2021/12/24

目に見えないのがあるのか? という人もいるが?? 宇宙には目に見えないダークマターがあるとか、人は死 んだら魂は見えないという人がいるが??? (武田邦彦)



㊗武田先生Crossed flags参院選出馬。#参政党
本日の収穫(4078文字) 

まだ入院しておりましてですね
ちょっと声がしゃがれてるのは これは別に
入院中は黙ってるので
声がしゃがれてくるっていうだけなんですが
ちょっとあのー 
このヒバリクラブを真面目にやり過ぎてですねー
大体スタートの時の鐘のなるそのー
どのぐらいの音にしようかとかですね
どこからスタートしようかとかですね
それからだんだんやってるうちに
人間とは窮屈になるんで
十分 十二分ぐらいにしようかとかですね
そういう つまんないこと
本質的じゃないことに気がとらわれましてね
それで それもやっぱり
ストレスの原因になると思うんですよねー
今度の病気は 僕はあんまりストレスないんですけど
やっぱり ストレスが原因のような感じなんですね
ちょっと忙し過ぎたかなーっていう感じがするんですけどね
まぁそういう点で全てについて リラックスと
私があのマレーシアにちょっと仕事してた時
文部科学省関係ですね
ある時に 卒業式がね
八時五十分からだったんですよ
僕は来賓でしたからね
まぁそういうのが来て 八時五十分っていうから
やっぱり八時半には 行かなきゃいけないなと思ってですね
それでまぁ 八時半に車で
その高等学校に行ったんですよ
それで 誰もいないんですね
それで結局 まぁ千人ぐらいのところに
僕が一番前の席か何かに
席が決まってるんですけど座らされている
そのうち しばらく待ってたら
歌が聞こえるじゃないですか
それでちょこちょこっと その歌の方に行ったらですね
高校の生徒さんが 歌をうたってるんですよ
何で歌うたってるのって
今卒業式で歌ううたの 練習してますっていうんですよ
それがですね もう九時過ぎなんですよ
それでまぁ その結構あれは大規模な卒業式でしたから
文部 日本でいう文部大臣も来るんですね
文部大臣がいつ頃来たかっていったら
僕の記憶では 十時ちょっと前ですよ
それでまぁ予定は八時五十分ですよ スタート
大体ご父兄の方とか 生徒さんがですね
十時頃には 大体集まって
そして十時十分か二十分ぐらいに
さぁー始めましょうかっていうんでですね 始めると
なかなかいいもんですね
日本人なんか 日本でずっと住んでると
まぁ日本は 日本でいいんですよね
電車はピシっと来ますしね
何でも非常にきちっとしてるからいいんですが
まぁ二つありますね 文化はね
英語でもそうですね
マレシアは大体英語 
イギリスの植民地でしたから英語は通じるんですが
He goでも He goesでもいいですよ
僕はある時 どうもあの皆さんの話してるのに
三単現のsが聞こえないんですけどもって言ったら
あーそんなの どうだっていいですよって言うんですよね
だから通じりゃいいっていう感じなんですよ
それから名前がね イスラム関係の名前が多くてですね
こう長いです なんとかかんとかかんとか
五つぐらい こう名前が並んでるんですよ
それであなたはどこの名前読めばいいのって
どこでもいいですよ 分かればってこういう感じなんですね
ですから日本ですとね 東さんとか東さんとかね
それから なんかもっと複雑な
ちょっと濁点が付いてるか 付いてないかって
随分修正されたりするんですけど
まぁまぁ 日本は日本らしくいいと
それからやっぱり マレーシアは
マレーシアらしくていいなーと思うので
このブログもですね
やはり中心的なことを外さないようにして
やっぱりちょっと中心的なことを外れちゃうんですよ
十二分以内に収めるとか言うとですね
御託はこのぐらいにして
今日は目に見えないものがあるのかと
いう人もいるんだけど
何言ってんのって感じなんですね
例えば 宇宙には目に見えないダークマターがある
本当にあるのか 目に見えないのにってこう言うんですよ
それから人は死んだら魂があるって言うけど
魂は見えないじゃないかっていう人がいるんですよね
僕 いつもおかしいなーと思うんですよ
だって まぁちょっとこれ物理の話になるんですが
我々が見てる可視光線ですね
目に見えるっていうのは
可視光線の範囲に入っている電磁波
ちょっと難しいですけどね
可視光線の波長に入ってる電磁波だけなんですよ
ですから 400㎚から800㎚ぐらいまで
0.4μmから0.8μmぐらいまでの波長の光が
赤橙黄緑青藍紫で見えるですね
赤が比較的波長が長くて 赤く見えるんですよ
それから紫は非常に波長が短くて 紫外線というように
紫よりか外のやつは紫外線なんです
これはもう 人間に見えないんですよ
もっと ずーっとあるんですよ
紫外線の向こうには
エックス線がありガンマ線があるんですよ
それから赤の外側には赤外線ですね
まぁ 一部こたつなんかに使われてます
あれは赤く見えるじゃないかって
あれは赤外線こたつで 赤外線で足を温めるんだけども
あんまりこう きちっとした波長を持ってないんで
安く作りますからね そんな必要もないし
赤い光も含んでるから 赤く見えるんですよね
それからもちろん ずーっと来て
電子レンジの電波から
テレビの電波から ずーっとこうやってですね
それでラジオの波なんていったら ものすごく長くてですね
それから 通信に使うやつも含めると
何十メートルっていう波長の波もあるんですよ
その中で もう本当にわずか0. 
まぁ波長の取り方によるんですけど
1パーセントとか 0.1パーセントの光しか
人間には見えないんですよ
その他の光を出してるやつは 全部真っ黒なんですよ
だから目に見えないものがあるのかって
もちろんあるんですよ
目に見えないものってのは 目に見えるっていうことは
人間が進化の過程で
これは目に見えないと危ないからって言って
目に見えるようにしてないと 人間生きていけないんでね
そういう風になってるものだけであって まさかねー
いやそれがまたね 結構科学者だとかですね
そういう人が言うんですよ
目に見えないものはあるんですか
ちょっと ちょっと待ってくださいよと ねー
目に見えるっていうのは 本当に百分の一とか
千分の一しか見えないんですよっていうわけですね
それ以外に もちろん動物の中には
まぁ動物ばかりじゃないんですが
動物の中には目が見えない動物って
幾らでもいるんですよ 触覚だけとかね
それから匂いだけとか 匂いっていうのは物質ですね
音だけ 音は空気の疎密波 もしくは水の疎密波ですからね
これは電磁波とは違うんですよ
だけども 水の中の音で聞いてる
行動してる動物っていっぱいいますからね
だから 結局目に見えないものがあるのかっていうのは
いかにこう 自分勝手かっていうことになるんですよねー
だから 目に見えないんだから
死んで魂がないんじゃないかとか
それから 例えば
僕は絡合って言ってますでしょう
絡合の研究が遅れているのはどうしてかっていうと
目に見えないからなんですよ
絡合力が目に見えないからなんですね
例えば いつも私が言ってる
ボルボックスっていうのはですね
なんか一緒になりたいと
50くらいのボルボックスの玉がですね
一個一個 個体なんですけど
細胞なんですけど きゅっと集まるんですよ
集まる時にねー 
光も出してないし 何も出してないけども
みんなで だーっと集まるんですよ
そういうのって もういくらでもあるんですよ
あのー 生物界にはですね
それから生物の 植物の根ですね
根っていうのは 年をとった木と
若い木を植えとくとですね 地中でですね
根同士が更新してですね
それで年寄りの根は少し遠慮して
若い根にですね 栄養を上げるんですよ
そんな何にも 何の通信してるか見えないですよ
全然見えない ねー
もう山ほどあるんですよ
それから例えば
これは小学校の教科書に出てるんですけどね
雌が十匹で生活してたら その中の
一番体の大きい雌が雄に性転換しますと
性転換しますね それで一匹が雄になって九匹が雌で
それで子供を生んで
一匹の雄が雌と子供を守って
群れを作るんですね
ところが雄は戦いますから
三回に一回ぐらい死ぬんですよ
そうすると教科書には さらっと書いてありますね
次に体の大きい雌が
今度は雄に性転換して群れを守りますと
書いてあるんですよ
だけども 何で連絡するのと
身長体重は計ってないんですよ 別にねー
データを紙に書いてるわけじゃないんですよ
だけども 実際に観測すると
一番体の大きい雌が 雄に性転換するんですよ
植物の根といいですね
我々もそうですよ 飲み方なんかするとね
一人で飲んでても つまんないんですけど
まぁ二十人ぐらい 気の合う人で飲んでると
凄く盛り上がりますよね
あれ何を 目で見えんですかね
相互更新?が 言語とね
それに対する対応って絶対違います
だって喋んなくたってそうだもん
それでですね
今日の話題は だから今日 10分いま超えますとね
僕もそろそろ終わんなきゃいけないな
なんてつまんないことを考えるんですけど
これからは 10分を超えても
その話の内容が
終わらなければ終わらないというように
自由な気持ちでやりますが
まぁ今日は一回目なんで
どうしても その癖が付いてるんですが
目に見えないものがあるのか
これがねー 科学の発展とかいわゆる常識とか
それこそ テレビの地上波なんかで言ってるのを聞くとね
本当にびっくりしちゃうんですよ
今日もあの アメリカの
あのー ハリケーンがありましたね あぁ竜巻か
ひどいですねー 見たことありませんって言うんですよ
これはね 同じようなことがあったんですね
あのー 今から1980年頃
盛んにアメリカのメキシコ湾でですね
ハリケーンっていうか ね
それが 大きな台風が出たんですよ
ものすごい被害が受けましたね ルイジアナとか
ちょうど ブッシュ大統領の子供の時でしたね
それでみんなが これはもう
地球温暖化して酷いんじゃないかって言うんですよ
だけど ハリケーンの大きさとしては
六番目だったんですよ
一番大きいのは もっともっと寒い時の
1920年が一番大きいんですね
大体 1920年から 1925年ぐらいに
一番大きなハリケーンが来てるんですよ
だけれどもその後 都市が大きくなって
防災が大したことなくなったり
高層ができたりしてね 風に弱くなったんですね
それで被害としては 1980年ぐらいのハリケーンが
一番大きな被害があったっていうだけなんですよね
ですからね 目で見たことを
本当のことだと思うと
これを使って 悪さしてるのがNHKなんですよ
NHKは人に目で見せて
それで ごまかすことやってるんで
これはやめた方がいいですね
人間の目で見えるっていうのは
本当に部分的なことだということを
今日はちょっと お話を致しました

2021年12月24日 (ヒバリクラブ)

#武田邦彦

2021/12/23

平和運動をしよう(7) ゲルニカ1937年4月26日 戦争は悲惨ではなかった。 反戦運動、平和の祈りが戦争を増やす。 戦闘にはルールがあった。 戦場は人里離れていた。 左の人や平和運動家はウソはだめ。(武田邦彦)



㊗武田先生Crossed flags参院選出馬。#参政党
本日の収穫(3668文字) 

戦争をなくしたいと
そういう話はすぐですね
戦争は悲惨なもんだからっていうのが出てくるんですね
もちろん戦争が悲惨じゃなくて 単なるゲームだったらば
別に戦争は そこら辺でやっててもいいわけで
テレビゲームなんかで戦争ゲームって
幾らでもありますからね
だけど生身の人間が殺されるということで
戦争は非常に悲惨なんですよね
そこで反戦運動とか平和の祈り
反戦運動というと 戦争は悲惨ですと
広島長崎の語り部がですね
いかに原爆は悲惨であるかと まぁいうことを強調する
しかしですね
我々の頭っていうのは
それほど優秀じゃなくてですね
こうやればこうなると いうようなことは
そのまま単純にはならないんですよ
私たちの頭は非常に単純なんですが
私たち人間っていうのは 非常に複雑なんですね
人間はですね 戦争が悲惨であることは
もう十分に実は知ってるんですよ
もう十二分に知ってるんですよ
もう昔からですね 肉親が死に色んな人が死に
悲惨な目にあって 戦争が悲惨であるってことはもう
骨身に染みて知ってるんですよ
そういう文学作品も 絵も音楽もいっぱいあるんですね
だけど戦争はなくならない ばかりか
二十世紀に入って
第一次世界大戦 第二次世界大戦とですね
第一次世界大戦 第二次世界大戦という呼び方も間違ってて
こういう平気で 間違った呼び方を使う
真面目なことに使うっていうことすらですね
私たちが非常にこう複雑な
人間っていうのは複雑なものであるっていうことが
分かるわけですね
実は戦争は悲惨であるという風に
いくら言ってもなくなりません
平和の祈りをいくらしてもなくなりません
むしろですね 歴史の示すことによるとですよ
戦争は悲惨だからやめようと言ったり
平和の祈りなんかすればするほど
戦争は増えるんですよ
そんなことはないだろうって言うけど
人間の頭ってそれほどなんですね
そこで人間はですね
かなり前 まぁはっきりは分からないんですけども
まぁ大体西暦0年
イエスキリスト様が お生まれになる頃にはですね
戦争っていうのはどうもなくならない
悲惨である 悲惨であるって言ったって
絶対なくならない
だからこれは
戦争をなくそうという風に努力しても駄目なので
ルールを作ろうということになってですね
一番大きなルールは殺しあうのは兵隊同士
これが一番でかいんですね
これは まぁその後
本当に人間の社会には定着したんですよ
つまり丸腰は撃たないと 相手が丸腰なら撃たない
つまり兵隊以外は丸腰ですからね
相手がこちらに攻撃してくる
可能性のあるときだけ こちらも相手を撃てると
これがまず そうなったわけですね
それでもやっぱり 日本で言えば応仁の乱とかですね
そういう風にこう 都市が戦場になったりすると
そこにいる人達は
標的にはならなくても犠牲になりますよね
そこでできるだけ広場でやると
いうようになったわけですよ
それで皆さんが ローマ時代ぐらいから
記録のあるやつをざっと見てたら すぐ分かるんですね
最近では関ヶ原 最近たって四百年前なんですが
関ヶ原の戦いとかですね
ワーテルロー 
ナポレオンのワーテルローの戦いなんか見ても
全部 野原でやってるんですよ 人のいないの野原
どうしてあれ 人のいない野原でやるのかと
人のいる家の立ってるところが 便利ちゃ便利なんですよ
家の陰に隠れられるとか 色々あるからですね
爆弾を除けられるとか
だけど一応広場でやるんです それはですね
戦争はゲームなんだ
一応この どうしても人間は悲惨な戦争をやめられない
それが複雑な人間というものの性質なんだ
それじゃ それを認めようじゃないか
じゃあ広場でやって ルールを作って
軍人はきれいな洋服を着て
そしてお互いに 誰が軍人かってことはっきり分かると
しかもですね
ちょうどそれが戦争が非常に盛んだった
今からそうですね 三百年ぐらい前のヨーロッパ
一番こう そういう戦闘のルールっていうのがですね
色々整備されたわけですけれども
そのそういうものが そういう時の映画ですね
それがあのー よくネットなんかでありますので
皆さんもご覧になっていただければいいんですが
まず笛とか ドラムとか
そういうのが どんどん叩かれるんですよ
とにかく俺がここにいるぞーって
隠れて撃ったりしないんですね
それでねー 
ちゃんちゃかちゃん ちゃんちゃかちゃんってね
それからイギリスだったらもう決まってるんですよ
あの音楽も決まってるんですよ
それでこう ピーピーピーピーって笛でやるんですよね
そして旗を掲げて そして胸を張って二列渋滞になって
そして正々堂々走るんですよ
向こうが歩くんです
向こうから 鉄砲撃ってこうが何だろうが
歩兵はきちっと 隊列を組んで歩くんですよ
その間を騎兵が 馬に乗って突撃することがあっても
基本的には そうなんです
人里離れて野原で 正々堂々派手な軍服を着て
きちっと歩いて戦うというルールなんですよ これはね
じゃんけんぽんと似てるんですよ
じゃんけんしたらいいじゃないかと思うんだけど
じゃんけんじゃ人間はやっぱり
人間の性質っていうのはですねー
実際に 本当に戦いあうのは悲惨だと
だからだって じゃんけんじゃちょっと物足りないと
だから軍隊同士は広場で戦おうやって
そういうことになるんですよね
これが人間っていうものですから しょうがないんですよ
こういう話は非常に簡単な話なんで
この話に参加する反戦運動なら反戦運動
平和運動なる平和運動に参加する人が
みんな嘘をつかなかったら すぐ方が付くんですけどね
とにかく左の人ですとかね
平和運動家 嘘をつくんですよ
これはね 環境運動家なんかもそうですし
共産主義者なんかも そうなんですけども
ああいう人たちはね どうして嘘つくかっていうのは
自分は正しいと思ってるんですよ
正しいと思ってるから
嘘をついてもいいと思ってるんですよ
正しいことを実施するための嘘はいいっていう
そういう考え方なんですね
ですからね 議論も屁理屈をこねたりするんですよ
問題はですね 私はねー
戦争は悲惨でなければまず良いと
戦争が悲惨でなければ まず良いというのを
平和運動の 第一段階にしたいと思ってるんですよ
それだったら一応もう現に
今から300年前400年前は達成できたわけですよ
関ヶ原では戦う ワーテルローで戦う
お互いに 相手が丸腰なら撃たないと
こういうことですからね これはできるんですよ
分かった 分かったと
戦争はどうしてもしなきゃいけない
だけども じゃそうしようと
つまり丸腰は被害を及ぼさないと 決めればいいわけですね
そうすると その決め方ですが
ここで提案したいのは
平和運動しようの七番のこれまでの間に
書いてはいるんですが もう一回やるとですね
ゲルニカっていうのがあるんですね
これはスペインの バスク地方のですね
つまりスペイン北部の まぁ伝統のある地域の
中心的な都市ゲルニカ これをですね
その当時 スペインはですね
フランコ政権っていう独裁政権がおりました
一般的には ファッショ政権と言われてますけどね
フランコ将軍
将軍が独裁者で治めておりました
1975年ぐらいまで
随分長く続いた独裁政権なんですが
それがナチスに頼んで ゲルニカっていうのは
どうも平和運動したり 
なんか自由運動したりして面倒くさいから
これを爆撃してくれって言うんですよ
そうするとドイツから飛行部隊がですね
爆撃機部隊がフランスの上空を通って
スペインにまっすぐ来たんですね
それでスペインの北部の
ゲルニカっていう町にばーっと落としたと
ゲルニカには軍隊がいないから いわば丸腰なんですよ
つまり歴史的には 明確にはですよ
こういうのって 小さな事件山まであるんですよ
ですから この小さな事件を拾い出しますとねー
もう山ほどあって 話が混乱しますので
これ しかもゲルニカっていうのはピカソがね
有名なピカソが ゲルニカという作品を描いておりますし
目的がですね 軍事目的を爆撃しようと思ったけど
ついつい民家も爆撃しちゃったって いうんじゃなくて
最初っから 無抵抗な市民を殺そうという風にして
フランコ総統が
ナチスのヒットラー総統に頼んだっていうんで
非常にはっきりしてんですねー
しかも芸術作品になっている
世界的にみんながよく知ってるっていうことでですね
これが 1937年の4月26日ですから
僕は平和運動はまず
ゲルニカっていう平和運動をするべきだ
それで 4月26日をゲルニカの日
これは もうゲルニカの日なんですけど
それで世界的な平和運動のムーブメントを起こして
平和の第一段階は
丸腰の人を殺さないと
丸腰の人を殺すようなことはしないと
これはねー もしかしたら
国連総会を通るかもしれないんですよ
これが国連総会を通ったら しめたもんなんですよ
どのくらいしめたものかっていうのは
次の時にご説明しますが
なんだって政治的に物事を成すにはですね
やるのは簡単だなーと しかもいいことだなーと思わせて
実はそれを決めると
本当に本質も防げるっていうのが一番いいですからね
このゲルニカを防ごう つまり無差別爆撃ですから
つまり一般市民を殺そうとしてやった
こういうことをやっちゃいけない
一般市民を殺そうとしてやる
丸腰を殺そうとしてやるというような戦争は
これは悲惨とか そういうことじゃなくて
ルールとしてやめよう
これはね 僕はね
成功するんではないかと いう風に思っております
是非 賛成していただきたいなーと思ってますね

2021年12月23日 (ヒバリクラブ)

#武田邦彦

2021/12/22

お金が4 混乱の基礎はNHKのウソと経済学者のケンカ 個別の理解(1)政府は赤字か?(武田邦彦)



㊗武田先生Crossed flags参院選出馬。#参政党
本日の収穫(3774文字) 

えーとですね お金の4 
個別の話を一つずつしていきます
やっぱり 一つずつしないとですね
やっぱり本当に自分のお金をどうするかっていうのが
決まりがつかないと思うんですよね
現金どのぐらい持ってた方がいいのか
金に変えた方がいいのかということを
決断しなければいけないので
しかし 基礎的に我々が
とにかくいつも頭の中になきゃいけないのは
NHKの放送の嘘と
経済学者の喧嘩の二つなんですね
ですから これはもう
常にそれを頭に置いといてっていう話になるんですね
NHKの嘘っていうのは
どういうことになっちゃうかって言うと
例えば 日本政府は
日本国は赤字がある だから国民の一人当たり
子供に800万円のツケを回しているようなことだ
だから消費税上げなきゃいけない
これ真っ赤な偽りなんですよ
これはもう誰が見ても偽りで
今経済学者の両方のっていうか 喧嘩をしてる両方の人たちも
両方統一して 触れてないですけどね
触れませんが それはNHKに恨まれるので
NHKに出してくれないので 言いませんけどね
それはもう触れてないんですね
だけど我々は
国民はそのNHKの噓に
頭が半分染まってるんですよ これがですね
NHKの噓による国民の頭と 経済学者のずるさと
喧嘩というのがですね 三つ巴になってるんですね
今日は 個別の理解で1ですね
じゃあ 日本政府は赤字なのか
1,500兆円 今赤字だって言ってんですけどね
1,500兆円赤字なのか これでですね
これを解説する経済学者が
自分の意見を言っちゃうんですよ
まぁこれは日本国がですね まだ未発達なんで
何か学問っていうのは
意見と学問の区別が ちょっとまだついてないんですよね
変な話なんですけど 学問は意見じゃないんですよ
学問は積み重なっていて
全員が納得できるような形になっている
少なくとも その道の専門家が納得できるように
持っていくのが学問であって
論と言うんでね 進化論にまだ論がついてるんですが
論がついてる間はダメなんですね 
だけど その内それは取れていくわけですね
ですから 今経済学者が
喧嘩してるっていう状態が問題なんですよ
どういう状態かってのを
その政府の赤字について説明しますとですね
まずはNHKの嘘を まず取らなきゃいけないんです
NHKはなんて言ったかっていったら
日本国が赤字だと これはもう完全な嘘なんです
これはもう経済学者で誰も
日本国が赤字だなんて言ってる人はいません
NHKだけですね
NHKとNHKを騙そうとした時の財務省
この二つがですね 日本国が赤字だ
これは全然噓なんで
これはもう議論してもしょうがないですけど
一応確認だけしとくと
日本国は外国に対して約400兆円の黒字です
まずこれがですね 外貨もたっぷりあるわけです
それから国債を買っている人 つまり日本政府は
今度は日本政府のことなんですけど 
日本国じゃないんですけど 日本政府は外国に対しても
日本国債を販売してるんですけど
売れないんですよ あんまりね
日本国債の 95パーセントは日本国民が買ってるんですね
だから 5パーセントしか海外買ってないんです
ですから 例えばNHKが言った時に 1,000兆円って言うと
その内の50兆円が外国人が持っている国債なんですね
ですからまぁ 5パーセントぐらい持ってても
全然国債の全体に対する影響ありませんのでね
これはもう はっきりしておいてください
それでないとですね NHKの噓が出てくると
もう経済学者の喧嘩の説明も出来ないんですよ
経済学者はこの 政府は赤字かについて
どういう喧嘩をしてるかというとですね
赤字じゃないという人たちは
政府の全体の資産を見てるんですね
政府は まぁ簡単に言えば
自分たちの 私たちの家庭で言えばですね
現金は赤字なんですよ
政府って必ず現金赤字なんですけどね 現金は赤字なんです
しかし政府国有の土地ですね
これは山ほど持ってるわけですね
もちろん国立の 国会議事堂からそうですし
それからいろんな国有地 国の道路それから広場
海岸線 山ほどあるわけですよ 国立公園ですね
ですから まぁ資産はものすごくあるんです
ですから 資産そういう国立公園とか
それから 道路みたいに売りにくいものよりか
売りやすい国有財産もあるんですね
そういう 売りやすい国有財産でも
赤字はないと言ってる方もおられます
だから全然関係ないよってことで
一生懸命前から言っておられるのに
例えば 高橋さんなんかも笑えるんですね
ですから経済学者で政府は赤字ではない
要するに財産赤字じゃないと 別に売るのを渋ってるから
現金が赤字だって言ってるだけだ っていうのからですね
いや実はそうじゃないんだと 
道路なんか売れないじゃないか
国立公園も売れないじゃないか
売れないものをカウントしてそれで政府が
赤字じゃないって言ったって
しょうがないじゃないかっていうのも対立なんですよ
ところがね これが僕が
経済学者の喧嘩って言ってるんですけどね
経済学者は不思議なことにね
学問に興味があるんじゃなくて
僕の感じだと ここまで言うと
経済学者は文句言うでしょうけど
皆さんが理解するためにはね
言った方がいいと思うんですけど
経済学者は
経済学を発達させると思ってるんじゃなくて
自分の名誉とか
金を心配してんじゃないかと思うんですけどね
だってね これ簡単なんですよ
政府の保有しているうち
全く売れなくて資産としてはあるけども 売れないものと
ずーっと だんだんだんだんきて売れるものと
最後に現金の赤字とかになるわけですから
それを一覧表にしてくれれば
一発で話し決まるんですよ
ところがね それをどういう言い方で
分からなくしちゃってるかっていうの
ちょっと ご紹介しますとね
これは今度はMMT つまりその財政均衡論の人で
財政なんか どうでもいいやっていう人に
均衡なんかどうでもいいやっていう人に
非難してる人なんですけど
こういう知ってる人は 
どういうことを言ってるかっていうとですね
具体的に その人の言ってる通り言いますとね
政府が不足してるのは現金である
キャッシュがなければ国民にも配れないし
公共事業も出来ない
国民の医療費の肩代わりもできない
資産があっても現金がなければ
政府の資金調達には使えないので
現金資産 あるいはすぐに現金ができる資産しか意味がない
従って特別会計の余剰金は使えるが
それ以外は ほとんど使えないのである
GPIF これは年金積立金の
管理運用独立行政法人のことを言うんですけども
つまり年金の運用先のこと言ってるんですけども
厚生年金の運用金の
積み立て金の運用資産の株式債券などを売却すれば
確かに 100兆円以上は現金が入ってくると
だが たとえその資産が200兆円で売れたとしても
1,000兆円を超える負債を相殺するには遠く及ばないし
もちろん将来の年金支払いの原資が不足するから
将来200兆円 不足額が増えるだけのことである
さらに道路や森林などは問題外である
とこうずっと書いてあるんですが 買い手がない
しかしですね これは実は
ある程度 その金融を勉強した私たち
私なんかにしてみればですね
何故こうなのって 言いたくなるんですよ
反論っていうのはですね 敵の言ってることを
自分の相手の言ってることを認めて 
反論しなきゃいけないんですよ
いくらでも金出せますよっていう人は
どう言ってるかっていうと
資産が この人が資産があっても現金がなければダメだ
すぐに現金化できる資産しか意味がない
とこう言ってるわけですね
しかし 反論はどう言ってるかっていうと
消費税を上げたと
それで赤字を減らすとか言ってるけれども
消費税で 1,000兆円の赤字を消すには 50年かかる
50年だったらば その間に現金化できるものは
いくらでもあるとこう言ってるんですよ
もうすでに この私がさっき読んだ方の人はですね
これを言ったのが 今年の12月8日なんですよ
もうこれから 3年ぐらい前から
高橋さんなんかしょっちゅう言ってるんですよ
ここで反論するには 国民を騙すんじゃなくて
こういう風に言わなきゃいけないですね
政府が赤字ではないっていう人は
現金化できる資産が
いくらでもあるじゃないかと言ってると
ところで この現金化が50年以内に
消費税で召喚しようとすると 50年かかるから
50年ぐらいかけても 現金化できない資産は
このくらいだと言えばまだいいんですよ
それからGPIF 年金積立金を
流用しようつってる人もいないじゃないんですけど
それもそれ程 多くないんですね
ですから こういうそのー 亜流の反論ですね
正面からの反論を避けて
亜流の反論に議論を持っていってるもんですから
分かんなくなっちゃうっていうことなんですよ
簡単に言えば ここで簡単に結論を言えば
12月8日 今年の12月8日に言ってる人でも
議論を避けてるんですよ
つまり議論を避けてるってのは 僕に言わせるとね
もっと意地悪く言えばね わざと議論だけ残して
なんかそれぞれ わーわーわーわー言ってる
体裁をとってるんじゃないかと思うんですね
ですから ここでは我々は
政府は赤字か赤字じゃないか分からないと
それはそうですね 議論してくれないんですから
経済学者がまともに ぶつかってくれないんですから
政府は赤字なのか黒字なのか それは分かりません
政府の資産を売れれば黒字だし
政府の資産が売れないと思えば赤字です
しかし どう考えても売れる資産はあります
それから どう考えても売れない資産もあります
だからこれは 専門家がそんなこと言って
議論してくれないんなら 素人は分かりません
一体何を以て こんな大学で講義してんですかと
僕なんか文句言いたくなっちゃういうことですねー 本当に

2021年12月22日 (ヒバリクラブ)

#武田邦彦

2021/12/21

18歳成人、共通一次 子供のための教育 全身の知恵の教育 教育をよく考える時期 (武田邦彦)



本日の収穫(3598文字) 

今日のニュースで ちょっと気になったのがですね
二十歳の成人から十八歳の成人にするという
案がいろいろ進んでるということと
昔 共通一次と言いました
今は共通テストと言うんですけど
まぁいずれにしても 大学に入学するために
受けるテストが 46パーセント
高校生の申し込みが 46パーセントだったという話と
二つありましてですね
いろいろ また考えることがありました
このヒバリクラブでも考えてみたいと思います
というのはですね
えー実はあのー 
子供にどういう教育をするかっていうことに対しては
非常に大きな分かれ道があるわけですね
一つは日本式な考え方
日本っていうのはどういう考え方かって言うと
自然をありのまま見て
その自然が求めてるものをする
というのが日本式なんですね
例えば宗教でも
神様というのは自分を作ってくれた自然
自分を作ってくれた祖先 この二つが神様である
っていう素直な考え方が日本なんですねー
どうしてもヨロッパから中国まではですね
自分たちで作り上げようということで
一神教というのを作り上げたり
もともと宗教の教っていうのが
教えるという字を使ってるわけですが
誰かが自分たちに教えてくれるっていうのは
ヨーロッパ式なんですね
日本は宗教というものはないです
教えてもらうってことはないですね
もう既に自然と祖先が
自分たちを作ってくれてるってことは分かるんで
自分で分かるんで 自分でやるっていうことですね
やっぱりそういう点では
日本の かつての日本はですね
子どものための教育だったんですよ
当たり前なんですけどね
子どものための教育 ですから
子供は神の子と言いまして
七歳までは教育は基本的にしないと
子供同士で学び合って
人間対人間の考え方 自然に対する観察
そういったものを させるのだと
それからまぁ 幼い子供は自分達でおんぶしてですね
そして子供は 赤ちゃんを育てるんだっていう
そういう体験型教育ですね
それが七歳まで 七歳以上になりますと
やっぱり男女というものが少し変わってきますので
えーまぁ 七歳にして男女同じうせず
これは男女同権 違うんですね
思春期と男女の悩みと二つ被ってきますからね
その点では思春期の悩みと
それから人間としての悩みを少し分けようということで
男女七歳にして席を同じうせずということで
子供が あくまでも子供のことを考えた教育ですね
これに対してヨーロッパは
子供は野獣だから 教育で鞭を打って人間にするっていう
そういう考え方ですね
それはあのー 人間
人間社会を大切にしなきゃいけない
子供を大切にじゃなくて
だから人間社会に やがて入ってくる子供をですね
人間社会に適さなきゃいけないっていう考え方ですね
ですから 典型的にはイギリスのように
子供に鞭を打つという そういうことになるわけですよね
今は体罰 なんか日本が悪いようなこと言ってますが
元々 体罰っていうのはヨーロッパ発祥であります
そういうことですね
ただヨーロッパがそういう状態であり
日本がそういう状態であるというのは
これ 気候によるんですね
麻薬と同じなんですね
麻薬っていうのは 別に悪いもんじゃなくて
南方の太平洋の 例えば温帯
熱帯地方に近いところでですね
生活するのに何にも困りません
海に出れば すぐ魚が取れるし
陸地ですと 口を開けていると
バナナが降ってくるっていうようなもんですから
したがって 一日中時間を過ごすことができないんですね
そこで麻薬なんかは非常にいいわけですから
南の国では麻薬は禁止されません
北の国でも 本当は麻薬は禁止しなくていいんですよ
別に麻薬吸って廃人になれば廃人になったで
その人の意志なんですから
ところが廃人が増えてくると 社会保障費が増えますからね
その意味で 麻薬は絶対ダメということになるわけですね
そういう点で 日本で麻薬は絶対ダメ
なんて言ってる人が多いんですけど
それは 人間の生きている気候とですね
それから社会の状態っていうのを
よく考えてないっていうことになりますね
子供も非常に その点じゃ大きいんで
十八歳成人っていうのは
ちょっと私は早いかなと思うんですね
二つの理由があります
一つは具体的に 大学生を教育してると
二十歳でも ちょっと早いかなと思いますね
二十二か 二十四ぐらいがいいかなと思ったりします
そこまでは 子供として社会が
ある程度保護するという言い方ですね
保護っていうのは 例えば
親権者がいなきゃいけないっていう風に
固く考えなくてもいいんですが
まぁ少なくとも選挙権はいらないし
それから やっぱり
自分のことを中心に考えるという時期がですね
もう少し必要かなっていう風に思いますね っていうのは
これはパンツのゴムって言いましてね
私の考えじゃなくて
平均寿命が延びてくると 人間は身体的成長もですね
頭脳の成長も少し それに応じて長くなるっていうことは
前から言われております
百年前まで日本人の平均寿命は四十三歳
男女とも四十三歳でしたから
ですから 今の八十何歳と比べますと
ちょうど半分なんですね
その頃 大体成人って言いますと
十四歳ぐらいなんですね
まぁ色々な成人の決め方ありますが
まぁ成人を名乗ってということですね
そういう点では
男性大体 十四から十六
女性が結婚を し始める年っていうのは
大体十五っていうことでですね
大体十五歳ぐらいが 大人の年齢ですね
現在は十四歳が思春期の始まりなんですね
そういう点ではですね
平均寿命は四十三から八十六に
なってるとするとですね
成人になるのも十五歳から三十歳に伸ばすと
言うのが正しいんですが
三十歳って ちょっとやり過ぎかなということでは
二十歳の年齢を
二十二歳成人にするのは いいんじゃないかと思うんですが
十八歳成人するっていうのはですね
これは逆方向なんです
何でこんな逆方向が世の中に出てくるかっていうと
単に 十八歳とか十九歳の少年の犯罪がある
これをちゃんと 罰しなきゃっていうですね
いや実はですね
人間っていうのは未完成の時があるんですよ
僕なんか 二十歳過ぎても未完成でしたね
未完成な人間を厳しく罰してもですね
これは その罰せられた人間もあまり良くないし
社会も あんまり得にならないんですよ
ですから 成人を十八歳まで下げろっていうのはですね
極めて浅薄な 歴史も知らない
教育学も知らない なんか反社的?に出てくる
つまりNHK的っていうんですかね
あまり考えないマスコミの レベルの低さを
そのままなんていうかな やったということで
非常に望ましくないですね
こういうマスコミのレベルの低さが
そのまま 我々の社会を作るようになるっていうことは
私は非常に不満ですね
ただ現在はマスコミの力が大きいですから
十八歳にしろとかいうようなですね
それからまぁ マスコミでコメントをする人がですね
歴史もあまりご存じない 教育というのもご存じない
また人間っていうのも知らないっていうことですね
それから全身の知恵っていうのがあるわけですね
現在は大脳皮質の知恵だけなんですね
大脳皮質っていうのは 生まれた時に
ご両親ともに英語がペラペラでも
生まれた子供は英語の単語を一つも知らない
ということで分かるように
大脳っていうのは生まれてから育つもんなんですね
ところが我々には もっと大きな宝があるわけです
それは五億五千万年間の
生物の知恵ですね これがあるわけですね
これも一緒に学んでですね
これはでんとうのう?にあるんですけど
でんとうのう?にあるばかりか
おそらくは人間の体全体ですね 筋肉とか
そういったものにも 知恵があるわけですね
そういった知恵全体をですね
やっぱり大人になるまで生育する
それは学校の勉強だけじゃない
やっぱり近くの友達と遊ぶ もしくは危険な思いをする
また旅行もする そういうことを通じてですね
やるわけで 頭でっかちの子供を作って
日本国が良くなるとは思えないんですね
その意味では私今日 十八歳成人
それから共通一次についてはですね
46パーセントの受験率って やっぱり低いと思うんですよ
これはある時にですね 大臣がですね
大学に進学するのは 40ーセントぐらいでいいよ
なんて言ったんですけどね
いやそれはね ヨーロッパの考えなんです
ヨーロッパっていうのは
5パーセントの支配者を作ればいいんですね
ですから大学は 
30パーセントでも 40パーセントでもいいんですよ
ところが日本はですね
天皇陛下一人の権威に対して
国民は全部 平等ですよってことなんですね
ですから 国民が平等だという社会を作るためには
大学に進みたい人は進めるといういうことで
特にですね 大学は勉強するものとかいう風に
規定しないでいいと思うんですね
一般的に アンケートを見ますとね
大学生は勉強しないのはけしからんなんてあるんですけど
別に大学生は勉強するのが目的じゃないんです
それは支配者になるためには 勉強が必要ですが
人間として成長するためには 大学でスポーツしたり
友達と交わったり
あるいは遊んだりすることによってですね
それからの長い人生を
やっぱり立派な大人として 生活できるようにする
ということが目的ですので そこら辺ももう少し深く
日本社会がですね 教育について考えてくれればいいなーと
そのように思います

2021年12月21日 (ヒバリクラブ)

#武田邦彦

2021/12/20

NHKのウソ報道の原因 が分かった!その4 輝ける頃の4つのNHKのドキュメンタリー作品を見てみた。それでわかったNHKのポンコツ度 レベルの低いNHKはなぜできたか? その2は「山の分校の記録」 その3は「新日本紀行、葛飾と河内」 その4は「失踪する日本、光と影」(武田邦彦)



本日の収穫(3648文字) 

さてですね なぜNHKがこれほど嫌われ
嘘の報道を続けるのかという原因はですね
NHKの最盛期 みんながNHKを愛してた時
好きだった時 まぁその時の映像を見て
探ろうという風に 私は思ったわけですね
でまぁー ちょうど入院したこともあってですね 
時間もたっぷりあると
輝ける頃の
四つのNHKのドキュメンタリー作品を見て
それで私はやっと 現在のNHKの嘘放送というものを
理解することができました
その基本的な原因は NHKがポンコツだったから
もしくは 悪人だったから
しかし悪人だったとポンコツだったと比べると
どうもポンコツだった方が 本当だったように思うんですね
最初に山の分校の記録という
非常にこう 心温まる素晴らしいドキュメンタリー
それからその次に 新日本紀行の葛飾のものと
大阪の河内のものと 二つ
比較しながら お話をしました
今日は最後にあたりますが
疾走する日本 光と影と題した作品で
1960年から1975年ぐらいが中心なんですが
全体としては 戦後50年をですね
40年かなー 40年を振り返った
日本社会の成長と
それに対する見方がですね
非常にこれもNHK 当時のNHKらしい優れた技術と
演出構成によって作られております
ちょうど東京オリンピック 東京オリンピックっていうのが
朝鮮戦争の復興の次に来た 大きな日本の成長の機会でしたね
道路は舗装されていなくて泥道
そこに三輪自動車が揺れながら走っているという
戦後の日本の象徴的な風景ですね
それから徐々に 東京を中心として
地方に発展していく 進歩の近代化の状態
それが まとめられる大阪の万博
万博後の変わってしまった
日本社会というものなんですね
この取り扱いを見ますとですね
光と影とありますけども
影を非常に強調してますね
例えば 四日市ぜんそくなんか出てきますが
四日市ぜんそくっていうのは
どういう公害かというとですね
四日市を工業地帯にする時に 工場ができますね
その時に 工場ができる時に
まず煙突が必要なわけですよ
色んな物を燃やしますからねー 
そうすると煙突を建てたわけですよ
このくらいでいいだろうなと思って
30mぐらいの高さに煙突を建てるわけですよ
そこに働く労働者の住宅はですね
工場に近い方がいいだろうなーと思ってですね
そして近くに 工場の周りに住宅を作るわけですね
それはね 悪いかっていうと悪くはないっていうか
人間の知恵っていうのは そういうもんなんですね
それで工場を運転し始めますと 工場から出た
まぁその時は 亜硫酸ガスが主たるもんでした
それが重たいもんですからね
亜硫酸ガスSO2なんですよ
硫黄っていうのは
大体1原子で32の分子量を持ってまして
酸素は 2分子で32ですからね
合計で64 分子量は64のガスなんですね
空気は分子量が大体29ぐらいですからね
だから半分以下ですから
当然 煙突からでた亜硫酸ガスはですね
どんどんどんどん近くの
労働者の住宅のとこに落ちるわけですねー
ですから 喘息になった
これがまぁ 四日市ぜんそくなんですね
発展する時っていうのはですね
発展する 発展させようとした人たち
例えば工場を作った人たち 技術を作った人たちが
悪意で喘息をもたらそうと思ったわけじゃないんですよね
そういう風に こう言う人もいてね
本当にこう 人間っていうのは
自分の立場を強くしようと思って
嘘を言うなーと思うんですが
誠心誠意やって そうなるんですよ
四日市ぜんそくでは
もっと滑稽なことが行われたわけですね
煙がすぐ落ちるんで 労働者住宅の人が喘息になる
じゃぁー まずいと思ってですね 煙突を高くしたんですよ
80mとか100mとか高くするんですよね
高くすると今度は 煙は労働者住宅に落ちませんよ
これで解決したと思っわけですから
変な話なんですけど まぁ思ったんですよ
誠意をもって そう思ったんです
そしたら高い煙突から排出される 重たいガスはですね
少し風にたなびいてから地上に落ちますから
いずれにしても分子量がですね 64のガスがですね
空気が29だったら
必ずどっかに落ちるわけですからね
落ちるんですよ
それで四日市の工場から離れた
町の人たちが今度喘息になるんですよ
おっといけないと これはいけないと
いうことになって
今度はどういう風に考えたかっていうと
やっぱり工場から出る煙自身が
綺麗じゃなくちゃいけないなーって気がつくんです
それまで10年ぐらいかかっちゃうんですよね
工場とかよく知らない人間の知恵とは
よく知らない人はですね
それは サボったからだって言いますけど
そうじゃないんですよ 気がつかないんですよ
人間とはそういうもんなんですよ
公害っていうもんのほとんどがそうなんですね 
悪徳公害ってありますけどね
その後は四日市は素晴らしかったんですよ
その後 こういう状態になる
これはあのー 人間が何か新しいことやる時にですね
知恵が回らないわけですから しょうがないんですね
それで喘息患者がでる これは大変だってことになって
その後 その頃に非常に注目された公害は
四日市の喘息と水俣病
水銀の水俣病だったんですけど
水俣はですね 考えかたが間違っちゃったんです
生産するのが悪いになっちゃったんですよ
だから量を減らそう
生産量を減らそうということになったんですね
しかし生産量を減らすったってもう工場は動いてます
その工場は日本にとって大切なんで
動かせざるを得ないわけです
だから生産量1/2ぐらいにして 生産するんですよ
それが簡単には水俣だったわけです 
減らせ減らせとみんなが言うから
しかし出てくる有毒物は1/2に減るだけですからね
同じような病気になるんですよ
ところが四日市の人はすごく偉かったんですね
偉かった人は誰かっていうのは大体は言えるんですけども
それはまぁ あまりここで言わないことにしましてね
四日市でどういう風にしたかっていったら
工場から出る煙を綺麗にしなきゃいけない
綺麗にするには 量を減らしたって綺麗にならないから
技術で 汚いものを
もうなくてしまおうということにしてですね
数千分の一にしたんですよ
数千分の一に 
生産量を減らすっていうことはできないんですよ
それ社会は発達しませんから
実際上できないんですね 
実際上できないんです だからそれはそうした
それで四日市は現在では生産量は当時よりか
ずっとずっと多いんですが
空気は当時よりか
何千分の一になって綺麗になったんですね
その時にこう人間は何を考えるかっていうのが
致命的に重要なんですね
すごく重要なんですよ
要するに そこで
頭が働かなきゃいけないってことになるんですよ
ただ減らせ ただ駄目だ
ただ江戸時代に後退しろって言ったらですね
人間の平均寿命は43歳
日本人の平均寿命は43歳のまま
みんな一生懸命 鍬を振って畑を耕しですね
赤ちゃんのおしめは 汚いおしめのまま
お母さんが一生懸命洗う 洗濯機もない
冷蔵庫もないっていうような
時代のままになってしまうわけですね
それは今でもですね
そういう国はいくらでもあります
そういうところの言わば貧困な街に行くと
本当に可哀想だっていう感じがしますよね
しかし 少し昔の日本はそうだった
要するに 人間が幸福になる
健康になり長寿になり文化的生活を送り
苦しさが少なくなるということは
どういうことかっていうと
必ず知恵がいるんです 昔に返るとか
ノスタルジアを考えてはいけないんですね
それはもう私の意見じゃないです もう意見を超えてますね
というのはもう 事実がそうだからですね 
事実がそうだったわけです
全世界的にそうだったわけですね その時に
NHKが発展というものはどういうものか
つまり光の部分が 80パーセント
影の部分が 20パーセント
このものを発展しないのかどうか ということを
このドキュメンタリーで投げかけてくれればですね
それは その後の日本人が
例えば その後に起こったミドリ十字事件とか
そういうのは色々あります
産業上の事件もあります
それから交通とかそういう意味での事件もあります
そういうのは解決が非常に速くなり
また犠牲者を減らすことができたでしょうね
だけどこの四つのドキュメンタリーで
山の分校 葛飾河内そして疾走する日本
これでNHKが描いてきたものはですね
人間には知恵はないと
知恵はないから新しいことをやってですね
たとえ我々がそれによって
幸福になってもやめたほうがいい
これを象徴したのが NHKの最後のこの番組でですね
語り手がですね
暴走日本 暴走発展っていったかなー 
高度成長暴走成長かな激走成長かなんかに
間違って言っておりました
この日本の発展が早かったのは
暴走したわけじゃありません
日本社会が平等だったからです
日本社会が平等だということが 発展との関係で
どうなったかっていう 考察こそがですね
1960年から1975年のあたった高度成長の
日本の社会現象の本質にあったわけです
それをNHKが報道しなかったということを
今度私はこれを見て つくづく感じまして
この延長線上が 現在の嘘番組に繋がってるっていうことも
明瞭に分かりました
やはり嘘番組をなくすためには
NHKが高度な判断力を 知識と判断力を持ち
誠実な心で番組を作るということだったんだなーと
それがなかったために
結果としてNHKは今
嫌われるNHKに変わったんだなと
いう風に私は思いました

2021年12月20日 (ヒバリクラブ)

#武田邦彦

2021/12/19

NHKのウソ報道の原因 が分かった!その3 輝ける頃の4つのNHKのドキュメンタリー作品を見てみた。それでわかったNHKのポンコツ度 レベルの低いNHKはなぜできたか? その2は「山の分校の記録」その3は「新日本紀行、葛飾と河内」(武田邦彦)



本日の収穫(3058文字) 

NHKが今は非常に嫌われてるわけですよね
嫌われてるのを 何でそんな必死になって
受信料を徴収しようとしてるのか
それはまぁ NHKとしてはもちろん
もちろんNHKとしては言い分がありますよ
しかしそうは言ってもですね
あまりに極端で醜いですよね
もう恥ずかしいっていうか
見てるほうが恥ずかしいっていうかですね
噓の報道はするは
まぁそれはちょっと 
NHK言いわけがあるんでしょうけどねー
政府が右と言えば右 
左と言えば左とやるとNHK会長は言うは
そういう中で 壊れたテレビなんだから
払わなくていいじゃなかっていったら
直してから見ろという 最高裁判決があると
そんなような状態で本当にこう 日本のこう恥部というか
恥ずかしい部分になりつつありますよね
NHKの存在自体が
あんなに良かった みんなに愛されてたNHKがですね
そこで私は なぜNHKっていうのが
こんなに嘘番組を続けるんだろうかと
それにはやっぱり原因があるだろうと
その原因は 現在のように
嘘番組が続いてる間のやつじゃ駄目で
輝かしい時のNHK みんなに愛されてた時の
宮田輝とか高橋啓三とかですね
花菱アチャコとか それからまぁもちろん
NHKの人じゃなくても 石黒敬七とかですね
そういう人達がNHKで活躍した
本当にみんなでNHKを応援してた頃ですね
その頃のNHKの良い番組
昭和四十年辺りからちょっと後 五十年とかですね
そこら辺をこうずっと見てみました
それで山の分校と記録っていうのは
この前お話ししましたが
番組は非常に素晴らしいNHKの技術を利用した
ドキュメンタリーですけれども
そこで国民に対して
どういうメッセージを送ったかって言うと
日本の教育の素晴らしさとかですね
諸外国に比べてですよ どういう点が全然違うのか
それから東京と地方の格差がですね
憲法違反とも言うべき程 酷かったのか
ということは全く触れずにですね
この山の分校の記録というドキュメンタリー見たら
お涙頂戴なんですよ
ですから インパクトは強いし
芸術作品としてはいいんですけど
何かを伝達するという意味では
もう本当に ここに
NHKの今の酷さが含まれてるなーと思いましたね
今日はNHKの有名な好評番組 新日本紀行ですね
このうち 昭和四十年から四十三年ぐらいの作品なんですが
葛飾 東京の郊外の葛飾ですね
荒川と江戸川の間に挟まった地域ですね
それから 大阪では沼地が多かった河内ですね
この二つのドキュメンタリーについて
考え方を述べたいと思います
えー 葛飾というとこはですねー
東京から橋がない荒川ですね
それの向こう側になりますから
東京都に編入はされましたけれども
東京都とは ちょっと違うという感じのところでした
しかし柴又という名前で分かるように
下町の一角であってですね
そこで荒川に渡り船がいるという
そういうような時代でしたねー
それが だんだんだんだん開発され
帝釈天だとか
そういった江戸風の人情の時代からですねー
大規模公団団地が立って 変容していく葛飾
その間の物語を NHK的なドキュメンタリーにしてですね
素晴らしい これも作品です
大阪の河内もそうでした
こっちは野崎参りですからね
野崎参りはー♪ と この歌が入って
河内というのが
どういう文明をもたらしたのかということを示し
それが やはり葛飾と同じように
近代化されていく過程というものを
ドキュメンタリーで示している
いや私も河内に行って一杯飲むとすごくいいですよ
もうそれはね 堪えられないぐらい
日本人の心に がしっと組み込めますからね
それは 新日本紀行としては
そういう面での 描写っていうのは必要だし
歴史的にも意味があるでしょう
しかしですね
全体を流れる調子は やっぱり駄目なんですよ
葛飾が発展することによって
葛飾の人の平均寿命っていうのはですね
五十何歳からは八十歳まで伸びたんですから えー
それはですね 
渡し船がなくなったことなんですよ 実は
公団になったことなんですよ
それから河内もそうですね
河内も 生活も随分よくなったし平均寿命も随分伸びた
なぜかって言ったら
やっぱり蓮の田んぼっていうかね
男が胸まで泥に浸かって
蓮を引き上げるということが
なくなったからなんですよ 実は
でねー やっぱり発展というのは
二つの面がもちろんあるわけですね
ですから 昔が良かったという面と
改善された今がいいっていう面が二つあるんですよ
しかもそれは時間軸ですね
もう一つは地域的なものがあるわけですね
日本がなぜ こう急速に1960年ですね
60年から1990年の30年間
超高度成長によって 日本人の寿命が30年も伸びた
それから生活はもう がらっと変わった
その中で もちろんマイナス面もある
まぁ私が見ると
マイナス面は20パーセントぐらいありましたねー
プラス面は 80パーセントぐらいありました
プラス面が 80パーセントまであったから
みんながそれを良いとして 採用していったわけですね
日本国民は馬鹿だったわけじゃないんですよ
この新日本紀行もそうですが
山の分校の記録もそうなんですけども
日本人は馬鹿だ NHKは偉いんだっていうのが
もう ぷんぷんとしてますね
もちろん NHKの人はそんなこと言いませんよ
それは 古き良き日本をちゃんとドキュメントしてんだと
それはそうですが なぜそこにですね
なぜ日本人は じゃあー 柴又の渡し船がなくなったのか
なぜ蓮の栽培 蓮の出荷がなくなったのか
そこでなぜ 葛飾の人と河内の人はですね
それを選んだのかということは 全く触れてないんですね
それからもう一つ
これは日本人の特徴なんですけども
これは そのドキュメンタリーにもよく出てますけど
葛飾も河内もですね
映像の中には 差別というものは出てきません
出てくるかなーと思いましたけど
出てきませんでしたねー
内部には若干の差別はありますが
それはヨーロッパや中国なんかに存在する
もう その人間と奴隷とかですね
人間と野獣と言ったような
厳格な差別ではないんですよ
表面にはね みんなが一緒なんですね
みんなが一緒であるという日本がですね
だからこそ 急速な発展ができ
その急速の発展の歪みはですね ものすごく少なかった
それはやはり この新日本紀行ではですね
新日本紀行という限りには 出さなきゃいけない
つまりですね 私は何を言おうとしてるかって言うとですね
山の分校の記録もそうですし
葛飾と河内もそうですが
日本人をいかに馬鹿にするか アホにするか
つまり世界情勢も分からない 時代変化も分からない
文明と衛生とか そういった全体像も分からない
人間の希望も分からない
日本社会の特性も分からない
ただ ただ浄瑠璃の世界で
お涙頂戴を喜ぶ日本人でなければいけないという
ドキュメンタリーの構成なんですね
これをその当時 
まぁ昭和40年から50年 60年にかけてですね
NHKが故意にやったか
そうじゃなくて NHKの人たちの実力の範囲だったか
と言うとですね これは半々だと思うんですね
実力の範囲であることも確かにそうです
その頃のいわゆる文化人
東大教授をはじめとした文化人
そういった人たちは
みんなこの考えなわけですね
片方しか見ない
古いものが壊れていく時の哀愁
それから 元々政策が悪くて
変なことになっていることの現実
それだけを取り上げてですね
実際にその中で 日本人というものが
頭の良い平衡感覚の優れた
平等意識の高い日本人というものが
結局 何を選んできたのか
その何を選んできたのかと
いうことに対する尊敬心というものが
NHKには全くなかった
それが NHKによって複写されて
それが放送として日本国民が見て
それによって日本文化 日本社会というものが
大きく後退していくという姿を
この新日本紀行の中で見るわけであります
その意味では 非常に問題があって
この根は深いなーと いう風に
私は本当に強く思いました

2021年12月19日 (ヒバリクラブ)

#武田邦彦

2021/12/18

NHKのウソ報道の原因 が分かった! その2 輝ける頃の4つのNHKのドキュメンタリー作品を見てみた。それでわかったNHKのポンコツ度 レベルの低いNHKはなぜできたか? その2は「山の分校の記録」(武田邦彦)


 

本日の収穫(3211文字) 

NHKの嘘報道の原因が分かった その2ですね
その1では 私が色々考えた四つの番組
古いですね あのNHKが輝かしい頃
現在のNHKの低迷っていうのは
やっぱりNHKが輝かしい頃の まぁ間違いというか
それが ある程度出てきたわけですからねー
その一つとして 今日は山の分校の記録という
非常に普通の番組ですね
NHK本当に NHKらしい
昔のNHKらしい良い番組です
ここでわざわざ 良い番組という風に言いたいんですねー
ちょっと背景に音を出して
お話をしようと思うんですが
まぁ音楽は
分かりますよね
こういう日本のですね
山村の 山の山の奥の方の分校なんですね
そこの分校には
栗山小学校っていうとこですね
本当にこう山だけに 木こりですね
木こりの人が昔いた その木こりの残りがですね
もうそろそろ 木こりができなくなっては来てるんですが
しかしそれが残っている
そういう状況が最初にずっと移りましてね
そして 子供達はやっぱりどこの子供達もそうなんですが
明るくて屈託がなくて
ただ山に閉じこもってるので
感受性も低くなるしですね
やがて この子達も男の子は木こりになって
山の中に入って危ない作業してですね 炭焼きをすると
女の子は結婚して奥さんになって
子供を産んでっていうような そういう未来ですね
それを一生懸命 村の分校の先生
これはあのー 先生っていってもですね 老夫婦なんですね
新しい先生もおられたんですが
なかなか続かないってことで
老夫婦の先生が二人
男の方の先生は 社会とか工作とか教えて
女の方の先生は音楽とか そういうものを教える
そのうち女の方の先生が ご病気になって
街の方に行って入院をする そしたら
男の先生だけで 一生懸命単身赴任で頑張ると
そういうこのね 山間の敷地で
それでずっーと教えていくわけですよ
それでやっぱり子供達は 発育は不十分なわけですね
そしてあのー 先生が自分のお金を出して
子どもたち数人を街に連れていく
そこで街でですね
彼らはテレビを見るわけですよ
びっくりするわけですよ
テレビって まぁ昔はそうでした
私達も僕は東京に住んでましたけど
テレビをやっぱり 街頭テレビで見ましたからね
その時代ですねー
そういう時代のことなんですよね
子供達がテレビを欲しいということで
巡回して回ってる
テレビを先生のご努力で 学校に来てそれを見て
子供達が非常に明るく 活発に成長すると
テレビ教育とはいかに大切かと
ということを示しております
そして子どもたちの目が少しずつ生き生きとし
その中で ドラマとしては木こりの人がですね
木を切ってそしてやっていくうちに ある時に怪我をする
その怪我をした お父さんの状態を見ながら
この町の将来は どういう風にするべきかということを
学芸会で発表する
親たちはもうその びっくりしちゃってですね
というふうなことで
やがてそのテレビが学校に来る
それによって学校の発展に繋がるんだと いうテレビで
これは非常に良いテレビの番組ですねー
何回見ても素晴らしい
ドキュメンタリーの技術も素晴らしいしですね
内容 書かれてる内容も素晴らしい
だけど今日はNHKを持ち上げるための
あのひばりクラブではないもんですから
この素晴らしい NHKのドキュメンタリーのテレビの中に
やはり私はですね
まぁ今後明日あさってと ご紹介するやつは
もっと酷くなるんですけど
一番良かったこの番組の中にもですね
やっぱりNHK没落のもとが残ってたなーと思いますね
これは非常に筋が単純に作ってありまして
筋が単純に作ってるってことは いいことなんですよ
別に悪いことじゃないんですが
えーまぁ 日本には山の山村がある そこに分校がある
どうにもならない教育が
せめて文部省としては教室と それから夫婦の先生方
老夫婦を派遣することしかできない ねー
街はもう素晴らしい学校なんですが
それができないということなわけですね
それは現実だったわけですから
それはそれでいいんですけどね
その中で少しずつ目覚めていく児童
それをNHKがアシストしていくと
これは非常に大きな成果があったってこと
何のもう普通に見たら 何の欠点もないんです
ただ今のNHKの酷さですね
嘘つき 嘘番組ばっかする酷さの
やっぱり根本は ここにあるんですね
こんなに良い番組でも
ここに根本があるんだなーと思いました
それはですね 全体像は見せないっていうことなんですよ
この場合の全体像は
普通に ごくごく普通に考えたら
世界の教育と日本の教育の比較ですね
それから一つは
日本の教育の中の都会の教育 町の教育
こういった山村部の教育
そういったものの教育の分配の問題ですね
この問題が一番大きいんですよ
これをやるためには
NHKのこの放送はですねー
世界でも日本の山間部の教育は
酷いなーと思わせるように演出がなってます
それから町の教育 都会の東京の教育と
これほど違ってもいいんだと
それは日本人の中に階級があるんだと
田舎っていうのは もういいんだと
お金もないんだから そんなことまで
応援しちゃいけないんだっていうことを
二つが隠れてるんですよ
この隠したっていうのはですねー
NHKに好意的に取れば当然であって
番組一つで世界の教育と日本の教育とか
日本の教育の中の
この教育の偏在性っていうものをですねー
示すことができないから
この山の分校の記録においてはですね
山の分校の現実は そのままもう分かってもらって
その上で その中で行われている
一つ一つの努力を見せると いやこれは実はね
今でも このレジ袋の回収とかですね
リサイクルとか地球温暖化とか
それから消費税の問題だとか
そういうのに非常に色濃く出てる
NHKとか日本を没落させる
反日日本人の 一つの手なんですね
これは多分 
まぁ一つはNHKもちろん分かってるかもしれませんが
分からないようにやっております っていうのはですね
世界において日本の教育っていうのは
非常に優れているんですよ
もう優れてるっていうかですね
これは国民一人一人の素質なんですね
例えばこの番組で放送される
山の分校の先生の教育に対する熱心さ 態度 レベル
これはね これをちょっと
他の国と ちょこっとでも比較したらですね
うわー違うなーと思いますよ
それから日本の子供の就学態度
勉強するタイプですね
立派なもんなんですよ
いやこれなら それはそうだなと思うようなことで
明治時代に日本人が
ものすごく教育程度が高かったと
いう風に言われるわけですが
その一端があるんですね
それをちょっとでも放送してくれれば
この教育問題に対する皆さんの認識が
凄く高くなったと思うんですよ
これはお涙頂戴なんですよ 単に
お涙頂戴のレベルで NHKの放送することによって
みんながNHK様ありがとうと
いうような気持ちになるように
編集されてるんですよ
それからもう一つは
日本の文部科学省の 文部省の教育政策ですね
この頃の東京の小学校 東京じゃなくても
例えばこれが 新潟だったら
新潟の市の小学校と一緒にちょこっとでも
これ五分でも放送したら これはね
テレビの問題じゃないよって
いやー これはNHKが努力して
テレビをその分校に回したことによって
子供達がこんなに良くなったっていうことなんですけど
全然違うよと これは
これはね 文部省の教育費の分配がですね
日本の場合はもう全部あれなんですよ
あのー 結局全部ですねー
都会中心なんですよ
それは どういうことかと言ったら
教育を受ける児童は 日本の宝であり
日本人全員が 同じ教育を受けるべきなんですよ
ちゃんと憲法にも そう書いてありますよ
ところが文部省は違うんですね
文部省は東京の人は金を儲けてるから
いい環境で子供達を勉強させる
山間部はもう
税金ちょっと収めてくれないから だから
そこの子どもたちには貧弱な教育をする
これに費用を当ててたらね
これはNHKの問題じゃないし
テレビ教育の問題じゃないということが分かりますね
つまり一見して素晴らしい この番組っていうのは実は
本当のことを隠して
お涙頂戴によって
みんなをNHK支持者にするということが
最初から計画されてた 残念ながらね
本当残念ながら 
計画されていた番組であったということなんですね
本当に考えさせられました
この番組にはですね

2021年12月18日 (ヒバリクラブ)

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