2022/02/18

日本が世界一! 技術  ・・・(4)技術者の概念の復活  建築と技術伝統の崩壊  所得と医師の倫理 (武田邦彦先生)




本日の収穫(3338文字) 

技術の政策についてですね  話してみますと
いろいろやっぱり
難しいことがあるっていうことがわかりましてね
この四回目で一応の区切りをつけますが
やっぱり日本の技術が良かったのはですね
日本人が技術自体の
心を持ってるってこともあるんですが
能力持ってるってこともあるんだけど
それ以外に日本の社会体制がですね
技術者を保護するような方向で
つまり技術が日本の
非常に重要な因って来たるところなんだと
モンゴルが攻めてきても技術で勝てる
植民地にならなかった
スペイン・ポルトガルが来ても
ポルトガルから鉄砲は知ったんだけど
それを凌駕する鉄砲ができる
というですね そういう様な
それで植民地を防ぐと
そういう様なそのことなんですね
明治時代でもそうなんですね
明治時代の時ですね
やはり日本は
技術立国であるという意識がありましてね
そのために大鳥圭介が演説をして東京大学工学部
それから東京大学の中に西洋美術を入れて
西洋美術で製図学を学ぶというようなですね
非常に はっきりとした政策があったんですね
もう一つはですね 日本の技術が進んだのは
やっぱり大工の棟梁制度とかですね
寿司屋の専門家制度というようなものがですね
日本の技術をカバーしたんですよね
育てていったんです
それで明治時代に入ってもですね
技術職を出た人間は生涯賃金が
事務系よりか十パーセント高くなるように
政府指導で設計されておりましたね
ですから技術関係の大学行くにはですね
ちょっと高いんですよ 授業料が
今でも多分ですね 技術系の大学行くんだったら
年に八十万ぐらいかかるのが
事務系だったら五十万ぐらいとかですね
やっぱり平均して事務系の方が安いんですね
だからそれに応じて
やっぱり給料高くせんといかん
今は逆になってますね
最初のうちは技術系の事務系の会社に入って
二十年ぐらい一緒なんですけど
それからやっぱり事務系の方が
平均賃金が上がってくるんですね
ですから社会体制全体もこれ政治の力でですね
技術者が日本のやっぱり生命線である
ってことをはっきりしてですね
そして技術者の
概念の復活をしなければいけないと思います
それの一番典型的なものが
建築士と医師にあらわれていますね
建築士はですね
昔は日本は棟梁と言いましてですね
それで技術の伝統が守られておりました
どういうのかっていうとですね
例えば家を建てる時に棟梁に頼む時に
四畳半を作ってくれとか
六畳を作ってくれとかですね
外見はこうしてください
なんて言わないんですよ
言わないのはどういう風に
言うかっていったらですね
自分はこういう人生を送りたい
こういうような考えを持ってる
夫婦の間はこういう夫婦でありたい
子供の教育はこうしたいと棟梁に言うんですよ
今は違いますよね
間取りだとかそういうのを詳しく言いますね
違うんですね 棟梁が専門家なんですよ
そうすると棟梁がわかったと
じゃあ あなたの人生を幸福に過ごすための家を
自分が作りましょうということなんですよ
それで これ全然考えが違いますよね
それで山に木を見に行って
自分がその依頼人のことを
達成できるような木を選んできて
それで切り出して家を作ると
こういうことなんですね
この技術者の専門知識を
十二分に生かすっていう点ではですね
建築士ばかりじゃなくて
寿司屋の職人もそうなんですね
基本的には寿司屋に行きますとね
これはまだ日本の伝統が生きてるんですけども
大将握ってくれよって言えばいいんです
そうすると大将はですね いつも来る客なんで
顔つきだとか食べ方を見ながらですね
今日その人がどのくらいの魚を
どのくらい食べたいかっていうことが
それがその寿司屋の職人の技術なんですよ
だから発展するんです
だから包丁の捌き方も素晴らしくなるんですね
それから自分の技術に対する
信念が非常に高いんで
まかり間違っても寿司屋の職人がですね
自分が使ってる包丁で
人を殺めたりはしないんですよ っていうのは
彼にとっては 寿司屋の職人にとって
包丁はもう本当に
ものすごく神聖なものなんですね
そういう一連の社会もそういう風に見る
それから本人もそう思ってるっていうのが
実は日本の技術の素晴らしさを
支えておりました
ところが建築についてはですね
棟梁のそういう立派さですね
いや間取りは俺が決めるんだと
間取りなんつうのは言ってもらっては困るんだ
俺は専門家なんだと いうような意識が
明治の初めに駄目になってですね
設計と施行が分離されちゃったんですよ
設計する人は設計 施工する人は施工
それで今はもう
建築の専門の先生でもですね 学生にですね
クライアントつまり
依頼主の要求に合うようにというような
教育をしてる場合もあるんですね
これは実はヨーロッパは
昔そうだったんですけど
ヨーロッパは日本のものを真似てですね
現在では Architect
アメリカでですね
二万人ぐらいしかいないんですよ
一級建築士は二十五万ぐらいいるんですね
これはなぜかっていったら
アメリカはまだですね
建築史が専門家なんですよ
だから専門家だから街並みを考えて
その人の希望を聞くんです
だからアメリカとかフランスの方が逆にですね
日本よりかは街並みが揃ってるんですよ
日本の古い街並みはみんな揃ってますよね
あれは棟梁がですね
その人の生活全体を考えるわけですよ
その人も家の中だけで生活してるわけじゃなくて
依頼主ですね 外にも出るんですよ
外に出た時に道路から街並みが
綺麗に見えなきゃいけないですね
だから日本の街並みっていうのは
棟梁がやりましたから
今だったら 例えば有名なところでは
倉敷の川のほとりとかですね
杵築だったかな なんかの武家屋敷の跡とか
そういうのを見ると非常に揃ってますね
これは棟梁が
専門家であったっていうことなんですよ
それから医師もそうですね
病気だからっていって
医師に注射を打ってくださいとか
あの注射を打ってください
あの薬を出してくださいって言わないんですね
症状を言うだけなんですよ
症状を言って希望はいいますね
そうすると医師が自分の判断で
この病気は多分こうだ
注射を打つ必要があるか
薬を出す必要があるかと考えるわけですね
だからヒポクラテスの
ギリシャの時代からそうなんですが
医師とか建築士とか
もちろんこれは会社の技術者もそうだし
広く言えばタクシーの運転手とか
それから寿司の職人とかですね
日本流の技術という
技術者の待遇とか考え方があるわけですね
ところが最近は建築士はですね
クライアントの言うことを聞いてしまう
医師は今度の
色んな疫病なんかについても同じですね
医師は所得のことを収入だけ考える
大体元々医者になろうっていうのが
将来儲かるから医者になろうっていうんで
医学の大学の偏差値が
高くなったりしているわけですから
そういう点ではですね やっぱり通常の
技術者の十パーセント増ぐらいに決めて
あと寿司屋の職人とか
タクシーの運転手も含めてですね
建築士 医師そういうところの人たちがですね
クライアントの希望はですね
本当に人生の希望を聞く
病気を治してくれということは言うんだけど
何を具体的に注射を打ってくれ
どの薬をくれってことは言わないと
これがですね やっぱり日本が
実は日本が育てた専門家の技術を
日本の技術を高めた
大きなソフト面での制度なんですよ
これをですね もう一回これはね
ドイツでは ヨーロッパですとドイツですね
ギルド制度 このギルド制度っていうのは
非常に似てるんですね
例えば大学教授ですと
大学教授は教授会が選任するんですね
だから学長とか理事長でも
大学教授を首にすることができない
医師もそうですね
医師も医師会が何かの決定すればできる
だけど雇い主の 例えば病院の理事長が医師を
高い薬を使ってくれないから
解雇するっていうことはできない
この専門職の身分保障と
それから仲間が認めていること
いうことはやっぱりドイツなんかは
やっぱり日本と一緒にですね
世界における技術は
非常に誇るべきものがあるんですが
日本人そのものが技術に対して良いと
それから社会的にも待遇が受けられると
そこに政府も注力をすると それから最後は
技術者自身の社会的な位置付けとか
待遇とか考え方
そういったものが相まってですね
やっぱり日本が技術が冠たるものになるわけで
非常にこの浅い考えで ただ技術が
良ければいいやというようなことではですね
やっぱりそれは 技術ってのは一人一人の
技術者のレベルが問題になりますからね
そこが重要なことだと思います

2022年2月8日 (ヒバリクラブ)

#武田邦彦 先生

2022/02/17

日本が世界一! 技術立国 ・・・(3)英語教育と電気・機械 (武田邦彦先生)




本日の収穫(3651文字) 

技術政策っていうとですね
何かこう全然他の政策とは違うようなことを
考えなきゃいけないという風に思いますが
技術政策であってもですね
技術政策ってのは本当
日本の産業を支配しますから
例えば1990年にリサイクルの技術を取るか
GAFAの技術 ITソフトを取るか
ITハードを取るかっていう
選択で日本は間違ってですね
我々の所得がこの三十年間変わらなかったっていう
悲惨な状態になったわけですね
その技術の政策を決める時に
どういう事を
考えなきゃいけないかということですね
一つはもう既に述べましたけども
世界的に技術ってのは六十年ぐらいで
陳腐化するというようなことですね
これは基本的なことなわけですけど
技術を考える時はですね
それからものづくりといっても旋盤で削ったり
表面を磨いたりすることだけではなくて
やはりソフト
そのソフトっていってもですね
色んなソフトがあるんですが
少なくともITソフトっていうのは
ものづくりと同じなんですね
ですからものづくりというような言葉に
ごまかされないというようなこともありますし
また日本人の特性ですね
頭脳の特性というものを生かす
これは男女の問題とか色々複雑に
絡んでくるんで難しいんですけども
もちろん女性にも男性にも門戸は開くんですよ
だけれども英語・語学はもう
圧倒的に女性が強いんですよ
それから電気機械は圧倒的に男性が強いんですよ
これはね 別にあの男女共同参画とか
男女同権と全く関係ないことなんですね
これは何で女性におっぱいが
付いてるんだっていうようなもんでですね
そんなこといったって
胸とかなんかはですね 見たらわかりますが
英語教育の頭とか
電気機械の頭っていうのは
頭の中の構造なもんですからね
ちょっと見ても
わかりにくいっていうことがあるんですが
語学はもう圧倒的に女性なんですよ
これはもう 小さい頃から語学は発達し
何しろ私なんかテニスやってましてね
テニスは時々やってると
ボール拾いの時間になるんですけども
ボール拾いの時間になって ボールを拾いながら
喋っている男性は一人もいません
よっぽど変わってる男性が
ちょっと話すことはあってもですね 話しません
女性はですね
ボール拾いをしながら喋り通しです
それはやっぱりね
子どもを教育するという意味で
育てるっていう意味で
お母さんの言語で子供が育つわけですから
だからそれは おっぱいが付いてるのと
同じことなんですよね
それから電気機械っていうのはですね
これは中学校から高等学校ぐらいで
女性に電気機械を教えた人は
よくわかると思うんですけどね
どうしても女子学生は女子高校生とか
女子中学生わからないんですよ
非常に丁寧に電気も機械も
機械っていうのは空間的なものですね
メカニズムを説明してもですね
なんか頭に入らない感じなんですよ
ところがね
男子中学生 男子高校生はね
よくわかる方はぱっとわかります
学生はですね ぱっとわかります
ところがそういう学生は今度はですね
英語はもう全然できないんですよ
ですから これはこれでいいんですよね 別に
私はいつも思うんですけどね
スポーツっていうと百メートルであれ
三千メートル・マラソンという風に人が違うんですよ
バレーボール・野球みんな違うんですよ
だからそれでいいんですよね
別にその みんながですね
スポーツっていったら
百メートルから千五百メートルからですね
一万メートルから全部走る
そしてバレーボールも何でもできるっていうそれは
十種競技とか五種競技っていうのありますけどね
だけども単発いいんですよ
僕はね 勉強でもそうだと思うんです
勿論音楽だとか 音楽だって
ピアノとかバイオリンとか
声楽とかあるんですよね
絵だってそうなんですよ
ですから勉強もですね
英語ができる子は英語をやればいいし
電気機械の子は電気機械やればいいんですよ
それは別にどうってことないんですね
私がね 私はどっちかっていうと
電気機械はぱっとわかるんですよ
ところが やっぱりね
語学はそんなに上手くないんですね
だから四十ちょっと過ぎぐらいまではね
私は外国行く時に
一生懸命自分で会議やったりしまして
そうしないとなんか日本から行って
なんか日本語しか喋れないっていうと
いけないような感じがして
英語喋るんですよ 片言 片言で
そうするとだんだんだんだん
向こうと議論が深くなってきて
一日行って四時間ぐらい向こうと会議する
なんてことあるわけですね
やっぱり僕が英語を喋るとね
理解は完全じゃないんです
そこである時から通訳をですね
一緒に行ってもらうことにする
そうすると通訳の人は
今度は電気機械できないんですけれども
英語と日本語が堪能なんですよ
ですから僕とその通訳とがセットになったらですね
ものすごくいいんですね
そういうもんじゃないかと思うんですよ
それで最近小学校の低学年から
英語の教育が始まりましたね
もちろん英語が同時通訳のITができるのは
まもなくでしょうけど そういうこと以外にね
人間っていうのは英語の上手い人には
英語で働く場所
電気機械のいい人は 電気機械の働く場所
っていうのがいるんじゃないかと思うんですね
ですからこの英語教育が盛んになった時の
色んな決め方を見ますとね
やっぱり文科系の人が指導的だったんですね
文科系だったらやっぱり
英語が必要かもしれません
だけども全員が文科系じゃないんですよ
日本の収益になるものが技術だとしたらですよ
やっぱり英語教育を
小学生に全員にさせるっていうことはですね
やっぱり問題だと思います
もう一つはやっぱり英語教育を重点を置く時に
裏に利権が強かったような感じもするんですね
英語教育を盛んにすると
儲かるところがどこどこだと
それが自民党の議員に工作をするっていうような
ケースもあったんですよね
だけどやっぱり そうですねこれやっぱり
日本が世界一という中にはですね
日本人が国のことを考えて
自分の利得を考えなかったっていう
その日本人のいいところがあるわけですね
やっぱり精神的にそれも
やっぱりこれから少しずつ少しずつ
我々日本人はご飯と味噌汁とおつゆと
魚がちょっとあればいいと
人間が日本人として生きていく価値はですね
やっぱり自分が日本に貢献すると 絡合ですね
それが大切なんだっていう教育をし
日本人が日本人は元々
そういう気質を持ってますからね
ですから そういう気質を
育てるだけでいいわけで
無理やり教育する必要もないんですよね
だから英語教育と電気機械という意味では
脳の構造の問題もありですね
これは少しずつ少しずつ
脳科学なんか進歩してくれば
そういうことがわかると思うんですね
だけどここで言いたいのは
やはりこれ教育の問題もあります
技術の問題もあります
日本人はどれもこれも優秀でなくてもいい
それぞれであればいい
それから英語教育が重要なのは分野に限る
むしろですね 日本の技術が良かった
ジャパン・アズ・ナンバーワンと言われたですね
1960年とか1980年においては
むしろ日本人が
英語が下手だっていうことが良かったですね
どうしてかっていうとですね
英語が上手い人はね
しょっちゅう外国行ったりするんですよ
そしたらやっぱり
往復の飛行機は結構大変ですしね
それから向こうでの生活も大変です
ところが日本でずっと生活してれば
技術屋は非常に時間が自由になるんですよ
それで自分の研究に没頭できるんですね
ですから日本人の英語力が弱くて
特に電気機械の人たちが英語が不得意だから
できるだけ外国に行きたくなかった
そのことがですね
むしろ日本の技術を発達させたんですね
政治っていうのはそういう複雑なことを
考えながらやっていくっていうのが
政治だと 僕は思うんですね
その意味で英語教育と
電気機械の教育っていうのは
ほんのその教育のうちの一部なんですけどね
やはりある国の技術を 政策を決める時はですね
今みたいに
今はどういう形で決まってるかっていうと
もう英語教育を盛んにしようっていうのは
二三人のなんか文部省の役人と親しい人とか
産業界の経団連なんかと親しい人が
ちょこちょこっと話をしてですね
いや英語教育が必要だ
日本人は英語が弱いからね
やっぱり駄目だねっていうような
程度で決まるんですよ
後はそれに にくづきを付けるだけなんで
それでそこで 何にも
ディスカッションがないんですね
参政党のような政党が出てくればですね
みんなが政治に参加する
つまり英語教育の良さも
英語教育の悪さもちゃんと表に出して
英語教育を盛んにしたら 利得が取れる人と
どのぐらい取れるのかっていうようなことも
オープンに言ってですね
そして本当に日本は
電気機械を潰して英語の方が大切なのか
やっぱりね 私は
英語教育これだけしたことによってね
日本の電気機械の技術は下がると思うんですよ
その電気機械の技術が下がればね
現在トップである 例えば自動車だとか
それからこれからトップに
ならなきゃいけない自動的な色んなものとかね
それからその生活に関係するITソフト技術
こういったやつはもう 発破を掛ければ
日本の技術者は本当に優れているんですけど
英語教育をあんまりしたらね
私は駄目なんじゃないか
政策を決める時に本当に
日本のためということを表に置かないとですね
やっぱり失敗するんではないかと思います 

2022年2月7日 (ヒバリクラブ)

#武田邦彦 先生

2022/02/16

【炉端の話】どこまで脅すの? そこまでお金が欲しい? (武田邦彦先生)


動画はrumbleにUPします。こちら

本日の収穫(4036文字) 

物事っていうのはですね
論理的っていいますか
頭で一つ一つ組み立てるように考える
癖みたいなのできますとね
中々暇な手持無沙汰ってのがなくなるんですね
私なんかこう歩いてる時とか
特に歩いてる時は足の裏を刺激されるので
脳が働くといわれますね
ヨーロッパのことを言うのはなんなんですが
哲学者のカントなんていうのは
決まったように散歩をしながら
頭の中を整理したようですけど
そういう感じがしますよね
それから現代のあれですと 駅まで歩いていく
駅まで十分ぐらいたつと結構長いし
十五分というと非常に長いんですが
交通事故に遭わないように
しなきゃいけないんですが
何か考えながら行きますとですね
駅から少し家が離れてても
腹が立たないということになるわけですが
風邪ですね 今まだオミクロンがなんか
猛威を振るってるようにテレビで言っておりますが
よく風邪を引くっていうのがですね
お風呂に入った後 体が冷えるとか
寒いところにいるとかですね
それから役に立つのは
江戸時代ぐらいのその風邪薬なんていうのは
治療なんかあんまりない時
肺炎なんかなりやすい時はですね
その部屋の端の方で寝ると
風邪を引くっていうんですね
窓なんかありますから
当時は窓ったって がたぴしした
障子とか雨戸ぐらいだったんですけども
そうすると そこのところが冷える
今で言えば 窓のそばに寝るとですね
窓から冷気が降りてきて
その冷気で風邪を引くんですね
そういうのは普通に誰でも言われてて
私も昔そう思ってたんですけど
ある時におかしいなと思ったんですよね
風邪ってウイルスで起こるんですよね
ウイルスが喉につくから風邪を引く
だからコロナでもなんか距離を取れとか
マスクしろとか言ってるわけでしょう
そのマスクしろとか距離を取れっていうのは
どういうことかっていうとですね
自分の喉にはウイルスがいない
もしくは空気中にはウイルスがいない
だけど人 風邪を引いてる人から出る
ウイルスが自分に届くと
そこで風邪を引くっていうことですよね
もしも人がかかってるウイルスで
自分が風邪を引くんじゃなければ
距離なんか開けてもですね
空気中にウイルスがいるわけですから
風邪を引きますよね
だからそのー
風呂上がりで冷えたら風邪を引くとか
窓際に寝たら風邪を引くっていうのは
どういうことかなとこう思ったわけですよ
こういうことを思うのは
中々暇な時じゃなくちゃ駄目なんで
っていうのは 風邪を引かないように
したいなと思うことがありますよ
今コロナもそうですけど普通の時でも
なんか重要なことがある前とかね
そういう時には
風邪引きたくないってこう思うわけですよね
女性の方だったら
デートする前なんていう 前の前の前の日
三日ぐらい前に風邪引いたら
デートした時にしゅんしゅんと鼻がなってるから
嫌だなと思いますでしょう
そういう時に やっぱり
風邪引きたくないなと思うわけですよ
もちろん風邪には
今度ワクチンなんて言いますけど
風邪でワクチンを打った人って
いないと思うんですよね
あの今度はちょっと陰謀があって
ワクチンを打たせようとしてますけど
通常は風邪っていうのは ワクチンは
効かないっていうか意味がないんですね
ちょっとこれは別の機会に
風邪ではなぜワクチンが効いても
意味がないのかっていう話は
また別途にしたいと思うんですけれども
ということで考えておりましてね
ある時に お医者さんにちょっとそのての
お医者さんに聞いたらですね
いや風邪っていうのは 普段から
冬になると喉に付いてるんですよと
そう考えた方がいいんですよって
言った方がいいんですね 方がおられるんですよ
それで常に喉に発病する
ぎりぎりのウイルスがくっついていると
それで自分の体が弱ったら
その時に細胞の中に侵入したり繁殖したり
つまり免疫抵抗力が落ちた
抵抗力が落ちると風邪を引くっていうのは
どういうことかっていうと
自分の身の回りか もしくは喉にですね
ウイルスが常にいるので
これを常在ウイルスといったりもするらしいんですね
土着ウイルスと言ったりもするらしいんですが
いずれにしても常在ウイルスってのが一番
言い方としていいでしょうね
自分の部屋の中の空気の中とか
それから机の表面ですね
風邪っていうのは
別に空気伝染ばかりじゃないんですよ
飛沫伝染とか空気伝染とか
そういうのだけじゃなくて
表面からこう うつることが多いんですよね
ですから自分の机の上とか
自分の体力がある時に
たまたま風邪が感染してる
発症はしてないけど感染してる
感染してて家に帰ってきて
喋ったりすると自分の唾が机の上に着くでしょう
その時はウイルスが喉に付いてるんだけど
発症してないわけですよ 抵抗力があって
ところがその二三日
夜更かしして抵抗力が落ちたと
その机の上には まだウイルスが生きてると
手でそれを触ったりそれで口を触ったり
目を触ったりするので
そこで感染するっていうルートっていうのは
結構あるんじゃないかと思うんですね
いずれにしてもここで非常に新しい考え方
っていうか これは当たり前らしいんですけど
今度もう一回 専門家の方
本当の専門家の方に
私あったら聞いてみたいんですが
その風邪のウイルスは冬はいつも
自分の喉か自分の身の回り空気とか
机の上とかにいるんですかと
そうじゃないと寒い思いをしたら
風邪を引くっていうのはおかしいですねと
ウイルスがなくても ウイルスがいなくても
寒い思いをすると
風邪を引くみたいな気がするんですよ
だっていつもそう言ってますもんね
そんな冷えたら風邪引きますよ
ウイルスがどこにいるかっていうこと
言ってないですよね
だからマスクは効かないっていうのは
それかなと思ったりするんですけどね
今度の今の状態を見てみますと
オミクロン株っていうのはですね
恐らくもう今はですね ほとんど日本中に
いるんじゃないかと思うんですよ
そのいるっていうのは
その空気中にいるのか
物の表面の吊り革に入るのか
知りませんけどね
ちょっとそう思われるのがですね
オミクロンの感染者っていうのは
数が少ないんですよ
一日に十万人でしょう
十万人っていったら多いですっていったってね
日本人って一億人いるんですから
十万人っていうとですね
一千万人が十分の一
百万人が百分の一
一万人は千分の一ですからね
あー 十万人が千分の一ですから
千人に一人ぐらいが
風邪引いてるっていう感じなんですよ
とんでもなく少ないんで
何でそんなのNHKが
NHKばかりじゃないんですけども
放送したりですね
それから子供に
ワクチンを打たなきゃいけないのか
それからもう一個
凄く不思議なんですけどね
厚生労働省から重症者数っていうのと
死亡者数っていうのが発表されるんですね
普通に考えますとね
これはコロナの件ですよ
普通の風邪の件じゃなくて
重症してからしばらく病院に行ったりして
あえなく死亡するっていうわけですから
だから感染者が例えば十万人
そのうちの一パーセントが重症化するとすると
十万人の一パーセントですから千人
千人が重症になって
重症になったうちの百分の一ぐらいが
死ぬということになると1パーセント
0.1パーセントぐらいですからね 風邪は
その意味では十万人がいたら
その十万人の1パーセントで千人でしょ
0.1パーセントで百人ですから
百人死亡すると だから重症者が千人で
千人のうち十人に一人死んだとして
百人が死亡者だってなるのが普通ですね
ところがね オミクロン株は
元々重症者が少ないって言いますけど
今ではですね
大体感染者っていうか感染者が分かんないんで
発症者なのか感染者なのか
PCR陽性者なのか分かんないですけど
そう言われてる人が十万人でしょう
ところがね 重症者が五十人なんですよ
重症者が普通は千人ぐらいのはずなのに五十人
だからこれはお医者さんも言ってますよね
オミクロン株では ほとんど重症になりませんよ
そうするとね またね 心配性の人か
金を儲けたいと思ってる人か分からないんですよ
多分 金を貰ってるんだろうと思うんですよね
製薬会社とか色んなところから金を貰ってる
それから正義感が
間違った正義感溢れる人ですね
ごみを捨てちゃいけないなんていうのと一緒で
なんかこう錯覚してる人ですね
そういう人が それはオミクロンを
侮っちゃいけないとか言ってますけど
実際の厚生労働省の統計では
このもう一月の後半ね と二月の初旬の
この流行ってるオミクロンの流行ってるとこ見ても
患者さんが十万人
ところが重症者がね五十人なんですよ
だからもうないっていう感じなんですよね
風邪ではないんですよ
風邪っていうのはね
軽症の時には鼻がしゅんしゅんいったり
咳がコンコンいったりするぐらいですから
微熱が出たり一日で下がったりするわけで
それ関係ないんですよね
ところがもっと奇妙なことがあるんですよ
それはですね 重症者五十人なのに
死亡者は約百人なんですよ
これね どうしてかと言いますとね
それで僕はこれをこうずーっとグラフ見てて
あーそうかと思ったのはですね
今 死亡者をカウントする方法がですね
2020年の6月から変わったんですよ
WHOの圧力だといわれてますが
今まではコロナが原因で亡くなった人を
コロナによる死亡者にカウントして
それは当たり前ですよね
今度はそうじゃなくて 逆になったの
死んだ人の喉を調べてコロナウイルスがいたら
コロナで死亡するってなるんですよ
ところが常在的になって
喉に常にウイルスがいると
体が弱った時にコロナにかかる
っていう状態だとするとね
これらは前後関係は
すごく重要なんですけれども
そうすると死亡した人は全部
コロナになっちゃうってことになるんですね
そうすると大体一年に
百万人死にますからね
一年に百万人ということは
一か月に約十万人ですよね
まぁ八万人ぐらい
だから八万人を三十で割りますから
まあ三百人ぐらいが一日に死ぬわけですよ
だからこのコロナによる死亡者百人っていうのは
自然に死んでる人がほとんどで
っていう風にも考えられるんですね
そういうことでこんなね 状態
もう殆ど重症者いない
常在菌と同じぐらいだ ウイルスと
それでも騒いでるのは
どうしてこんなに人を脅して楽しいんですかね
子供にワクチンを打たせてひどい目にあわせる
そんなにお金が欲しいんでしょうか? 

2022年2月14日

#武田邦彦 先生

2022/02/15

【炉端の話】「体に良い」食べ物とは? コロナにかからないためには? (武田邦彦先生)


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本日の収穫(3803文字) 

この炉端の話って
始めて良かったんだと思うのはですね
今まで自分一人のブログだから
自分で自由に話せると思うんですけど
やっぱり色々
一日一個やろうとかですね
十二分ぐらいやろうとか
色んな制約を自分で作ってしまってですね
自由に喋れなくなったですね
炉端の話って これ炉端ですからね
まぁ炉端の話で
それにちょっと正確じゃなかったとか
文句という人もいないと思ってですね
リラックスして話して
却って真実に近づいてきたですね
今日は体に良い食べ物とは
何かっていうんでですね
実はこの頃も過剰なんですよ
テレビもそう 料理の本なんかもそうでですね
それからもう本屋に行っても
山ほど体にいい食べ物ってあってですね
もうなんだか さっぱり分かんないんですよね
全部食べ物はいいような気がして
かと思うと何でもかんでも
悪いって書いてあるのあるんです
なんでもかんでもっていうか
もう絶対にアルコールはいけないとかですね
それから刺激物はいけないって
そんなことないんですよ
刺激物は刺激物として
やっぱりいいわけですね
古代ローマの時ですね
これは割合と大きな国だったんで
データもいっぱいあって有名なんですが
大体ニンニクとか玉ねぎとかですね
ショウガとかそういうちょっと
においのする臭い刺激のあるものをですね
食べてる間はみんなが元気で
国が繁栄したっていうんですね
ところがだんだん 国が栄えてくると
どろんとしたものとか 甘いものとかですね
そういうものを食べるようになって
帝国が没落したと
この話は結構多いんですよね
それはもう一つは体に良い食べ物を推薦する専門家に
これはちょっと言いたいんですが
よくヨーロッパとかですね
それからアメリカなんかの
論文を引いている人が多いんですけども
もう体に良い食べ物ってもう
地域によってものすごく違うんですよ
一番極端にはお酒ですね
東ヨーロッパを中心とした
ちょうど日本と地球の裏側みたいなところはですね
お酒が飲めない人 いわゆる下戸ですね
アルコール飲むと気持ち悪くなっちゃうとか
そういうのはもうゼロパーセントなんですよ
日本は一番それがアルコール飲めない人多くて
生まれつきでは四十パーセント飲めないんですね
まぁ ただ何かの機会に
アルコールを少しずつ飲んでる時に
アルコールをある程度
飲めるようになる人がいてですね
亡くなる時のアルコール飲めない人は
二十パーセントと言われるんですが
いずれにしても良くないんです
逆に水銀ですね
水銀は日本人は割合と許容するんですよ
ところがヨーロッパなんかの
水銀の感度は凄く高くて
ちょっと食べるとすぐ
ちょっと身に入ると凄く駄目なんですね
っていうのはその肉から塩を取るところって
いうのはお塩の感度も高いんですよ
だからいわゆる塩を取ったらいけないっていう
これで凄く儲けているわけですよ
日本の人たちもですね
栄養学者なんかも
塩をとってはいけない 塩をとってはいけない
いやそれはね
民族によってすごく違うわけですね
塩をほとんどとってはいけない
一日一グラム二グラムっていうところとですね
日本のように大体十二・十三グラムっていうところと
もうこれはあるんですね
それと共に日本は米と魚と味噌なんですよ
それから塩の少ない所は
パンと肉とお酒なんですよね
それからヨーグルト・牛乳なんですよ
だから日本人には牛乳とかヨーグルトって
あんまり良くないわけですね
乳酸菌とろうとしても大体納豆
これはね 歴史的にもうすごくあるんですね
中国からヨーグルト入ってきて
それで日本はですね
平安時代ものすごく朝廷が頑張って
ヨーグルトを普及させて
国民を健康にしようと思ったけど
やっぱり敗北しちゃってですね
鎌倉の初期にもう全部
その平安の時には国府っていって
今の県庁所在地みたいなところに
全て牧場があってですね
それでヨーグルトを作ってて
それがもう絶対に生産しなきゃいけないっていう
縛りがあったんですけど 効率的なね
それも全部撤廃してしまって
それで日本はやっぱり納豆・味噌汁
そういうね 大豆系の発酵物になったんですよね
これはまぁ ある時に
こう調べてくれた人がいてですね
それを綿密に私
古代の文献を見たらそうなってましたね
結局私の結論はですね
体にいい食べ物ってのは やっぱり
日本人が長く食べてたものなんですね
それはどうしてかっていうと
例えば水銀なんかそうなんですが
日本の近海の水銀は
ものすぐく濃度が高いんですよ世界的に
だから それをずーっと
一万年ぐらい食べてるわけですね
大体人間の体ってのは一万年ぐらいすると
大体それを許容するんですよ何でも
ですからに日本は水銀とか鉛なんかに
対してですね 割合と毒性が感じないんですね
その代わり日本になかったものですね
これは貝原益軒
江戸時代の貝原益軒の書類なんか読むとですね
本なんか読むと やっぱり牛肉豚肉が
何で悪いのかってことを書いてありますね
これは私の現代の評価から言えばですね
やっぱり日本人は遺伝子の
近いものってのはどうも駄目ですね
ですから鳥とか そういう風に
ちょっと魚とかちょっと離れたものですね
これはやっぱり米なんかとも
リンクしてんじゃないかと思うんですね
ですから日本人は
やっぱりパンはちょっとまずいんですよ
パン・牛乳・ソーセージ・ハム
なんていう食事はですね
やっぱり二十パーセントくらいに
した方がいいかなっていう感じがしますね
そのうち慣れてきますよ
ですからイギリス人がオーストラリアに
囚人が送られるとですね
癌が 皮膚癌が二十七倍に増えるように
やっぱり人間にとっては
その土地で慣れた体なんですね
パンなんかまさかと思ったけど
やっぱりこれもあんまり良くないんですね
ですから体にいい食べ物とは何かっていったら
日本で食べてるものっていうことなんですよ
この前 割合信頼できるお医者さんが
生野菜を推薦してましたので
その先生に日本では生野菜じゃなくて
野菜は煮物かおひたしか
なんかそういう風に漬物かするんだけども
本当に生野菜いいですかって
先生に聞いたらですね
先生は いやいや本当は煮た方がいいと
だけども最近の女性っていうか
女性っていうと差別になるかもしれませんが
女性はですね
煮た野菜を作るのが面倒くさいから
それでまぁ回虫も
この頃は回虫がいないっていうのは
本当いけないんですけどね
なんていうか農薬とそれから化学肥料を
使ってるってことなのであんまり良くないんですが
農薬もないんで
生野菜にサラダオイルをかけるってまた問題で
サラダオイルが一番危険ですからね
本当は煮た野菜煮物の野菜とか
せめてお味噌汁の中に野菜を入れて
食べるっていうのがいいんでしょうね
まぁだけどその先生が言うには
それは煮た野菜の方がいい
お味噌汁の中の野菜の方がいいんだけど
それが面倒くさいっていう人は
せめて生野菜でいいから
生野菜にドレッシングかけずに
サラダオイルとかかけずにですね
食べた方がいい
本当に全員が一致してますよ
それで今度はコロナに
かからないためにはっていうのはですね
これはこれから少しずつ少しずつ
出てくるでしょうけど
コロナにかかりにくい食事っていうのは
やっぱり日本食なんでしょうね
っていうのは なんつったって日本はですね
もうペストにしろ
コレラにしろ インフルエンザにしろ
今度のコロナウイルスにしろですね
世界的にすごい少ないんですよ
だからこれはやっぱりご飯・味噌汁の組み合わせが
いいんじゃないかって言われてるんですけど
本当かもしれませんね
案外そういう身近なもので
コロナの免疫もできる 清潔である
靴を脱いで家に上がるってのは
これはもう決定的でしょうね
それから女の人を見てると日本の人はきれい好きで
よくあのテーブルの上を拭いてますよ
あのテーブルの上を拭くっていうのは
非常に大切なんでしょうね
ヨーロッパでペストが流行った十四世紀ですね
ポーランドは流行らなかったんですけど
ポーランドのご婦人はですね
ちょっとウイスキーを湿らせた布巾で
テーブルを拭く習慣があったんですね
その頃もちろん細菌もウイルスも
見つかってないんで 単なる習慣なんですね
ですけどまぁそういうこと だからやっぱり
今コロナで特にオミクロンみたいな
割合弱いやつの時にチャンスですからね
日本食を食べて家の中を清潔にしておく
っていうぐらいがいいんじゃないですか
そうするとワクチンを打ったりね
それから消毒したりすると
これは一網打尽にやっつけちゃうんで
やっぱり感染に弱くなっちゃいますよね
感染に弱くなってっていうことは
結局免疫が落ちるんですけど
免疫が落ちて一番怖いのはやっぱり癌ですよ
癌はやっぱり免疫によって凄く変わりますからね
この前ちょっとある人に聞いたら
最近老人の癌がですね
今までこう大きくならなかった癌が
急激に大きくなる人が多いっていうんですね
やっぱりこれはアルコールで手を洗ったり
それからワクチンをしたりっていうことで
人間が本来備わっている
免疫系が弱まってるんでしょうね 今
ですから意図的に
このコロナが流行ってる間は意図的にですね
日本食と日光浴 それから風呂という
日本風のね やっぱり生活をするっていうのが
一番体にいいんじゃないか
私はね もう無茶苦茶な
元々胃腸が弱くて
自分が胃腸が弱いのは
しょうがないと思って諦めてたんですけどね
ごく最近になって
色んな友人から勧められてですね
ごく最近つっても
五年ぐらい前か十年ぐらい前なんですが
日本食に変えたりですね
日本の食事を中心として食事するようになって
すごく体が良くなったですね
今度一回病気しましたけど
あれも恐らく私はですね
ちょっとそれが
不十分だったからなーと思ってます

2022年2月4日

#武田邦彦 先生

2022/02/14

日本が世界一! 技術立国 ・・・(2)「60年」と「もの作り」 (武田邦彦先生)




本日の収穫(3654文字) 

日本人の特性を生かしてですね
日本人がこれからも
技術立国で行くということはですね
まぁいいんじゃないかと思うんですね
政策として なぜかって言いますと
やはり日本人はちょっと商売としてはですね
ずる賢くないっていうか
嘘がつけないっていうかですね
だから長い間で
地味な商売はいいんですけども
ビジネスだけでやるってことになりますとね
やっぱり冷酷な人たちがいるんですよ
それまぁアングロサクソンを中心としたですね
嘘をいくらでもつくと
それから企画なんか作っちゃってですね
それで世界を席巻するとか
それから金融システムを作るとか
こういうのはアングロサクソン ユダヤ人には
ちょっと日本人はやっぱり敵わないんですね
中国人も結構ビジネスは上手いんですよ
それから決断力がありましてね
それで決断力の必要な技術分野では
やっぱり日本は駄目なんですね
例えばその一番大きいのが化学産業ですね
組み立て産業っていうのは
あまり規模っていうのは関係ないんですが
化学産業っていうのは
もう規模だけで決まるところあるんですね
ですから日本の経営者っていうのはですね
年産で五万トンとか十万トンぐらいの
工場をつくるのはいいんですが
五十万トン百万トンっていうのは
どさっとつくるとなるとですね
これは中国人 ヨーロッパ人
アメリカ人に敵わないんですよ
それで化学工業が日本で
もう一つ世界一になれないのは
規模の産業だからなんですね
だからIT関係のITの技術っていってもですね
技術をつくるのは日本人は上手いんですけれども
DRAMこれはまぁ
産業の米と言われるんですけども
DRAMなんかみたいに
量的なものが問題になるとですね
日本は台湾にも勝てないんですよ
台湾ってのは基本的に中国人なんで
中国人ヨーロッパ人
アメリカ人にはやっぱり敵わないんですね
ですから日本の場合 やはりですね
日本の技術立国っていうのは
規模だとかビジネスとか
システムとかいうんじゃなくて
技術そのもので勝負できる
っていうもんだったらですね
日本は世界で一位になれるんですね
それから芸術も日本の芸術っていいんですけどね
若干平面的なんですね
その意味で世界に
衝撃を与えるということはできるんですが
芸術自体で世界を制覇するっていうのは
やっぱり難しいんですね
ですからまぁ 漫画のようにですね
技術がかなり先に立つ者は
日本はかなり良いということは言えるんですね
その意味では やはり日本の場合はですね
技術そのものが勝負を決めるようなところで
やっぱりそこに力を注ぐっていうことですね
ですからDRAMは負けまして
化学産業も負けて
量的な関係で一番勝ったのは
やっぱり鉄鋼産業なんですけども
鉄鋼産業が勝ったのは
オーストリアのLD法の導入の時に
日本の技術のレベルが
ちょうどいいところにあったっていう
まぁちょっと偶然がありましてね
それから鉄鋼技術っていうのは
非常に技術自体が重要なんですよ
大規模技術のように見えて
ノウハウだとか細かい技術が
極めて勝敗に影響を与えるような生産なんですね
その意味で鉄鋼・自動車・電子産業
っていうところが日本の中心的になってきた
それで化学産業みたいに
比較的量的な関係が重要なものは
技術としては駄目なんですね
こういったものをこれまで
政策として自民党が議論してきた時はですね
何でも先行すれば良かったという
高度成長時代は別にしてですね
やはり1980年ぐらいから
やっぱり自民党の政策では上手くいかなかった
これは自民党が悪いというよりかですね
政策を立案するのが官僚だったり
それから経営者だったりしたんですね
やっぱり技術は技術者のトップ
技術者のコーナーに名を遂げた人のアドバイスで
国の政策をやらなきゃいけない
ということなんですね
原則が二つありまして
一つは六十年 技術は六十年なんですね
これはもう どうしても仕方ないんですよ
技術というものはですね
リニューアルしてきますから
世界である技術が成立して
その技術が世界で繁栄のもとになるのは
大体六十年なんですね
六十年もですね
最初の三十年が先進国が利益が上がって
残りの三十年は開発途上国が
利益が上がるって感じなんですね
例えば最近色々な問題になった
尿素なんていうのはですね
これはまぁ昔日本がですね
昭和の初めに活躍した分野なんですね
ですから今ではもう尿素の製造っていうのはもう
開発途上国でやってるわけですね
ですから尿素不足は
何で起こったかっていうやつ
開発途上国の生産が止まったからだと
こういう風になるんですね
これは昔だったら昭和電工とかですね
まぁそういった古いところがですね
日本の古い化学技術がやったところなんですね
ですからこの六十年というのは
よーく わかってて
やっていかなければいけない
だからまぁ六十年が八十年に
なったりすることあるんですが
アメリカの自動車産業もですね
やっぱり六十年ぐらいたちますとね
なかなか国際競争力には勝てなくなるわけです
だから技術は古びていくと
だから技術政策っていうのはですね
常に新しいものに
向かっていかなきゃいけないんですね
ところが難しいのは
例えばIT技術 IT技術ってのは
IT技術のハード方の
初期的なものは日本が大成功を収めましてね
1980年代
80年代非常に良かったんですが
90年に変な環境なんていう
問題が出てきてですね
ITが潰れてしまって
1995年頃に ITソフトはアメリカですね
GAFAと言われるグーグルとかアマゾンだとか
アップルなんかがフェイスブック
っていうようなところが栄える
ITハードは中国がやって日本は全部蹴落とされる
っていうようになったわけですね
これは政策の間違い
大きな政策の間違いで
環境運動家っていうのは
非常に反省してもらわなきゃならない
架空の事を言ったら
国は駄目になるっていう一つの例ですね
ところが今間違えそうになっているのが
ものづくりというのに
日本の技術が優れているということじゃ
ないんですよ 実はこれ難しいんです
日本はものづくりなんですが
ものづくりっていうのは
ハードとソフトと両面あるんですね
これは奈良の大仏でもそうですし
鉄砲技術もそうですし
それから日露戦争もそうなんですね
それから
ジャパン・アズ・ナンバーワンもそうなんです
ものづくりっていうのはその中身がですね
本当にものづくりという言葉がなんかこう
トンテンカン トンテンカン
こう鍛冶屋が叩くような感じがするつったら
駄目なんですよ ですからITがそうですね
ITの非常に線幅の小さい複雑なものと
それを動かすソフトですね
これが相まっていいんですよ
それで このものづくりの
そのソフトとハードをプラスしたやつに
優れているのが日本の男性なんです
日本の男性はね
機械電気設計が強いんですよ
設計ってのはソフトですけどね
この機械電気設計が強いってことは
どういうことかって言ってると
ITですとソフトとハードなんですね
これをものづくりという言葉に騙されてですね
日本の中小企業が手先の勝負っていうのは
やっぱりこれからは全く駄目です
やっぱり自動機械なんかを使った
例えば 典型的には
例えば自動運転自動車これはソフトの塊
みたいなもんで むしろハードじゃないんですよね
ハードはモーターが付いてて
モーター制御装置が付いてて
小さな車が付くわけですから
これはハードというよりかソフトなんですね
今の車はハードそのものですね
ディファレンシャルギアなり
衝突防止フレームといったですね
ハードそのものなんですね
ただこれが電気自動車になり
かつ全自動運転になりますとソフトになりますが
これはハードの分類に入る
ソフトなんですよ 難しいんですけど
だからこれをものづくりと言ったらいけないんです
中小企業ものづくりという概念に
捉われているといけません
日本の中小企業は非常に優れているので
大企業重視じゃなくて
中小企業重視で行かなきゃいけないんですが
そのいわゆるITのソフトは
ものづくりの中に入ってるっていうことなんです
だからものづくりと言っちゃいけないですね
なんか こうちょっと
違う言葉を使わなきゃいけない
新技術づくりって言ったらいいんですかね
何かそういうものに変えないと間違えます
つまり単なる技術立国でも
大雑把にやっちゃいけないってことですね
これからの技術政策は六十年の問題と
ソフト・ハードの融合の問題
この二つに重点を置いて よーくよく検討する
つまり政策の三段階ですね
まず最初は
研究会を十分にやるっていうことですね
オープンな研究会を十分にやる
そして具体的な政策を立案する時には
今までのような審議会だとか
いわゆる偉い人を呼ぶんじゃなくて
本当に実力のある人を呼ぶ
そしてそれの実態を担う人が
中小企業を中心とした技術を作っていく
この三つがですね 日本の技術立国を成功させる
政策であるということが言えますね
ただ今ですね 3Kはいけないとか
明治時代はですね
日本が技術立国で行かなきゃいけないってことは
はっきりわかってましたので
大学を卒業して
技術に行った人は 事務屋さんよりか
平均給与が十パーセント高いように
国が設定しました
そういう政策
そういうのが政策というものであって
日本を成功に導く政策を
取らなければいけないということであります

2022年2月6日 (ヒバリクラブ)

#武田邦彦 先生

2022/02/13

日本が世界一! 技術立国 ・・・(1)日本人の特性と国別科学 (武田邦彦先生)




本日の収穫(3366文字) 

重要な 日本にとって重要なのはですね
何で日本がこれまでのように
繁栄していくかということなんですね
江戸時代までは鎖国しておりましたので
あまりそれには触れないとしてですね
明治になって一生懸命 富国強兵に勤しんで
そして日露戦争では勝利したわけですね
日露戦争の勝利の原因っていうのは
基本的には日本という国があったからと
ロシアの方は
ロシアという国があったわけじゃなくて
ロシア地域をロマノフ王朝という王朝が
占領してたに過ぎないわけですから
国をあっぷあっぷ?にして
兵隊が戦争したわけじゃなくて
ロマノフ王朝のために戦争したんですから
それはやっぱり日本と強さが違いますね
もう一つはやっぱり 特に日本海海戦
日本海海戦で勝ったのはもちろん訓練もありますし
日本人の真面目さ
識字率の高いという教育の問題
それから その当時の海軍が非常に
素晴らしかったっていうようなことがあるんですが
やはり伊集院信管と下瀬火薬と
二つの技術的な
進歩っていうのは非常に大きかったですね
その当時の黒色火薬なんかはですね
一発大砲を撃ちますと
非常に大量の煙が出ますので
その煙が発射台の部屋から取れないと
次の弾は込められないんですね
それに対して日本の下瀬火薬は
あまり煙が出ない新しいタイプなんで
それが連射を可能にした
つまり砲弾の出る数が違う
それに正確性が違うということで
歴史上稀に見るような大勝になった
日本の船は本当に小さな船がですね
三つぐらい多少損傷しましたが
ロシアの方は ほとんど
戦艦も全部沈没してしまったという
もう全然全く勝負にならないような
結果になったわけですね
これは後々 日本の地位を上げるのに
ものすごく役に立ちました
ネールーが インドのネールーが言ってますね
その当時ネールーは
イギリスに留学しておりましたが
毎日のように飛びつくように新聞を読んで
日本の活躍を見てですね
日本がロシアに勝てるなら
インドだって勝てるよという信念を持った
これはもう全アジアの人がそうだと言ってますね
そういう意味はありますけれども
やはり技術立国という意味は
失われないんですね
これはもう昔からなんですよ
奈良の大仏をなぜ建てることができたのか
これは長登銅山
山口の長登銅山のヒ素入りの鉱石を見つけて
それを比較的低温で精練することができ
それを奈良に運んで 厚みから何から
あのでっかい大仏ですからね
厚み計算間違えますと挫屈しますけど
その計算をして大仏を取り付け
その上に金箔を
金水銀アマルガムを塗って金箔を塗り
それを松明の火で
水銀を飛ばして金箔を作り
さらにその外側に木造の世界一大きな
建物を建てたと 今と違ってですね
力学計算 非常にできにくいですから
一回大仏殿は燃えてますけども
それでもやっぱり
あの技術は大したもんなんですね
それから次
色々ずーっとあるんですが
次は例えば 戦国時代ですね
ポルトガルから鉄砲が伝わる
直ちにそれを改造して
織田信長が武田軍と戦った長篠の戦いではですね
鉄砲の数それから撃ち方も
三段で連続的に撃つ
連続的に撃つことによって
騎馬の突撃よりか多く鉄砲撃つというような技術
鉄砲の数からいっても当時の世界を支配していた
ポルトガルとかスペインよりか
日本の方が多かったんじゃないかという
研究もあるぐらいですね
それから近代になりますと
もちろん明治十九年でしたかね
大鳥圭介が
早く日本の技術を成功させるために
今でいう 東京大学を
建てなきゃいけないということで
東京大学をつくり そこに工学部をおき 
当時東京大学の中に
美術学校があったんですけども
それは美術というよりかむしろですね
図面を作る上での西洋の
立体的な画法をですね
学ばなきゃいけないと
いうことだったんですね
それから今度戦後になりますと
今度は高度成長期に
日本の工業技術は
ほとんど世界を制しましたね
特に電気電子関係ではですね 制しました
現在では自動車の技術が
トヨタ自動車を中心として世界一であると
いうことを考えますとね
日本人の特性からいって
科学分野で日本が得意なのは
やっぱり技術なんですよ応用技術なんですね
これは世界的にもありましてね
概念的な科学つまり原理原則の科学の
一番強いのはやっぱりフランスなんですよ
違う!違う! イギリスなんです
イギリスがやっぱり論理としては強いんですね
ですから例えば量子力学の基本と
いうことになるとですね
やっぱりイギリスなんですね
それから数学っていうことになると
やっぱりフランスなんですよ
それからヨーロッパで技術的な面で
日本と競争するっていったら
オランダとかドイツとかオーストリア
あそこら辺なんですね
それからアメリカは
プラクティカルな技術が進んでるんですね
やっぱりあのー
それから最近ですとね
インドは情報とかそういったもんですね
数学情報ですね
中国はどっちかっていったら
ちょっと中国の人に失礼なんですけど
真似る技術 これは大したもんですね
だからこういった国際的な特徴はですね
やっぱり人間の脳に
脳の構造によると思うんですね
ですから日本が国策として
政策としてですね
技術立国を目指すっていうのは非常に優れている
考えとしては優れている つまりですね
やっぱり国際的なその中ではですね
自分の国に得意なものをやんなきゃいけないんですよ
だから日本が原理的な科学
もちろんこれ大切ですけどね
日本が原理的な科学分野で
世界を制するってことはありません
最近日本のノーベル賞受賞者が多いのはですね
ノーベル賞側が変わったからなんです
ノーベル賞はですね
昔は原理的な科学の進歩に与えられましたが
最近は応用技術ですね
例えばLEDであるとか
それから最近の
遺伝子の操作の応用技術ですね
そういった応用技術面で
ノーベル賞が与えられるようになった
リチウム電池もそうですけどね
ですから日本の受賞者が増えたという風に
考えるのが冷徹に考えればいいんですね
それで原理的な科学と
それから応用技術と考えると
応用技術の方が劣ってると思う人もいるんで
そんなことないんですよ
それぞれ分野が違うんですね
自然科学でできると思っても
応用技術では
その五倍の努力がいるとも言われております
その点で 日本は
技術立国に徹するということが大切で
これはですね
私が工学関係っていうか教育色々してますとね
やっぱり日本が世界一ということはですね
やっぱりこれは技術なんですよ
特にこれは男女の差別じゃありませんよ
事実ですから
日本の男性の 特定の男性の技術力
これはアメリカ・ドイツ・日本
この三か国が極めて優れているんですね
ですから自動車でもトヨタ自動車
GM ベンツというようにですね
国際競争の著しく激しいものについては
やはり日本の技術が世界に伍するんですね
それからもう一つの特徴は
例えば資源というものはですね
資源 例えば鉄鉱石とか石油とか
石炭っていうのは日本は少ないんですが
日本は資源が枯渇することはないんです
それは資源を掘り出すには技術がいります
昔はつるはしがあって
炭鉱夫が地下に潜って掘れば良かったんですけど
そんなこと今ないんですね
機械がなければ世界で資源の競争はできません
そのいい例がオーストラリアの石炭ですが
オーストラリアも石炭が膨大にあるわけですね
それほとんどは日本の技術で掘り出してます
それからオーストラリアの
西オーストラリアの鉄鋼石がありますが
それもやっぱり日本の技術で
鉄鋼石は掘った時は何にも役に立ちません
それを還元して それから
たまにするっていうんですかね
掘り出したばかりの鉄鉱石ってのは
粉末なんでね 精錬できないんですよ
それを適切な大きさの
たまに 乳状にするんですね
これもやっぱり日本の技術なんですよ
ですから日本はやっぱりその一番得意なところで
技術立国をするべきである
それからこれからですね
IT関係はハードからソフトに重点を移しますが
ITのハードとITのソフトはですね
技術分野としては同じです
ITのハードっていうのは数学ではありません
これは技術の領域ですね
ですから日本の技術者が世界一になれます
その意味でこれからはITを中心とした
技術立国であるべきであると思います
もう一つ 時間があれば触れますけれども
世界の技術は最先進国から始まって
後進国に移っていきますが
その技術の寿命は六十年なんですね
一番先端のところが開発されてからそれが
少しずつ少しずつずれて
低開発国で終わるのは六十年掛かります
その六十年をリニューアルしながらやっていくという
基本政策も立てなければならないと思います 

2022年2月5日 (ヒバリクラブ)

#武田邦彦 先生

2022/02/12

【炉端の話】1928年の戦争放棄条約 締結国63ヶ国 (武田邦彦先生)

動画はこちらです。

本日の収穫(3594文字) 

今ワクチンを
子供に打たせようとしてるんですけども
凄い心配してるんですよね
っていうのは
今度のワクチンが
遺伝子を体の中に入れるっていうことで
これがどういう その長い意味でですね
まぁすぐ心筋炎になるとか
そういうんじゃなくて
その人の体の根本のところを
壊してしまう可能性があるんで
非常に心配してるわけですね
特に子供を これから
11歳以下の子供に接種すると
子供っていうのは小さい頃ですね
いろいろなウイルスにかかるということも
また子供にとって非常に大切なんですね
子供の頃にかかっておかないと
大人になるとひどくなる
特に女の子のような場合
男の子の場合は麻疹なんかにかかって
ちょっと生殖器がおかしくなったりですね
それから女の子の場合でも色々な生殖関係の
異常っていうのは起こるんですね
割合とウイルスなんかには
生殖関係の異常が起こるっていうのは 僕は
やはりウイルスによって
人間が人間っていうか
哺乳動物が胎生 子供をお腹の中に
抱えられるようになったっていうことの
歴史から見ても 生物学的歴史から見ても
最近なんかお医者さんばかりが
知識があるんだっていうようなことですけど
お医者さんは故障者を治したり
やっぱりお金に関係してますからね
お医者さんのことを今ちょっと言ったのは
実はこの炉端の話ですから
まぁ気楽に話してるんですが
実はもう一つ子供に関しては今度のお医者さん
子供に関するお医者さんの見解が
お金よりか子どもの命じゃなくて
子供の命よりかお金っていう風に
なっちゃってるっていうところが
非常に僕としては残念だ
もう一つは学校の先生方ですね
特に社会関係の歴史とかそういう社会関係の先生
理科もそうなんですが
どちらかというと白人理論っていうか
白人が自分のことをよく言うように
嘘で固めたものを
そのまま日本の子供に
教えてるってことがあるんですね
ものすごくそれが多いんで 恐らくこの話を
もしも学校の先生がお聞きになったら
そんなことないよって言われるに
違いないんです っていうのは
その先生は誠意を持って自分が教えていると
いうことを特に思ってるわけですね
それは日本の教育が全部そうだったから
現在の学校の先生方が教わった教育もですね
実は白人主観というか白人社会においての
嘘がそのまま教わってるもんですから
それでしかもその教えた人は
もう偉い先生なんか教えてますし
偉い先生の教科書なんか見てますからね
それは武田邦彦が言ったって全然関係ないよと
あいつは嘘なんだっていう風に思うんでしょうけど
実は違うんです だから一つ一つちょっとね
僕はこの炉端の話で
お子さんにやっぱり教える時は
そういう白人主観とか
そういうんじゃないものをね ちゃんと教えて
子供に愛国心を植え付けようとか
そういうんじゃないんですよ
やっぱり子供には
正しいことを伝えることによってですね
私たちの次世代の社会が
もっと良くなるわけですよね
それは一つは1928年
1928年だったら歴史はちょっと
ご存知の歴史って程じゃないですけど
現代史ですけど
第一次世界大戦が終わって第二次世界大戦の間
ヨーロッパではドイツが敗北して
ドイツ帝国がなくなって共和国になり
ナチスドイツですね
ヒットラーなナチスが出てくる
ちょうど寸前ということですので
なかなか微妙な時期で
この時期フランスは
もう非常に隣にドイツがいるんで
またドイツと戦争になるんじゃないか
多くの若者が死ぬんじゃないかって恐れてですね
ドイツの脅威をいかにして封じ込めるかっていうんで
ものすごく苦労するわけですね
その中でフランスとしては
イギリスは同盟国といっても冷たいので
アメリカの援助を得たいということでやったのが
この1928年の戦争放棄条約
一般的にはパリ条約と
それから結んだ外務大臣の
名前なんか付いてるものがあるんですけど
簡単に言えばパリ条約
パリ平和条約と言われるのが多いんですね
正しくは1928年のパリ平和条約っていうのは
戦争放棄条約ですね
たった二か条しかないんですが
締結国が六十三か国ということで
最初ヨーロッパを中心にして
アメリカ・イギリス・フランス
ドイツも当たり前ですけど
その他の国が調印し
日本も調印しておりますが
これはですね 中々面白いんですよ
もしもここに学校の先生がおられたら
一回お読みいただければと思うんですけどね
第一条が全く日本の第九条と同じ
国際紛争を解決する手段としては
戦争を放棄する 戦争放棄条項ですね
それから第二条がちょっと書き方が違うんですが
日本の憲法と照らし合わせれば
侵略することが目的の
軍隊を持たないと同じことですけどね
日本と同じですね
国際紛争を解決する手段としては
戦争を放棄する
従って侵略的な内容を持つ軍隊は
これを持たないということで
9条と全くそっくりなんですね
この文章を使ったのが9条だとも言えるんですね
ただ9条を作る時 最初の原案が
国際紛争を解決する手段としてはっていう
但し書きがなかったんですよ
これは進駐軍
アメリカ人の将校がですね マッカーサーに
いや ちょっとこれ酷いんじゃないか
これをこの国際紛争を
解決する手段としてはっていう但し書きがないと
日本人は殺されるままに
なっちゃうじゃないかって
北朝鮮にかなりの人間が拉致されましたが
拉致されても自衛権がないじゃないかと
そういうことになってはいけないからって言って
これは日本人のあれじゃなくて
アメリカ将校が言ったから入れた
日本国憲法のその但し書きなんですけどね
これはアメリカ軍の将校に この
1928年の戦争放棄条約があったからでしょうね
ところが結構な文化人でもですね
1928年のパリ平和条約
なんていうことを言ってる人でもですね
多分条文を読んだことがなくて
そのすごく国際的には恥ずかしいんですが
日本国憲法をノーベル平和賞に
指定しようなんて運動あるんですよ
いやいや それはもう
絶対に不可能なんですよ
もちろん政治的に運動すりゃなりますけども
論理的とかそれから本当に誠実な日本人から言ったら
そんなことありえないんですよ
1928年に戦争放棄条約パリ条約が締結されて
すぐ すぐですよ 十年も経たないうちに
第二次世界大戦が始まったわけですから
それでドイツ軍が大規模にフランスにも
ポーランドにも侵入したわけですよね
そのドイツ軍はもちろん
これに調印してるんですよ 条約に
だけどこの白人っていうのはですね
嘘つきなんですよ
これなんて言ったら白人の嘘つき
白人には白人の理屈があるんですよ
嘘をついてもいいんだっていうんですね
それは僕がちょっとブログでも話しているように
トランプ大統領の二期目の選挙の時に
トランプ大統領って書いてあった
トランプと書いたやつを
バイデンにかなり書き直したわけですね
これに対して日本人はバイデンと書いたものを
トランプに書き換えるはずがないじゃないか
まずこれが一つですね
本当に純粋な日本人ですね
書き換えるはずがないじゃないか
人間がそんなことするはずないじゃないか
もう一つはトランプと書かれた投票を
バイデンと書き換えるのは
悪いことだと言うんですね
これについてアメリカに在住している
とても素晴らしい判断の方がですね
私にちょっと会いたいって言うんで
お会いしたらですね
アメリカ人はまだ歴史が
三百年しか経ってないので
勝った者が正義である
勝った者が正義だから
トランプと書かれた投票券を
バイデンと書き直した
それがわからないように
電子的な操作もあって書き直した
そしてバイデンが勝った
バイデンが勝ったんだから
バイデンのやったことは正しい
これがアメリカ人の考え方だと 道徳だ
日本人は二千年も ずっと同じ道徳で来て
太陽の下では嘘をつきません
なんて言ってるわけだから
それでトランプを
バイデンと書き直すのが悪いことだ
だから嘘に対する
それはトランプっていうのをバイデンに書き直すのは
いわば選挙が嘘だっていうことですよね
だけど勝てばいいんだ
勝てば官軍なんだいう考え方だったら
道徳 基本的な道徳は
アメリカはキリスト教しかありませんからね
聖書にそれがいいと書いてあるか
悪いと書いてあるかによるわけですね
聖書は僕も随分教会にも
ずっと行ってましたし
読み返してましたけど
確かにそう言われてみると
聖書に勝つために
嘘をついたらいけないと書いてあるかっていうと
ちょっとキリスト教の人が
僕に注意してくれるといいんですが
何かあんまりはっきり記憶がないですね
それでこの28年のパリ平和条約
つまり紛争を解決するための
軍備は 戦争が放棄するんだ
軍隊を持たないんだっていう
現在の日本と同じ九条と同じ内容が
もう数年の下に全部ただ空文に課しちゃった
なんでかっていったら
最初から嘘だって言うんですよ
ヨーロッパ人に言わせると
いや1928年の戦争放棄条約
あんなのはただ作戦として書いただけで
本当にはしてませんよって言うんですね
まぁ是非それをですね
なんか学校でね
この1928年のパリ平和条約を
素晴らしい条約だと
教えてる先生がいると聞いたので
これは大変だと思って
ちょっと炉端で話をさせていただきました 

2022年1月30日 

#武田邦彦 先生

米ロのどちらを信じるか (武田邦彦先生)

本日の収穫(1181文字) では続いては 視聴者の方からの質問ということです 米ロのどちらを信じるかということです 前回はロシアとウクライナについてのご解説 とても勉強になりました 今回はロシアに若干の利があると言いますが 日本もロシアに多少恩を売っておく方が 良いのかもというの...