしているかが
わかんないっていうだけなんですよ
それを絡合というわけですね
だからそれは まだわかんないので
科学的に解明されてないんですけど
現象はもうはっきりしてるんですよ
事実ははっきりしてるわけですね
細胞と細胞の間
個体と個体の間が連絡しながら
我々は生きている
植物でもそうだ
動物はもちろんそうだと
いうことなんですね
だから絡合という力がわからないから
絡合っていうのはないのだという
そういう極端な議論があるんですけど
それは自分たちが知ってるか
知ってないかっていうのと
事実がどうであるかってのは
別ですからね
ですから
この絡合で今苦労してるのが
家庭であり
つまり離婚とかそういうのですね
親子関係であり
それから学校もそうだ
いじめもそうですね
戦争もそうですよ
これは二つ大きくありましたね 文化が
インドから日本に渡る太平洋側ですね
アジアの太平洋側は
最初から絡合っていう意識があるんですね
それはお釈迦様も絡合なんですよ
お釈迦様のお話を聞くと
もう絡合のことばっかり言っておられますよ
絡合がなきゃ駄目なんだって言ってます
ところがそれに対して
ヨーロッパ系の文化はですね
イエス様ぐらいまでは
絡合ってあったんですけども
イギリスの
バートランド・ラッセルが言ってるように
ヨーロッパ文化っていうのは
イエスキリストで終わったと言ってるのは
実は絡合という人間の幸福に
一番大きな影響を及ぼすことをですね
その無視して個人主義って
いうことになったわけですね
そこで力づくの社会っていうのを
作るわけですよ
金持ちの方がいい
東大出てる方がいい
体が強い方がいいって
いう風になるわけですね
ところが日本は違うんですね
日本は インド日本はですね
みんなで幸福になろう
幸福になるっていうのは
みんなで幸福になる以外に
幸福になりようが
ないんだっていうことなんですね
これはまぁ戦争ありましたが
戦争の前の日本までは
そういう文化がありました
だから日本人は幸福だったんですよ
日本人が平安時代から鎌倉
ずっと幸福だったっていうのは
歴史を見ればよーくわかりますね
それを今崩してるんですよ
どんどんどんどん崩してます
それが現在の女性の苦しみでもあり
年寄りの苦しみでもあり
子供達がいじめられる
苦しみにもなってるわけです
これを政治的にもどうしても
根本から改正しなきゃいけません
この問題は非常に大きいので
今日だけでは到底できないのでですね
これは日本文化とか
それから日本の技術とか
日本人の考え方っていうのを
じっくり学んでからでなきゃ
よく理解ができないので
少し後の方に回してですね
別立てで詳しく
どういう政策を取るべきか
我々はどういう風に
考えていくべきかということを
検討して整理していきたいと思っています

2022年1月25日 (ヒバリクラブ)

#武田邦彦 先生

2022/01/27

皆さんどうですかね これは? 短縮版 (武田邦彦先生)

武田先生の音声ツイート

私もこのニュース見ました。

YouTubeにUPするとBANされそうなので今回は文字だけ。
本日の収穫(827文字)

あの事件 つまり
ベッドが足りない!ベッドが足りない!
医療崩壊!医療崩壊!って言ってる時に
患者さんを引き受けると赤字になる
患者さんを引き受けなければ黒字になる
つまりね 患者さんのいない時はね
補助金もらってるんですよ そこなんですよ
ベッドを空かしておくだけでいいんですよ
ところが患者さんを入れると
患者さんの治療にお金が掛かるから赤字になる
だからあのね 国のトップの人が
できるだけそういう制度を作って
自分の病院が三百億も儲かる様にしたんだったら
それはねー ダメですよ
その人がね コロナの対策やってるといったら
コロナをできるだけ流行させたほうが
自分が儲かるっていうわけですから
典型的な国家の役人の犯罪ですよ
これはね 炉端の話なので気軽にできるんですよ
気軽っていうかね
僕が新聞でそれを読んだのは確かなんですよ
ただその後
NHKも朝日新聞も追求しませんからね
昔はね NHK 朝日新聞も
反日という点では悪かったんですが
そういう点の追求はやったんで
まぁまぁそれで少しは良かったんですけど
今それもやりませんからね
だからこれは非常に問題だろうという風に思うんですね
やっぱり上に立つ人は常に身がきれいで
これだけね 医療崩壊医療崩壊つってね
大阪府知事もそうですが みんなで心配させて
いや実は病院空いてたんですと
何でベッドが空いてんの?って言ったらね
それは空けといた方が儲かるように
国のシステムを自分で作ったからって
尾身さんが言うんじゃ
どうにもなりませんからね
大体患者数が
ヨーロッパの十分の一以下
それから治療ができるベッドは
ヨーロッパの大体四倍
ですからどんなに少なく見積もっても
ヨーロッパの四十倍はあったわけですよ
患者さん当たり まぁあのー
ちゃんと計算したら百倍ぐらいあるんですよ
その日本がね
ベッドが足りなくなるはずないんですよ
医療崩壊するはずないわけですよ
全く奇妙な話なんですね
それが尾身さんが自らやってたってことになると
どうもちょっと 犯罪のにおいがするなって
僕は思いますけどね
皆さんどうですかね これは?

2022年1月27日 (先生のTwitterより)

#武田邦彦 先生

ご質問に答えて ・日本は戦争に負けたのか・勝ったのか? ・戦争前:ほとんどの国が植民地 ・戦争後:ほとんどの国が独立 ・戦争後に他国を侵略した国:ほぼ中国(共産党)だけ (武田邦彦先生)




本日の収穫(3501文字) 

えーとですね
時々 私自分のブログを見て
皆さんがコメントを
寄せていただいているんで
それを参考にさせていただいてるんですね
自分と違う考えで
色々物を見ておられるので
私にとっての勉強も
とても役に立つんですが
それにご返事をするっていうことが
いちいち出来ないとかですね
それから今まで
あーこういうご意見なんだなーと
思うだけだったんですが
ご質問のある場合はですね
私に余裕があるときだけ
あんまり無理すると
また病気になったりするので
私に余裕があるときだけなんですが
ご質問に答えてということで
時々ブログに出したいと
いう風に思っております
この前見てましたら
これ何でしたかね
15の夜のやつじゃないかと思いますが
日本は戦争に負けたのか勝ったのかと
先生は負けたとも言えないって言ってるけど
現実的にミズーリ号の
戦艦ミズーリの上で
降伏文書に調印したじゃないかと
いう風に言われておりまして
それはもちろん それが常識的なんですね
それでいいんですが
あまりに日本が負けた
日本が負けた強調し過ぎて
あの戦争の意義からいって
実質的にあの戦争が
その意義を失ったのか
どうかというものが少ない
つまり勝負に負けて
試合に勝って勝負に負けるとか
色々ありますよね
そういう点で言えば私はですね
アメリカには負けたが
あれは四カ国と宣戦布告したんですね
アメリカ イギリス
オランダ 中国
その四カ国に対しては 少なくとも
二勝一敗一引き分けだったと
もしくは三勝一敗だったと 
日本のですね ですから
四カ国に対して戦争した
宣戦布告どうのこうのって
皆さんうるさく言うんですが
そういう点ではどんなに譲っても
二勝一敗一引き分け
日本はイギリスに完璧に勝ちましたし
オランダも完璧に勝ちましたんで
その点ではですね
二勝は間違いないという風に思うんですね
それで その結果は
どうなったかって言うとですね
戦争前っていうのは
世界のほとんどの国が植民地だったんですよ
ほとんどの国っていうのは
どんなんかつったら凄いんですよね
植民地を持ってた国つったら
イギリス フランス
オランダ ドイツ
それからスペイン ポルトガルかつてのね
その辺が それからアメリカですね
その辺が中心ですから
イギリス フランス オランダ ドイツ
スペイン ポルトガル アメリカと七カ国ですよ
七カ国がヨーロッパ以外のところの
世界のほとんどの国を
植民地にしてたわけですよ
私が時々 絵を出しますけどね
もうあのー
世界中植民地っていう感じなんですよ
それが日本の戦争によってですね
ほとんどの国が独立したわけですね
これには本当アジア アフリカの国は
本当に日本に感謝してて
1955年のバンドン会議
これが有色人種の国際会議としては
初めてだと言われておりますが
実は1943年に東条英機が
大東亜会議ってやってますからね
これが僕は有色人種では
国際会議初めてだと思うんですが
何しろ日本人っていうのは
自分の国を小さく見せる
自分の国を悪く見せるって
いうことが好きなんですよ
これはね 謙譲の美徳で
何か お菓子折りを持っていった時に
つまらないもんですがって
いうのと一緒なんですけどね
だけど国際的には もちろん
それは日本のいい風習なんですが
国際的には大東亜会議が
最初じゃないかって僕が言うとですね
あれは日本が
負けかけてからやったところだとか
日本には下心があったとか
いやいや国際会議って全部下心あるんですよ
それから負け出したからやっても
勝ってる時にやってもですね
国際会議であることは間違いないんですね
だけど そういう反論は日本人から来ます
むしろ アメリカ人とかヨーロッパ人はですね
いや それはそうだねと
戦争に負けかけてたのに
よく国際会議をやって
有色人種の団結を深めたねと
こんな感じになってくるんですね
戦争後にですね
他国を侵略した国っていったらですね
これもう ほとんど中国だけなんですよ
中国というと
中国の方にちょっと悪いんですけど
中国共産党と言ってもいいかもしれませんね
もともと共産党政権っていうのは
ソビエト ロシアも見てもわかるように
ちょっと膨張主義なところがありましてね
自分が正しいから
間違っている他国を占領していいっていう
そういう思想がありますんでね
それで共産党は1949年に
中国の本土の政権を樹立してから
チベット ウイグル 内モンゴル 満州に
侵略してですね
現在ではそれを中国と呼んでますけど
日本の小学校の教科書までですね
中国の中にチベットとかウイグルとか
内モンゴルとか満州を入れてるんですよね
こういうことをするから 今度は中国は
台湾は中国のもんだ
なんて言い出すわけですね
それから1978年には
さらにベトナムも占領しようと思って
ベトナムに侵入して
中越戦争っていうのを起こすんですけど
これは失敗しましてね
ベトナム結構強いもんですから
押し返されてしまいましたけど
まぁ戦争後に
他国を侵略した国っていうのは中国だけだ
だから私の考え方はですね
まず第一に日本は戦争に
負けたっていうか勝負に負けたけども
戦争には勝ったと
二勝一敗一引き分けだと こう言ってですね
その目的は 戦争前は
ほとんどの国が植民地だったじゃないか
しかし戦争後は
ほとんどの国が独立したじゃないかと
いうことは はっきりさせる
少なくとも事実そうなんですね
インドも
インド独立宣戦のトップはですね
大東亜会議に出席しております
あの頃
植民地から独立しようと頑張ってた
その国の人たち アジアの国の人達は
大体大東亜会議に出席しておりますね タイが
タイいっていうのは大体外交で
植民地を逃れておりましたから
タイが欠席しましたけども
タイ以外の国は出席しました
だから戦争前からですね
大東亜会議1943年からですね
日本の国際的立場は 少なくとも日本はね
日本が勝ちたいと思ってたんですよ もちろん
だけど少なくともアジアを解放するっていう
副次的な目的もあったんですよ
事実あったんですよ
なかったわけじゃないんですよ
それはあったんですね
だってそれは明治十九年の
大鳥圭介の演説もそうですし
それからずっと日本はですね
そういう立場なんですね
シンガポールで
イギリスの要塞を全部やっつけて
それでそれがもとに イギリスはもう
プリンス・オブ・ウェールズも失ったし
インドの支配もできなくなった
それで次々とアジア諸国が独立した
インドネシアは日本から今村大将という
偉い大将がいってましたからね
それで戦後もインドネシアの独立を助けたのは
日本軍 旧日本軍だったわけですね
それから台湾もそうですね
台湾に中華民国が逃げた時に
それをその大陸の海側で阻止したのが
日本のやっぱり中将だったかな
なんかですよね
ですから日本人は
ちょっと人がいいところがあって
それが誤解されるんですが
台湾にしてもインドネシアにしても
どこの国もですね
みんな日本がそれ努力してくれた
独立に援助してくれたってことは
認めているんです
それはもうバンドン会議で随分言ってますね
それから戦勝国と言われたアメリカもですね
植民地であったフィリピンを
手放さざるを得なかったんですよ
じゃ何で日本がやっつけないアメリカが
フィリピンを手放したかっていったら
もうですね 日本の戦いによって
白人が有色人種の国を
植民地にするっていうこと自体が
できなくなったんですね
ですから戦勝国のアメリカですら
フィリピンの独立を認めざるを得なくなった
これもやはり日本の功績ですね
その意味では日本は勝負に負けたけれども
戦争には勝った
戦争の目的は一部達した
全部達したわけじゃないけど
一部達したぐらいはですね
言っていいんじゃないかと
いくらなんでもね 全面的に
負けたようなことを言うっていうのはね
やっぱりちょっと
言い過ぎじゃないかなっていうのが
私の感じなんですね
ですからまぁついそのー 15の夜の時には
若い人たちが日本が完全に負けたと
悪いことをしたんだと
しかも戦争で悪いことしたっていう
リベラルの人なんかいるんですけどね
僕はリベラルの人と話すると
すぐ腹が立ってくるんですけど
だって最近
北朝鮮でミサイルを撃ったでしょう
リベラルの人って平和が平和とか
日本が戦争したのが悪いとか
言ってるわりにはですね
中国が占領してるに文句言わないし
北朝鮮がミサイル撃っても
文句言わないんですよ
それは失礼ですけども
大江健三郎がですね
中国の原爆はいいんだ
いい原爆なんだって言ったことがありますが
やっぱりそれはちょっとね 僕は
私が言ってるよりか
ちょっと極端だと思うんですね
今日は ご質問に答えての最初で
日本は戦争に
負けたのか勝ったのかということに対する
私の考えを少し述べさせていただきました
しかし皆さんが
コメント欄に書いていただくものはですね
非常に参考になりますので
色々ご意見をお伺いしたい
しかし いつもご返事が
できるかどうかは定かでないんで
それはまたそれで
ご勘弁いただきたいという風に思います

2022年1月24日 (ヒバリクラブ)

#武田邦彦 先生

2022/01/25

【ニュース短評】 岸田首相と高市総務会長の意見対立 首相は財政再建、高市会長は積極財政 (武田邦彦)




本日の収穫(3579文字) 

今日はニュース短信ということで
このニュース短信はですね
今は 総合的に参政党の参議院議員に
立候補したこともあってですね
やっぱり 私の考え方のスタンスを
ちゃんと書いておく 必要があると思いまして
今からまた議論をしたら 深く反省して
一部変更したりなんかはあるでしょうけど
いずれにしても 基本的な考え方を
年初からずっとやっております
その中で あまり屁理屈だけじゃ
つまんないもんですから
ニュース短評ということで
関連するニュースについての
見解を少しここで解説とかですね
今日は岸田首相と高市総務会長の
意見対立ということで
ニュースですから 一応ニュースソースがあるんですが
今回は 2022年1月7日の毎日新聞の記事なんですね
毎日新聞っていうのは 古くはですね
日本が国際連盟から
脱退した時があったんですね 戦争の前ですけど
その時までは 今言う三大新聞ですね
朝日 毎日 読売と こう言われますが
それのうちの 毎日新聞がトップだったですね
その時に毎日新聞だけが 言ってみれば
まともなっていうか きちっと考えた
日本のこととか 国際的なことを
きちっと考えた記事を 出し続けておりました
つまり国際連盟 松岡洋右外務大臣がですね 行った
国際連盟での脱退というのは
日本にとってあんまり良くないと
なぜかっていうと その時の状態はですね
第一次世界大戦で 日本は戦勝国で
太平洋方面 中国太平洋方面の
ドイツの領土を全部取ったわけですね
それでパリの講和条約に出て
 西園寺公望と牧野元外相がですね
人種差別撤廃条項という
当時にとってはもう画期的な提案をしたりしまして
割合と主要国でやってたわけで 戦勝国でやってましたから
今の国連と日本の関係とは まるで逆だったわけですね
そこから脱退するっていうのは 非常に残念なことで
その当時 ドイツは戦敗国ですね
第一次世界大戦で負けましたので
それをドイツの味方をして
国際連盟を脱退するっていうことについては
かなり問題があったわけですね
これについて毎日新聞は 日本のための記事を書きました
そのためにですね 結局 朝日読売に抜かれてですね
その国際連盟脱退の騒動が終わった後は
毎日新聞は 三位になってしまいました
その頃の毎日新聞を 校正した記者にはですね
相当こう しっかりした
いわゆる新聞記者魂のある人が多くてですね
それは後に 戦争が終わった後の毎日新聞にもですね
かなりそういう記者が残っていて
また そういう記者の方々の影響を受けてですね
更に優れた 記者の方が多くおられました
今の毎日新聞は残念ながら 私の見るところ
そういう気骨のある記者っていうのが
みんな去ってしまってですね
それでエロ記事で有名なんですけど 毎日新聞は
そういったものを書くようになって
今では正に 朝日新聞の
手下っていう感じになってしまって非常に残念ですね
毎日新聞こそが しっかりした
新聞であってほしいという希望を持っております
それが 岸田首相と高市総務会長
自民党の高市総務会長の 意見の対立を報じております
簡単に言うと首相は財政再建 堅実な財政ですね
従来通り 財政均衡論ですから
基本的には 国の財政っていうのは
収入と支出が合わなきゃいけないと
そういうことをしないで
支出ばかりしてるとインフレになっちゃうよっていう
そういう財政再建論っていうか
財政均衡論で考えております
これは岸田首相の 全部の行動からいって
納得性のあるもんですね
一方高市さんは 最近ここ数年出てきた現代貨幣理論
MMTと言いますが
それに伴う積極財政を主張しておられます
こっちの方も 理由があってですね
2009年のリーマン・ショックの時に
アメリカ ヨーロッパが
かなり積極的な財政策を取りまして
それで回復は かなり早くて
しかも それほどインフレにならなかったという
現実があるにもかかわらず
日本は財政均衡論を取ってですね
非常に立ち上がりが遅れて リーマン・ショックの時には
日本の中小企業を始めとして
相当な痛手を受けたわけですね
これについての やっぱり
自由民主党の財務経済関係の人たちは
かなり積極的に
発言しなきゃいけないと 私は思ってはいます
っていうのはですね 結局リーマン・ショックっていうのは
ノーベル経済学賞なんかも取った人が 関与したですね
クレジットっていいますか 保証を何重にもかけた
インチキ経済拡大策だったわけですね
それで それがあのー まぁこうなんていうか
チェーンがこう溶けていくように
だらだらだらっと崩壊したわけですね
それが銀行の比較的 冒険的な経営もあってですね
世界的な破綻につながったと
しかしそれはですね 根本はですね
アメリカの特定の人たちが
大儲けをしようと思って いかがわしい
つまり 経済っていうのは
生産したりサービスを提供したりして
その分だけ 正当な収益を得るという活動なんですが
世界にはもう少しこう ずる賢い人がいてですね
お金を出し入れするだけで
儲けていくというのがあるわけですね
例えば非常に簡単にいいますと
どういうことかっていうと
例えば 株式っていうのは
値上がったり値下がったりしますね
それでみんなの心理が不安になると 値が下がるわけですよ
それからみんなの心理が陽気になると 値上がるわけですね
じゃ それを利用して
儲けようじゃないかっていうのがあるわけですよ
我々平民はですね お金がありませんから
来月は この株は
上がるだろうか下がるだろうかと
色々勉強して 上がると思ったら買い
下がると思ったら売るっていう風にするんですけども
国際金融資本みたいな 膨大なお金を持ってる人は
その上がり下がりを 自分でコントロールできるんですね
例えば 非常に単純ですよ
もう少し リーマン・ショックなんか
もっとずっとずっと複雑なんですが
簡単にやろうと 思ったらですね
景気がいいのに 景気がいいのに売るんですよ
空売りっていうのもできるんですが
自分が株を持ってなくても
空売りっていうのができるわけですね
それから本当に株を持ってて
売るっていうこともできるわけですよ
今から上がるかとか 下がるとかいうことを
自分で決めるんですよ
そしてそういう 大手のお金を持ってる人たちが
株をどんどん売り始めると
その株価が下がっていきますよね 勿論
そうするとみんなが不安になるわけですよ
そういう時に その国際金融資本の人がですね
マスコミとも親しいですから
マスコミに その会社の悪い噂を流すんですよ
それも 嘘であることもあるんだけども
本当のこともあるんですね
会社っていうのは 大きな会社っていうのは
やっぱり傷がありますから
そういう傷を そのマスコミに たれると言うんですけど
たれてですね マスコミはそれを話題にするっていうと
別にどれも 正しいことをやってるわけですよ
そうすると株価は下がっていく
悪い噂は流れるっていうことで
株価がドーンと下がりますよね
そしたらそこで今度は下がった一番低いところで
自分がそっと今度は買うんですよ
売る時は大々的に売るんだけど
買う時は そっと買うんですよ
それと同時に マスコミにですね
その会社のいいところを流すんですよ
そうするとですね あれ?なんかいいじゃないかって
値段も下がってきたら買おうつって みんなが買うんですよ
そうすると その国際資本は高いところで空売りして
そして 安いところで買いますから
それだけでも儲かるんですが
さらにそれがこう また上がってきますよね 値段が
そこでまた買うと いうことをしますとね
自分で株価を操作して
株価の操作って認められておりませんけど 法律的にはね
だけど今のやり方っていうのは別に その株価を
わざと操作したわけじゃないんで 成立するわけですね
こういったことも行われる それを全部含めて
経済学とか それから金融論が
進んでるわけじゃないんですよ
まぁ私の このブログでお話しましたように
経済学はまだですね
未来のことですから 本当は学問でできないんでしょうが
経済学者を文句言ったって しょうがないんですけどね
学問っていうのは 未来を予測することが
まだどの学問でもできないわけですよ
それで結局 岸田首相が正しいかもしれないし
高市総務会長が正しいかもしれない
それを判断することはもうできない
だけどこの対立で 相当経済学者は
雑誌の記事を書いたり色々して 収入はあるでしょうね
それで私が求めるのは いずれにしても
経済学とか金融論で説明できないんですから
それはそれでしょうがないんですが
ただ倫理に反することだけはやめてくれと
倫理に反することが どういうことかっていったら
例えば 今度消費税を十パーセント上げた時に
財務省とかNHKが使った手ですね
日本政府は赤字であるっていうのを
日本国は赤字であると
国が赤字だから 皆さんも
子供にツケを回すことになりますよって嘘は駄目だと
日本政府は赤字である しかし日本国民は黒字である
だから皆さんは お金に困ったら
政府にお金を要求したらいいんですよと
払ってくれますよと
そういう風にきちっと 倫理に反さないで
事実を伝えるようにすると これだけはやっぱり
この岸田首相と高市さんの間で よーく話をしてですね
国民のために 守ってほしいことだと私は思います 

2022年1月22日 (ヒバリクラブ)

#武田邦彦

米ロのどちらを信じるか (武田邦彦先生)

本日の収穫(1181文字) では続いては 視聴者の方からの質問ということです 米ロのどちらを信じるかということです 前回はロシアとウクライナについてのご解説 とても勉強になりました 今回はロシアに若干の利があると言いますが 日本もロシアに多少恩を売っておく方が 良いのかもというの...