2021/12/15

二種類の仕事 仕事に生きがいをというのは何か? 不幸は自分の錯覚で作ることが多い (武田邦彦)



本日の収穫(3706文字) 

えーとこのー 日本人が今不幸であるというか
これをお聞きの皆さんの中にもですね
どうも俺は仕事が合ってないとかですね
仕事の職場の人間関係がうまくいかないとか言って
仕事関係で悩んでる人が多いと思うんですよね
しかもその中にはですね
どうも自分に合ってないとか
自分にはもっと人生ですべき
自分にすべき仕事があるんじゃないか
なんていうんでですね 悩んでる人っていうのは
まぁ結構若い人を中心にいるんですよ
それはですねー いつも私が言っておりますが
ヨーロッパの悪い文化で
汚染された頭で考えるとっていう条件が付いてるんですね
仕事は二種類あるんですね
一つは日本流の仕事なんですよ
日本流の仕事の考え方
日本人はねー どういうふうに思ってるかって言うと
自分が私なら 私が生きていくわけじゃないですか
私が生きて行く上にはですね
朝起きますとね
歯を磨いて 歯を磨いてって簡単に言いますけど
歯を磨くためには水道が出ないといけないですから
水道やってくれる人 昔は井戸でしたけど
井戸でしても 井戸を掘る人もいますからね
歯ブラシで歯を磨く コップもいる歯磨き粉もいりますよ
それから 顔を洗うんだったら
まぁ水でも何でもいいけど
できれば 瞬間湯沸かし器を使って
石鹸を使いたいですよね
色んなものがいるじゃないですか
食卓に着けば 箸もいる茶碗もいる
ご飯もいる 味噌汁もいる
ちょっとした魚も食べたいことがある お新香もいる
そういうことを今ずっと挙げますとね
たった一日私が過ぎるだけでも
物凄く多くの人が働いたものを
使わせていただくわけですよ
じゃあ それを使わないとしたら私はですね
もう頭はボサボサ 体は臭い歯はボロボロ
お腹は減ってるって こうなるじゃないですか
だから人間っていうのは
どうしても多くの人が集合して生活しないと
現代の生活はできないと 現代っていうかもう
平安時代ぐらいから生活できないと
いうこともはっきりしてるんですね
ですから じゃあー人間として
まず第一に やらなきゃならない仕事は何かと
考えたのが日本人なんですよ
謙虚な気持ちでですよ
俺だけが偉いっていうんじゃなくて
謙虚な気持ちで
日本人が みんな協力してんだと
そうするとですね 私は夏の暑い時でも
雑草を除いてくれる 
お百姓さんがいなければ駄目なんですよ
暑い時に道路工事で フーフー言いながらやってくれる
道路工事の人がいなければ駄目なんですよ
もちろん 私の赤ちゃんの時には
夜でも そそうをしたらですね
おしめをかえてくれる人がいたから
私が今いるんですよね
もちろん 時々には病気もかかる
電車に乗りゃー 運転手もいる
電車の車両を作る人
車両を作る人を組み立てる人も当然ですが
新日鉄とかね そういうふうに
JFEとか鉄鋼やってる人
そういう人がいないと 私は生活できないんですよ
人生送れないんですよ
ですから 日本人が考えた仕事というのはですね
恩返しなんです まず第一に
まず第一に恩返しをして 初めて君は
人間と言えるっていうことになるんですよ
まず人間の資格ですね
ご飯は食べるね 道路を歩く
だけど俺は そんなことは俺は貴族で
ご飯を作ったり道路工事した人は それはまぁ
貧民か奴隷だからっていう考えは 日本にはないです
ですから まず日本人の仕事は恩返しですから
つらい仕事の方がいいとも言えるんですよ
いいとは言えないけどね
つらい仕事に文句は言えないんですよ
だって 皆さんは仕事の中で
つらい仕事をしておられるわけですから
だから 仕事がつらいからって文句を言うつったらですね
一体 お百姓さんは
稲どうやって作るのとことになりますよね
台風が来た時に 川の護岸工事に一生懸命土嚢を運んで
雨が降りしきる中に 土嚢を積んでいく人っていうのは
一体あれ つらくないのと
もうね 冬の寒い時に色々やる人もいますよ
そういう人の苦労は
やっぱり自分が味わわなきゃいけないんです
だから楽な仕事っていうのはですね
まず楽な仕事をこのブログに聴いてる人で
楽な仕事をしようと思ってる人はですね
やっぱり生きる価値ないですね 悪いけど
やっぱり人間として一番大切なことは
自分が世話になったら
それだけ世話をして返すということが大事であって
自分は貴族だから
世話してもらって当然だなんてやつはですね
ヨーロッパとか中国の悪しき社会なんですよ
これが第一種の仕事なんです
だからこそ日本国憲法は 勤労が義務になってるんですよ
義務になってるってことは そういうことなんですよ
ところがもう一つはですね
中国とかヨーロッパの階級社会ですね
階級社会はどう考えたっていったら
労働は神の罰だと考えるんです
恩返しじゃないんですよ 神の罰だ
本来人間は労働しなくていいと
いやこの理屈はおかしいんですよ
みんなそう思ってますけどね ヨーロッパ人なんかね
哲学者なんか 立派な哲学者といわれる人
みんなそう思ってますよ
労働はしなくていいんだと
勝手に机の上にはパンが来て
バターが来て コーヒーが来て食べれるんだ
風呂に入れば 誰かが風呂を綺麗にして
お湯を張ってくれてんだ
いや全部メイドがやってんですって言うんですよ
だけど彼らは メイドは人間じゃないと考えてるわけですね
ですから 日本に原爆を落としたアメリカもそうですね
日本人は猿であって 人間ではないって言うんです
人間ではない 女は人間ではない
今でもヨーロッパ人は 女は人間じゃないと思ってますよ
そのヨーロッパに近づこうとしている
ジェンダーとかいう人たちがいるんだから
もうどうにもならないですけどね
何を錯覚してるんですかって 言いたくなっちゃうんですね
ヨーロッパ人は貴族は仕事をしなくていい
仕事は汚れたものであり やるべきものではない
まぁこれはキリスト教の現在意識とか色々あるんですが
まぁものすごく内容は深いんですが
少なくとも仕事は 人間のするべきことではない
猿とか奴隷とか 貧民のやるべきことであると
そういう考え方なんです
これから言ってですね
仕事にやりがいが必要だってなるんですよ
だってそうすると 仕事っていうのは区域ですからね
やりがいのある仕事を
自分の人生の目的を達する仕事が必要なんです
だからそれは日本の これを考える日本で
これを考えているからですね
どうしても職場で
うまくいかなくなったりなんかするんですよねー
だけど もう少し現実的に見てみるとですね
仕事一日を分けると まず第一に恩返しの仕事
これ大体四時間は
かかるって言われてるんですよ 四時間ね
自分がご飯を食べたり 靴を履いたり道路を歩いたりね
時にはエンターテイメントに行ったり
色んなことしますよね
酒を飲んだり これには四時間ぐらいかかる
じゃあ 九時から仕事を始めて一時まで仕事をする
それから遊んでもいい だけども
全部遊ぶのも何だと思って
自分の人生に役に立つような仕事をするとしますね
これが一時から五時までするじゃないですか
そうすると大体 その人は義務として
恩としての仕事と 自分の人生としての仕事を二つやる
それから五時から遊びに行くっていう考え方もあります
つまりですねー
自分の人生を全うしたり
自分のためにやる仕事っていうのは遊びと一緒なんですよ
そりゃそうですよ 遊びですよね
人にとってみればどう見るか分からないけど
自分としては やりがいのある仕事っていうのは遊びですよ
遊びだって やりがいのない遊びってないわけですから
遊びか仕事かっていうのはやっぱりそれは
やってるのがね パソコン打ってるから仕事だとか
漫画 パソコンで漫画見てるから
遊びだなんていうことでもないですからね
行為ですから ですからその意味ではですね
まぁやっぱりスパッと 仕事は恩返し
それ以外は遊びっていうことですね
遊びの中には 自分の人生の目標を到達したいとかねー
自分はバレーボールの選手になりたいとか
そういうことはありますね
それはそういうことなんです
これはね 何回も何回も
繰り返していただいたほうがいいと思うんですよ
私が今してる仕事は恩返しなのか
恩返しだったら寒い冬の時に 雨に打たれながら
道路を歩くのも仕事のうちですよ
嫌な上司の言うこと はいっつって聞いてね
そしてそれをやるのも 仕事のうちですね
できれば嫌な思いをする方が
短い時間で仕事が終わりになるとも言えるんですよ
とも言えるんですよ
そんなことだけではないんですけどね
楽しくやるのも大切なんですが
しかし仕事の本質っていうのは 恩返しなんですね
これがもし若い方がお分かりになればですね
人生は非常に明るくなりますっていうのは
仕事がつらくなくなります
仕事してる間は 俺はもっと鍛錬のために
つらい仕事をしないと 自分が大きく遊ぶわけでしょ
自分が大きく人生を楽しもうっていうためには
その大きく楽しむためには
飛行機でどっか行ったりですね
それから色んなことをするわけですよ
お酒を飲んで どんちゃん騒ぎしたりっていうことは
ますます人に迷惑かけますからね
人に迷惑っていうんじゃないんですよ これ
みんなはそれでいいです
あなた そういう風に楽しんでいいですよ
だけどその代わり 飛行機に乗るって言ったら
電車に乗るよりか 何十倍もエネルギーも使うし
色んなもの使いますからね
だから余計につらいことをしなきゃならない
つまり つらい仕事をすればするほど
自分の楽しい人生を送ることができる
これが日本の仕事に対する考え方であります
是非 仕事を悩んでいる人
この原理原則を身につけてですね
楽しい人生を送っていただきたいと思います

2021年12月15日 (ヒバリクラブ)

#武田邦彦

2021/12/14

日本人を幸福にする具体的な政策2 (文化)力づくではない社会 力づくの社会と力づくではない社会は基本的に違うので、日本文化を基礎としないと 日本人は幸福にならない。 1.教育は本人のため (武田邦彦)



本日の収穫(3409文字) 

政治はですね 国民が幸福になるのを
ために 色々やるわけですよ
だけど この頃の日本政府の野党なんかもっとそうなんで
日本政府っていうか 政府も野党も
与党も野党も入れてですね
何しろ 国民を痛めつける方ばっかりやってんですよ
例えば一番典型的なのは
小泉進次郎前大臣がやったですね
レジ袋の有料化なんてのは典型的なもんですね
なんの効果もないんですよ レジ袋有料化したら
将来日本は良くなるんですか なりません
何にも関係ありません
ただレジ袋を有料化したわけですよ
日本人はですね プラスチックをそこら辺に
ポイなんて捨てないんですよ
捨てても 問題はあまりないんですが
しかも捨てないんですよ それをですね
毎回毎回お金いりますか 袋いりますかって
聞かれてね めんどくさい人生なっちゃったんですよ
小泉進次郎さんは どう思ってるか知りませんけどね
国民には やることがあるんですよ
そんな変な事を考えなくてもですね
毎日楽しく美味しいお弁当を食べたりね
コンビニで買ったりしたいんですよ
いちいちそんなこと言われてね
国民の環境意識をあげるんだって 冗談じゃないですよ
夫婦揃って 小泉さん3億円以上の資産があるんですけど 
どうやって使うんですかね
環境にいい使い方って 聞きたいですよ
小池さんもそうですね
クールビズなんていうのやってですね
ネクタイを取ると なんか涼しくなるってんでですね
電通から あの時ですよ
報道されたのが 正しいかどうか私には分からないんですが
電通に80億円かけたって言うんですよ
クールビズという名前に 税金をね
ただ電通を救っただけの事ですよ
早稲田大学に これは僕が直接聞いた話なんですけど
二千万円の研究費渡してですね
ある教授に 襟にネクタイがあるかないかで
体温はどのくらいになるかって
2度ぐらい下がるとかね
そんなことは色々ありますよ
それはYシャツ着ないで Tシャツでやればいいんですから
南洋みたいに 何の役にも立たないんですよ
もう今ですね ここ30年間日本人はですね
日本政府が我々を幸福にしてくれるために
なんかやってるっていう
もう感触はないでしょうね
だけどやっぱり私はねぇ 
日本人を幸福にする政策がいると思うんです
その一番基本はねぇ 日本という力づくではない文化
力づくではない文化っていうのは
支配層5パーセント 被支配層90パーセントという
ヨーロッパ中国の文化とは違い
日本は たった一人の天皇陛下だけを象徴で置いておいて
後国民は全部同じと 身分がないと
これが一つは力づくじゃないですね
2番 女の方が男よりか力が弱いんだけれども
女性を上に置いて
家庭では旦那が派遣労働者として外に出て
稼ぎを家族のために 全部妻に渡すと
これ力づくじゃないんですよね
3番目会社 会社はですね
従業員の努力 日本の土地とか道路
それから経営者株主 それから日本文化
これ言葉とか コミュニケーションとか考え方ですね
この5つで収益を上げてるのに
力づく文化はね 株主が会社を支配してるって言うんですよ
違うと 従業員が一番会社で貢献してんだと
従業員第一の会社を作んなきゃいけないのに
従業員ごと売ったりですね
この頃は銀行が会社に来てですね
もうちょっと株主に対する配当を増やせとかね
なんか言ってくるんですよ
あなたどこの人ですかって言ったら
いや うちの銀行は半分ぐらいが外資だっていうでしょう
まぁとりあえず3つですね
支配層と被支配層のない社会 
男性と女性が本当の意味で平等な社会
本当の意味でですよ
それから3番目が会社とかそういうとこで
従業員が一番大切という文化
従業員が上とか下とかじゃないんですよ
なんでも上とか下とかにしたいんですね
西洋文化っていうのはですね
天国はっていうとですね
上の方にあるんですよ
これねぇ 非常に重要な意識なんですね
人間の意識って結構複雑でですね
天国が上にある 天に昇るって言うんです 
ところが違うんです 日本はね
三途の川を渡るって言うんです
日本はねぇ 平等社会ですからねぇ
天上も天下も全部 平面なんですよ
別に上に昇るとか下に落ちるとかいうことじゃないんですね
まぁそういうヨーロッパの文化の影響を受けて
芥川龍之介なんか 蜘蛛の糸書いてますけどね
あれは日本流じゃないんです
日本には家もそうなんですね 縁側なんてありますね
あれは家の中と外を平面で結んで
縁側っていうのは 家の中でもない外でもないっていう
上下の意識は日本にはつくらないんですよ もちろん天の神様
神様みたいな
まぁ天にいてもいいということなんですけどね
若干はありますよ 若干はありますが
基本的にはですね
日本は平面の文化 力づくではない文化
みんなが一緒の文化 絡合の文化なんですね
これを無理やり力づくにしてるでしょ
例えば 奥さんは扶養家族だ
なにを扶養家族なんですか
どうしても日本文化で扶養家族っていったら夫ですよ
ヨーロッパで扶養家族っていうのは妻ですね
お母さん 日本はお母さんが一番偉いんですよ
なんだって365日24時間労働でしょ
赤ちゃんが夜中に泣いたって どんなに疲れたって
オシメかえてくれますよ
このお母さんの労働はね
ゼロなんですよ ゼロ価値 
何でゼロ価値なんですかって
社労士に聞いたらね 社労士なんて言ったと思います
雇用関係がないから
雇用関係っていうのは上下関係なんですよ
だから日本は そういう意識がないんですよ
元々ね 日本はね
お母さんが偉いとか偉くないとかいうことも言わないんです
水平関係だから
お母さんは そういう仕事をしてくださっている
だから みんなでお母さんに感謝しようって言うんで
全然 上下関係と雇用関係とか 
そんなのないんですね
ここで言いたいのはですね
日本は明治以来 よく日本文化を勉強しなかった
帝国大学の先生方とか文化人とか
そういうのは西洋にかぶれちゃって
もちろん軍事力は西洋の方が強かったんですよ
文化の面では日本の方が遥かに上だったんですよ
それを間違って 素晴らしい文化の日本に
愚劣な文化のヨーロッパを持ってきちゃって
それを今えだついたみたいにやってるから
日本人は本当に幸福な人生 送れないんですよ
日本人が幸福になるためには
日本文化を基礎としないといけないんですよ
当たり前ですけど 我々にはですね
古い昔から血が流れてて
それで我々の精神状態っていうのができてるわけです。
これもヨーロッパはですね
大脳皮質という
その人一代限りの議論をしてますから
だから日本とは違うんですけど
日本はもっと自然っていうのをよく理解して
人間っていうのはよく理解して
例えばですね 後で宗教についても
日本の状態を改善する必要があるんですが
日本の宗教っていうのは自然とご先祖様 二つですね
宗教とも呼ばないんですよ
教えじゃありませんから
あのね ヨーロッパはやっぱり上から教えるって言うんです
神様が人間に教えてくれるっていう解釈ですから
やっぱり いざこざあるんですよ
日本はそうじゃないんですね
自分と共に住んでいる自然 山とか川
自分を産んでくれた ご先祖 
だいたいですね 千年遡るとですね
30億人ぐらいが同じ遺伝子なんです
日本には1億人ぐらいしかいませんからね
昔は4000万人とか 3000万人しかいませんから
ダブってるんですよ
ですから ご先祖は
僕らのご先祖は全部共通してるんです
僕らのご先祖は全部共通してるっていうと
山とか川とか海とか魚とかいなければ
僕らは死ぬじゃないですか 稲とか
だから僕らをつくってくれたものは
神様とすると そっからなんか教えてもらうわけじゃないで
宗教ではないんです
日本の日本人の信ずるもの というものなんですね
日本人が神様として信ずるもの
神信というのかな
神を信じる 神様ってのは何ですか
それは自然とご先祖様で
自分をつくって下さったもの これに尊敬します
だから 日本人はクリスマスになると
クリスマスツリーを飾り
子供にプレゼントをあげる
一週間経つと神社にお参りする
その帰り足でお寺に行って ご先祖様にお参りをする
元旦は朝起きた時に
お天道様様を拝む 何にも矛盾してないんですよ
これ だから信教の自由なんて
けち臭いもんなんですね
日本は元々信教の自由っていうか
信教の自由という
概念のいらない社会をつくってたわけですよ 日本はですね
信教の自由という 概念のいらない社会
それをね 無理やりね
力づくの社会を持ち込もうとしてるわけですよ
信教の自由が大切だとか
男女は平等でなければならないと
なんちゅうことですか まぁとにかく
日本人を幸福にする 具体的な政策の2番
文化 力づくではない文化の社会をつくる
第一に教育は本人のためにやる
二 力づくではない社会をつくる
これで ものすごく皆幸福になりますでしょうね
私はそういう風に思います

2021年12月14日 (ヒバリクラブ)

#武田邦彦

2021/12/13

なぜ人間の赤ちゃんは1年半で離乳なのか? チンパンジー4年、人間1年半 (武田邦彦)



本日の収穫(3534文字) 

えーとですね
まぁ昔から私はこうなんか
おかしいなーと思うんですけども
保育園とかですね
それから 保育園はそうかな
幼稚園は だいぶ大きくなってからですけども
赤ちゃんを施設に預けるっていうのがあるんですね
名古屋大学の経営委員みたいなものをやってる時ですね
提案がありまして 大学側からですね
今度 名古屋大学で四千万円からかけてですねぇ
保育所を作ると これは名古屋大学に勤めてる方々が
もう長く希望したことであって
今回これを作るので 皆さん是非賛成してほしいと
いう話が提案されました
まぁ保育園を作わけですから
そこにおられる12~13人でしたかね 経営委員の人は
先生方は みんな賛成の感じでしたよ
私が質問しますとね
保育園を作るっていうのは
別にそれほど 僕としてはあれだけども
反対はしないけども
保育園作るにあたって 赤ちゃんにお聞きになりましたかと
赤ちゃんは保育園を 保育所を
希望しておりますかって こう言ったんですね
そしたらまぁ 
アホな教育学か何か別の先生かもしれませんが
それがですね
武田先生赤ちゃん答えるはずないじゃないですかって
アホなこと言ったんで
ええー それは分かってますよと だけど
ここは名古屋大学ですからね
ですから 世間が保育所を作ってるから
名古屋大学が作るっていうんでは
大学としての社会的意味はないでしょうと
やっぱり大学には 幼児学の先生とかですね
教育学発達学の先生がおられるんだから
社会は赤ちゃんのことは考えなくても
名古屋大学は赤ちゃんのことを
考えなきゃいけないじゃないですかと
保育所を作りたいっていうのは
多分 ご両親の方の希望じゃないですかと
じゃあ ご両親がなぜ赤ちゃんを
保育所に預けたいかという希望を言われるかと言うと
それは 自分が勤めたいからじゃないんですかと
もちろんその勤めたお金は
赤ちゃんにもメリットはありますが
しかし勤めること自体は ご両親
例えば お母さんの希望じゃないんですかと
だけども保育所っていうのは あくまでも第一義には
赤ちゃんのためになることじゃ
なくちゃいけないと思いますと
したがって赤ちゃんがまず
保育所に預けられることを喜ぶというのが 第一条件でしょう
社会の保育所の議論を聞いてると
勤めが大変だとか お母さんが大変だとか
男女平等とか 全然関係ありませんよと
私はそう思いますと
第一義にやっぱり赤ちゃんですと
やっぱり人間を何を作るにしてもですね
学校を作るにしても 学校は学生のために作るんであって
何も学校が大学ができてないと
先生方に給料払えないから
大学を作るっていうわけじゃ
ありませんよと言ったわけですよ
私がいると 物事が混乱するってよく言われるんですが
そこで誰も答えないんですよ ええ
だけど採決は 何とかこれをごまかして
採決まで持っていきたいっていうのは
大学側の態度はありありとしてるんですね
僕はそんなことじゃへこたれませんからね
いかがですか いかがですかって聞くんですよ
やっぱり もちろん
赤ちゃんにとっていいという根拠はあるんでしょうね
と聞くわけですよ
追い詰められましてね
ご提案なったのは 副学長かなんか
そういった事務系の人なんですけど 困り果てて
先生方は誰も応援しないんですね
結局 その提案は流れました
多くの人は 武田先生は何ていうこと言うんだと
みんなが保育所が必要だって言って
せっかく国も認めて名古屋大学に
保育所ができるってことになったのに
それを潰すとは何事かと こういうわけですね
だけど これでいいんでしょうかね
確かにお父さんお母さん赤ちゃんと 三人比べますと
赤ちゃんが一番力弱いですよ
だってお乳飲ませてもらわなきゃいけないし ねー
それからまぁ 
お父さんお母さんいないと死んじゃいますからね
赤ちゃんは 弱い立場ですよ
だけど 弱い強いという以外に
赤ちゃんをどう育てるのは正しいのか
正しくない保育の仕方をする限界は
どういう場合なのかっていうことがですね
少なくとも国立大学のなかでもいいと言われる
名古屋大学の先生方が
僕に答えられないっていうんじゃですね
それは いくらなんでもひどいですよ ねぇー
戦争の時に捕虜収容所ですら
捕虜の人権っていうのが認められているのに
なんで保育所で 赤ちゃんの人権が認められないんですか
私は個人的に 赤ちゃんはお母さんに育てられる場合
お父さんに育てられる場合
保育所で育てられる場合
何が一番いいかっていうのは一応考えがあるんです
赤ちゃんの年齢とか家庭環境にもよりますね
必ずしも保育所が常に悪いってわけじゃありません
特に最近のように
家庭環境があまり良くなかったりですね
というのは おばあちゃんが
いなかったりっていう意味ですけども
えーそれから えーまぁ
赤ちゃんが厄介者にされるって言うかですね
そういう時代にとか
それから少子化で 兄弟がいないとかいう場合に
それぞれ どう考えるかっていうのは
細かく考えなきゃいけない問題なんですね
ところで私が こういうことはもう常に言ってんですよ
保育所ばかりじゃなくて
あらゆる よく男女平等とかですね
それから 中学の女子中学生に対してある校長先生が
妊娠と母親っていうことに対して
女子中学生だけに 特別に話をしたら
そのマスコミがもう 非常に程度な議論でですね
その校長先生を罷免させましたね ついには
これはですね 何の議論もしない
つまり男女平等が最高の道徳であり
赤ちゃんも含めて男女平等という錦の御旗に対して
誰も抵抗できないんだっていうことをやり
それに反するものは全部潰すぞという
まぁマスコミの常に傲慢な心なんですね
まぁこれは戦争の前ですね
早稲田大学と慶応大学が野球対抗戦を
野球の対抗戦を始めようとした時に
朝日新聞がアメリカのような
野蛮な国のルールを持つ野球を
その日本の大学がやるとはけしからんと 朝日新聞の力で
早稲田大学と慶応大学を潰してみせると言って
一週間ぐらいの大々的に
キャンペーンを打ったことがあります
その朝日新聞は戦争で
日本がアメリカに敗れるとですね
途端に 180度態度を変えまして
高校野球のメインの推進役をやるわけですね
あのマスコミってのは その程度の見識なんですよ
マスコミっていうのはゴロツキ
反社会的団体と言ってもいいぐらい
レベルが低いんですよね
そんなことの言う人を 
今度これ聞くわけいかないですよ 赤ちゃん
ここで ちょっと別の議論をいっぱいします
いっぱいしたいものがあるんですね
もちろん日本文化についても話したいんですが
ここは動物学ですね
チンパンジーの赤ちゃんはですね
1㎏半ぐらいの 非常に小型で産まれて
哺乳期間は4年です
これに対して 
人間の赤ちゃんは 随分大きく産まれますね
3~4㎏で産まれて
離乳は一年半ですね
これは類人猿なんかと 人間との大きな差があるんですね
総じて言えばゴリラも含めて類人猿のですね
赤ちゃんの産まれてくる体重っていうのは
まぁ1㎏から2㎏っていう 小さいですよ
ゴリラみたいな大きな動物でも小さいんです
ところが人間はですね 3~4㎏で産まれて
離乳期間が短いんですね
これは事実はもう分かっております
まぁ類人猿の研究でよく分かっておりますが
理由は分かっておりません
これには必ず 私は理由があると思うんですね
どんなものにも理由があります
この どんなものにも理由があるので
我々はですね 赤ちゃんの養育については
なぜ離乳期間が一年半しかないのか
なぜ3~4kgの大きな体で産まれるのか
その他ですね 山ほど女性が
赤ちゃんを育てるということをやめる
もし やめたりですね
男女が均等に赤ちゃんを育てるということは
非常に危険なんですね
なぜ危険か 私がですね
実は遺伝子作物について やや否定的なのは
なぜかって言うとですね
遺伝子作物は現代の科学に於いてはですね
安全だと考えられます
しかし我々はですね
現代の科学というものが同時に
非常に不完全なものであって 全部をカバーしていない
ということを知っております
まぁ今度のコロナとかワクチンの事件も
やっぱりそれを示しておりますね 当たり前ですけども
我々の科学は完全ではないんですね
ですから 遺伝子について
ほぼ まだ5パーセントか
10パーセントぐらいの知識しかないのに
それを操作して作った作物が
人間に対してどういう影響があるか
っていうことは分からないですよ
単に 遺伝子で作った食べ物をしばらく食べさせたら
病気にならないとか そういうもう超雑なね
それがある程度 子供に伝わるのか伝わらないのか
生態系としてどうなのか
私に言わせれば 絡合的な効果はどう起こるのか
何にも分かんないで 単に自分たちが儲かるから
遺伝子作物は安全だと言ってるに等しいと言っても
それほど間違いではない状態なんですね
名古屋大学の保育所の問題もそうですが
一体 日本のいわゆる文化人学者とか
インテリというものはですね
物事を総合的に考える力があるんでしょうかね
そして弱者を守るっていう
極めて大切な概念をですね に対して
自信を持っているのかどうか
非常に疑問に思っております

2021年12月13日 (ヒバリクラブ)

#武田邦彦

2021/12/12

ホッブスとルソー: アホではないが 人間は獰猛である(ホッブス) 人間は穏やかである(ルソー)  ゴリラは穏やかである。 先史時代の人間は穏やかである。(武田邦彦)


本日の収穫(3660文字) 

えーとですね ヨーロッパでは
非常に有名な近代の思想家ですんでね
その人達をアホなんて言ったらですね
お前 何言ってんだと
日本には ヨーロッパかぶれが山ほどいますからね
それでヨーロッパの思想学とか哲学といった
ヨーロッパの頭脳で考えたのの大きな欠点はですね
ヨーロッパがアーリア民族社会にいる
つまり 獰猛な社会にいるということと
大脳皮質社会にいるっていう二つのですね
大きな欠点があるわけですね
この欠点が十六世紀以来ですね
人類社会にものすごく大きな
最悪をもたらしたわけですね
これだけ大きな最悪をもたらしながら
この最悪をもたらした文明を
貴重なものだと言って奉る人たちが
まぁ 日本には山ほどいると
その人たちが東大教授であり
文化人なもんですからね
だから ヨーロッパの悪口なんかなんで言うんだ
っていう風に言われちゃうんですが
実はですね ヨーロッパ文化というものが
ものすごく大きな最悪を
人類にもたらしたことは もしかすると
その洗脳された その人たちにもですね
まぁ わかっちゃいるかもしれないなと
思う節もあるんですね
その一例を挙げますと
イギリスの巨大な思想家 ホッブスはですね
人類は獰猛なものである
つまり人類っていうのは
元々獰猛なものだからですね
人類が戦争したり 争ったり
殺人事件が起こるのはもう仕方ない
これは止められないんだと いう風に考え主張しですね
それが後の
色々な植民地とか 戦争というのをよんで
世の中には 人間社会には
非常に大きな最悪をもたらしたわけですから
ある意味では ホッブスはですね
ホッブスのリヴァイアサンなんかっていう
著書があるわけですね
私なんか ホッブスのリヴァイアサン若い頃読んでですね
なんと素晴らしいことかと思ったんですが
それは私の考えが未熟だったから
素晴らしいと思ったんだってことは
後になってだんだん分かってくるわけですね
だから フランスの巨大思想家ルソーはですね
人間は穏やかなものである それが本来の性格性質だ
だから人間が獰猛に思うのは 若干
別の要素があるんだと言った人なんですね
ここでホッブスが正しいかとか ルソーが正しいかとか
それらの持っている思想の意味を論じるわけじゃないんですね
何で彼らが違う意見になったかっていうことですね
現在の日本でも
違う意見っていうのは非常に多いんですけど
なんで人間は
違う意見を持つようになるかっていうことの一例ですね
これアホだからなんですね
もちろん 私もアホであってですね
全員がアホなんですね
なんで全員がアホかって言うと我々はですね
全能な知識を持ってるわけじゃないんですよ
本当に人間が知るべき知恵のですね ごく一部
僕の感じではですね
感じですから 分かんないんですが
一万分の一とか そのぐらいしか持ってないわけですね
だから事実とか 知識があれば
思想っていうのは 簡単にひっくり返るわけですよ
今私日本でですね
色々議論している 特に野党の議論なんかはですね
ほとんどは知識の問題じゃないかと思うんですね
知識の問題じゃないやつもあるんですよ
そこに関係している人が 全部よく分かってるけど
利害関係から言って
ただそう言ってるってやつあるんですね
まぁそういうものは 人間のあれですから多いんですが
まぁ知識不足が多いですね
ちょっと このホッブスとルソーについて
科学的な知識をですね 整理します
この科学的な知識っていうのは またですね
あるいは 時代が変わるとですね
変わる可能性があるんですが
とりあえず現在のところの まぁ霊長類の研究ですね
そういうのとか 人類の先史時代の研究を参考にしますと
ゴリラは穏やかなんですよ
あのー よくあのー ゴリラはですね
獰猛だっていう風に思われますけど
これはただ単に 人間のアホがですね
ゴリラが胸をどんどんと高くってあれ
ドラミングって言ったかな
なんか言うんですけども あれを見てですね
ゴリラは好戦的な動物だと
獰猛なんだって 錯覚しただけで
その後のゴリラの研究によったら
あの胸をどんどん叩くっていうのはですね
平和な印なんですよ 妥協して 
みんなで仲良く生きていこうじゃないかっていうことを
主張している時の行動なんですね
ですから あーそうですかと
じゃあ みんなで楽しく生活しましょうっていったら
絶対にゴリラはおとなしいんですね
まぁ もちろん動作っていうのはですね
民族によっても違うぐらいですから
まして人間とゴリラだって言うと
それは全然行動が違うわけですね
類人猿からだんだん人間になって
猿人になって だんだん行くんですけども
その考古学っていうか 先史時代の人間ですね
人類学でもいいし 考古学でもいいし
色んなことがあるんですが
この人間が戦争を始めるっていうのは
非常に最近のことでですね
少なくとも数万年前からなんですね
それまではどうも
戦争っていうのはなかった感じがするんですよ
これはですね
土地が豊かだからかとかそういうんじゃない
よくあの戦争が行われるのは 食べ物が減ったり
そういうことになって
戦争が行われるという風に言われたりする
これもですね アリア人が
自分たちの世界だけを考えたわけですね
ヨーロッパ人が何で背が高くて
男性が結構かっこよくて 女性が美人かっていうと
あれは競争が激しいからなんですよ
競争が激しければ 結局ですね
何とかして背が高くなり
何とかして女性は美人になってですね
そして対抗しようとしますので そういう風になりますね
南洋の方の人達は まぁ生活が楽ですから
いつも にこにこして
戦争の数は もう全然少ないですね
例えばイギリスと南方の島々とを見ますと
全く違うんですね
そういうことは どうしてかって言うと
まぁ体型にも表れているわけです
そういう厳しい 非常に厳しい環境の中で
ヨーロッパ人 アーリア人ですね
特にアーリア人の場合は 遊牧民が元々ですからね
そういう その草がなくなったらどうするのって
いやもう それから草を植えるっていうようなことは
彼らはしないで 面倒くさいから
人の土地を奪って生活するっていうことをしてたわけですね
戦争が始まったのっていうのは
いろいろ説がありますが
まぁまぁ数万年なんですよ
2~3万年前ですね
もちろん 近世まで
近代まで戦争を行わなかったのが
アイヌ 日本の親しみではアイヌ民族ですね
アイヌ民族っていうのは
日本民族よりかずっと優れておりまして
優れているというのは
平和という意味で優れておりまして
アイヌの遺跡の中には人間を殺す刀とか
槍っていうのは ほとんど見つかりません
熊をやっつける イコロ?とかですね
キツネを捕らえる狩猟するための
矢尻というのは見つかるんですけど
人間同士っていうのは ほとんどないんですね
それから 実際に刀傷がある遺体というのはですね
ほとんどありません
私が知ってる範囲で三体ですね
ですから アイヌのように非常に生活が厳しいんですよ
やっぱり 北の国ですからね
アイヌが重婚つってですね よく夫がですね
姉と結婚してたら その姉の妹ともう一回結婚して
妻が二人作れるつうのもあるんですけど
これをもって 非常にアホな人がですねぇ
アイヌは野蛮だとか重婚だとかは違うんですよ
あの北海道ぐらいですとね
要するに 女の人一人じゃ
なかなか昔は生きていけないんですよ
だって熊を 簡単に言えば熊を狩るわけですから
山に行って 激しい海に行って
船を漕いで魚を捕るわけですからね
これはちょっと無理なんですよ
野菜だけじゃちょっとね 生きていけないですよ
野菜つったって 本格的は栽培はしないですからね
ですから 命を救うために重婚制度っていうのは
特例としてあるわけですね
それをアイヌを非難しようという人たちが
使うということなんですね
私がここで言いたいのは
実は アイヌのことでも何でもなくてですね
人間の頭っていうのは 本当に浅はかだと思うんですよ
本当に浅はかなんですね
ホッブスとかルソーといった ヨーロッパでも
一二を争う巨大な 巨大な思想家ですよ
もう文章なんか読むと もうこの人たちの頭がいいのは
素晴らしいと思いますよ
しかし この頭がいいというのは
何の頭がいいかっていったら
大脳皮質の密度や
回転速度がいいということであってですね
その大脳皮質っていうのは
それまでに ホッブスとルソーの頭の中に入ってる分しか
動員されませんから
私はこれを一回大学の学生相手にですね
色々テストをしたわけじゃなくて
教育のために一生懸命やったんですが
ある有機合成反応っていうのはですね
学生はどうしても
自分の頭で覚えてる有機合成反応から
見つけようとか改良しようとか思うんですね
しかし学生が知っている有機合成反応っていうのは
本当に限定されてるんですが
自分の頭の中にある
有機合成反応が限定されているという
前提には立たないで
自分の知っている 合成反応っていうのは
あたかも合成反応の 有機合成反応の自然界にある
有機合成反応の全てでだと
いう風に思うような感じで取り組むんですね
ですから もちろん間違えます
しかし それもね
しょうがないってちゃしょうがない
人間の限界かもしれませんが
それを人間が知っているということは極めて大切ですね
私はギリシャ哲学をあまり評価はしませんが
ソクラテスが
人間の大切なのは知らないということを
知っていることである
っていうのは確かにある意味で
人間の頭脳のですね
働きを示したものだと思います

2021年12月12日 (ヒバリクラブ)

#武田邦彦

2021/12/11

言論の自由とバッシング 「軍国時代」と何が違うのか? メディアの先行する意図的誤報と反撃 ファクトチェックグループの背景はメディア (武田邦彦)


本日の収穫(4196文字) 

今日はですね 言論の自由とバッシングっていうことで
最近ですね 言論に対するバッシングが多いんですよね
その基本を作ったのは
現在のメディアがですね
先行的に意図的な誤報を出すから なんですけど
その泥試合みたいになってきましてね
言論の自由が非常に大切なので
それに対するバッシングをする人っていうのは
また個人で結構いるんですけど
それもですね
非常に注意してやってもらいたいと思うんですね
特に言葉遣いですね
まぁ意見が 違う意見を戦わせるっていうのは
非常にいいんですけど
相手を罵倒したり 汚い言葉を使ったりですね
それから相手の意見に対して 色々意見を言うのは
非常に大切な事なんですが
相手の人格だとか 生まれ育ちとかですね
そういったものを言っていうのは
一番いけないんですね
まぁそれは その我々としては
日本としては一つ 痛い経験と言うか
この前の戦争が
悪いってわけじゃないんですけども
やっぱり色々交渉するのが遅れて
戦争に早く入ってしまって
310万人の人が亡くなったという一つの原因はですね
みんなが言ってるように 一つは隣組ですね
今度の新型コロナと同じように
お互いに隣同士で牽制して
平和が大切だとは言えないような雰囲気を作る
これが一つ問題だったわけですね
もう一つは 要するに軍国主義っていうのは
軍人が頑張ったんじゃなくて
マスコミが戦争を煽った
それで議論をさせない様にした
朝日新聞なんかはですねえ
大東亜戦争の起こる前に
アメリカとの平和を説いた
すごく偉い人にですね
お前は死んじゃえとか なんかもう日本にいるなとか
そういう類のですね 脅迫を随分したんですね
朝日新聞がですよ
それを この戦後は反省して
やっぱり言論の自由は大切なんだと
いうことになったんですが
現在の状態をつらつら見ますとですね
まず第一にメディアが先行して
意図的な誤報を出すんですよね
まぁこの前 及川さんがですね
及川さんという方が よくあのメディアで
アメリカ情報 非常に優れた
アメリカ情報流しておられますが
及川さんの流してる情報の中で CNNがですね
酷いですよね どういう誤報を最近出したかと
トランプ大統領の時の誤報
それから地球温暖化の時の誤報
新型コロナの誤報ですね
これは意図的な誤報なんですね
それはまぁそこで CNNの人が言ってるように
テレビ局というのは別に
本当の事を報道する必要なんかないんだと
視聴率が上がるやつを報道すればいいんだと
それにはまず
トランプ大統領が憎い憎いという報道をすると
だから その一つの例として
トランプ大統領が手が震えてると
もうこれは もう老人になって
大統領の任務はできないんだとかですね
人の劣情に訴えるって言うんですけどね
こういうのは 劣情に訴える方法をとると
それから地球温暖化なんかでは
温暖化が ひどいひどいつって不安感を煽れば
視聴率は上がる 視聴率が上がる方法をとりゃいいんで
別に本当のことを国民に知らせる必要ないって
おおっぴらに言ってんですからね 酷いもんですよ
そうしますとね これはね
どういうことになるかって言うと
人間の大脳皮質の欠点なんですね
これはまぁ これをお聴な方が
是非 一つ方法を会得されるといいんですけども
夫婦喧嘩とかそういうのなくなるんですが
職場の人間関係も良くなるんですけど
人間の大脳は 一番大きな問題は
最初に入ったものを本当だと思うっていう事なんですよ
あの鴨と一緒ですね
鴨が生まれてから 最初に身近に動くものを
お母さんと思うって言うのと 全く同じなんですね
ですから テレビをとにかく
つけてちゃいけないっていう事なんですよ
テレビをつけると
どうしてもテレビからの情報が先に入る
それは正しいと思ってしまうので
どうしても 次に入るものは間違ってると思うんですね
私は随分あのー
なくなりましたニュース女子っていうやつで
女性の方に文句言ったんですが
女性の人はですね
NHKを最初に見てるもんですから
NHKの報道したものを正しいと思ってるんですよ
だから僕が言うとですね
それは違うっていうんですよ 違うっていう根拠を聞くと
NHKが放送してるからそれと違うんだ
NHKと違ってれば 事実と違うんだ
それはまぁ 人間の大脳の欠点は
NHKはよく知ってるからですね
昨日もね やってましたよ 
まだやってましたよ
あの地球温暖化で なんか首相が
炭素の発生量を減らすという時にですね
南極の氷が だぁっと溶けていってる映像を出してたんですよ
あれはね 温暖化と全く関係ない映像なんですよ
どうして関係ないかっていうと
南極っていうのはですね
中央部で毎日毎日 相当量の氷が発生するんですよ
ですから 周辺部で氷がどんどん溶けていかないとですね
南極大陸って
じゃんじゃんじゃんじゃん 大きくなっちゃうんですよ
だから中央部で新しくできる氷分だけは
周辺で溶けてるんです
これは温暖化しょうが 寒冷化しようが
マスバランスでそうなってるわけですから
全く温暖化とは関係ない映像なんですよ
それを温暖化のニュースの時に流す
これが僕の言ってる
メディアの先行する意図的誤報なんですよ
そしてこの意図的誤報に
頭が洗脳されてるんですよね
もう頭は もうそれで出来上がっちゃってるんで
それで いや違いますよ
南極は かえって
温度が下がってますよ なんて言おうもんなら
それにバッシングが来るんですよ
だから現在のバッシングっていうのは
正義のような顔をしてて
NHKの代理人みたいなもんなんですよね
だから これはね
これをなくすためにはNHKのようなメディア
CNNとかNHKが
やっぱり道徳的にちゃんとしてる必要があるわけですね
報道機関としての倫理
道徳がしっかりしてる
だけど それはね 
ちょっと望めないかも知れないんですよ
もう心の底から 腐ってる可能性が高いんですね
だって昨日ね これだけ温暖化って20年も報道してるのに
まだ南極の氷がザーッと溶ける映像を
その菅首相のCO2の削減の間に
流すわけですから映像として全画面で ということは
普通の人が 氷がザーッと溶けるのを見て
温暖化してる 大変だ大変だと思わせようとして
間違ってる映像であることは
もちろんNHK知ってますからね
それで今度は僕も ちょっと被害を受けたんですけど
ファクトチェックグループとか
何かファクトチェックイニシアティブとか
僕も2回やられたんですね
1回がPCR検査
新型コロナウイルスのPCR検査は不正確である
という風に僕は言ったんですね それに対する反撃は
別に 記者の方が若いとか女性であるとか
そういうことを言ってるんじゃないんですけども
カナダかなんかに在住している女性の若い記者の方で
専攻は経済か経営学みたいなものでしたね
別にそういう出身には関係ないんですけども
私に対する反論の根拠としてですね
PCR検査を推進している機関に
PCR検査はどうかと聞きに行って
そこでPCR検査は正確ですよっていう話を得て
武田が間違ってるっていう
これはですね どういう状態かって言うと
その正しいか間違ってるかというのを
どっちかの陣営に聞きに行くっていったら
そりゃもうね その陣営の代表者になっちゃうんですね
それ やっぱりだから
最初にちょっと言った カナダにご在住で
まぁ経営学かなんかを
ご専門の若い女性だって言ったのは
やっぱりPCRの遺伝子の測定の原理っていうのを
よく自分でご判断されてないっていうことなんですね
それから もう一つは最近のことですが
イギリスの例から言って
高校生がワクチンを打つと
どのぐらいの被害者が出そうだという
私の発言に対しておかしいじゃないかと
だけどですね それは彼は一つだけ
今度は若い男性の記者でしたけどね 
この人は割合と全領域で次々とやってますけど
本当に一つ一つファクトチェックと言われるぐらい
ファクトを検討してるかっていうと
やっぱり そうじゃないんですね
ファクトチェックイニシアティブとかいう
グループがあるんですが
このグループはですね
理事長かなんかが NHKかなんか退職した人で
それでボードにですね その意見述べるとこに
既存のメディアが入ってるんですね
私のところに ある新興メディアの人が調べて
そのファクトチェックイニシアティブで
取り上げているテーマ
これは ファクトと違うんじゃないかって
攻撃してるテーマの100個がネット
3個が既存メディアだそうですよ だから
このファクトチェックと言いながらですね
既存メディアのグループが グループを作って
新しいメディアを
ただ叩き潰そうとしてるっていう
これもねー 
報道の倫理とか道徳に合ってんのかと思いますよね
ですからまぁ 私はね
これはそのー 規則を作るとか
なんとか言うよりか むしろですね
やっぱり言論の自由を守るっていうのは
やっぱり良心なんですよ人間の
良心とか倫理とか道徳とか
そういうものが守られてない
社会じゃなくちゃ ダメだっていうことですね
アメリカがダメなのは当然で
アメリカでは全部 金ですからね
金が正義なんですから
だからCNNの言う通りなんですよ
国民に本当の事を知らせる必要がない
視聴率を上げるために
どういう報道をするかということだけ考えればいいというのは
割合 的を射てるって言うかですね
金だけの社会ならそうなんですよ
ただ日本は世界でも金だけではない
金だけではないとか
金はずっと後ろなんですよ
武士は正しいことをするから
お金と縁を切っとくっていうのが
日本の文化なんですね
ですからまぁ 日本の文化から言えば
まぁNHKがまぁね 国民から受信料もらってるけど
どうしても 国会の了解を
とらなきゃいけないっていうことがあるし
まぁ民放はほとんどお金ですからね
だけど民放もお金じゃなくて
事実を先行する民放が出ても
いいような気がするんですけどね 日本ですから
それからファクトチェックなんとかっていうのもですね
まず英語を使ったから信用するって?
ファクトチェックっていう英語
これが事実検証委員会なんていうと
みんなね 事実検証委員会 
ほんと事実なのあなたっていう事になるんだけど
これが 小池都知事式英語方法ですね
英語だまし方法ですが
まぁそういうことになりますね
だけど我々にとって 日本に住む我々にとって
日本の言論の自由は ものすごく大切なんですよ
ですから 言論にバッシングする人も
気をつけなきゃいけないし
もちろん既存メディアは ものすごい反省してほしいし
それから ファクトチェックイニシアティブ
とかいうグループ作ってですね
実はその中身を見ると 既存メディアが
自分の利権を守るために作った
グループだなんてことないように ないようにですよ
是非やってほしいと
それがやっぱり 我々の子供達に対する
我々のプレゼントだと
私はそう思いますね

2021年4月26日 (ヒバリクラブ)

#武田邦彦

2021/12/10

笑いの絶えない人生・指南 1.「考え方」が第一 (兄弟、性欲、夫婦、正義からお釈迦様まで)(武田邦彦)




本日の収穫(4273文字)

今日はですね 笑いの絶えない人生
これでですね
まぁ迷ったんですが
ぽつ指南と書いたわけですね
私はこの指導するとかですね
それから教えるとか
そういうのが嫌いだっていうかですね
自分はこの宇宙の真理の
ほんの1パーセントも知らないわけですね
それでまぁ 人生も随分長く暮らしてきましたけれども
決して私の人生は
褒められたような
人生ではなかったわけですね
だから宇宙の真理も知らず
自分の人生も褒められたもんじゃないのに
人に何か言えるのかと まぁいうですね
まぁ気持ちが強いわけですね
大学の先生してる時も
私は学生に いつもどうしてたかって言うと
とりあえず 今ここは講義室だから私講義するんだけど
私の話してることが
本当だなんていうことは思わないでくれと
どうせ100年も経つと全部覆されるんで
とりあえず
今のところこうだぐらいで聞いてくれと
それから試験は一応点数つけるけども
まぁ僕は点数つけない講義が多かったんですけど
まぁ点数つけることもあるけど
それは正しい点数と思わないでくれと
55点なら落第で 65点だったら合格だけど
55点の答案と 65点の答案が
果たしてそうかなんてことは
自分には分からないと
だからまぁ 運が悪いと思って諦めてくれと
いうようなことを言ってたわけですね
だけど私 笑いの絶えない人生っていうのを
人と話をするとですね
随分 なんかちょっと言葉悪いんですけども
相手が原始的なところで苦しんでるなっていうことを
感じることが多いんですよ
それで あーおしいなー とこう思うんですね
もうちょっと このことを知っていれば
そんな悩みってないんだけどなってこういう風に
思うことが多いんで
それでまぁ もう無理やりですね
一応指南っていうのを付けました
なんか他の言葉は駄目なんです
指南って言ったら ちょっと 
えー昔の日本の言葉ですので
ちょっと緩和されるかと思ってそうしました
まず第一 考え方が第一というのを
最初にちょっとお話しますが
人間っていうのは
変なところに とらわれるっていうんじゃなくて
まぁ あんまり考えてないっていうか
そういう場合があるんですね
例えば 兄弟喧嘩みたいなものですね
どうも兄弟の反りが合わない
喧嘩ばっかりしてる兄弟とかですね
仲が悪い兄弟というのがいるんですよ
それでまぁ 男の子二人だったらね
職業がもう全然タイプが違うっていうのは
そういうことがあるんですね
それについて多くの人の話
多くの人と話しますと
そういうことが おかしいと思ってることが多いんですね
兄弟は似ているはずなのに
その理由は もちろん同じ両親から生まれてるからって
まぁこういうことなんですね
だからそれを聞くとですね
あれ変だなーと 僕は思うことあるんですね
もちろん遺伝子の共通性という点では
まぁそういうことも言えないじゃないっていうのを
ちょっとよく聞いてほしいんですけど
言えないじゃないんですが
元々ですね オスとメスができたのが大体まぁ
色々これも説があるんですが
何か言いますと この頃細かいところをついてきてですね
本質をごまかしてしまう人が多いんで
困るんですけど
おおよそ 12億年前ぐらいなんですね
本当に両性生殖が機能し始めたのは
5億5千万年前からなんですが まぁ発祥はそのくらい
これは何のために オスとメスができたかっていうと
一つは このブログでもいつもお話しているように
死ぬことができるためですね
何しろ子供がいないと死ねないんですよ
それはまぁ 今みたいに
今の人間みたいに一万人いたらですね
八千人ぐらいは子供を持つと
二千人は子供を持たないっていうのは全然平気で
八千人の人から また一万人の子供ができるわけですから
それはいいんですが
だから子供がない人もある人も 本当は一緒なんですね
ですけど 一人も子供を産めなければ
その代で 例えば今何県でもいいですけど
僕は愛知県に住んでる
愛知県の人に全く子供が産まれなくなる
愛知県ってなくなっちゃいますよね
他の県から来るってことはありますけどね
ですから 子供ができるっていうことは
死ねるっていうことで
まぁ死ねるって言ってもいいし
子供がいるので
将来に希望が持てるとも言えるわけですね
本当に子供ってのは大切で
したがって男性と女性が愛し合って
結婚して子供を作るっていうのは
ものすごく大切なことなわけですね
恐らく人類の人生のうちの一番大切なことでしょうね
ですからまぁ その時に子供ができない人は
別に同じことなんですよ
これがまぁ難しい
だからその 一つはそうなんです
もう一つはですね 環境に適応するためなんですね
環境に適応するっていうのは
親の時代は 気温が今ぐらいの気温だった
ところが子供の時代になって 暑くなることもあるし
寒くなることもある
現実に生物の変遷っていうのは 大体気温の上下で
決まったところが多いんですね
そうすると お兄さんは暑いのが平気な
お兄さんを作っておいて
弟は寒いとこが大丈夫な弟
それから えー妹はなんか粘り強くて
ずっと 少しぐらい違ってても生きていけるという体格
体に作っておけばですね
それで三人子供を産んどけば
自分ら夫婦が死んでもですね
誰かが生き残る こういうことになりますね
これがあのー まぁ多様化による効果なんですよ
ですから 兄弟っていうのはできるだけ親はですね
違うように産んでるはずなんですよね
同じように産もうと思ってるはずはないんです
まぁしかし 兄弟が似てる必要があると
いう風に思っている人もいてですね
それは 体とかそういうのはですね
親から形質を引き継ぎますから
背の高さとか 色の黒さとか
そういうのは 似ている場合もあるんです
結構多いんですけども 性能はですね
できるだけ違えて作ろうとしてるわけですよ
例えば 女の子と男の子なんかはっきりしてて
両親は 女の子には自分たちの持ってる良い遺伝子を
できるだけ良い遺伝子をよりすぐって
女の子を作るんですね
男の子は自分たちの遺伝子の
できるだけ
悪いものをあつめて男の子を作るんですね
男の子は憎いわけじゃないんですよ
どうしても遺伝子っていうのは
悪いものがたまってきますから
それを処理しなきゃいけないんですね
ですからまぁ 女の子は強いし男の子は弱いと
こういう風になるわけですね
これも子供を色々なタイプとして作って
それによって人類というものを
保つということになるんですね
もちろんちょっと これは兄弟のことだけなんですが
性欲にしても 夫婦関係に
なぜ離婚するんだろうかっていうことについても
それから 何で会社でですね
腹の立つ人がいたり 悪い人がいるのかっていう
正義の問題にしてもですね
一つ一つについて
かなり奥深い考えを持ってるっていうことがですね
笑いの絶えない人生を送る
まず基礎的な要件なんですよ
このブログでは散発的にっていうか
時々この話をしてきたんですが
できれば 少しまとめてですね
この笑いの絶えない人生っていうのを
考えてみたいなという風に思うんですね
もう一つ そういう
その生物学的なものとか倫理学的なもの
例えば 兄弟とか性欲っていう問題は
生物学的な問題なんですが
夫婦とか正義っていうのは どちらかと言うと
倫理学とかそういった問題なんですね
もう一つはですね
やっぱり お釈迦様からイエスキリストまでの宗教を
十分に勉強しておく必要があるんですね
これも凄く大変なんですよ
あのー イエスキリスト
キリスト様の場合はですね
聖書っていうのがあるんで
聖書もあれー 結構薄いですからね
それで薄くて四つに分かれているし
使徒行伝なんてありますから
簡単に言えばマタイ伝だけを勉強すればですね
まずは大体 イエス様のお考えは分かるんですよ
まぁもちろんあのー 
少し物語的なものを読んで理解したいっていう人は
ルカ伝でも読まれればいいんですが
あのー 四つありますからね
ですからあのー 言い伝えが四つありますから
なんか最初見ますと なんかマタイ伝読んだら
次のやつも似てるなって思うけど
似てるのはそれは当然で
イエス様は お一人ですからね
イエス様のお話になったものを
四つに分けて 別れて伝わってきたっていうことですから
専門家はねぇ このマタイ伝にはどう書いてある 
ルカ伝にはどう書いてあるから
本当はイエス様はこう言ったんだろうなんて考える
研究する意味がありますけど
我々は一般の人はですね
マタイ伝でも読めば
大体イエス様の分かるということですね
ところが お釈迦様の方はね
そういう書いた まとまったものがないんですよ
あってもですね いわゆるその法華経とかですね
それからずっと時代が
それは法華経みたいなやつは インドでできて
中国で漢字に直されて
日本に伝わってきた こんな感じなんですね
それからまぁ 親鸞聖人が書かれた歎異抄とか
それは偉いお坊さんが
日本のお坊さんが書かれたものっていうのはまた
非常にいいんですけども 膨大なんですよね
ですから それでまた難しいんですよ
だからまぁ 普通はですね
法華経を読んでも漢字ですしね
それでまぁ 
法華経現代訳なんて読んでも また難しいですよね
そうかと言って お釈迦様が直接話されたっていうのは
スッタニパータ?だとかいう
どうせ その昔の言葉ですから
発音よく分かんないんですが
そういったものがあってですね
それが わずかに断片的に伝わっているわけですね
これもかなり努力しないとですね
全体像を把握するっていうことが難しい
だから お釈迦様からイエス様のものを
本当に正直に自分のお考えなく
なんか お坊さんか牧師様がですね 整理して頂いて
大きな本にして頂くとですね いいんですけど
やっぱりどうしても
そのお坊様とか牧師様のお考えが入っちゃうんでね
そうすると今度また それが膨大になるんですよ
それは日本人はよく分かりますよね
勿論ヨーロッパだって
カトリックからプロテスタント
それだけじゃないんですよ
ルター派とか何派とかですね 福音派とかですね
それから 少し経路の変わった宗派なんて
いっぱいありますからね
日本と同じように
だけど お釈迦様からイエス様の
お釈迦様とイエス様でもいいですけど
それのことをよく知ってるってことは大切なんで
それもできるだけ忠実に
その後世に考えたことじゃなくって
お釈迦様とイエス様が
お考えになったことを直接的にですね
当時の社会情勢が分からなくても 理解できるように
例えば 聖書を読みますとね
サドカイ人とか突然出てくるんですね
そうすると その当時の時代背景を知らないと
なかなか理解ができないっていうことがあるんで
しかしお釈迦様からイエス様が その後はね
僕は最近よく言ってますが
バートンドラッセ?が言ったように
宗教はお釈迦様で産まれてイエス様で死んだと
いうふうに言われるように
まぁ あとは大したことないんでね
だからまぁ 生物学倫理学宗教
こういったものをですね
まずはっきりと理解して それで考え方を作るというのが
笑いの絶えない人生の 最も基本になるもんだと
私は思います

2021年3月28日 (ヒバリクラブ)

#武田邦彦

2021/12/09

利権主義 (武田邦彦)




本日の収穫(3825文字) 

随分 学校で歴史を習った時に
のんびりとした歴史を学んだものだと思うんですね
まぁ日本で言えば
室町時代とか江戸時代の封建主義ですね
封建主義っていうのは
絶対主義とちょっと似てるところはあるんですが
いずれにしても 将軍様みたいなのがいてですね
一緒に天皇陛下みたいな方が
おられても構わないんですけど
その人が大体八割から七割ぐらいの権限を持ってて
あと二三割をですね
領主が結構 力があると
例えば室町時代ですと
大内家 山口県にある大内家とかですね
そういう 非常に強い大名なんかもいてですね
室町幕府の時は最後の方で
将軍の足利家が力が弱ってくると
大内のところに
逃げ込むっていうようなこともあってですね
絶対的な権限は持ってはないということですね
そういう点では絶対主義 例えば皇帝とかですね
そういう風に呼ばれるようになって
何でもその人の言うことを聞かなきゃ
駄目だっていうのは絶対主義ですね
日本の場合とヨーロッパの場合とはちょっと違うんですが
ヨーロッパでも最初は封建主義
典型的には 例えばドイツなんかはですね
まぁ諸侯の連邦みたいになってますし
それから どっちかっていったら割合と力のあった
ブルボン家だとかハプスブルク家なんかは
どっちかっていったら
絶対王朝に近いような形で運営されていた
ということはあるわけですね
それはしかし 十九世紀の革命なんかを経てですね
だんだんだんだん 民主主義になったと
僕なんか教わったんですよ 民主主義
民主主義には報道が
自由な報道っていうのがあってですね
我々は自由と報道とか そういうものによってですね
自分達で選挙をして政府を決めるということになった
ところが民主主義っていうのは どっちかっていったら
経済とは関係ない主義で
経済的には だんだん資本家ですね
まぁビジネスマンが力を得てきて
王様の代わりになって
それで労働者をこき使うということになったと
これは 我々のように
ヨーロッパの歴史をよく学んできた世代ですね
日本の歴史よりかヨーロッパの歴史の方が詳しいという
ヨーロッパの方が
日本よりか上だっていう意識がありましてね
本当は逆なんですけど
日本の方が上なんですけど
まぁ そのコンプレックスがあってそういう風に思った
だから資本主義になると
資本家が労働者を圧迫すると
確かに十九世紀の半ばの 例えばエンゲルスとか
そういう人たちの本を読むとですね
非常に酷い状態の労働者階級とかいるわけですね
しかし日本の場合はですね
実はあのー 武士道精神もあったもんですから
それから会社なんかでも 欧米っていうのは
大体 金を持ってる人が会社を支配するんですが
日本の場合は 私が勤めてた頃っていうか
今から五十年ぐらい前でもですね
社員のための会社っていうことがあって
かなり違ってたんですが
一応 民主主義になる
それで経済面では資本主義になる
すると かわいそうな労働者がいっぱい出てくる
それで革命が起こって共産主義になる
やがては共産主義になって
世の中はさらに平等の方に進むというのがですね
今でもそんな風にして
学校で教えてるかもしれないんですよ
しかし 今度のアメリカ大統領選挙
それからですね 中国の最近の共産党の状況
かつて共産主義だったロシアの状況
それから衰退しつつありますけれども
ヨーロッパのイギリスとかフランスという状態
日本の状態っていうのをずっと見ますとね
大体 民主主義も資本主義も
共産主義もほぼ同時に
全部なくなっていってるような感じがしますね
共産主義は非常に残虐でしたね
結果として見れば
ロシアではスターリンが
約2,000万から2,400万人の国民を殺し
中国では毛沢東が これはっきり分かんないんですけども
6,000万人とも言われてるわけですね
それからカンボジアでは
人口がわずか 600万人しかいなかったのに
ポルポト共産党のポルポト政権が
350万人を殺すと
50パーセントから 60パーセントを殺すという
残虐な主義が共産主義だったんですね
これは共産主義思想自身もありますが
やはり宗教を否定したとか
道徳を否定したっていう面があるでしょうね
それでアメリカは
自由主義資本主義を中心としてきたんですが
このところ もう大きく変わりまして
特に民主党が変わりましたね
民主党が 民主党と言いながら
物凄い言論の統制はするし
環境問題なんかを中心に
嘘ばっか付いてくるっていうことになってですね
ついに今度はバイデン大統領になったら
副大統領は ほとんど共産主義者みたいなものですから
まぁ そうなったと
共和党の方も 結構その自由主義と言ってるものの違ってきた
じゃあ内容的に何か アメリカも中国もですね
実は 民主主義も共産主義も
資本主義も全部終わってですね
利権主義になったわけですね
これはメディアも利権主義になったわけですね
メディア自身が自分の利権を守ると
メディアっていうのは
元々自分の意見を守ることができるような
組織っていうか役割じゃないんですよ
他の会社は 世の中の価値のあるものを生み出して
それで収益を上げていくわけですが
メディアは 情報をただ提供するわけですね
ところがその情報提供っていうのは
結構大きな利権になるって
いうことがだんだん分かってきて
メディア自身も利権化しちゃったわけですね
そうすると 日本もそうですけれども
朝日新聞とかNHKっていうのが 反日
反日の論議を展開する
まぁ一番典型的なのは
朝日新聞が慰安婦事件というものをでっち上げて
日本に損させて自分は得すると こういう風になった
それからNHKも受信料を取るという特権を利用して
まぁ本当にいい加減なニュースを流す
ということになってきた
それはどうしてかっていったら 
いやNHKの利権を守るんですからっていうことになる
それでまぁ ここから今から10年ぐらい前に
エスタブリッシュメントっていう言葉が
盛んに使われるようになる
ポリティカル・コレクトネスとかですね
こういった言葉が使われるようになる
これはどうしてかって言うと
政治的な正当性と言いながら 利権を 
利権を発揮するための
手段として使うとこういうことですね
これが ポリティカル・コレクトネスですね
それから エスタブリッシュメントっていうのを
直訳すれば これ設立だとか
確固たるものっていうような感じなんですが
実際はエスタブリッシュメントって
利権屋っていう意味ですね
既存の利権に立脚して そこを立場を固める
ちょうど NHKみたいなもんで
受信料を取る 自分たちの給料は
平均2,000万円ぐらい取る
それでNHKというもののブランドで
ニュースを流すという仕事だけすると
こういう風になりますね
だから これは完全に利権屋なんですね
だから 世界はですね
今度のアメリカ大統領選挙はですね
民主党政権のオバマとかクリントンっていう政権が
どちらかと言うと利権派だったわけですね
軍産共同体と国際資本をベースにした利権
とにかく金を稼ぐと
だからクリントン大統領が泊まった
夫婦が泊まったホテルっていうのは
なんか一泊 900万円とか
そんなべらぼうな数になってしまう
まさに政治を利用したビジネスなわけですね
それはニューヨークタイムズでも ワシントンポストでも
CNNでも みんな利権化しちゃったと
日本では もちろんコロナで分かるように
全部利権化しちゃったと
もちろん その原発の事故が起こると
東電と政府の手先になって動くという
そういう 利権的メディア
利権メディアっていうのになるわけですね
今度のコロナですと とにかく国民を怖がらせると
自分たちの利権が発揮だされるということで
解決の方向には行かない
ここまではいいと しかし
日本だけが利権主義から脱する方法を
我々は選ばなきゃいけないんじゃないかと思うんですよ
アメリカとか中国は
どうせ利権主義になっちゃったんだから
しょうがないと
これしばらく
30年とか50年は利権主義が続くでしょうね
それで利権主義によって衰退していくと思うんですよ
だから日本がこの利権主義にならない 士農工商ですね
士農工商っていうのは
利権とは全く正反対な概念ですからね
侍が一番貧乏であると 士農工商の商
つまりその権限を持ってる人が
一番金持ちであるというこういう構造ですね
しかも侍の年貢っていうのは お米で決まると
百石の侍 二百石の侍ってことなんで
そうすると お米は貯蓄できないんで
貯めておけないんで 2~3年経ったら腐ってしまって
古米になっちゃうわけですね
古々米になっちゃうんで
手放さなきゃなんないっていうですね
つまり権限を持ってる人は貧乏であるということと
貯蓄できないものしか貰えないっていうことですね
だから今は 例えば議員さんになったらお金は貰えない
今ね 議員さんにお金が行くのが問題なんですよ
だから議員さんには 実物が供給される
お米とか野菜とか肉が供給される
あと自動車とかですね
物納になるってやつですよ これは士農工商ですね
それでお金に手を染めるのは
商業 一番くらいが低い
だから士は侍であり
農は農業をやり
士農工商の工は 例えば
今で言えば トヨタ自動車みたいなもんですね
昔で言えば鍛冶屋さん
それで商業になったらもう一番駄目だと
こういうシステムを
日本はもう士農工商の歴史がありますから
やり方も非常にこう きちっとしてますんでね
士農工商の歴史 それから日本の平等主義
それから女性が上
こういう日本の文化の素晴らしいところを
どんどんこれから取り入れて 商法も改正して
株式会社も株主総会が権限を持つんじゃなくて
従業員総会が
ある程度の権限を持つという風にするっていうですね
日本だけは特別に
この利権主義社会に世界がなったところで
一番有利な立場にあると思うんで
それで頑張ったらどうかっていうのが私の考えです

2021年1月18日 (ヒバリクラブ)

#武田邦彦

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本日の収穫(1181文字) では続いては 視聴者の方からの質問ということです 米ロのどちらを信じるかということです 前回はロシアとウクライナについてのご解説 とても勉強になりました 今回はロシアに若干の利があると言いますが 日本もロシアに多少恩を売っておく方が 良いのかもというの...