2022/03/22

科学的哲学的論考 ▶原発講座(2)福島原発爆発の真相-2 (武田邦彦先生)


本日の収穫(3735文字) 

原発講座の2ですね
福島原発爆発の深層いよいよ
少し具体的な話をしていくわけですが
もう福島原発の事故っていうのは
2011年なんですよね
2011年の3月に爆発しました
しかしですね 実は原子力発電所が
もう安全が守られてないということは
大体二十一世紀に入って
だんだん分かってきたわけですね
それで原子力発電所は
いつでも事故を起こすだろうと
これは装置面って言いますか
設計面・施工面もあるし運転面もあるし
それから人の 日本人が噓を
つきやすくなったってこともあるんですね
それでそれまで原子力発電所は
絶対安全であると言ってきたんですね
事故が起こりますと大量の放射線が
出るのでそれは危険だから
それで絶対安全だからやらせてくれってことで
国民の了解を得ていたわけですね
もちろん福島県も福島の県民に
そういう風に説明していたわけですよ
ところがもう既に二十一世紀に入って
どうも原子力発電所は
事故の可能性があるってことが分かってきた
小さい事故はありますけど
大きな事故はなかったんですが そう思ってきた
そこで絶対安全という言葉をやめて
想定外という言葉を使おうと
想定外のことが起これば
事故が起こるかもしれないと
しかし想定外のことが起こらなければ
事故は起こりませんっていう
そういう言い方にしようということで
その案がですね
2006年に原子力安全委員会の
専門委員会に出てきたわけですね
その時ちょうど私がおりまして
それでそこにどう書いてあったかっていったら
絶対安全っていうことはもう言えないと
想定外のことが起こったら事故が起こると
想定外のことが起こって事故が起こったら
付近住民が大量に被爆すると
いう風な記載があったんですね
この大量に被爆するっていうのは
その被爆する国民を心配して大量に被爆するという
文章が入ったんではないんですね
そこが現在の日本の病気でまさに参政党が
必要とされるこれからのことなんですね
っていうのは大量に被爆すると書かなければ
大量に被爆した時に責任を取らされるのは
役人とか東大の先生なんですよ
最初から大量に被爆することが予想されていた
それを国民にもちゃんと知らせていた
その上で原子力発電所を運転してるんだから
付近住民が大量に被爆しても
それは責任はないんだということで
大量に被爆するっていうのが入ってる
私がですね 質問して
その大量に被爆するっていう
大量にのところを取ってくれませんかと言ったと
本当 私はもっと厳しいことを言いたいんですが
小さな一つの一介の専門委員ですから
そのぐらいしか言えないんですね
そしたら延々と通産省の
経産省の人が課長さんが説明して
それで時間切れでそれはもう
残ったままになったわけですね
いずれにしてもその原子力発電所が
もう近々危ないよということは
公に認められてたっていうことを
まず皆さんの頭に入れてほしいんですね
その時にもう一つの特徴はマスコミ
原子力のものは自主・民主・公開っていうのが
原則になってるんですね
ですから必ず会議は公開なんですよ
公開ってことはマスコミが来てるんですね
それで NHK・朝日新聞って言えばいいんですが
そういった代表的マスコミが来てるわけですね
そのマスコミが聞いてるわけですよ
これはものすごく大きな変化で
もう原子力発電所完全じゃありません
事故の可能性がありますと
想定外のことが起これば事故になりますと
いうことを言ってるわけですから
福島原発事故の爆発の真相は
津波ではありませんが
津波ではないんだけど津波でですね
5.9メートルまでは想定してたけど
それ以上の津波が来るっていうのは想定外だから
これはもう設計上しょうがないんですと
役人にも責任はありませんということで
その文章二枚でしたね A4の二枚でした
これは原子力安全委員会
専門委員会を通過したわけですよ
だからまず多くの国民が分かってほしいのは
原子力発電所はもう既に2006年で
安全とは言えない状態だったっていうことなんですね
想定外っていうのはいくらでも言えますからね
事故が起こって例えば自動車事故でもですね
角でなんか衝突したと
いやまさかそんな車が
角から出てくると思いませんでした
いや想定外ですって言えば
事故っていうのは想定して
事故が起こるってことはまずないですよね
事故は誰でも起こしたくないわけですから
殆どの事故が想定内なわけですね
ですから想定外のことが起こったら
原子力発電所は爆発する 大きな事故になる
っていうのはも危ないということを
言葉で言ってるのと同じなんですね
それで果たしてそれから
五年後の2011年に地震が起きて
福島第一原子力発電所が爆発したわけですね
しかしこれは
福島第一原子力発電所だけじゃないんですね
爆発の危機に瀕したのは
福島第一発電所・福島第二発電所
それから東海原子力発電所の
三つが危機に瀕しました
爆発の危機に瀕しましたね
それで割合震源地に近くても爆発の
ちょっと海岸からちょっと遠かったっていうか
高かったんで爆発の危機に瀕しなかったものが
女川の原子力発電所でしたけども
六つぐらいある 地震の影響を受けた
六つぐらいの発電所のうち三個が
爆発の危険性 爆発寸前まで行って
その内の一つが実際に爆発したという
そういう状態なわけですね
ですから2006年の原子力発電所のあれで
もちろん日本には
震度六ぐらいの地震はありますからね
震度六の地震で爆発に至るか
もしくは爆発寸前になるっていうことは
もちろん絶対安全とは言えない
このことをですね
まず分かってもらわなきゃいけないんですね
現在はもちろん運転している
その他の運転しようとしている
もしくは運転している
その他の原子力発電所も
安全の点では同じです
これは完全審査が厳しくなったから
完全になるっていうもんじゃないんですね
安全審査が厳しくなれば
完全になるんであれば
2006年にそんな絶対安全を
想定外だったら爆発すると言わずに
安全点検 安全審査を厳しくして
原子力を原子力発電所を
完全に保つようにするってすればいい
そっちを決議すればですね いいわけですよ
だって国民が大量に被爆するのと
安全審査を少し厳しくするのはどっちがいいかって
誰でも安全審査を厳しくして安全なんだったら
そっちの方がいいと思いますよね
しかもずーっと原子力発電所はコストが安いと
とか それから温暖化ガスを出さないって
言ってきてるわけですから
普通の発電と同じぐらいのコストで
絶対安全の方がいいか
それとも普通の発電よりか一円か二円安くて
それで不安全な方がいいかっていったら
もう国民は絶対に石油火力とか
天然ガス火力ぐらいで同じでいいから
原子力発電所を
完全にやってくれというはずですよね
ところがそうじゃないわけです
なぜかっていったら
これは色々な力が働くわけですが
原子力発電所は原爆を作るためにやってんだと
政府はそう思っていると
電力会社はですね 危険はあっても
事故が起こったら政府が助けてくれるだろうと
それからやっぱり少し不安全に
運転するっていうことは安くできるっていうこと
安く運転するっていうことと
一緒のことですからね
ですから安く運転して業績を良くしようと
現実にですね
例えばこれ爆発に関係ないですが
九州電力なんかはですね
やっぱり玄海原子力発電所と
川内原子力発電所を作ったので
やはり業績はぐっと良くなったんですよ
原子力発電所を作ると業績良くなるんですね
それは色んな理由がありますね
まず一つは立地とか研究とか
使い終わった廃棄物を処理する
再処理工程なんかに
国の金がものすごく大きく出るので
人のお金で原子力発電所を
運転できるっていうことがありますね
それから安全を犠牲にしてっていうとちょっと
原子力発電所反対派の人の言い方になるんですが
絶対安全じゃなくてもいい
事故が起こったら想定外だったと言って
あと付近住民が
著しく被爆するということでやれば
普通の発電熱よりか二円三円安いんで
それもやっぱり収益に寄与するということで
原子力発電所の電力会社と専門家と
それから政府が
合意ができてたっていうことなんですね
社会的合意ができてた
それで我々学者もですね
電力会社が原子力発電で儲けてる間は
僕ら原子力をやってる学者は
お金が貰えますからね
お金を実際に貰ってるんですよ
ですからお金を貰ってると
やっぱり強いことは言えませんね
ですから三方いいわけで
政府も会社も学者も
マスコミもですね 朝日新聞みたいな
手の込んだことやる人がいますけどね
原子力発電所に反対のように見せて
原子力発電所がなくなってもらっては困るんで
2006年の原子力発電所が
危険であるという委員会の内容は
皆さんも全く知らないと思うんですね
全然報道されません
だから原子力発電所が本当に
危ないんだっていうことは報道されない
原子力発電所で所員が
階段を踏み外したってことは
足がくじいたなんてことは
でっかく報道されると
それから書類のミスとか
そういうものはものすごく大きく
そうすると朝日新聞は
原子力発電所反対の立場を取って
原子力発電を潰すことはせずに
原子力発電所の欠点を書いて
国民を恐怖に陥れ
そして販売部数維持するという
そういう作戦だったんですよね
だから他のも全部そうです
公害問題なんかもそうですし
戦争もそうでしたね
だから朝日新聞のような凝った戦略をとる
新聞がいますんでね
ですからなかなか我々は
真実を知ることができないということになります

2022年3月16日

#武田邦彦 先生

2022/03/21

科学的哲学的論考 ▶原発講座(1)福島原発爆発の真相 (武田邦彦先生)



本日の収穫(3711文字) 

科学的哲学的論考はですね
少し哲学的なことを最初にやろうかなと
思ってたんですが 実はですね
原発の事故についてよく考えたいと
またエネルギーというものについても
よく考えたいという方が多いことと
参政党がですね
今後原発とかエネルギーについて
どういう風に考えていくかということについて
基礎的な知識が必要であると
いうようなこともあってですね
この科学的哲学的論考では原発講座ということで
少しやってみたいと思っております
もちろん是非友達テレビの方でもですね
それからヒバリクラブとか
それから私のブログなんかでもですね
展開をして行きたいという風に思ってますし
また幸せ砂時計からは
少し距離がありますけどね
だけどやはりエネルギーや原発を知るということは
非常に現代の日本人にとって大切なことですので
少し拡散していただければという風に思っております
原子力発電所については非常にこう難しいんです
どうして難しいかっていうと
原発が難しいんじゃなくてですね
行動が報道とかですね
それから僕は非常に残念なんですが
原子力発電所
原子力関係の方がですね も含めて
メディア政府原子力関係者も含めて
福島原発事故で相当なショックを受けてですね
その時にかなり嘘つったら失礼なんですけども
本当のことを言う
勇気がなかったっていったらいいでしょうね
それは被爆限度の
一年一ミリシーベルトばかりじゃなくてですね
原発事故の真相はですね
そのまま語られなかったっていうことですね
その後のメディアの取材もですね
本当にこう日本人としては恥ずかしいような
この色んな行動がメディア側にもありましたし
それから実施側にもあった
それは日本人の精神的な
誠実さの力っていうのが
弱かったんじゃないかなという風には
思ってるんですね
それで原発 今まで原発推進とかですね
それから政府とか朝日新聞も含めた
メディアとか文化人っていうのはですね
どちらかと言うと
原発のメリットを受ける方なんですよ
エネルギーが電気がもらえるとか
そういうの含めましてね
ところが原発が爆発したりして
被爆する人はですね
原発のメリットはそれほど受けられずに
被害だけを受けるという構造になってるんですね
これがやっぱり原子力発電所の
難しい問題なんです
それから私は原子力を研究している時にですね
非常に疑問に感じたんですよ
原子力発電所というものに対してね
疑問を感じたんで
これは是非
自分は原子力の推進をしているけれども
原子力反対の人の意見を聞きたいと思いまして
随分原子力反対派の人に接近したり
それから研究会に出席しようとしたんですけど
ことごとく弾かれましたね
一回か二回はですね
原発反対集会っていうのに行ってみたんですけど
この原発反対集会に出てる方には
誠に失礼なんですが その出てた方でもですね
自分を見直すということができる方も
おられると思うんであえて言いますとね
仲間内で気勢をあげてるっていう
感じだったんですよ
せっかく私がそこに行ってですね
質問をしようと思っても
質問もさせてくれないっていう感じでしたね
ですからこれではね
対立のための対立になってしまって
本当に国民のためのエネルギー確保ということが
できないなと思いましたね
それは原発反対側だけではなくて
原発推進の方もそうですね
それから私自身はね
もう実に申し訳ないと思ってるんです
これは原発事故の直後から
私がずっと十年間言い続けてきたことなんで
よく知ってる方も居るし
私のそういう態度を
ものすごく非難してる人もいるんですけどね
もちろん私は何で
原子力を研究を始めたかっていうと
もちろん色んな人のご推薦はあったんですが
やはり NHK の1972年かな なんかの放送が
僕にものすごく大きな影響を与えたんですよ
石油がもう三十年でなくなる
母親は石油がなくなったら大変だって言って
トイレットペーパを買い漁る
そういういわゆる石油ショック一回ありましてね
それで私は物理でしたから
これはもう日本はエネルギーがないから
石油も石炭もないからですね
もう大変だと思って
原子力がいいんじゃないかと
思ったんですよね 若気の至りで
しかしそれはもうすっかり NHK に騙されて
NHK はその後 僕が洋書
自分で読んですぐ分かったわけですから
その学生時代に
洋書を読んでなかったのが問題だったんですが
洋書を読んでみたらですね
ちゃんとその石油がなくならないってことは
幾らでも書いてあるってことが分かったわけですね
実際にも1970年から
もう五十年たつんですが
五十年以上たつんですけど まだ全然
石油がなくなる気配っていうのはないんですね
ですからあの当時の報道が
本当に間違いだった
しかも更にその後 私の力が伸びて
その頃の色々な報道の状態を調べると
アメリカのメジャー アメリカとイギリスのメジャー
石油メジャーといわれるですね
石油を国際的に大量に
使用するところがですね
石油の値段がその当時
バレル二ドルだったもんですから
これを十倍の二十ドルに上げなきゃいけない
それで大儲けしようっていうんで
大儲けをしようと思って
その石油がなくなるっていう
キャンペーンを始めた
そのためには学者にも金を渡し
彼ら白人のやることっていうのは
特にアングロサクソンは非常に作戦的ですからね
当然 下地を作るという点で
学者に金を渡して
石油がなくなるという論文を書かせる
さらに石油会社はもちろん
石油の値段が上がった方がいいもんですから
石油会社の技術者に解説を書かせる
それで国連にも働きかけて石油がなくなって
世界の文明がですね
スピードを落とすというあれですね
人間の成長は限界がある
成長の限界という本も書かせるために
マサチューセッツ工科大学を中心として
金をばらまくというようなことをやっていたと
いうこともだんだん分かってきた
しかしこれは欧米に住んでる記者とか
それから国連に関係する人達は
もう知ってたことなんですね
私が後で知った
しかしその私が失敗したなー
これは作戦に乗ったんだと
いうことが分かったのは
もう三十五歳ぐらいで もうその時は
原子力にどっぷり浸かってましてね
なかなか原子力からすぐ
足を洗えるということではなかった
もう日夜 化学法ウラン濃縮という方法をですね
やってたということなんですね
ですからもちろん私の NHK 嫌いというか
NHK に一回はこれ反省してほしいと
NHK が大きな番組を作ってですね
成長の限界のマジックっていうのは
どういうマジックだったのか
その時に石油メジャーはどう動いたのか
それから日本の文化人とか
科学者はどうしたのか
何を日本は間違ったのかっていうことを
もう非常にもう NHK の社運をかけてですね
やっぱり真相をやらないと
私のようにあの NHK の報道によって
人生を誤ったっていう人が
いっぱいいると思うんですね
いずれにしても誤った それで誤って
それから原子力関係エネルギー関係を
一生懸命やりました
原子力とかエネルギーやりますとね
やっぱり社会的なことを知らなきゃいけないから
私の人生では
二十年ぐらい無駄にしましたけどね
研究としては無駄にしましたが
私の社会を見る目というのはですね
やっぱり原子力をやったことによって
非常に広がりましたね
そして三十五歳ぐらいにはもう薄薄ですね
あ!これは石油は随分あるんだなっていうことと
原子力発電所っていうのは
危険なんだなということ
更には日本が原子力発電所をやってるのは
原子力発電所で電気が必要なんじゃなくて
爆弾を作りたいんだなという
三つのことが分かってきましたね
つまり石油はなくならない
原子力発電所は危険である
日本政府が原子力発電所をやるのは
核武装のためだ 簡単にはその三つがですね
原子力発電がいいとかコストが安いとか
なんか最近ではCO2が出ないとか
いうことを言ってる原因である
しかしこれはものすごく力が強いんですよ
っていうのはですね
大体大雑把に原子力発電から出てくる
電気を売るとですね
五兆円ぐらいが儲かるんですね
しかし原子力発電所は
危険の危険の下で運転すれば
手を抜いて運転すれば結構儲かるんですよ
ですから研究費も大体研究費と活動費
地元対策費なんか全部合わせますと
五千億円ぐらいを使ってもですね
まだ電気会社としては原子力発電所を
やった方が得だということになってたと
なるほどと これはね
ものすごく強いなと
それからそこからの広告費なんかがあって
メディアも原子力発電には悪く言わない
朝日新聞の動きっていうのは朝日新聞は
常に表面上は原子力発電所反対だったんですけど
実は非常にそうではない
作戦を取ってたんですね
その朝日新聞の特殊な戦略ですね
朝日新聞らしい戦略なんですが
表面上は原子力発電所に反対のように見えて
実は原子力発電所を
原子力発電所を増やすことによって
自分たちの販売が増える つまり常に
原子力発電所の問題点を指摘することによって
国民を恐怖に陥れて
それで新聞を売るっていう
そういう作戦であるということも
そのうち分かってくるんですね
それでもう四十三ぐらいになりまして
もうこれは自分が自分の人生で
原子力をやるっていうことは
間違いであると思ってやめました
だからこの原発講座の難しいところはですね
ものすごく大きな噓を
私一人が真相を言ったから
みんなが納得してくれるかと
これは非常に問題なんですが
とにかく苦情は言わずに頑張りたいと思ってます

2022年3月15日

#武田邦彦 先生

2022/03/20

【炉端の話】テレビは選んで毎日を楽しく!! (武田邦彦先生)



本日の収穫(3459文字) 

先回ですね 毎日を楽しく過ごすための
色々な研究が行われていると
いうことをお話いたしました
ギブソンなんか古い考えなんですが
それでも素晴らしいんですが
最近では慶応大学の前野先生なんかも
盛んに意識の研究をされております
心理学的にですね
どういう生活がいいかっていうことは
随分心理学の方でも研究されておりますが
私がよく接するのは科学の方ですね
人の心とか人の意識 人の楽しさとは
どういうとこから得られるかと
まあいう研究が随分多いわけですね
以前に紹介しましたが
家の中がごちゃごちゃしてると
風邪を引いたり
癌になったりっていうばかりじゃなくて
気分が悪くなるんですね
これは医学の方で進歩しておりまして
住宅デザインなんかでもそうなんですが
廊下に段ボールが置いてあると
風邪を引くとかですね
それから寝室に昼間の服をかけておくと
ちょっとこう気分が乱れるとか
斜め天井の部屋で寝てると
癌になりやすいとかそういうのもあるし
それから今の食堂の机の上が雑然としてると
ご飯が美味しくないとかですね
そういうのがあるんですけども
それよりかもっと大きくはですね
人間は意識っていうのは
受動的なんですよね
こう受動的っていうのは こう周りから受け取って
自分の気分が決まるんですよ
多くの人はですね 自分の気分っていうのは
自分で決めてると思ってるんですけど
そうじゃないんですね
もちろん最終的には自分が決めるんですが
自分がこう落ち込んだり
あまり活発にならなかったり
楽しくなかったりするのは
周りからの影響が大きくて
基本的にはこう受け身なんですよね
これ男性でも女性でも受け身なんですよ
っていうことは
どういうことかっていうと
一番大きいのはテレビですよ
テレビのニュースなんか絶対見ちゃいけませんね
テレビのニュースはもう
暗いことばっかやってんですよ
ウクライナもそうですし
ウクライナもね それはこうなんていうか
学問的にっていうか
そういうことで注目しておくのはいいんですけど
なんたって地球の裏側ですからね
それほど自分たちの生活に
厳しく影響するってわけじゃないんですよ
それからトンガの沖の火山の爆発で
すごく恐れてる人がいるんですけども
あれもトンガですからね
ですからそれほどは火山っていうのは
常に爆発する危険性があるんで
それをそんなに心配する必要はないんですね
日本の二千年の長い歴史でも
火山の爆発で命を落としたっていう人は
この前の御嶽山
あれは気象庁がちょっと嘘ついたわけですね
御嶽山のその頂上にあった
地震計が壊れてるのを隠してたり
そういうことばっかするから
ああいうことになるんで
そうでもですね
すごく大きなあれは災害でしたけど
しかし登山してた
六十人ぐらいがお亡くなりになった
もちろん大きなことですけど
登山っていうのは大体危険なんですね
ですからその今度の流行病もそうですし
それからウクライナもそうですし
それから環境破壊なんか
ほとんど全部が嘘なわけですね
石油がなくなるのも噓
森林が枯れるのも噓
砂漠化も噓 もうもちろん地球温暖化は
私は日本は殆ど関係ないと思ってるんですが
そういうのをずーっと聞くとですね
自分の頭の中がね
陰気なデータ陰気な情報ばっかで
入っちゃうんですよ
今もう街に行ったらね
飲むところ これも規制されてるぐらい
飲むところぐらいしか
明るいところないんですよ
積極的に家の中も明るくしてものもよく片付けて
楽しいところしか行かないと まず
楽しいところしか行かないし
それから更にはですね
楽しい話しか聞かないと
準備だけしとけばいいんですよ
地震が来ても逃げられるように
地震が来てもやっとやっと逃げられるか
それともその時に命を落とすか
もう本当 運なんですよ
新幹線乗ったってね 箱根の山のところが
こう地滑りか地盤沈下かなんかしたら
それで命を落とすことだってあるんですよ
しかしそんなこと言ってたらね
人間ってのはやってられないですよ
だからとにかく美しい景色
整頓された家の中 楽しい話題ですよ
だから暗い話題はもう聞かない方がいいですね
私はそう思います
私はね 実はさんまさんのホンマでっかって
いうのを十二年ぐらいやってきたわけですね
最近は出る機会も
三回に一回ぐらいなんですが
昔は毎回毎回出てたんですね
それでその頃私 静岡県の掛川袋井かなんか
あそこら辺に用事がありましてね
新幹線降りて在来線に乗ったんですよ
そしたら在来線の私の座った向かい側に
お母さんと高校生の娘さんが
座っておりましてね
偶然に同じ駅で降りたんですよ
そしたら改札通ったところで
お母さんに呼び止められましてね
武田先生ですかって そうですと
私はさんまのホンマでっかを見てですね
毎日の疲れとか嫌なことをさっぱり忘れて
毎日寝ましたと ありがとうございました
こう言われましたね
僕はその時さんまさんが偉いと思ったんですよ
私なんかね それは学力という点では
さんまさんよりか上かもしれませんね
しかし世の中にあんまり
価値のあることができませんよ
例えば私なんか教えたらですね
みんな物理なんか
勉強するの嫌だしね 電気とか機械ですから
だけどさんまさんは
ずーっと人を笑わしてきたわけですよ
それもいい笑いでしたね 彼の
お笑いでしたって
今でも昨日もちょっとさんまさんと一緒に
出演してきたんですけど明るいですよ
頭もいい記憶力もいいしね
人柄もいいですよ それが伝わるんですね
ですから毎日疲れて憂鬱な気持ちで帰ってきた
疲れ果てて帰ってきたお母さんが娘と二人で
僕のテレビ さんまさんのテレビ見てですね
それで気持ちを取り直して
明るく寝れるっていうのは
本当に私もいいことしましたね そう思います
やっぱそれなんですよね
テレビのやっぱり大きな
昔はね テレビで以てニュースが見れる
だけど今はもう噓のニュースばっか
流れてますからね
ですからもう暗くなってしょうがないんですよ
ですからニュースは
テレビのニュースはほとんど見ないようにして
できればバラエティですね
さんまさんの番組でも見て
カラカラと笑ってですね
そして気分をあれするのは
テレビがいいんですよね
エンターテインメントはテレビはいいですよね
昔は歌謡曲なんかがテレビから流れてくるし
巨人大鵬卵焼きの時にはね
巨人戦とかやっぱり
お相撲なんかが熱中しましたね
あれはテレビの効果ですよ
だからオリンピックなんて
悲壮になっちゃってですね
それからまた
テレビのなんかアナウンサーがですね
やたらとその同情を買うような
こうオリンピックですよ
悔し涙に暮れましたとか
そんなことばっかやってますんでね
もっと明るくからっとスポーツなんだから
負ける時もあるし勝つ時もあるんで
負けたら負けたで あー負けちゃったと
昔旭化成のマラソン選手で
オリンピックの金メダル候補だった谷口選手がね
残念ながら途中で
靴が脱げちゃって 踏まれてね
相手に踏まれて靴が脱げて
そのために八位になった時にね
靴が脱げちゃったんで言ったんですよ
あれは明るくて良かったですね
スポーツってそういうもんですよ
たかがマラソンされどマラソンなんですよ
マラソンに命をかけるのもいいけどやっぱり
されどマラソンと思ってなきゃいけないわけですよね
だから僕はお勧めするのは
テレビはさんまさんだけと
歌謡曲とか歌がね お好きな人は
今少し廃れてますけど
あとはもうネットでネットでもできるだけ
明るいやつ見た方がいいですね
もう暗い話はもういいと これだけね
もう地震にしても何にしても
地震なんかどうせ予知できないんですよ
地震守ることできるんですよ
自分を守ることはできるんですよ
地震がいつ来るかは分からないんですよ
だから家の中のね 高いところに
置いてある重たいやつを下ろして
家の中を簡素にして持つものも少なくして
それで気軽に
あー今日は良かったなーって寝ると
ものすごく運が悪くてなんかもう
千年に一度の地震が来たらしょうがないですね
これもう人間だからしょうがないですね
何しろこの最近の研究を生かしてね
僕の言いたいのは
意識というのは受動的に来るんだし
それから周りからの影響が非常に大きいわけですから
それにすごく注意をして楽しくやると
僕は今度参政党っていう政党からね
もしかすると立候補するかもしれないんですが
それはなぜ立候補するかって
大きな一つのあれはですね
この暗いね暗いことばっか
それで暗いんで人を脅して
税金を取ろうとしてるわけでしょう
みんなでなんかしなきゃいけない
そして税金を使う
飲食店は閉めなきゃいけない
お金はくれるよ
お金なんかくれたって
楽しい生活にはもう変えられないですね
もう是非そっちの道を僕は歩きたい
皆さんも是非ですね
参政党を応援するかどうかは
その本人のあれなんですが
明るい日本を作っていきたいと思ってます

2022年3月14日

#武田邦彦 先生

2022/03/19

【炉端の話】人間の性質と心配性 (武田邦彦先生)



本日の収穫(3408文字) 

最近はすぐマスコミの批判になりますけれども
マスコミの人がそれほど
悪人ではないと思うんですが
勉強不足なのかそれとも心配性なのか
何かその心配の種みたいなものだけを
放送するっていう傾向があるんですね
ここ二年間なんかもそうでしたし
今までもそうなんですね
地震が来るとか環境が悪くなるとか
エネルギーがなくなるとかですね
そんなことばっか言ってるわけですけども
それは我々の生活は
やっぱり人生っていうか動物ですからね
確かに一割ぐらいは
そういうことを注意した方がいいと
台風も来ないわけじゃないし
それから円も暴落する
株価とかそういうのも
暴落する可能性もないじゃないんで
そこはある程度注意を喚起するっていうのは
意味があるでしょうけども
やっぱり大きな目標はですね
我々が楽しく生活するっていうことですね
それで最近我々が楽しく生活するには
どうしたらいいかっていうことの
基礎的な研究は随分進んでおりましてね
例えば慶応大学の前野先生とか
前野先生って確かおっしゃいましたけどね
割合若い先生ですけど
それから ちょっと前には
京都大学の久保田先生とかですね
人間の意識っていうのはどういう風に
できるんだっていう様なご研究をされておられて
それをお聞きすると大変に立派な研究だと
かなり前になりますが 朝鮮戦争の時には
アメリカ人のギブソンっていう人がですね
そういう研究をしてましたし
日本では佐々木先生これ東大だったかな
多くの先生がおられて
これはあの心理学というよりか
心理学的なものではあるんですけども
どっちかっていったらサイエンス
科学の分野で人間っていうのは
どうしたら楽しく生活していけるのかと
言ってみればそういうことですね
それぞれは意識の問題とか
情報伝達の問題とか
そういう科学的な衣はかぶってますけれども
その真なる目的っていうか先生方がそういうことを
目的にされてるかどうかは別なんですが
結果的にその目的としては
人間が楽しく生活する
楽しく生活するには
どうしたらいいかっていうのは
前野先生とか久保田先生とかですね
佐々木先生なんかの話を聞けばもう歴然としてて
それは自分の毎日の生活で
九割ぐらいは明るい話題
きれいな景色楽しい笑い声を
聞きながら生活することだと
それが中心になっててですね
わずか一割とか二割はそうは言ったって
あんまり浮かれちゃいけないよと
飲み過ぎちゃ
酒を飲み過ぎちゃいけないよと
たまにはきれいな景色のとこに
行くっていったって
毎日毎日行ってたら
収入がなくなっちゃうよとか
そういう風な極端なことはあるんですが
大きくはですね
今は非常にひどいんで
九割明るいこと一割心配事
っていう比率にしなきゃいけないのが
それがほとんど反対ですよ
九割心配事 一割楽しいこと
一割もない人がいるんですよ
この九割一割っていうのが平均だとしますとね
世の中には悲観的な人もいます
心配性の人もいますので
平均的に九一暗いのが九明るいのが一っていったら
暗いの十で真っ暗っていう人も
できちゃうんですよね
だからつとめて嘘はいけませんよ
嘘はいけませんが
本当のことを言うと
いうようなことでですね
それで我々もこれから九割は明るいこと
一割だけ心配事も
そういうこともあろうかなと
本当言えばね
本当もう少し飲み込んで言えば
人間は色んなことがあるんだから
残念ながら不幸に恵まれたら
その時はその時に諦めると
私は 昨日は晴れ今日も朝
という標語を使うんです
それはなぜかと言うと 人間の人生って
それほど楽しいことばかりじゃないんですけど
今日になったら昨日は晴れだった
つまり昨日は良かったと思うことが
大切だというようなことなんですね
前野先生とか久保田先生
それからギブソンだとか
佐々木先生が言っておられることは何かって言うと
人間が楽しく過ごせるかどうか
というのはですね 受動的だ
つまり周りの状態で決まるって
いうことなんです 簡単に言えば
それをギブソンとか
佐々木先生はアフォーダンスといいですね
それから前野先生なんかは
意識の小人と言われているわけですが
それは総じて何を言ってるかっていうと
人間の意識というのは周りに左右されると
周りからの情報で左右される
その情報の入り方っていうのは色々科学的にも
難しいんですが それで左右する
つまり例えば毎日朝起きて
目の前に陽光燦燦たる
太平洋が広がって
だーって深呼吸する 潮風を浴びる
それできれいに掃除された家の中で
家族と笑いながら朝食をとる
そしてみんなでぱーっと元気に みんな元気で
仕事に行ったり遊びに行ったりして
そしてきれいなそこもきれいな景色で
気持ち悪いこともなく
心配事もなく流行病もほとんどなくなり
そういう素晴らしいね 所で生活し仕事をし
そして夕方また帰ってきたら
友達と一杯やったりバーベキューしたりですね
星空を見て子供と
子供の教育も見てですね そしてやると
一生懸命自転車の後ろと前に子供乗せて
張り切ってるお母さんも
それはそれでいいんですけど
やはりその中に悲壮感があっちゃいけない
そして今はですね
何だか石油がなくなる原子力は危ない
地球が温暖化する酸性雨で森林が
どうのこうの昔は嘘ばっかでしたけど
ダイオキシンが毒物だとか
それからたばこを吸ったら肺がんになるとか
もう本当に嘘が山ほどあってですね
皆さん思い出していただいたらいいんですけど
その中で残ってるものってほとんどないんですよ
マスコミが騒いで我々が心配したもんで
もちろん持続性がないなんてのは噓ですしね
成長の限界なんていうのは
本の中にこれは正確ではないと書いてある
酸性雨で森林が荒廃するって
もう今は誰も言わない
砂漠が広がってるっていうのも
あれは周期的に広がったり
狭くなったりするっていうことだ
もうそういうことが山ほどあってですね
ダイオキシンはもちろんほとんど毒はない
男が女性化してるってのも違ってた
環境ホルモンも嘘だった
これは完全な嘘だったですね
石油がなくなるっていうのももちろん間違ってた
みんな間違ってるんですよ
それから地震が来るなんていうのも
今でも地震は来ますよ
だけど地震が予知できるなんていうのも嘘だ
嘘なので嘘を言ってるから
東北大震災みたいに二万人の方が亡くなる
あの時に我々はどこを注目してたかつったら
東海地震じゃないかなっていってたわけですね
地震が予知できないってことは
はっきり分かってる科学で
しかしそういうことを
もう継続的にやるわけですね
ですからやっぱりそれから離れて
楽しい人生を送ると
そのためにこそ前野先生とか
まあギブソンだとかっていうのは
頑張っておられるっていうか
そのために頑張っておられるんじゃなくて
多分先生方は知的興味もあり
家族としておやりになってるんだけど
我々はそれを利用してやらなきゃいけない
だから例えばテレビ報道にしてもですね
明るい話題が九割
心配しなきゃならないのが一割
そういう内容で報道しなきゃなんないって
法律で決めてもいいぐらいなんですよ
だってそれが法律で決めるのはおかしいけど
それがしかし日本人が楽しく生活する
一番重要なことですからね
だからこの際一切ですね 心配事をやめて
心配事はですね 備えておけばいいんですよ
例えば地震はですね
予知は絶対できないんで
地震が来るんじゃないか
来るんじゃないかって心配してないで
僕なんかはそうですね
十五年ぐらい前にそれを分かってですね
家の中の高いところにものを置いとかないと
それから家を建てる時には
少しもったいないけども
耐震性にあまり心配のない
地震が来ても全部潰れて 家族が
死んでしまうようなことのないような家に住む
もしくは地震が来たらどこの扉を開けて
外に逃げればいいと決めておくとか
そういうことは非常に役に立つわけですね
それは備えるっていうことですから
それからお金だったらば
いつも円が暴落したり
金が暴落したりすることありますからね
やっぱり財産は分散しておくと
分散さえしておけば
それ以上はどうにもならないんですよ
分散しとく以外にお金を心配しなくていい
という方法はないわけですね
もちろん健康にも多少の問題があるから
普段から少しずつでもいいから
貯金をしとくとかですね
それからあんまり贅沢なものを食べてると
癖になりますからね
これはフェヒナーの法則っていうんですけど
ですからやや貧しいもので
我慢ができるようにしておくとか
そういうことはしとけばいいんですから
しかし毎日の生活を明るく楽しく
美しいもの綺麗なもの楽しいもの
そういうものを見ながらやると
そういう風にすることによってですね
人生が ぱーっと明るくなると
私はそう思っています

2022年3月13日

#武田邦彦 先生

2022/03/18

【炉端の話】環境と世界の中の日本 (武田邦彦先生)



本日の収穫(3856文字) 

環境問題でなかなか厄介なものを
三つやりましてね
一つはお金持ちも環境に優しい人生が
送れるのかと 大臣は大丈夫かと
それから環境の嘘が多いんですよね
ものすごく多いんです
一体今皆さん日本に住んでおられますけども
今環境に悪いって一体何なんですかね
なんか地球温暖化という
幻みたいなものがマスコミで放送されて
これ幻じゃないと思ってもいいんですよ
いいんですけど
今まで騒いだものですね
石油はどうもなくならないし
森林が酸性化して
駄目になるっていうのもなんか噓みたいだし
それからダイオキシン騒ぎも嘘でしたし
環境ホルモンも嘘でした
男性の女性化も嘘でしたね
それでリサイクルもほぼ嘘と分かってる人と
分かってないって人といるんですけど嘘だと
今環境非常にいいですよね
すぐ直せるものっていうのがあるんですよ
例えばプラスチックごみの問題
なんかそうなんですけども
ごみを海に捨てちゃ駄目だっていう問題で
これは環境の問題じゃなくて
犯罪の問題だっていうことを
この前ご指摘しました
今日は世界と日本ですね
環境っていう問題はですね
やっぱり環境ですから地域によって違うんですよね
砂漠は雨が降った方がいいし
豪雨地帯はあんまり雨は
降らない方がいいとかですね
そういう風になりますので
当然大陸気候の国と
日本のように海洋性気候の国とは
やっぱり全然環境って違うんですね
だから守るべきことも異なるわけですよ
その典型的なのが地球温暖化ですね
私は地球は温暖化はせずに
寒冷化していくという風に思ってるんですが
だけど温暖化するっていう人もいますから
学者では寒冷化が七割ぐらいで
温暖化三割ぐらいでしょう
だけども世の中はメディアが支配しますから
九割ぐらいが温暖化すると思ってて
一割ぐらいのへそ曲がりが
温暖化しないと思ってるっていうこんな感じですね
事実はそうだと思うんですよ
ただ日本はですね 温暖化もしないし
温暖化ガスによる地球環境の汚染もできないんです
日本人はできないんですね
なぜできないかっていうことですが
世界の環境を守るのが
日本ができると思ってる人もいるし
環境問題は環境問題だから
地域差があるということも
認めてない人もいるんですね
それからもっと変なのが
例えば電気自動車なんかは
問題がエコなんて言ってますけど
電気自動車の何がエコなのかっていうことを
ほとんど誰も答えられないわけですね
だから僕 電気自動車に 
別に反対してるわけじゃないんですよ
だけどエコというにはね
やっぱり議論をちゃんとして
人に納得性のあるエコじゃなくちゃいけないって
いう風に私は思っております
それで温暖化ガスを人間が出しますとね
空気中の CO2濃度が上がる
それによって温室効果が出て
地球が温暖化するっていう風に説明されてますね
これは温暖化するという人も
異論がないところなんですね
日本人が今度日本列島で CO2 を出した時
どうなるかっていうことですね
これは環境問題っていうのが
もちろん環境ですから
場所によって違うことは
もうしょうがないわけですね
日本人がCO2出しますとね
例えば火力発電所で出たり
自動車走らせて出たりですね
それから煮炊きをして
バーベキューをして出したり
自分が存在するから
呼吸したら CO2 が出ますから
そういうのをやったらですね
それは上空に上がっていくんですね
それで上空に上がっていって 
CO2 は少し分子量が大きいので
あまり上空には行きにくいんですが
それでも基本的には上空にいくわけですよ
空気が混ざりますからね
そしてそれが偏西風に吹かれて
日本の空気ってのは一日ぐらいたちますと
大体太平洋上に出るんですね
太平洋上に出ますと一回雨に打たれますね
そうすると CO2 っていうのは
割合と水に溶けやすいので
雨で打たれて落ちたりそれから溶けて
雨粒に溶けて落ちるのが多いんですね
雨粒って非常に表面積が大きいので
結構溶けやすいんですよ
それで空から降ってくる時は
ほとんどそういうものを含んでいませんのでね
雨粒が降ると
それで汚いものも取れますけど
CO2 なんかも吸収していくんですね
CO2 吸収しましてそれで海に叩き込まれますね
そうすると CO2 っていうのは今は我々は
なんか悪者みたいなことを言ってますが
全生物の栄養は CO2 から取ってるわけですね
地球に生命が生まれたのは
CO2 が多かったからです
95パーセント空気の95パーセントが
CO2 でしたからね
それで水が豊富で太陽の光があるという
非常に好条件で
生命っていうのが生まれたわけですね
それ以来 生命は CO2 しか
食べ物がないんですよ
だから CO2 が海水に溶けますとね
日本の太平洋岸っていうのは
すぐ CO2 を食べる植物性プランクトンが
現れましてそれが食べてしまいますね CO2
植物性プランクトンを動物性プランクトンが食べ
食物連鎖っていうんですけど
その動物性たんぱく質を小魚が食べ
小魚を大きな魚が食べて
それを漁師が釣って人間が食べるっていう
そういう順番になるわけですね
海藻もそうですね 海藻が豊富になる
だから日本においては
日本人が CO2 を出して
地球が温暖化するってことはないんですね
ほぼない非常に稀になんか気候の関係で
それが影響することもありますが
非常に稀で係数を出せば
ヨーロッパ人が CO2 出したらそれを 1 とすると
日本は 0.05 とかそんな値になりますからね
だからよく世界全体の
国別の CO2 排出量ってありますけど
あれ実行排出量に
変えなきゃいけないんですよ
つまり地球温暖化に寄与する CO2 を出す国
それは環境によって違いますからね
どっかを1.0 にしてそれよりか地球に対流する国と
対流しない国があるわけですね
日本の場合はその海水の中の
植物性プランクトンが増え
動物性プランクトン増えますから
しいてはサンマとか鯛とかそういうのは
よく捕れるようになるっていうことですね
自然というのはよーく考えなきゃいけないわけで
例えば私がよく言ってるように黄砂ですね
中国から飛んでくる黄砂
あれは結構いいんですよ
あの黄砂はですね アルカリ成分としては
ナトリウムかカルシウムみたいなもので
酸性成分ってのは酸素なんですけれども
弱アルカリなんですね 大体が
そうしますとそれが あまりすぐには水に
溶けないような性質もあって凄くいいんですね
それが中国の奥地から
だーっとこう流れてきまして
地球全体は pHっていうのは
酸性度なんですけど
pH はあんまり変わらないんですけれども
局地的に人口が多かったり
人間が生産量が多かったりすると
酸性に偏りがちなんです
それで山奥はちょっと
アルカリに傾きがちなんですね
その中和をしなきゃいけない
だから日本が非常に米が穫れたり
森林がこう茂ったりするのは
周りの海から蒸発する水分とですね
それから中国の奥地から飛んでくる
春飛んでくるので非常にいいんですけど
春飛んでくる黄砂によって中和される
海もそうですね
ですからその意味では黄砂が降ってくる
飛んでくるとかですね
それから日本人が CO2
温暖化ガスを出すというのは
環境全体の立場から見れば
非常に強いプラス効果ではあるんですね
もちろん寒冷化しようと温暖化しようとですね
日本のような海洋性気候の時は
周りが水なんですね
水というのは空気に対して
単位重量当たりちょっと難しい言い方ですが
三千倍の熱を抱くことができるんですよ 海が
だから日本の場合は
周りが全部海ですからね
皆さんが海の周り 例えば沖縄ですね
現在なんか温暖化してると言われてて
名古屋とか東京では36度37度って
夏はなるんですけれども沖縄の
那覇は大体31度で逆転現象があるわけですね
この逆転現象っていうのは
主にはもちろんクーラーの責任?ですね
クーラーとか自動車とかそういう熱源が
東京とか名古屋が多いっていうことと
あと周りが海に囲まれてると
そういう熱源をおいてもですね
海は温度が変わらないんですね
ですから日本でも海岸線の人達っていうのは
ほとんど温暖化の影響を受けないわけですね
これに対して中国とかソ連とかですね
アメリカなんかはですね 大陸ですヨーロッパは
だから温暖化の影響を受けるんですね
ですから日本人が被害を受けないので
日本人は温暖化に協力しないって
言ってんじゃないんですよ
温暖化防止に協力しないって
言ってんじゃなくて
日本はCO2を出しても
太平洋の雨を止めないと
太平洋で雨が降らないようにすればですね
日本人が出した温暖化ガスも
少しは温暖化に
寄与してくれるっていうのも変ですが
温暖化にしちゃいけないっていう話ですので
だけど日本は海に囲まれてますから
黄砂の問題も
それから温暖化ガスの問題もですね
やはり日本というものを
考えなきゃいけないんですね
これ一回 僕
国立環境研の人と話したらですね
国立環境研はどうも日本人のために
研究してるんじゃないらしいんですよ
だからこう言われましたね
いやその環境問題っていうのは
世界の環境問題をやってるんだ
いや環境問題ってのは 元々地域なんですよ
水俣で起きた水銀だとか
四日市で起きた色んなね 喘息の問題だとか
そういう風にですね 局地的なんですね
それから全然違うんですよ
シベリアの環境問題とそれから
熱帯地方の環境問題とまた違うんですね
ですから環境問題を考える時は
やっぱり日本という特殊性っていうか
その地理を考えてはいけないんですよ
気候とかですね
これをやはり かなりやって
参政党もですね 政策を作るんであれば
環境政策っていうのは日本の環境政策
それから日本が世界に悪さをしている場合は
それも関係しなきゃいけないけど
悪さもできないもの
この温暖化ガスなんかできないんですよ
できないのに政治家が温暖化ガスって
いってるのは あれは天下りしたいとか
利権があるからという風に考えられます

2022年3月16日

#武田邦彦 先生

2022/03/17

【炉端の話】 環境と危機を煽るウソ (武田邦彦先生)




本日の収穫(4035文字) 

ちょうど今からそうですね
1970年の石油ショックが
一つのターニングポイントでしたから
そういう意味では今から
五十年とか六十年ぐらい前からですね
地球は環境が酷くなってるんだ
このままいくと行き詰まるんだという
話が出てきたわけですね
それでこの中には本当に
我々の環境を脅かすものと
それからただ危機を煽って
それでなんか儲けようというものと二種類
それからもう一つは人間の知恵がですね
そこまで行かないっていうか
学者がポンコツの学者が多くてですね
それで計算ができなかったので
間違えたっていうのとですね
色々種類がある
その三種類ですかね 本当に危ないもの
それから儲かるから嘘をついたもの
それから計算ができないから あほだから
間違ったものっていうのと三つありますね
計算ができなくて あほだから
間違ったものはリサイクルなんですよ
これはですね 当時リサイクルっていうのは
廃棄物の問題だと思われたんですね
これは二面ありますよね
確かに捨てたものを生かすという点では
廃棄物の問題でもあるけども
廃棄物が資源だということになると
資源工学の問題なんですね
それで廃棄物の学者っていうのは
失礼なんですけども
ほとんどエントロピーの計算とか
そういうのできないわけです
資源学者っていうのは大体できるんです
どうしてかっていいますと
元々資源学っていうのは
どういうものかっていうと
その資本家がある山をこう買いましてね
その山から資源を掘れるかどうかっていう
相談をする時に資源学者が出てったわけですね
山っていうのも
一つは廃棄物みたいなもんですよ
ただただただその山はですね
それでこのぐらいの品位でこういう風になってたら
これは資源として有効ですねとか
これは掘っても駄目ですよっていうわけですね
つまり廃棄物を資源として使う
リサイクルっていうのは
本当は資源学者の領域だったんですが
資源学者ですと大体十人に二人ぐらいは
エントロピーの計算できるんですね
ところが廃棄物っていうのは廃棄物が
社会に衛生上の問題を起こすといけない
それからもしくは汚いものがそこら辺に
散ってちゃいけないというので
主に衛生学的な視点なんですね
ですからリサイクルが出てきて社会は
例えば社会テレビとかマスコミですね
マスコミはこれ廃棄物の
問題だと思ったんですね
それで廃棄物の学者のとこに聞きに行く
すると学者だから知らないとも言えないので
それは一回捨てたものより
再利用すればいいですからね こう答えたと
これがやっぱり間違いのもとですね
それでエントロピー計算すると
これは当たり前のことなんですが
人間の活動っていうのは
周囲にエントロピーを増やしながら
自分は快適な生活をして
人生を送っていくっていうことが基本なんで
例えばペットボトルっていうのは
何でできたかっていうとこれ
水道の水を沸かしてお茶とかコーヒーを
作ればそれでいいんですよね
ペットボトルいらないんですね
職場に行ったら昔は女の人がいて
それでお茶を出してくれればいいんですよ
これは何を言ってるかっていうと
便利じゃない状態ではエントロピーの増大が
小さいっていうことなんですね
ところがペットボトルのように
非常に便利なもので
どこでもお茶が飲める どこでもコーヒーが
飲めるっていう風にするとですね
これはすごく
エントロピーが大きくなっちゃうですね
この場合は物質のエントロピーじゃなくて
分散のエントロピーとして
人間に利得を与えるんですね
しかしこの議論はね すごく難しいので
あの頃NHKがよくですね
なんか評論家のおばさん
みたいなの出してきてですね
このくずみたいなものを
こういう風に利用できますって
いやそれは嘘だっていうんですね
このアホで嘘っていうのがあります 一つはですね
それから儲かるから嘘って
これは凄く多いんですね
これは典型的には石油枯渇ですね
これは今でもまだ嘘をついてますけれども
これは1960年ぐらいから石油の値段を
一バレル二ドルから二十ドルに十倍にしたい
という計画が国際石油資本にありましてね
その頃セブンスターズって言います
今は六社ですかね
アメリカ・イギリスを中心とした
フランスもありますけれども
石油の国際資本これが暗躍してですね
国連を中心としてアメリカ・国連
ヨーロッパの学者に金をうんと配って
石油がなくなるなくなるっていう論文を
書かせたわけですよ
その研究が大体1968年から1972年に
公表されましてそれで大騒ぎになった
それでこれはですね 日本のテレビメディアは
その経緯を知っているはずなんですよ
っていうのは別にそれほど
隠れてやってたわけじゃなくて
まあまあ見える形でやってたわけですから
資金の流れを追ったりすればですね
それから有名なキャンベルっていう人の
石油がなくなるっていうようなグラフもですね
それは石油資本のグラフですからね 正に
ですからそういうことを
きちんと伝えれば良かったんですね
こういった類のものは山ほどあって
ダイオキシンがそうですね
ダイオキシンが毒物だっていうのは嘘ですけど
それから森林が酸性雨でやられるっての
覚えておられる方いますかね
これも嘘ですね
これは凄く森林関係にお金がいきました
それから砂漠が拡大するというのもありましてね
これも砂漠が拡大している
これは儲かるための嘘と
それからアホの嘘がダブルですね
要するに砂漠っていうのは増えたり減ったりしてて
現在は砂漠が増えるタイミングにあるんですね
あと何百年かたちますと
砂漠が減るタイミングになるんですけどね
砂漠がだいたい赤道からある程度
離れたところで起きるのは気流の関係なんですけど
この気流の地球全体のですね
気流の関係 これは
北半球と南半球に分かれてますので
気流の流れがですね
それによって赤道のちょっと北
それからちょっと南にですね
乾燥地帯が出てくるんですね
これは乾燥地帯が出てくることが正常であって
乾燥地帯が出てこないことが間違いなんですね
砂漠の拡大それから酸性雨
これはみんな嘘あれですね
言ってみれば計画的な嘘ですね
それから女の人がものすごく騒いだ
複合汚染 農薬の問題だとか
これは有吉佐和子ですから
これは知識がないのは当然で
文学者ですからね まぁ嘘だ
僕はよく本読んで 朝日新聞に連載されて
複合汚染という本を読んでみたら
いやいやこれね
科学の本じゃないなと思いましたね それから
それはね なんていうか文科系の人は
こう言うかもしれませんよ
武田先生は一つ一つのことは
科学的に嘘であるというかもしれないけれども
有吉佐和子が農薬は危険であるという
社会的印象を与えた功績は大きいって
こういう言い方するんですけどね
私はね 嘘をついて正しいことを指摘するっていう
方法もないじゃないですけど
あまりお勧めできない 正しい方法であれば
正しい内容で指摘するべきだと僕は思います
だから有吉佐和子は間違った科学的事実で
社会に良い貢献をしたから正しいんだってやつは
ちょっと僕はいただけないんですよね
それから一番ひどかったのがあれですね
環境を悪くする環境ホルモン
これは環境ホルモンっていう名前はもちろん
聞屋さんっていうか
マスコミが付けた名前でよくないんですね
こういうマスコミが危機を煽るために
名前を付けるって大体間違ってますからね
例えば爆弾低気圧とかですね
そういうやつですね
みんなこれ環境ホルモンとかですね
内分泌かく乱物質っていうのが
まあまあ学問的には正しいと思いますが
それでもこれはある女性が
幻想を抱いて本を書いた
その幻想がメディアの人の幻想に
あったっていうことですね
それから男性の女性化 この三つですね
その非常に間違っている
科学的には間違っている
ほとんど噓 本当ではないわけですね
だけどそういうことを警告した
価値があるなんて言われそうですが
それで一回あたりの講演料を
二千万円も取ってですね
それで表彰を随分受けたというようなことは
ちょっとどうかなと思いますね
じゃあ環境問題で本当だった
要するに環境が本当に
悪くなってたっていうのが
あるのかっていうとですね
極めて短期間に
ある地域で起こったものは大体正しいですね
例えば水俣病 日本ですと四日市喘息
それから産業上の環境破壊では
例えば油ですね
食用油における色々な問題とかですね
そういったのは確かなんですが
これは非常に短期間で
どちらかというとミスなんですよ
ミスでも少し大規模なんで分からなかったんで
ミスをしたということですので
これはミスを直せばいいわけですね
それから先頃人気になってるっていうか
プラスチックごみのあれ
これはですね わざとやって
危険を煽ってるってやつですね
こういうのもあるんですね
わざとプラスチックごみをですね
海に捨てるっていう行為自身がいけないんですよ
いけない行為をしたら悪いことが起こったって
これはね環境問題じゃないんですよ
毒を配ったらみんなが死んだってやつは
これ事件であって
犯罪であってですね
環境問題じゃないんですね
だからプラスチックごみを
ごみ箱に捨てずに 海洋に捨てたと
それで海がプラスチックごみで汚れた
だからレジ袋を有料化するっていうのはね
何が変かっていうとですね
犯罪を環境問題と処理するって
いうことが間違いなんですね
こういったものもありますね
これもそこには 裏にはですね
やはり利権とか
それから儲けというのが入ってるんですね
今問題になっている地球温暖化はですね
これは非常に難しい問題で
私は個人的には
地球は寒冷化すると思ってますが
温暖化するという考えも科学的にはあり得ます
ただ日本はですね
温暖化に関係ありません
これは海洋性気候であること
それから日本からCO2を出してもですね
偏西風にのって太平洋に行き
太平洋で一つの雨で落ちましてね
それで植物プランクトンが
増えるっていうことなので
日本人がCO2を出すというのは
環境にいい方向に行くんですね 生物の共存で
これは世界の状態と
日本の状態と違うということで
これはもう厳密に言えば嘘というか
やっぱり日本の環境庁とか政府はですね
世界全体における温暖化の問題と
日本人の温暖化の問題を分けて話すべきだ
これはもう一回ちょっと詳しくですね
お話をしたいと思っております

2022年3月11日

#武田邦彦 先生

米ロのどちらを信じるか (武田邦彦先生)

本日の収穫(1181文字) では続いては 視聴者の方からの質問ということです 米ロのどちらを信じるかということです 前回はロシアとウクライナについてのご解説 とても勉強になりました 今回はロシアに若干の利があると言いますが 日本もロシアに多少恩を売っておく方が 良いのかもというの...