2021/12/31

暮2:誰も知らなくても自分が知っている 自分自身に対する誠実 (武田邦彦)



本日の収穫(2250文字) 

このブログもだいぶ このヒバリクラブになってですね
調子が出てまいりました
今日は一区切りということで 私の好きな言葉ですね
誰も知らなくても 自分が知っている
昨日はですね 誠実であったかと
この一年は誠実であったかと
誠実であったかどうかっていうのは どちらかと言うとですね
自分自身に対する誠実であるということもあるんですが
主には やはり他人に対してですねー
家族に対して もしくは友人に対して 近い人に対して
それから職場に対して
それで指導者の方々はですね
例えば学校の先生なら 生徒とか学生に対して
役所の人なら国民に対して 議員さんでも国民に対して
小学校の先生なら
やっぱり生徒さんに対してという風にですねー
まぁ主に相手に対して 自分が誠実であったかっていうことは
非常に重要なことですよね
どんなことでも重要だと
本当にこうお金のために なんか誤魔化さなかったか
自分に都合いいこと言わなかったか
本当に相手の幸福のことを考えてやってたか
自分のことよりか相手の幸福
自分の健康よりか相手の健康
その方に心が向いたかっていうのが まぁ
昨日お話した内容なんですが もう一つはですね
誰も知らなくても 自分が知っているっていうことは
長い人生を送った人は それなりにあるんですよね
これは全部なくそうと思うと 中々できないというか
私はやっぱり あんまりいいことじゃないと思いますね
人間っていうのは ある程度はですね
自分だけが知ってるという
都合の悪いことって言ったら 都合の悪いことなんですけど
そういうことを知ってて
まぁいいんじゃないかと思うんですねー
それが10パーセントぐらいか 20パーセントぐらいか
仲人口とも言いますしね
これは俺の胸の中だけにしまって 墓場まで持ってくよと
まぁいうことも正しいですよね
人間っていうのは それほどきれいなもんじゃない
世の中っていうのも 汚いものを含んでいるんですね
表面上は非常に順調であり
みんなが法律を守り ちゃんとやってるというんですが
しかし まぁ10パーセントから20パーセントはですね
その中に 自分だけが得しようと思ったり
時々色んな邪悪な心が起きたりですね するもんなんで
それも排除しようと思うと
人間ではなくなるっていうかですね
そういうところがありまして そこが難しいですが
一応ですね 原理原則としては
やはり言葉の中に
誰も知らなくてもあれは俺は知ってるんだ
これはあのー 小説なんかがいいですね
やっぱり哲学書とか そういうものですと
あんまり正面から 行きますものですから
ですから 誰も知らなくても自分が知っている
だけど これは隠しとかなきゃいけないことだ 
なんていうのはですね
そういう人間独自の悩みっていうのは
やっぱり小説によく出てくるもんなんですね
しかし 本当にそうだなーということを
思うことが随分あります
ですから他人に対して 指導者って言いますとね
学校の先生とか議員さんなんかを思い浮かべるですけど
母親でも指導者ですよ 親でも指導者ですね
そういった指導者というものが
やはり持っている大変なもんっていうのが
誠実さであると いうことが言えるわけですよね
それから見れば こっちの方が少し甘いと言えますかね
誠実さも徹底的に誠実であるっていうと
ぎくしゃくするんですが
まぁ10パーセントぐらい不誠実でもいいけども
90パーセントは誠実だ
じゃあ誰も知らなくても
 自分が知ってるというのはどのくらいかっていうとやっぱり
まぁ20~30パーセントは
誰も知らなくても自分が知っている
ちょっとごまかしてるなー ちょっとこれは問題かなー
絶対思うけど まぁ心の中に留めとこうっていうのは
20~30パーセントぐらいは
あってもいいかもしれませんね
それが言ってみれば その人間というものであると
しかし それでもですね
やはり 思い出してみる必要がありますね
誰も知らなくても自分は知ってるんだ
これはまぁ 別の言葉で言えば
お天道様の下では嘘をつかない
お天道様の下で嘘をつかないって
これはやっぱり難しくてですね
その天道様の下ではなのか
お天道様は照ってない夜は
少し嘘ついていいのかと
そうだという風に 僕なんか思ってるんですね
なんでかっていうと 人間には逃げも必要ですし
影も必要ですし そういう意味から言ったら
少なくとも
お天道様の照ってるところで嘘はつかないとこう
これはまぁ 例えば社会とかですね
公的な場所とか そういう場所で嘘をつくっつうのは
やっぱりまずいと 自分が一人でいるとかね
そういう時にっていうか 夜ですね
お天道様出ない時に 若干の嘘っていうか
仲人口ぐらい いいだろうっていうのが
まぁ言葉の裏に入ってるような 気もするんですね
いずれにしても 今年は色んなことがありました
とても いい年でもあり
また起伏のある年でありましたね
いいことあり悪いことありという
起伏のある年ではありました
私としては 体の面では色んなことがありましたし
それは誰でもありますね
自分の体も完璧ではありません
もちろん怪我もすれば 病気もすれば悩みもあるし
ノイローゼにもなる 色んなことを通じてですね
そして全体として
まぁ七割良ければいいかなーという感じですね
この一年を締めくくるにあたって 私はですね
人に対して誠実であったか
不誠実は10パーセントぐらい
それから 誰も知らなくても自分が知っている
自分自身に誠実であったか
まぁ80パーセント
誠実だったらいいかなーという風に思って
一年を振り返っているわけであります 
それでは 一応ここでですね 長い間ヒバリクラブ
ちょっと新年になったら少し
装いを変えようかなーと思ってますんで
一応の区切りですのでですねー
ここで皆さんに ご挨拶をして
今年の終わりとしようかと思います

2021年12月31日 (ヒバリクラブ)

#武田邦彦

2021/12/30

暮:今年は誠実だったか? 誠実でなければ人生は暗くなる。 誠実でなければ日本の子供はダメになる。 特に指導者は社会に対して誠実であること (武田邦彦)



本日の収穫(3025文字) 

暮れも近づきまし 
暮れも近づいたっていうかもう暮れなんですが
二つですね 私自身も含めて
やはり年の終わりはですね 反省と
年の初めは 未来ということなんで
大晦日をはさみましてね
気分も一新するというのが またいいことなんですね
太陰暦と太陽暦と違うもんですから
もちろん1月1日というのも
本当に 絶対的に意味があるかと言われるとですね
ちょっといけないんですが
昔でしたら冬至ですね 今で言えば大体12月22日
太陽がどんどんどんどん短くなり
これ北半球のことですけども
もうこれで この地上も終わりになるかなーと思うと
次の日からまた日が長くなるというのもまぁ新年 
一番新年みたいなものですね
ですからまぁ イエス様が本当に12月24日に
お生まれになったかもしれないけど
この12月の20何日というのはですね
全世界的にやや新しい年が
始まるというようなことが行われるわけですね
これはまぁ太陽の日が長くなるということなんですが
その時に そのちょっと前にはですね
反省が必要だと 私は今年の反省の一つはですね
特に指導者 指導者つっても国会議員なんかもありますけども
学校の先生とかありますが
人は多かれ少なかれ指導者なんですよ
例えば親になれば 子供に対する指導者ですしね
先輩になれば 後輩に対する指導者だったりしますから
誰でもある程度は指導者なんですよね
完全に指導者じゃないっていう人は
本当に数が少ないという風に思いますけどね
まぁ私が最初に思うのは
今年は誠実だったかっていうことだと思うんですね
私の人生で忘れられないのは やっぱり
2011年の福島原子力発電所の爆発の後の
マスコミの人たちですね
これは爆発してから どのくらいでしたかね
2週間か ぐらいだったと思うんですが
朝日新聞 日経新聞 読売 毎日新聞
その他の大新聞とかですね
NHKその他の大テレビという記者はですね
カメラマン 一斉に福島から引き揚げました
そして4ヶ月経って
その人達が 恐る恐る放射線防護服を着て
福島に入ったら
そこにみんな福島の人達が普通に生活してると
このことを私に言っていただいた人は
ある大手の4大新聞の記者でしたね
年の頃は 大体45から50ぐらい
誠実そうな記者でした
東京のあるホテルのレストランの
ちょっとインタビューできるような所を作ってもらった所で
彼は顔が歪んでましたね
私が新聞社に入ってから初めて
こんなに辛い思いをしたことはない
だって先生どういうことが行われたか
事故が起こって しばらくたって
我々は全部 福島県から引き揚げました
それは会社の指令で引き揚げました
聞くところによると労働組合が
従業員の安全のために
引き揚げろと言ったから
引き揚げたという説明を受けておりますが
まぁとにかく
それは言い訳にもなってるわけですが 引き揚げました
引き揚げて4ヶ月経って 福島に再度入る時までですね
我々 新聞紙上に被爆は安全であるととか
1年1ミリシーベルトは嘘だとか
そういうことを書き続けてきましたと
読者の人は それでそうだそうだ
それで忘れないのは
それから福島に入って 福島の人たちが
普通の格好して 働いてるのを見て
大丈夫ですかと言ったら その人たちが何て答えたか
新聞に大丈夫だと書いてあったからと言ったらしいんですよ
それでその新聞記者はもう
自分の人生でこんなにつらかったことはない
と私に言ったんですね 耐えられなかったんでしょうね
せめて私に言って
少しは気持ちを晴らそうと思ったんでしょうね
あの頃から日本人のそういういわゆる
新聞記者ってやっぱり指導者ですよ
というのは新聞記者によって みんな影響を受けますからね
学校の校長先生 学校の先生
学者もちろんマスコミの人たち みんな指導者なんですよ
あの頃から あの頃ですね
福島原子力発電所の事故っていうのは
日本から 日本の指導者から
誠実さを奪った事件でしたね
その時の川崎市長は 児童の給食に
放射線で汚染された 食物が出たんですよ
そしたら こう言いましたね
福島の人たちを助けるために
川崎の児童は
放射線に強くならなきゃいけないとこう言いましたね
とんでもない話ですよ
それから4月24日だと思いますけれども
それまで原子力保安庁は
日本人の記者と 外国人の記者と言語が違いますから
二つに分けて記者会見しておりました
まだ4月の24日の時点では
日本人の記者向けの記者会見は満席でしたね
有名な おしどり夫婦なんてのもいましてね
満席でした 議論も活発でした
その時に 外人の記者ようの記者会見は
出席者がゼロになりました ゼロですね
そのゼロの 誰もいないとこに向かって
東京電力と原子力保安庁が発言をしてました
なんでゼロになったか 外国の人たちはですね
こんなに嘘な記者会見に
出てもしょうがないといってゼロになったんですね
あれも私にとっては 
とても印象的な写真で まだ今とってあります
もう一つは 私が地上波テレビに二つぐらい出た
5月15日の日ですね  この日は前の日に東京電力が
福島原発はメルトダウンしてたという発表をしました
それで翌日のテレビに
僕はあっちこっちからお呼び出しがかかって
メルトダウンしてたんですってね 
驚くアナウンサーの相手をしました
しかしメルトダウンしてるって言うのは
もう爆発の後 少なくとも一週間
二週間の間にはですね はっきり分かってて
メルトダウンして 床に落ちたデブリと言うんですけど
溶けたものですね 溶けた破片ですね
それが どのくらいの大きさかっていうことも
学会内では議論されておりました
つまり5月15日にみんなが驚いて
朝日新聞なんかも 確か一面のトップかなんかで
福島原子力発電所はメルトダウンしてたっていう
大きな見出しを出したのは
その時でしたねー
しかしそれはもう分かってたことなんですよ
分かってたことを何で放送しなかったか
それは 東京電力が言わなかったからです
つまり その時からもう
責任逃れは当然であるということだったんですね
誰か責任者 政府とか東電とか
そういうとこが言わない限りは
自分たちの取材は信頼できない
取材に基づいては出さないっていうことですね
このことですねー まぁ記者が退避したということ
それから外国の記者がゼロになったっていうこと
1年1ミリシーベルトの嘘をついたっていうこと
それからメルトダウンを分かってて報道しなかったこと
これによってマスコミは完全に駄目になりましてね
僕はその後 新聞もテレビも見ません
というのは そんな嘘つきの人の報道見たって
しょうがないですもんね
それで1年半ぐらい前
2年ぐらい前から始まった今度の騒動ですね
これについても 私は関係者の方々
お医者さんは ここでもう1回胸に手を当ててですね
私はこの問題について 本当に誠実だったのか
今まで自分たちが 特に感染症の人たちはですね
私たちが今まで言ってたことと違うことを言った
それはどうしてなのか
お金儲けたかったからか
仕事にかじりついてたかったからか
もしくは怖かったからか
やっぱりこれは 考えなきゃいけないと思うんですね
小学校の校長先生とか先生方も
本当に子供達を守るためにということで行動したか
それとも周囲の圧力で そういうことしなけりゃ
自分の職業が危ないと思ったからか
人間は誠実でなければ 人生は必ず暗くなります
不誠実で儲けたお金は
これはあぶく銭ですからね なくなります
それから誠実でなければ
日本の子供達は将来駄目になります
この二つのことを 私たちは大きな責任として持ってる
是非 今年終わるにあたってですね
どなたも ほぼ指導者
親も親であるということも含めたら指導者なんですよ
本当に自分は誠実だったのかと 言うことを一つ
いろいろな面から
考えていただきたいなーと思ってはおります

2021年12月30日 (ヒバリクラブ)

#武田邦彦

2021/12/29

お金が8 NHKがウソをつくこと 経済学者がケンカしていること 政府はわからないで舵を切る 国際的には人の金を狙う。 したがって「どうすれば良い」はない 方法は一つ「分散」損害を小さくする (武田邦彦)



本日の収穫(3902文字) 

今日は お金の8ですね
これで大体 一段落をしてですね
今日は項目をまとめていますので
ちょっと足早に進みますけれども
そこのところ注意して お聞きいただければと思います
自分が持ってるお金がなくならないようにするためには
どうしたらいいかということですね
政府が どういう経済政策を取るかなんてことは
我々には あまり関係がないんですよ
我々のお金がなくならないこと これが大切なわけですね
まず第一に
NHKが噓をつくということをよーく分かっていること
これはですね 何回も繰り返しますけども
一回NHKが言うとそれ忘れられないですよ
どうしてかっていったら 一番最初に聞きますからね
日本国は赤字であるとか
一回聞くとそれが身に染みて
それを捨てるのが大変なんですけど
これも全部捨てると これが第一です
第二は この前まで非常に慎重に議論してきましたので
分かったと思いますが
経済学者が喧嘩をしている状態では
全然駄目だっていうことですね
なぜかって言ったら
Aという経済学者も
Bという経済学者も 我々よりか実力が上だと
その人達が 口を極めて悪口を言ってる
正反対なことを言ってる 基本があってて
四方末端?が違うんなら
その合ってるところを取ればいいんですけど
全然違うわけですね
今ですと どんどんどんどん政府は
赤字を出してもいいと言ってるし
片方では絶対に赤字を
出しちゃいけないって言ってるわけですから
ですから こういう基本的なところで
喧嘩をしている間はですね
全く我々は 参考にならないということなんですね
ということは どういうことかって言うと
こっから先が 今日なんですが
まず政府は 分からないで舵を切ってるってことなんですよ
日本政府はもう 将来経済の将来が分からないで舵を切ってる
例えば今 1,500兆円から
1,800兆円ぐらいまで赤字を増やしてですね
政府の赤字ですよ
国の赤字じゃなくて 政府の赤字を増やして
それを日銀に買い取ってもらうという基本的政策なんですよ
それは日銀が買い取る時に
一回銀行を入れるかどうかっていうのはまた別の問題で
まぁこういった ものすごく詳細な問題で
ある経済学者は国民を騙そうとしてますけども
そういうのは駄目ですからね
政府は分からないで舵を切ってる 当然ですよね
経済学者同士が基本的なところで
正反対なことを喧嘩している状態で
政府が合理的な方法を分かってるはずないんですよ
政府っていうのは 偉い人たちの集まりじゃありませんからね
普通の人たちの集まりですから
ですから経済学者が割れてる時に
政府の政策が正しいってことはありません
もう一つ難しいことがあるんですよ
これは国際的にはですね
人の金を狙ってる人たちが
中心部にいるっていうことなんですよ
例えば株価をわざと操作する
つまり空売りとか 空買いとかいろんな手を使ってですね
ものを少なくするとか高くするとか言って
エネルギーなんかそうですけども
そういうことやるわけですね
それをNHKが知ってても
そのまま嘘を放送するっていうのは問題ですね
まぁそれの一番典型的なのが
1972年に行われた石油がもうなくなるってやつですね
これは石油の値段を上げるために
メジャーが付いた嘘なんですよ
国際的な嘘なんですが
それをNHKは知ってて 石油がなくなると放送する
僕らほとんど 95パーセントぐらいが騙されましたね
それでガソリン価格だけが 五倍ぐらいになるって
こういうことになるんですね
これはいつもそうです 金利もそうですし
それから今度 通貨ががーっと変わりますね
その通貨が がーっと変わる時に
ものすごく儲けようとしてるんですよ
国際金融資本は
ものすごく儲けようとしてます
それが騙しにかかりますから
じゃあ経済学者のうち 誰が国際金融資本の手下なのか
誰は日本国民のことを考えてるのか
国民ったって金持ちのことを考えてるのか
庶民のことを考えてるのかって 分からないんですよ
NHKは自分のことだけ考えているんです
ですから我々にもう 情報が到達することはないんです
っていうことは どういうことかって言うとですね
まぁここが結論なんですが
したがって自分の貯金一千万なら一千万をどうすれば
良いかっていうことはないんです 存在できないんです論理的に
つまり情報が間違っている
それから経済学者が喧嘩してる
政府は分からないまま舵を切ってる
国際的に 人のお金を騙して取ろうと思っている
団体が一番力が強い
こういう状況の中で
自分のお金をどうしたら守れるか なんていう結論がですね
国民一人一人が結論が出るはずがないじゃないですか
論理的にですよこれは 感情じゃありませんよ
論理的にあり得ないです ということはお金を
残念ですよね 自分がもう爪に火を点して
一千万貯めた これを老後の金にしよう
三千万貯めた これを何とかして
自分の人生に生かそうと思ってもですね
それがこのNHKの嘘
経済学者の喧嘩 政府が分からない
国際的に 人のお金を狙ってる人がいるという
四つのことで 守ることができないんですよ
できる方法が今のところないですよ
どんな経済学者の本を買って読んだり
ネットを見たりしても無駄です
もうテレビ見たら ますます
地上波テレビ見たら ますます無駄ですね
ですから 方法が一つしかないんです
それは何が正しいか分からないっていう
前提でやることなんですよ
一番いいのは 早く使っちゃうってことなんですけど
早く使っちゃうっていうのは ある程度いいんですよ
絶対に これは将来入るっていうのがあればね
例えば家を建てておくとか
非常に長い間使えるような車を買って
車はしかしねー 全自動自動車になりますとね
車いらなくなりますからね
車はちょっと怪しいですねー 怪しい
それからそれができると
駅前マンションって全部なくなりますからね
だから駅前マンションを買うのも怪しいですね
だからそういう意味では
長期に自分が使えるものというものを
買っておくっていうのは相当難しいんですよ
相当難しいので それを頭の隅に置いといて
早めに使うというのは頭の隅に置いといて
じゃあ今あるお金はどうするかってのは
絶対に分散することなんです
分散はですね 何個かあるわけです
まず縦軸はですねー
お金 現金とか預金で持っているっていう
二番目はファンドとか そういう投資で持っているっていう
投資っていうのはね
皆さん いかがわしいと思いますけど
投資いかがわしくないんですよ
例えば株式を買うっていうことは
どういうことかって言うと
お金はだんだん腐っていくんですよ
インフレになってですね
駄目になったりしていきます
我々自身は 年をとって駄目になってきます
ところが会社は新入社員を少しずつ入れてきますので
いつも年齢が
四十歳とか四十五歳ぐらいなんですよ 平均が
っていうことは自分よりか いい人たちに
お金を渡しとくってことなんですね
ですからまぁ 一番安全なのは
日経の平均株価を買うってことなんですよ
これは いっぱいありますからね
日経の平均株価っていうのは
明治の最初に 株式市場が日本でできた時2円でした
ダウ平均は2円でしたね
現在 約35,000円から30,000円っていうとこですからね
だけど この株価はね
明治の初めから今まで考えれば
きちっと上がっているんです
ですから 株が一番いいんですが
株は三十年間同じ値段とか暴落する
暴落するってことはあるんですよ
半分になると 例えばですねー
1990年に 38,000円だった株が
まだ38,000円行ってないですから
ですからね 人間の生きてる尺度との
尺度が合わないんですよ
株自身は悪くないんです
だからできるだけ安定した株って言ったら
もう日経平均みたいなもんなんですね
それからアメリカのダウ平均買うとかね
それからまぁ 僕はこの前まで
インドのダウ平均みたいなやつを買ってたんですけども
そういうやつもありますね
それから三つ目が土地 金といったものですね
ですから三つあるんですよ お金 通常預金 普通預金
それからファンドみたいな株 ファンド投資ですね
投資っていうのは 絶対に変なもんじゃありませんよ
自分よりが優れたところに金を移すっていうだけですから
それから土地とか金ですね
女の人はどっちかって言ったら
金とか物に頼りがちですね
ちょっとファンドとか株が分かりにくいから
現金と金っていうことになるんですけど
それはちょっとね 行き過ぎてますね
それから もう一つ横軸はですね
日本 アメリカその他の国 この三つの軸があります
日本はやっぱり 日本に我々住んでますからね
日本への投資っていうのは ある程度必要なんです
それからアメリカですね
アメリカはやっぱり 世界で断トツに一番なんですよ
それから ドルの流通量もものすごく多いんです
ですから アメリカは無視できません
アメリカの以外を全部引っ括めて アメリカぐらいですね
ですから三十九あります 日本アメリカ アメリカ以外
それと縦軸が現金及び普通預金
定期預金も一緒ですね
それから株およびファンド
他人に投資し 金を預けておくと
それから もの土地とか金 金
この九種類ありますから
九種類をできれば均等がいいですね
現在では 僕はちょっとドルが多い方が
横軸のドルが多くて
ファンドが多い方がいいかなーと思いますね
現在の状態では だけどそれは比率であって
基本的には円 円の現金 円の日経平均
それから日本の土地
それからアメリカのドル アメリカの投資
アメリカの現金ってのは買いにくいですからね
これは金かなんかになっちゃうんですよね
投資できないことないですけどね ものにね
それからヨーロッパとかインドとか そういうところの
お金もしくはファンド 
そういったところに投資するというのが
正しいんではないかと思いますね
決して自分で正しいことが
分かるという風に思わないこと
これがまぁ お金を守る
一番大切なことだと私は思っております
年末にあたって 皆さんでまた色々
考えていただければという風に思います

2021年12月29日 (ヒバリクラブ)

#武田邦彦

2021/12/28

お金の連続解説 7 (武田邦彦)

 

本日の収穫(4439文字) 

昨日は失礼いたしました
ちょうど途中で お客さんが来られましてですね
ちょっと手でサインしたんですけども
そういうのがパッと分かって
5分間ぐらい待っていただける人と 
もう全然待たないという方と
まぁいろいろ人間はおりますからね
それはまぁ 気にしないで一応切りました
昨日お話したことをちょっと続けまして
ここ重要な所なんですね
例えば慶応大学の先生がですね
自国通貨建ての国は理論的には
絶対財政破綻しないというのは机上の空論であり
元日銀の署名エコノミストは間違ってるんだと
それから日銀が引き受けるのを続けると
インフレになるまでの時間稼ぎはできるけども
インフレになる前に即時に
財政破綻するんだと こういう風に書いてあってもですね
それに納得すること出来ないんですよ
どうして できないかっていうとですね
それは だってこの人はこう言ってますけど
現実にどんどんどんどん 赤字国債出てますしね
それは財政破綻しないってことが
もちろん前提で出てますし
これからも出そうとしてますし
著名なエコノミストも言ってますし
それから 現在はインフレになる前に
即座に財政破綻するって言ってる学者は少ないし
多数決で決めるわけじゃありませんからね
この先生が言ってることが正しいか
それともそのー そういう風に言ってる他の専門家が正しいか
僕らはどうして判断できるんですかね
判断しちゃいけないんですよ
学問は 今度は学者としますね 
この著名のエコノミストも学者であって
この慶応大学の先生も学者だとしますと
学者はねー こんなこと言っちゃいけないんですよ
学者は自由な発言いいんですよ 学問の自由ですから
だけど それは仲間内でやってもらうわけですよ
例えばね 今から飛行機を飛ばそうとしてる時にね
材料の専門家が二人来てですよ
それからそれで 
いやーこの飛行機に使われてる尾翼のあそこの所は
今度の飛行で破壊して墜落するよっていう人と
絶対墜落しないっていう人が搭乗口で議論してたら
みんな乗れますかね 乗れないですよ
それから ちょっと最近のことではねー
中国の揚子江の上流の方に
なんか三峡ダムっていったかな 
なんかでかいあれがあるんですよ
水力発電所がですね そこにダムがあるんですよ 
これが崩壊するか 崩壊しないかっていうのは
武田先生はどう思いますかってのは随分来たんですよ
だけどね ダムの崩壊っていうのは
非常に設計が難しいんです
もちろん全体の設計も難しいんですよ
荷重に関して 例えば
ダムの水がオーバーフローになってやると
全部崩壊するって そんな簡単なもんじゃないんですしね
それから もちろんダムっていうのはですね 
コンクリート打つ時も非常に難しい問題があって
最後にちょっとした収縮して穴空いたようなところにですね
後から注入するような 非常に高度な技法もあるんですよ
そういうものが うまくいっているかどうか
それがどうせ中国だからうまくいってないよ
なんていう風に決めるわけにいかないんですよ
現実的に上手くいってないかどうかは
ボイドの検査なんかしないきゃいけないんですね
ですから僕は 一言も言いませんでした
つまり学者が 学問っていうのはですね
言い合いをするために あるんじゃないんですよ
結論を出して 少しずつ前進するためにあるんですよ
だから学者同士は喧々諤々やっていいんですよ
喧々諤々は学会の中で
やんなきゃいけないんで 学会誌とか
そんなねー こんな公衆の面前でやっちゃ困るんですよ
しかもね 今走ってること
例えば さっき言ったように三峡ダムもそうですし
今あるビル 今あるビルが崩壊するとか崩壊しないとか
オープンに議論したって何の意味もないじゃないですか
今飛ぼうとしてる飛行機の 尾翼の一部が破壊するかどうか
議論してもしょうがないじゃないですか
そんなのはですね
学問的にはずっとずっと前に 専門家として議論してですね
結論が出たことを使わなきゃいけないんですよ
それは当たり前ですよ そういうことするっていうのはね
自分の名誉とか金とか なんか有名になりたいとか
そういう別の目的でやってるわけですから
そんなの相手にしちゃいけないんですよ
そういう点じゃですね 経済学者っていうのはですね
僕はまだ会ったことないんですよ
経済学者で 学問の原理原則を守っている経済学者
つまり現在進んでいることについて論評しないと ねー
論評しちゃいけないんですよ 現在進んでることは
現在進んでることは過去に議論がしてあって
経済学としては結論が出てなきゃいけないんですよ
そうしなきゃダメなんです ところがね
多分これ言ったらまた 経済学者はもの凄く怒るんですけど
経済学が遅れてるんですよ
現実に間に合わない 議論が間に合わないんですよ
経済学の議論が現実に
だから遅れ遅れになって 学問が後になってんですよ
それにもかかわらず経済学って名前がついてるんですよ
これはおかしいんですよ
これはちょうどね 天気予報と一緒なんですよね
天気予報はね 1990年ぐらいだったと思いますけどね
コンピューターの速度が遅くて
1時間後の天気予報を出すのに 計算するのに
1日半ぐらいかかる時があったんですよ 結構
それ僕見てたんですよ 横でね
これは天気予報にならないんですよ
だって1時間後の天気予報を
計算して終わるのに1日半かかってたら
もう出た後になっちゃうんですよ
だから天気予報が現実的に役立つのは
計算機による天気予報が現実的に役立つのは
観測装置が整って 例えば人工衛星とかですね
ゾンデとかそういったものなんですが そういうのが整って
それに応じて1時間後の天気を
1時間以内に計算できる
計算機が出てこないとダメなんですよ
それで初めて学者って言うもんなんですよ
学問っていうものなんですね 
ですから 経済学は残念ながら
1時間後の経済状態を議論するのに
1日半かかってるっていうことなんですよね
だからこういう風になるんですよ
もう一つだけ ちょっとね
今日はもう大晦日に近いものですからね
もう一つだけやっとかなきゃなんないものがあるんですね
これのものの もうちょっと後にですね
どういうのが出てくるかっていうことなんですが
これが中々傑作なんですよ
えーと こういうタイトルがついてるのがあるんですね
直接引き受けの話が出れば 日本は秒殺される
秒殺ってのは 1秒で殺されるってことですよ
ここのところはねー
中々これがまた面白いんですよ
面白いっていうかね この秒殺される
どういう状態の時に秒殺されるのか
というとですね 非常に難しいんですよ
えーこれはね もの凄く難しい議論なんですね
ちょっともう途中から話して
皆さんもうやめんになると思うんですよねー
何故なら中央銀行に国債を
直接引き受けさせるという法律を成立させれば
国会に提案されれば
もしかして それを政府が検討してるってことになったら
その時点で政府財政よりも
先に日本が破綻するからであるって言うんですね
これ秒殺ってことなんですよ
日銀国債直接引き受けという報道が出た瞬間に
世界中のトレーダーが日本売りを仕掛け
世界中の投資家は それも追従して投げ売りをする
そしたらもう それはもう大変じゃないですか
円が大暴落 株も大暴落して
日本経済は瞬殺されますよ 1秒で死にますよ ねー
そしたら今それやってんですよ
やろうと少なくとも計画はしてるし
国債が日銀が少なくとも半分ぐらい 引き受けてますからね
だけど一般的な人はですよ 日銀が国債を引き受けたら
どういう事が起こるか
世界の投資家はどういう風に反応するか
ということは分かると思います?
日銀国債直接引き受け報道が出れば
直ちに 為替取引も
債券取引も株式取引も全く成り立たなくなり
金融市場は全面取引停止に追い込まれるからだ
とここには書いてあるんですが
もちろんこれいいんですよ 別に間違ってないんですよ
間違ってると 僕は決めることができないんですよ
こういう学問も経済学もあるっていうことなんですよ
ただ今 既に日銀は国債を間接引き受けしてて
もう半分ぐらい引き受けてますからねー
ですから これから直接引き受けがいいって
言ってる人もいっぱいいるんですよ
財務省なんかの人で
だからこれはねー 分かりましたかねー
というのはですね どういうこと言ってるかっていったら
素人が判断できる内容じゃないことが
書かれてるってことですよ
ところが人間はね
やっぱり慶応大学大学院なんとかって書いてあって
割合と名の通ってると言うとですね
これを一生懸命読んじゃうんですよ 自分の拙い
拙いって言ったら失礼なんですけど
私全く分かりませんよ だって
私は経済学 随分勉強しましたが
だけど 専門家同士で喧嘩してるようなところですよ
それが私に分かったら私もう どこの大学でも
経済学教授として採用してくれるはずじゃないですか
だって経済学者がわかんないものを 僕が分かればですよ
それはもう大変なわけですよね
だから もう変な話になってるんですよ
だから経済学者が喧嘩してる間は判断できませんと
これはもう原理原則なんです
材料学者同士が飛行機が飛ぶ前に 尾翼の材料が破壊して
飛行機が墜落するのを知らない
もう一人の人が絶対に墜落しないって言ってる時は
その飛行機は飛ばせないということなんですよ
学問ってのはそういうもんでね
学問は それ学者は決してね
隠すわけでもなんでもないですよ
隠すわけでもなんでもないけど
こういうこと議論しちゃいけないんですよ
今新型コロナでもね そういうことが行われて
いろんな禁止措置とかなんか ちょっとされてますけども
学者が直接そういうこと言っちゃいけないんですよ
いやー僕はもう全然そういうこと
言ってるつもりないんですけども 禁止されてるんですけど
それはまぁ 誤解に基ずくものなんですね
僕はもう学問っていうものは そういうものじゃない
反対論とか反対論じゃないものを言っちゃいけない
それは別に 学問を冒涜するもんでもなんでもない
学問っていうのは どうしても最初はそういうもんだ
議論して議論して
喧嘩して喧嘩してやっていかなきゃならない
しかしそれは 専門家でも分かんないんだから ね
そんなのいちいちねー
やったって分かんないですよと
分かんないものをなんでこれで東洋経済が
これは東洋経済なんですが
東洋経済がネットなんかに出してるんですか
多分 東洋経済としてはこれ読者が増えるんですよ
読者は増えますよ
だって読者がなんで増えるかっていったら
みんな心配じゃないですか
東洋経済オンラインだけど
これ12月16日号だけどね
そして このまま行けば
日本の財政破綻は避けられないというのが出るでしょー
これは大変だと 財政破綻しちゃうと
このまま行っても日本の財政破綻は
起こらないってやつを同時に出すんですよ
東洋経済が出してるかは分かりませんよ
だけど そうすると雑誌は売れますよ そりゃー
雑誌は売れるけどやっちゃいけないことですよ これは
どういうことかっていったら
学問としては この時僕が記者だったらね
先生 これは学問ですからねーと分かりますと
だから経済学で合意してるとこだけ
言って下さいねっていったらですね
たちまち誰も言うことをやめると
いうことになるわけですね
いやーあのー 年末でかなりのところ行きましたので
最後だけで 明日ちょっと議論してですね
終わりにしたいという風に思います

2021年12月28日 (ヒバリクラブ)

#武田邦彦

2021/12/27

お金の連続解説 6 先回は政府は赤字か? 国債を無限に発行できるか? インフレにならないのだからOKか? なぜ赤字になるのか? タイミングはバブル崩壊の直前 それからずっと楽な政治 (武田邦彦)



本日の収穫(2493文字) 

自由に喋るということで ちょっとお茶を飲みましょうかね
これでもう自由に いこうかなと思ってますが
お金についてですね
多くの人がお金 少ない人もいるし多い人もいるんですが
それから現金を持ってる人
銀行預金を持ってる人
株とかファンドを持ってる人ですね
外貨持ってる人 土地とか金を持ってる人って色々なんですね
それでまぁ 崩壊するんですよ
みんな心配してるわけですね
私も自分の財産は今まで
私なんかも 儲けようと思ってるんじゃなくて
自分が今 1,000万持ってたら 1,000万が
やっぱり200万になるの残念だなーっていう
悔しい思いするだろうなーって
そういうことで まぁやってるんですから
儲けようなんて思って
金融を勉強してるわけじゃないんですよ
私なんか金融なんか手段だからね
そんなもんで儲けようとしてるんじゃないんですが
まぁ随分勉強しまして
一回 東洋経済からですね
国債は買ってはいけないっていう本
出したらもう叩かれましてね
それも経済学者から もの凄く叩かれたんですよ
それから さらに勉強して
経済っていうのは こうなってんだなーっていうんで
お金の事を考えちゃ あんまり考えちゃいけない
だから どうするってのは別ですよ
このシリーズの最後に
だからどうするってのは ちゃんと言うんですけど
だからどうするっていうことを言うためにですね
前段が必要なんですね
まぁ繰り返し言ってますが
一つはNHKが真っ赤な嘘をつくっていうことなんですよ
よくNHKの受信料払いたくないっていう
裁判がありますけどね
私に言わせりゃねー
NHKが ただ別に何の役にも立たないんだったら別に
それはそれで 金払ったっていいんですけど
噓を言ってくれるんですよ 
そのNHKが言った嘘はね 取り消すのが大変なんですよ
自分自身の心の中でも大変だし
他人とやっぱり僕ら話しますからね
他人がやっぱりNHKに準備をしてますから
困っちゃうんですよ
このお金については いつも言ってますように
国民1人当たり800万円の借金
だから子供にツケを回すなっていうのは全く逆なんですからね
全く逆のことをNHK繰り返したわけですよ
それからもう一つは 大きいのは経済学者の喧嘩なんです
これ今日はこれをですね 焦点に少し詳しくお話します
この話の きっかけになったのはですね
慶応大学かなんかの先生が
シリーズものを出したんですね
とにかくMMT理論 自国通貨を持つ国は
安心は大間違いっていうの出したわけです
結構若い先生なんでねー
なかなか度胸があっていいとは言えるんですが
経済学者が喧嘩してる間は駄目だと
全く参考にならないっていう話をしたんですが
今日は具体的なやつね ちょっとお話します
えーっと これは2ページ目 
彼の2ページ目ぐらいなんですが
自国通貨建ての国は
理論的に絶対財政破綻はしないという議論は
元日銀の著名エコノミストですら書いているが
それは机上の理屈であり
現実には実現不可能なシナリオである
それは日本銀行が国債を引き受け続けると
インフレになるからではない
その場合はインフレまで時間稼ぎができるが
インフレなる前に即時に 財政破綻してしまうからである
という風に書いてあるんですね
えーとこれねー 普通の人が読みますとね
いやー慶応大学の若い先生が思い切って
正しいこと言ってんのかなーと思いますでしょ
これもう全く学問的には
もうひっくり返るような酷いことなんですね
というのは まず一つにですね
自国通貨建ての国は理論的に
絶対経済破綻しないという議論をですね
元日銀の著名エコノミスト
この元日銀の著名エコノミストというのは
多分 経済学者なんですよ
多分というか間違えなく経済学者なんですよ
そうじゃなくちゃ日銀にいてですね
著名なエコノミストになりませんから
この慶応大学の先生は もちろん経済学者ですけど
この先生もですね 経済学者 大学院
慶応大学大学院の准教授ですからね
学者なんですよ その人がですね
この元日銀の著名エコノミストが
言ってることが 机上の空論である
即時に財政破綻してしまうからであると
これねー これも酷い話なんですよ
これは どのくらい酷い話かっていうと
たとえば 食事を進める人がね
ご飯の方がいいとかパンがいいとか
そういう話よりか もう全然違って
ご飯食べると死ぬっていう人と ご飯食べると
元気になるという人と二つ栄養学者がいるっていうことですよ
そんな栄養学って勉強して意味があります?
それを我々がですね 一生懸命調べて
ご飯を食べたら死ぬのか 栄養になるのか
調べたって意味がないですよ だって
見識のある学問を積んだ 栄養学者がですね
一人が ご飯を食べたら死ぬといい
一人が ご飯食べたら栄養になると体にいいと
言ってるようじゃねー 僕らご飯食べれませんよ
簡単に言えば 危なくって
それはねー 栄養学者同士で話してくださいよって
言いたくなっちゃうわけですよ
そうしないと 僕らはね
突然 ご飯を今まで食べてきたのに
ご飯を今まで食べてきたっていうのは
1990年から30年間 
赤字国債をどんどん出してきたのにと言ってもいいし
これから出そうとしてるのにといってもいいけど
それが国の非常に中心的な
経済学者がみんなそう言ってんのに
慶応大学のこの先生が正しいかもしれないんですよ
別にあの若いから間違ってるってこと限りませんからね
その人が それは机上の空論だとか
即座に財政破綻してしまうなんて言われたところでね
どっちを選べばいいんですか
じゃあーあなた 私ご飯今日食べれるんですか
どうですかと いうことになりますよね
だから結局は あのー
結局それは何を言ってるかつったらですね
やっぱりこう言った それでこれは
基礎的なことかどうかということは
我々は分からないですよ というのはですね
自国通貨建ての国っていうのが 破綻するっていうのは
机上の空論ではないということを
経済学的に理解するってのは相当大変なんです
それから後半のですね
日銀が国債を引き受け続けると
インフレまで時間稼ぎはできるけども
その直前に 即座に日本の財政破綻が訪れるというのをですね
これもあのー 非常に極めて
ちょっとここちょっと今用事できましたんでね
今日からは自由な論評を送りますので
今日はここで ちょっとやめまして
ちょっと今 待っておられる人がいるんでですね
ちょっと音楽だけ流して終わりにいたします

2021年12月27日 (ヒバリクラブ)

#武田邦彦

2021/12/26

お金が5から連続もの 先回は政府は赤字か? 国債を無限に発行できるか? インフレにならないのだからOKか? なぜ赤字になるのか? タイミングはバブル崩壊の直前 それからずっと楽な政治 (武田邦彦)



本日の収穫(4073文字) 

えーとですね
お金のものは これで5回目なんですけど
どうもね すっきりしないんですよ っていうのは
このお金の問題って非常に複雑なもんですから
私がですね 一回一回に区切ってテーマを決めて
テーマの内容を十分に検討して
十分から十二分で喋るっていう
こういう官僚的なことやってるとですね
いくら話してもなんか 中核に行かないんですね
まぁ だからこれからですね 試しにですね
連続ものにしようと思うんですよ
要するに もう十分十二分も決めないと
それから内容も喋る前に
ものすごく厳密に僕考えてですねー
大体このぐらいで ひとまとめつってやるんですが
そういうこともやらないと
まぁとにかく誰かにですね 横から聞かれたと
先生お金大丈夫なんですかね
円持ってて大丈夫なんですかねと
こう言われた時に
あーこれはこういうことなんですよっていうに
こう答えるというようなリラックスした感じで
これやってみようと思ってですね
まぁちょうど入院もしておりますし
暮れでもありますので
ちょうどいいかなと思いましてね
この問題を考える前提は二つあって
これはもう何回か言いましたんですが
NHKが嘘をつく このNHKが嘘をつくっていうのが
どうしても我々の頭から離れないんですよ
例えば日本は赤字
国民一人当たり八百万円の赤字を背負っている
だから子供に八百万円の赤字を ツケを回すことになるんだ
だから今のうち消費税を上げて 解消しとかんといかんと
これ完全な嘘なんですね
嘘が何重にもあるんですねー
まず 我々は八百万円の借金なんか背負ってないんですよ
日本政府が背負ってて 我々は貸し手側ですからね
ですから 子供にもツケは付かない
それから大体千五百兆円ぐらいの赤字があるんですけど
政府はですね 赤字があるんですが
これを 消費税を増税して
10パーセントなんかしたって全然駄目なんですよ
だって10パーセントしたって
せいぜい10兆とか20兆とか そういうんですからね
だから千五百兆まで返すのに
どのぐらいかかりますかっていったら
百年とかなるわけですから
もう話になんないんですよ
だから嘘が NHKの報道には
大きな噓が二つも入ってますんでね
これが我々の頭をこう占有してるんですよ
これをまず破棄するっていうのは大変だと
もう一つはですね
経済学者同士が喧嘩してるってことなんですね
学問はそういうもんじゃない
学問は喧嘩するもんじゃないんですよ
まず論争のある間はありますよ だけど学者っていうのは
論争するために学問やってんじゃないんですよ
真実を知りたいために 学問をやってるんですから
早く論争から脱して
真実に迫りたいと思うわけですからね
真実に迫るということは どういうことかって言うと
きちっと頭で考えられる データとか論理で組み上げていって
あんまり論争にならない領域になるっていうことなんですよ
だからガリレオはね
最初に 地球の周りに太陽が回ってるんじゃなくて
太陽の周りに地球が回ってるんだと
こう言ったと その時は論争ですよね
ですから ガリレオは
それでも地球が回ってるって言って反抗したけども
今になってみれば勿論 力学計算もあるし
人工衛星が空に飛び立って
空から写真を移せば
太陽系が見えるわけですからね
これもあと一万年も経てば
別の考えが出てくるかもしれないけれども
当面 現在の我々の認識では
太陽の周りを地球が回ってていいと
これについてはもう 学問になってるわけですね
これが経済学ではできないんです
それはどうしてかっていったら
経済学者がお金が欲しいのか なんか分かんないけど
まぁ論争 喧嘩ばっかりしてるんですよ
ここではまぁ 5から始めましてね
それで政府は赤字じゃないと
日本政府は赤字かどうかっていう問題があってですね
これがまた二節あるわけですよ
現代貨幣理論っていうか
MMTを信奉してる人は
政府は赤字じゃないよと 別に国有財産売りゃいいんだから
道路もあればねー 公園もあるし何でもあるじゃないかと
いうことになるんですが
それは そういう風に今度は言うんですよね
お金が大丈夫だっていう人は
お金が駄目だっていう人はですね
いやそんな国有財産なんか売れないよと
道路を売ろうたって
道路は人が通ってるじゃないかとかって
こう反論するわけですよ だから結局これはね
学問的にはどういうことかって言うと
自分の結論に導きたいように
適当にどっちでも言うっていうんですよ
これはねー もう駄目なんですよ
もう駄目だってことは分かってるんですよね
学問じゃないんですよ
学問っていうのは 自分の考えとどんなに違ってても
事実に基づいて判断する これが学問ですからね
ですから 全然逆なんですねー
これはもう議論しても無駄なんですよ
色々そういうことを議論して
私にも聞いてくる人がいるんですが
これは無駄なんです
だって 経済学者という専門家同士で喧嘩してるようなものは
素人がいくら分かろうったって 分からないんですよ
つまり見解が二つあるっていうことなんですよ
見解が二つある時は
いくら議論したって素人が分かりません
素人はただ 今度は素人はですね
自分のお金がなくならないためには
こっちに考えておいた方がいいかなとかね
どうもあの経済学者は嫌いだから
こっちだなってなるだけでね
これは同じなんですよ だからまずは
日本政府が赤字かどうかも
分かってないっていうことなんです
我々に借金があるかどうかも
分かってないっていうことですね
そういうことなんですよね
また更にこれが話が進みましてね
現在わぁーわぁー みんなで経済学者文句言ってるのは
じゃあー 別に赤字だったっていいじゃないか
国債を どんどん発行すればいいじゃないか
それを日銀が引き受けれりゃいいじゃないか
今どうもね あんまり公になってないんですけど
日銀が日本が発行してる赤字国債のうちの
赤字国債のうちの半分ぐらいは
日銀が買い取ってるみたいなんですね
これ非常に変なんですよ 日本政府が国債を出しますね
それで赤字なんかやりたいと なんか
そういうのに使うかどうかは別にして
コロナの時にみんな現金配っちゃって
現金がなくなっちゃったから
国債を市中に出して 国民に買ってもらって
それでそのお金でみんな配ろうと 十万円ずつ配ろうと
こう思ったとするでしょ これ実は違うんですよ
このこと自身がもう嘘なんですよ 現実にはね
国債 一応国民に対して発行してますよ
だけど現実には 銀行が買ってるんですよ
銀行が庶民から お金を預金してもらって
それには0.01パーセントとかもう
ないぐらいの利子を払って
それで国債を 政府の国債を買って
政府の国債は結構 利払いが多いですからね
それでその 政府の利払いで銀行員の給料払ったり
銀行の建物を保持したりして
預金者には 0.01パーセントしか渡さないと
これ銀行が悪いとも言えないですよ
なんでね なんでかっていったら借り手がいないんですから
今もう 借り手がいないんですよ
日本の場合はね もうみんな元気なくなっちゃってですね
なんかちょっとやれば文句言われるじゃないですか
たばこを吸ったら肺がんになるって
本人が肺がんになるから吸えばいいのに駄目でしょう
レジ袋買ったらなんか 有料ですとか言われるでしょう
ゴミを出したらゴミは減らせとか
ゴミなんか増えたって 別に焼きゃーいいんですからね
今度電気使ったら 今度地球が温暖化すると
何にもできないんですよ
だから もう国民は何にもできないからね
政府からお金もらえればいいやぁつって
なんかコロナで休業したら六万円もらうとか
それから随分コロナで損したから十万円頂戴とか
そんなことばっか言ってんですよ
全然お金がいらないんですよね
つまりは新規の設備投資とか 産業が発達しないんですよ
だから政府は
国債というのを国民に買ってもらってますって
これ嘘なんですね 銀行に買ってもらってます
銀行の銀行員の給料と 銀行の建物を維持してますと
こういうことなんですね
その国債の利子っていうのは
我々の税金から払ってますから
変な話 実はこういうことになってますね
銀行に我々が百万円を預金する
そして別に消費税を十万円取られる
そうすると十万円を政府が銀行に出して
銀行がそれで 国債の利子として受け取って
それで銀行員の給料払ってるって
まぁこういう感じなんですよね
ですから これは正しいかって言うとですね
間違ってるとも言えないんだけど おかしいですよ
少なくともNHKは わざと間違って放送してるし
まぁ政府もできるだけ これはごまかそうと
それから全員が銀行もね だけど
とにかく 国民は使わなきゃいけないんだから
国民に使ってくれっていったら 国民なんて言うと思います
いや環境のために節約しなきゃっていうんですから
どうにもなんないんですよ
日本のねー これどのぐらい日本人が儲けるかっていうのは
日本の生産力によるんですけどね
もちろん サービス含めてですよ
サービスとか生産の量に比例して
他の国との関係で
日本の賃金が実際上決まってるんですよ
昔 鎖国してる時は別ですけどね
そうすると どうしてもねー
一人当たり年間五百万ぐらいになるんですよ
五百万それからさらに 成長してきますからね
そのうち六百万円になる
そのためには銀行から金を借りれるし
その工場を作るような人とか
食堂を作るような人が必要なんですよ
だけど食堂を作ろうと思ったら
コロナで食堂行っちゃいけないよとかね
レストラン行っちゃいけないよとか
なんか贅沢してたら
贅沢しちゃいけないって言われるもんだから
もうお金がもう 全然使われないんですよ
だからしょうがないから 
銀行は変なことになって 国民からお金をもらって
それを事業主 社長に使ってもらうのが普通なんです
そしたら国民に それは返ってきますけどね
それで国債買って 国民からの税金の利子で払うから
どうにもならない状態になってるんですよ
これでまた経済学者は そういうことは指摘せずに
そういうことを指摘しないのが問題なんです
指摘せずに 国債を無限に発行できないように
日銀が引き受けなんかできないからっていう人と
日銀引き受けだったら難しいからね
ほとんどの人は 分かんないんですよ
それ言ったりですね
いや大丈夫だよと そんなことは全然気にする必要ない
日銀がどんどん引き受けたらいいんだっていう経済学者と
二通りいるんでね
結局分かんないと まぁこういうことなんですね
また続いてやりますから

2021年12月26日 (ヒバリクラブ) 

#武田邦彦

2021/12/25

仕事は途中で変えるべきか?  武士が学問や武芸に才能を見出した時 仕事は人生とどういう関係にあるか 人生=仕事(義務、辛い)+ 趣味(自分) もっともダメなのはお金で計算 (武田邦彦)



本日の収穫(3807文字) 

今日はですね
まぁ江戸時代の話なんですけど
これは現在 非常に僕らが考えなきゃいけないし
多分このブログを聴いてる方で
仕事について 悩んでる人が多いと思うんですね
これについては新春になったらですね
少し もう少しこうちゃんとしたシリーズみたいなもので
書きたいと思うんですけど
ここはですね この前私ちょっと病院の中で
江戸時代のやつを読んでたらですね
ある武士が 武士っていうのは非常に偉いもんで
武士は刀だけ振り回してるかってそうじゃなくて
全部ですね 学問やるんですねー
大体 中国のものが多いんですけど史記とかですね
五経といったですね そういった中国の古典ですね
それからまぁ上級に行きますと
後漢書とかですね そういったもっと難しい
専門的なものも勉強するわけですね
そういうことを勉強してると
武士の中でも もの凄く才能のある人がですね
非常に学問に秀でてるってことあるわけですよ
もちろんこれはあのー 武芸っていうか剣術もそうでですね
剣術ばかりじゃないんですが
弓とか そういうのもそうなんですが
やればですね それにもの凄い秀でた人がいて
柳生流だとか 小野流だとかですね
そういったものに 長けてるのが出てくるわけですね
その人が 通常武士っていうのは藩士と言いましてですね
なんとか藩に 伊達藩なら伊達藩
前田藩なら前田藩に所属してるわけですね 藩士ですからね
百石とか三百石とか報酬をもらって
ある仕事をしてるわけですので
そのために学問をやったり 武芸やったりするんですね
ところが 学問が非常に優れてて
学問の先生から 
ちょっとこっちで教えてくれないかと言われたりですね
武芸の先生に 君非常に優れてるから
もうこれ 一応藩士を退いて
道場で働いたらどうだと こう言われる時あるわけですね
これは現在でもあるんですね
仕事は途中で変えるべきか という題をつけたんですが
これなかなか 感慨が深いんですよ
自分の生涯の仕事というのを
どう決めるかっていうことですね
私でしたら最初 会社に働いて技術者だったんですよ
これは 私にとってはやっぱりこう目標がありましてね
大学の先生が教えるというのが主力じゃないですか
ところが会社の技術者というのは
技術の開発に成功したら
それが世の中に出ていって 世の中の人が楽をしたり
幸福になったりするわけですね
まぁ典型的には例えば
新幹線というのをやった人がいるわけですが
そういう人が新幹線をやってくれたので
みんなが非常に早く移動できるようになったと
そうなりますからね
私はどっちかっていったら 学者になるよりかは
人にものを教えるという
大学の先生なんかになるよりかは
最終的に物を作ってですね
それでまぁ社会を良くしようという風に考えて
会社の方の技術者になったんですね
随分 良い会社で思う存分やらせてもらえました
何某かの新製品も出したりしてですね
まぁ自分としては別に悪くなかったんですが
私はその四十五歳ぐらいで どうもこれ五十歳過ぎて
会社の技術者でいるっていってもですね
今度はそのー 五十歳過ぎたら
会社の技術者っていうのは 第一線を退きますからね
そうすると新しいものを作るとかいうことからも
出来なくなってしまって
まぁせいぜいお客さんの相手とか
ゴルフとか そんなのになっちゃうので
五十歳で会社を辞めさせていただきましてね
とても良い会社でした 辞めさせていただきまして
それで学問の道の方に行って
後半生は
人に何かを教えるというような立場をとったわけなんですが
この私が読んだものにはですね
その武士はですね 学問所からも
先生にならないかって呼ばれるんですね
なんて言うかっていうと
私は学者になるために学問をやったわけじゃありません
自分の職業としての武士を全うするために
学問をやりました
今度は道場でも 非常に才能があったので
師範代みたいになってくれないかと
いう誘いが来たんですが
これも断って
私は武士になるために剣術をやったわけですと
こういう風に言うわけですね
ですから この人は武士が仕事であって
ちゃんとした武士になるために
学問とか武芸をやったということになるもんですから
それで 才能を見いだされた時に
どうするかっていうと やっぱり
二つ道があると思うんですね
一つは そのまま武士を貫くというのと
じゃー 学問に行こうか武芸に行こうかって
いう風に考えると二つあるわけですね
現在では何か お金がうんともらえるほうなら
そっちに変わるよってのが多いんですけど
それはやっぱり 仕事と人生の自分の関係
自分が人生に
どういうものを考えてるかということとですね
お金は 全く関係ありませんからね
ですから この武士の
この武士はですね 
いや学問って言われた時には 私はやはり
藩士として主君に仕えることを思って
そのために学問をやりました
たまたま良くて
評価していただいたのは ありがたいけども
私はやっぱり武士でいきます
剣術が非常に上手かったんで 三本指とか言われるので
剣術にという風に言われたけども
やはり剣術は武士として
殿様を守るために剣術をやったわけですから
やっぱり私は武士に徹底しますと
いう風に言ったわけですね
それと それから思いの外 学問に能力があれば
武士をやめてそっちに移るっていう
人生もあると思うんですね
ただここで 非常に重要なのは
皆さんが間違って 苦しんでるのはですね
仕事が辛いとか
仕事が自分に合わないと言ってですね
苦しんでるん人いるんですよ 実はね
人生っていうのは そこに式をちょっと書いたんで
ちょっと 式を書いても
声を聞こえてる時しか駄目なんですけど
簡単な式ですから
人生=仕事+趣味なんですよね
この仕事 ここで言ってる仕事ってのは義務なんですよ
これがはっきり分かればね
仕事はね 全然辛くもなければ
自分に合わない仕事なんかないんです
大体仕事が自分にあっちゃいけないんですよ
仕事っていうのはですね 人生における仕事っていうのは
義務なんですよ これは憲法に勤労の義務ってありますけど
まさにその思想でできてるんですね
この憲法はですね 日本国憲法
どうしてかっていうと
我々はご飯を食べる 稲を育てる人がいる
稲を育てる人は
やっぱり夏の暑い時に草取らなきゃいけない
今はそうじゃないかもしれませんが 元々はね
お味噌汁を食べる お味噌汁を作る人がいる
魚を捕る 命をかけて荒れた海に漕ぎ出す漁師がいる
その人達のお陰で我々は 私たちは
ご飯を食べ 味噌汁を食べ 魚を食べれるわけですね
朝起きたら 瞬間湯沸かし器を使う
水洗トイレに行く
冷蔵庫を開ければ何かが入ってる
これみんな そういうものを作ってくれた人ですね
そして外に出れば
真夏の暑い時でも 一生懸命舗装してくれたりなんかした
舗装道路工事士の人たちがやったので
道路 舗装道路を歩ける 電車に乗れる
もちろん たまには病気になったりしたら
病院に行って治療してくれるっていうことになるわけですね
これに対する お返しですから
仕事はね むしろ
辛い方がいいっても言えるんですよ
自分の性に合わないとか
自分に合わない仕事の方が
恩返しになりますよね
まずは人間は恩返ししてから スタートですよ
だって自分がご飯を食べて 舗装道路歩いて
その分 返しもしないで
さあ自分に適したもの 自分に適したものって
いくらなんでも酷いですよ
これはね お母さん
女の人の半分ぐらいは大丈夫なんですね
女の人の生涯未婚率って
20パーセントしかありませんからね
その意味で女の人の80パーセントは
もう自動的に満足しちゃうんですよ
赤ちゃんを育てる 赤ちゃんを育てるっていうのは
ですねー どんなに辛くても
夜中に赤ちゃんが泣き叫んでもですねー
おしめを替えてあげたり しなきゃいけないわけですよ
365日24時間 働くわけですから
これはもう お母さんは1回やればですね
大体 自分の生活する分の義務を果たしたわけですね
ですから 女の人の割合とね
80パーセントの女の人は割合と
これはやりやすいんですけど
男で わがままがいるんですよ
仕事が合わないとか仕事が辛いって
辛い仕事の方が 恩義を返すにはいいんですよ
それが大体 計算によるとね
いろんな計算があるんですけど
九時頃から仕事始めたら その日の大体一時か二時で
普通の人だったら
自分が他人から負っている分の義務は果たせるらしいんですよ
そうするとね 二時頃からは自分の趣味なんです
だから自分に合った仕事とか
生きがいになる仕事ってのは趣味なんですよ
そりゃそうですよね
まれにはね 義務と趣味が一致する人いますよ
辛い仕事が好きだなんて人もいますからね だけどまぁ一応
辛くて義務で仕事をするのと
それから趣味で自分の生きがいとしての
僕もちょっとそうだったですね
僕も技術が好きでしたから
何か生みだすのが好きでしたからね
会社における僕の仕事ってのは仕事だったのかって
最近反省するんですけど
まぁ 中には辛いこともありましたからね
それは良かったかな
それから遊びに行く海に遊びに行く ねー
ゲームをする これも仕事とかわんないですよ
自分が楽しく ためにするのはですね
だからむしろ 義務的な仕事と
自分のやりがいのある仕事という方が離れてて
それで自分のやりがいのある仕事っていうのと
それから 趣味とが似てますね
まぁもっとも駄目なのは もちろんお金で
お金の多い方がいいや なんていくのは
もちろん そりゃそういう
お金本位の人がいても構わないですよ
それからヨーロッパの文化を学んだ人は
何でもかんでもお金ですからね ですけど
多分 不幸な人生になると思います
それはどうしてかっていったら 自分の人生がなかったし
人に対して恩返しもしないわけだから
それはやっぱり 満足で本当に豊かな
良かったなーという人生は 送れないだろうと
私はそう思います

2021年12月25日 (ヒバリクラブ)

#武田邦彦

米ロのどちらを信じるか (武田邦彦先生)

本日の収穫(1181文字) では続いては 視聴者の方からの質問ということです 米ロのどちらを信じるかということです 前回はロシアとウクライナについてのご解説 とても勉強になりました 今回はロシアに若干の利があると言いますが 日本もロシアに多少恩を売っておく方が 良いのかもというの...