2021/11/27

日本は違う。一つ上 5.宗教戦争 今でもパレスチナで宗教戦争 日本の宗教は1つ上 チップをねだる文化、チップを断る文化 敵将を遇する日本、敵将を辱める欧米 男女を比較しない 仕事は恩返し (武田邦彦)



日本は違う これはどうして必要かって言うとですね 現在の日本は和魂洋才だったらいい つまり日本の思想とヨーロッパの考え方と言うんだったら まぁいいところを取れるんですが 最近 洋魂洋才に変わってですね 変わりつつあって それで非常にこう日本人の心が揺れてるんですよね だから例えば離婚した方がいいとかですね それから会社は株主のものだとかですね 変な事が流行ってしまって それでまぁ それに本当に合わせなきゃいけないんじゃないかと 思ってる人もいてですね 混乱して みんなが精神的に不安定になってるんですね それで日本がですね  日本の文化が非常に劣っててですね ヨーロッパの文化なんかを 習って行かなきゃいけないんだったらば それはまぁ そういう考えもあるんですが 日本の文化の方が一枚上なんですよね だから この愚劣なって言ったら失礼なんですが 劣る文化を学ぼうとしてるので  非常に混乱するっていう事ですね だんだん積み重ねて行こうと思ったら どんどん積み重ねて行って まぁチップをねだる欧米文化に対して チップを断る日本文化 敵将を遇する日本文化に対して 敵将を辱める欧米文化 男女を比較してない日本文化に対して 男女を比較する欧米文化 仕事は恩返しという日本文化と 仕事は金儲けという欧米文化という 四つがだんだん重なってきたんですが 今日は宗教戦争ですね 相変わらず今日ニュースを見ますと パレスチナの方で銃の掃射なんかありましてですね だいぶ犠牲者が出てるようなんですが これあのー 少しは考えないんですかね あの 一神教のホームですね 非常に宗教を大きく見ますとね 小さい事を色々細かく言えばいっぱいあるんですが 一神教は一個しかないんですよ 世界にはですね もちろんそのー 細く言えばいくらでもあるんですが ユダヤ教から発した ユダヤ教もしくは ゾロアスター辺りから影響を受けたですね キリスト教とイスラム教ですね ユダヤ教も一応 数えてもいいんですけど人数が少ないんで ほとんどユダヤ人だけなんで まぁ世界的なっていう事になると やっぱりキリスト教とイスラム教ですね このキリスト教とイスラム教というのはですね  言えば神様は同じですからね 神様は全く同じなんで キリスト派とかイスラム派と 言ったほうがいいかもしれないですね 浄土真宗とか 仏教の中で浄土真宗とか 日蓮宗とか言い方をすれば キリスト宗とかですね それからイスラム宗って呼んだほうが いいような気がしますね 同じ宗教ですから しかし同じ宗教でね これだけ長い間 つまり大体 十字軍の辺りからですからね 延々と1000年近くもですね 血を血で洗う戦争を行ってるっていう 一つの同じ宗教っていうのは ちょっと異常ですよね あのイスラム教とキリスト教と違うという風に 思ってる方もおられると思いますが 神様は 同じ神様で 基本的には教義も まぁ同じで 時代が違いますからね 700年ぐらい違いますので その差はありますけども それで天主も同じでいう事になってますんでね お互いに話しあってですね つまり宗教っていうのが 人間を幸福にするものならですね これだけ戦争に戦争を続けてたらですね 宗教があるおかげで不幸になってる比率と 宗教があるおかげで 幸福になってる比率を見ますとね 私は宗教があるおかげで 不幸になってるほうが強いんじゃないかと思うんですよね それはキリスト教の中でも カトリックとプロテスタントとか なんとかルターとかですね いっぱいあってですね 本当これも血で血を洗うですね 戦いが続いていましたね まぁ特にフランス ドイツ辺りで行われた 新教徒 旧教徒に関する戦いっていうのは 本当に血生臭いんですよ しかも長いんですね ですから そういうキリスト教内部での争いも考えますとね どうもその一神教は世界でひとつなんですが つまり神様一人ですからね ですから 一人っていうか一柱っていうかですね ちょっと異常だなって感じがしますね それから仏教は宗教かって言うと 仏教は一応宗教には数えられてないと思うし それから日本だけでほぼ発展しましたので ユダヤ教と同じように ちょっと一民族だけの中で流行ったものは あまり世界的な宗教として カウントしないっていうことになるとですね まぁ仏教も日本人にとっては 非常に大きな影響はあるんですが 一応宗教の中に入れないで 日本はこの神道も違うんですね 神道 ややそうなんですが 日本の宗教っていうのは なんとか教って言うもんじゃないんですよね なんとか教っていうのは何か教えがあって 言えば その教祖がいて 教典(経典)があって 戒律があるとよく言われるんですが それはあの 単にキリスト教がそうなんです キリスト教イスラム教って言うその なんて言うんですかね これを何教って言ってもいいんですけど 何教って新しく名前を付けなきゃいけないですよね これはそうなんですけども 日本の場合は国民のコンセンサス 日本に住んでる人のコンセンサスがあるわけですね コンセンサスが宗教なんです どういう宗教かって言うと ちょっと神道と似てるけど違うんですね 二つ神様がいて 一つが自然 山とか川とか海とか動物とか 植物とか稲とか そういったものが神様 もう一つは祖先ですね この祖先は自分たちを作ってくれたものですから 二つとも日本人を作ってくれたもの 作ってくれたものが神様だと 神様の前では嘘をつかない 正直に生きる 感謝をするって言うのが まぁ 日本なんですね ですから日本は別に キリスト教とかイスラム教とか そういう一神教とも反しないし 仏教とも反しないし どんな宗教でも 別に孔子様でも構わない 儒教でも構わないわけですね だから日本の宗教 日本のような宗教を なんか名前つけなきゃいけないんですよ 宗教じゃないんですよね 神を祀るって言うんですかね 尊神とかいう そういう尊神行動とかいう 神を尊ぶ行動ですね 行動とか考え方 そういうものが日本の宗教なんですね それから一神教はユダヤから発したっていうか それからゾロアスターも関係してるんですが キリスト教とイスラム教を二つ合わせたものですね その他に 仏教はかなりそれに近いんですけど いろんなものがあると まぁ最近では11月になるとかぼちゃに穴開けて なんか電灯つけてわーわーやってますが そういったものも宗教の一つなわけですね その著しく違いますよね 日本は神様に感謝するわけですからね どの神様でもいいわけですよ 昔私ね キリスト教の信者でもない日本人が 教会で結婚式を挙げて イエスキリストを信じてもないのに イエスキリストの前で愛を誓うなんて 最初から嘘を言ってるなんて言ってたんですけども それからクリスマスをお祝いする 新年には初詣に行く その帰りに お寺さんによって墓参りをするっていうのは 全部おかしいと思ったんですけど おかしくないですね つまりそれは 私がいわゆる 学校で習った宗教っていう間違った考えにいたんですよ やっぱり学校も早いとこね 宗教っていう名前も変えて それからその一神教多神教というのも変えて 宗教学者が頑張ってもらってですね 新しい学問を作っておかなきゃいけないですね 日本はもう ものすごく平和な宗教なんですよ だからもう結果を見ればわかりますよ あんまり言わなくても 日本の宗教は一つ上と書いたんですけど 日本の宗教じゃないんですけどね 日本が信じてる神は 一つ上って言った方がいいでしょうね 平和に できるだけ平和に みんなが協力して そして自分達を作ったものに感謝して 生きていくっていうわけですから これはもう最高ですよ それに対して まぁ私はイエスキリストもですね 非常に立派な方だと思うんですね 立派な方なので イエスキリストがあまり立派な方なので ちょっと批判したくないんですけど 今はイエスキリストの教えとは かなり離れてますからね ローマ法王が煌びやかな服装をしたりですね しょっちゅうヨーロッパの枢機卿ぐらいの キリスト教の地位の高い人が 児童虐待とか児童性犯罪なんて起してますからね 到底まぁ ちょっと尊敬できるような神様のもとでの 教えではないような気がするわけですよ それから派生した 例えば信教の自由なんていうのはですね 宗教が複数あることを前提としてますね だけどもイスラムとキリスト教は同じですからね その意味では 信教の自由っていうのがどういうものなのか 日本は欧米の その一つ劣る欧米のですね 宗教というものを信じてというか それが宗教であると思ってしまってるので もう1回ここで 特に神学者を中心にですね 宗教というものは 一体どういう定義によるのか 日本の日本人が信じている神様 自然と祖先という神様 一体この宗教的な考えで言えば どういう風に分類されるのかって いうことも見直してですね 世界ができるだけ戦争とかそういう悲惨な いがみ合いの少なくなる考え方ですね それを以て やっぱり宗教とするって言う 定義をし直したらどうかなと 

いうふうに私は思っています 

100年人生時代の男女(1) 欧米思想からの脱離 100年人生の始まり。 激変する男女の関係 (武田邦彦)


 

私が今からそうですね 30年前に 50歳以上の人生っていうのを考えてですね 非常に私としては思い切って 50歳で会社を辞めてですね 第2の人生に入ったわけですね それまで全く経験がなく 私は自分が一生会社人間として働いて 定年を迎え 老後を過ごして 一生を送ると思っておりました それ以外の事は考えてもいませんでしたね ですから その変化っていうのは非常に激しくて 私としても考える所は随分あったんですね まぁ人間というのは不思議なもので 将来は現在と違うんですよね もちろん現在と将来は違います それはもう50年も経ったらですね 今から50年前って言いますと 高度成長時代ですね サラリーマン 駅を降りて20分も30分も歩いたり バスに乗ったりしてですね そして我が家にたどり着くというような人生ですね やっとスーパーマーケット ダイエーとか イトーヨーカドーが出てきてですねぇ もう ものすごく混雑してましたから 我々は先を争ってレジに並んで 家族の一人にレジに並んでもらって という様な感じの時でしたね まぁ活気はあったけど 今と全く違う時代でした それが50年前ですね じゃあー 今50歳の人がだいたい寿命が尽きる 50年後 もしくはですね 今30歳とか40歳の人は まだまだ元気な80歳ぐらいを過ごしてる時 それが50年後なんですね ですから いつも人間は今を考えますから 私も今から30年ぐらい前に 50歳以上の時の私の人生を考えてですね 退職の理由も見つかりませんでしたね だってその頃は 退職って言ったら 会社を退職するって言ったらですね 会社で喧嘩するとかで行き詰まるとか 不祥事を起こすとか 体を壊すとか そういう事で会社を辞めるんであって決してその 第2の人生を歩くから会社を辞めますなんて話はもう 誰に言っても通じないんですよね 元々 一体 第2の人生ってなんですか? なんて聞かれちゃうんですね しかし現在になって見ると それから30年経って見るとですね 本当に寿命が100年に近づいてきたっていうか むしろ100年を超えるようになってきたわけですね それはもちろん傾向から論理的にですね 頭で考えれば分かるんですょ だって日本人の平均寿命は 今から100年前は43歳 男女ともに43歳 それが戦争が終わった1947年 戦争が終わって2年後ですね その時に50歳を超えて それが瞬く間に どんどんどんどん伸びて行ってですね 一年に大体 0.4年寿命が延びましたからね 最も一年に一年 寿命が延びると 人間というのは いつまでも死ねないんですけど まぁ幸い 一年に 0.4年しか伸びないので 寿命が延びるぐらいで済んだわけですね それで2000年になって 80歳を超えたわけですから 当然2030年には 100歳ぐらいになるわけですよ 今では まだ100歳にいってませんが 隠れ寿命って言いますかね 普通は寿命って言ったら 0歳児余命を示しますから 現在でも男性が81~82歳 女性が88~89歳という所なんですけれども 実態はですね まぁ寿命を 自分が感じるって言うか どのくらい自分は生きるかなぁと思うのは 50歳ですからね ほぼ  そうすると50歳の平均余命は もう50年を過ぎてますので 男女平均したら もう100歳というのは 本当に来てるわけですね ところが今50歳の人が 自分が100歳まで生きるっていう感覚がないんですね それは現在を見てますから 現在やっぱり80歳を過ぎると老人はもう 非常に体力が弱って元気もないし 白髪でよぼよぼ歩いてますからね だから自分は80歳になったら そういう風になんだろうなと思っておられるんですね だけども 私のようにちょっと年の人はですね 60歳を過ぎますと 大体おばあちゃんは皺苦茶になって あるいは額に膏薬かなんか貼ってるわけですね それが おばあちゃんなわけですよ サザエさんの世界ですからね 私たちなんかは ですから そういう家庭?(過程) そういう人生なわけですね だから だけども私自身が もう80歳になろうとする時に どういう社会かって言うと 社会で活躍してる人いくらでもいる ご婦人はもう  現在はもう60歳なんて言ったら若いですからね 60歳のお母さん 主婦なんて言ったらですね 本当にお化粧も良くなったし 皮膚のケアも良くなって 髪も良くなったんで 本当 娘さんみたいな感じの人はいくらでもいますよ 30歳から60歳まで 変わらないといってもいいぐらいなんですね ですから 非常に難しいのは 将来を見ながら現在を設計するって難しいんですね それが非常に人間には  非常に大きな困難になるわけです しかしそこは そういうところにこそ私がいつも批判してる 大脳皮質が有効なわけですね 前頭葉の方はなんとなく 我々はみんなと協力して 生きていかなければいけないんだ というような事ぐらいしか わからないんですけども 大脳皮質の方は理性的にものが考えられますから こういう時は大脳皮質を使ってですね 一体 50年後の自分っていうのは 具体的に描くっていう事が大切なわけですね 私の場合は今のところ比較的成功してますね 私が会社にいて成功してもですね ある程度出世をして 60歳から65歳の間に仕事を辞めて 今は引退してると思いますね そういう私の友達というのはいくらでもいるんですが やはり私よりかは 元気がないっていうかですね やっぱり仕事がありませんからね 老化も速いように見えますし 健康の障害も多いように思います これは非常に難しいんで この100年人生時代の男女という中で 触れていきたいと思うんですけども 確かに老齢社会になるとですね 福祉っていうのが大切ではあるわけです それで福祉に色々努力をしている方の考えも 非常に正しいんですが 福祉っていうのは こう相反するところがありましてね 人間は やっぱり福祉が充実すると サボるようになります サボる様になると必ず体は弱くなってきます だからその人の寿命が短くなるか もしくは短くならないまでも よぼよぼになるのが速くなるわけですね 人間は若干の こう何て言うか 不足状態が必要なんですね だから 例えば腹八分目とか 腹七分目とかいうのは何故かって言うと 若干 体に対して食料が足りないぐらいの方が 体の機能がですね  衰えないということを示してるわけですね それと同じように食料は腹八分目であるが あるし それと同じように お金も十分な状態よりかは少し少なくて 自分が少し努力しなきゃいけない 寒さ暑さ それから歩くこと ちょっと肉体的な辛さ それからまぁ お風呂がいつも 沸いてるかどうかっていう様な問題ですね つまりこれは 何を言ってるかって言ったら やっぱりお風呂に入ろうと思ったら お風呂をつけて それでまぁ できれば安全も少しチェックして というのがないとですね やっぱり人間というのは やっぱり生命体ですから 生きようという刺激がないとですね やっぱり非常に老化してくるし また早く死んでもいいやって人もですね やっぱりピンピンコロリとは死ねなくなるわけですね まぁその意味から 100年人生っていうのは 私は30年前 30年前以上に考えて一回 それで計画を立て その後 最近では5年ぐらい前に 100年人生の本を2冊ぐらい書いたわけですね しかしそれから そういうのがあって 私も講演をしたり 人とディスカッションしたりするとですね かなり今はもう また少し私の考えも進歩しておりますので この際 ヒバリクラブでしたらね まぁ身内みたいなものですから 色々考えてみたいと思うんですね それには まぁ二つのやっぱり大きな問題があって 一つは男女の関係です まぁ健康の問題なんかも大きいんですが 男女の関係ですね それから欧米思想と今はね ごっちゃになっちゃって 非常に 生きるのが辛くなってますね そういう点から言って欧米思想からの脱離 和魂洋才と言いますけど やはり人間って言うのは 才ですね つまり技術だとか社会システムなんかは やや新しいものを入れてもいいんですけれども 心はそれほど変わりませんので 日本風の考え方というのはですね なかなか我々から取れるわけじゃないんですね 従って100年時代を考えると もう欧米と日本とは全く違いありますね それから 男女も50歳までと50歳以降と 全く違いますね 従って そういう所に焦点を合わせて 100年人生というのを もう1回考え直して見ようと 私としても 45歳の時に100年人生というのを考えて その計画に沿って今までやって来たんですが もうそれから30年以上も経ちましたんでね そろそろ ここでもう1回ですね 自分の100年人生という計画は どこが良くてどこが間違ってたのかということも このヒバリクラブで 少し考えてみたいなという風に思って 本当はシリーズとして開始したいと思うんですけど このヒバリクラブは気楽にやってるもんですからね シリーズとしてスタートしても大体途中で 挫折してるんでどのくらい続くか分かりませんが まぁやってみたいと思っております

日本は違う。一つ上 4.仕事は恩返し 仕事に生きがいはいらない 贖罪のヨーロッパとは違う チップをねだる文化、チップを断る文化 敵将を遇する日本、敵将を辱める欧米 男女を比較しない (武田邦彦)


この色々人生の相談っていうのは聞いてますとですね 仕事にもう一つ生きがいが見つからない もしくは仕事が辛いとそういうですね 人間関係もありますので 仕事に対する 充実感がないという話は しょっちゅう出てくるんですね これはですね どうしてこういうことを感じるかって言うと 簡単に言えば 日本の文化人とか 知識人とかいう人がですね ヨーロッパ文化を学んで悪い文化 ヨーロッパ文化っていうのは 日本よりかずっと悪いんですけど 悪い文化を取り入れてしまって その影響を受けた被害者みたいなもんなんですね 仕事に対する考え方は ヨーロッパと日本とはもう180度違います ヨーロッパはですね キリスト教の影響を受けまして 人間には原罪がある 罪がある この罪を贖うために 仕事という苦役をすると 苦しいことすると だからできるだけ早く その苦役 仕事という苦しさから解き放されて それで まともな人間として生きよう というのが基本的思想なんですね ですから 仕事に生きがいがないと辛いわけですよ 仕事っていうのは嫌なものなんだから 嫌なものだから  それが嫌なものじゃないものに やっぱりなんなきゃいけない そのためには仕事に生きがいを感じるとか 仕事が楽しいとか 仕事は人生であるという風なことが大切である という風に考えてるわけです これはもう完全にヨーロッパ思想であってですね 日本の仕事とは全く概念が違います 日本の仕事というのはですね 恩返しなんですね 例えば私が今生きてる上にはですね 毎日のことでも ご飯は食べなきゃいけないから お百姓さんがお米を作らなきゃいけない お米を作るには 今はだいぶ楽になりましたが かつては真夏でも草取りをやり 暑い時も寒い時も 仕事を続けないとお米が取れないわけですね それからお味噌汁を飲む そうすると お味噌職人は一生懸命  冬の寒い時に起きて 寒いところを仕込みをやんなきゃいけない もちろん魚を捕る漁師さんは 命をかけて魚をとってくれる もちろん そういう食物ばかりじゃないです 私が着てるもの 私が朝起きて歯を磨く 瞬間湯沸かし器を使う 夕方になるとお風呂に入る これ全部どなたかがやってくれないと 私は まぁそういうのは 駄目なわけですね 自動車もそう 道路だって歩くには 道路工事の人が 道路をちゃんと整備してくれないと駄目だ そういう風にこう 人間が一人生きるっていう事はですね 周りの人からものすごく恩を受けるわけですよ その恩を受けっぱなしでですね 自分のわがままで一生を送るっていうのはいけない というのが日本の考えですね 私の言う絡合ですね つまり 人間っていうのは一人じゃ駄目なんだ 集団でしか生きることが元々出来ないんですよ 実は 出来ないので 自分は例えば 僕だったら物理学者ですからね なんか材料の事とか 力学計算できるけど なんか あんまり役に立つことは来ないわけですよ だからまぁ比較ができないので 一応その比較の尺度として お金というのを使うわけですね 例えば1か月によ40万円ぐらいの仕事をすれば 社会が40万円と認めるような仕事 まともな仕事をすれば それで お百姓さんや漁師さんや いろんな魚とか 建物屋さんとか道路工事の人とかいうものの 仕事に対する自分が生きていく 恩返しが出来るってわけですね それで この恩返しは大体時間としてはどのくらいか お金としてはひと月40万円ぐらい稼いでですね それで 今度 お米買う時にお金を払い 瞬間湯沸かし器を取り付ける時にお金を払えば そのお金というものを仲介にしてですね 私の人生の恩を返すことができる これはどのくらい それじゃぁ1日に働ければいいのかってことは 大体9時から1時とか2時とか言うんですよ 間に昼飯を食べるかどうかにもよるんですが 3時間の1時間 4時間  一日に正味4時間ぐらいですね ですから 休日もありますので この頃週休2日ですから 週に5日しか働かないので 4時間というと6時間ぐらいになりますね だから1日6時間ぐらいの仕事というのは 辛くて構わないんですよ だって辛さも やっぱり 辛さも同時に体験しなきゃいけませんからね 快適な仕事ってないじゃないですけど やっぱり 夏の暑い時の草取りとか 道路工事とか 冬の寒い時の駐車場の監視とか 辛い仕事っていくらでもありますからね ですから その1日6時間は 恩返しとして働くと 恩返しのうちの2時間ぐらいは辛くてもいいんですよ それから まぁ人間関係であまり恵まれなくてもですね それはそれで 僕は仕方がないと思うんですね 1日6時間って言いますとね あと起きてるのが 大体16時間ぐらい起きてる あと10時間ぐらいが自分の時間なんですね 昔はこれを仕事と遊びと言ったんですよ 仕事っていうのは要するに 恩返しのものを仕事って言ったんです これだから ヨーロッパの仕事と 仕事って言っても内容が違うんですよ それで残りの10時間が遊びですね この遊びっていうのは 本当の遊び 例えば麻雀をするとか 旅行に行くとかいう遊びと それから自分のしたいことをするって これ遊びですよね だって 麻雀だって なんか絵を書くとかそういうのも 遊びっちゃ遊びだし 仕事とは言えないけど 自分のことをするわけですよね ですから お金を貰うとか貰わないっていうことは 仕事と仕事じゃないの区別じゃないんですよね 嫌な事をしてお金を貰う その恩は自分が生きてる分の恩返しを お金を払うことによってするっていうことですよね ですから これもまあ もちろんヨーロッパの文化を非難することはないんですが 旧約聖書にアダムとイブが楽園で なにか神様の言いつけに背いて 蛇の言うことかなんかを聞いて 何か悪いことやっちゃったと それで罪を負って楽園から追放される 我々は常にその原罪を負ってるんだっていうのは ユダヤ教の教えであってですね 日本の宗教は全然違うんですね 日本人の宗教は我々を作ってくれたもの 自然ですね 山とか海とか川とか 動物 植物こういった自然が 一つは我々を作ってくれてますよね 太陽 だからお天道様の下で嘘をつかないとか こういう宗教になるわけですね もう一つは祖先ですね 母親 父親 おじいちゃん おばあちゃん ひいおじいちゃん ひいおばあちゃんがいないと 自分は生まれてない だから祖先は尊敬しなきゃならない 1000年前に遡ると まぁダブリがなければ ダブってなければ 10億人の血が自分を作ってるわけですから 簡単にはダブりがありますからね ですから 結局私たち日本に住んでる人たちは 全員が同じ親を持ってるわけですよ 同じ祖先を持ってるわけですね ですから 我々が神様として仰ぐのは 自然と祖先であると これは我々は作ったもの 私の作ったものにやっぱり感謝をしよう 神様としては敬おうって言うわけですね ですから日本は別にいいんですよ クリスマスが近くなれば 別にクリスマスやったって そんなのはもう 外国の人の言う宗教とか信仰してるっていうのは 日本の宗教のある部分なんですよね イエスキリストさん それ立派ですね お釈迦様 立派ですね ムハンマド それ立派でしょうねと 孔子様 これも立派かもしれませんね という事で構わないんですよね なんで構わないかって言ったら 日本人が崇拝してくれるのは 我々を崇拝してるのは我々を作った人 作った人の中には宗教を作った人も 孔子様みたいな色んな書物を書いた人 文学を書いた人も 音楽を作ったベートーヴェンとかショパンも それは皆 尊敬していいわけですね そういうものの恩恵を受けて 我々というのが今存在し 我々の人生というのが存在するわけですね ですから ここでまぁ いろんな方がいると思うんですが 仕事に生きがいを感じられないといって悩んでる人は 全然関係ありません それはヨーロッパの 僕に言えば未熟な文化ですね 日本の文化まで まだ行ってないんですよ 行ってない理由は色々あるんですけど 行ってないんですね  頭が先行しちゃったとも言えるんですね 大脳皮質が先行したために どうしても物の本質が見えない 大脳皮質が活動が活発になると ものの本質からちょっと外れてきますんでね そういうことの中で 文化を作って 道徳観念を作ると 他人をやっつける事には便利なんですね ヨーロッパの文化っていうのは 他人を陥れたり 他人を痛めたりするのには 割合 強力な武器になるんですけども 日本のような共存共栄  皆でやって行こうやという文化では 邪魔になるんですね 私は私の個人的考えでは 日本文化の方が優れてると思います どっちが優れているという事は あんまり言わなくてもいいんですけど 私はヨーロッパの文化よりか 他人を排斥し 宗教戦争が絶え間なく起こり かつ国と国の戦いですね イギリスと日本と比べると まぁ日本はイギリスの戦争の数と比べると 百分の一以下ですからね 実に平和な国家を作ったわけですよ その基本的な文化っていうのは 例えば仕事についても 先ずは仕事というのは 自分がご飯を食べる 電車に乗る そういう事の一つ一つの恩返しなんだと まぁ車が好きな人が車に乗るのは趣味だけど 車に乗るのも やっぱり車を作る人がいるからなんですよね それを俺は偉いから車に乗る 車を作るやつは 俺より下等な人間だ なんていうのはヨーロッパの考え方ですから 私は日本人の考え方で きちっと仕事の事を考えてですね 仕事の悩みは今日からなしという風に なってほしいなと思っております
 

はたごの女中と関西電力9役員 はたごの女中はチップを断った 関電の役員は自粛したお金を隠れてもらった 検察は不起訴とした。(武田邦彦)


 

今日は友達テレビの 本当の話っていうのをやっておりましたら 大変にびっくりしたって言うか 元からそのニュース自身は知ってるんですけど 不起訴になったっていうことでですね 桃子さんがですね アナウンサーの桃子さんが読み上げてるものをですね ちょっと ここで聴いて頂きたいと思います 桃子さんが読み上げてるものは うまくこの録音にのるかどうかって心配ありますが ちょっと耳をそばだてて 聴いて頂きたいと思います 私が言うよりか 桃子さんの方がはるかに優れてますんでですね 彼女に話をしてもらおうと思います 関電前会長ら9人全員不起訴 報酬補填金品受領問題で 大阪地検ということの概要です 関西電力の歴代幹部をめぐる一連の問題で 大阪地検特捜部は9日 役員の報酬補填や金品受領に 関する会社法の特別背任などの告発容疑について 9人全員を容疑不十分で不起訴処分にしました 特捜部は前会長ら関連関係者への聴取や 社内資料の分析などの捜査を続けてきましたが 刑事責任を問えないと判断しました 告発した市民団体は 不起訴処分を不服として 検察審査会に申し立てる方針です 告発状などによると 前会長らは 東日本大震災後の経営不振で報酬が減額された 当時の役員18人に対し 計約2億6000万円を退任後に補填した他 高浜原発のある福井県高浜町の元助役から 総額 約3億7000万円相当の金品を受領 元助役側に原発関連工事の発注で便宜を図り 関電に損害を与えたなどとされていました 一方関電は21年7月 大阪国税局の税務調査を受け 役員報酬の補填問題について 約1億9800万円の 所得隠しを指摘されたと公表しました 国税局は役員の退職金をみなすべき給与を 退任後の嘱託報酬に課そうしていた と認定していました なお検察審査会で起訴相当となれば 強制起訴の可能性もありますという内容です えーとですね まぁこのニュースはですね 私がタイトルを付けましてね どういうタイトルを付けたかって言ったら 旅籠の女中と関西電力9役員と いうタイトルを付けたんですが もちろん旅籠の女中の方を先に持ち出しました これは私がいつも言ってることなんですが 江戸の終わりにですね イザベラ・シッドマーという女流の旅行家がですね 大変に勇気のある女流の旅行家なんですが 日本の東北地方を旅したんですね まぁ日本の旅籠だし 旅籠っていうのは旅館のことですが 旅籠だしですね まぁ馬に乗って行く お風呂も全然違うというなかで 大した女性だと思うんですね イギリスの女性はこういう所あるんですけどですね イザベラ・シッドマーがある旅館でですね 大変に女中がしっかりやってくれたので 出掛けにですね 金子を紙に包んで渡そうとした つまりチップ渡そうとした そしたら女中がですね 私は女中としての仕事をちゃんとやっただけで チップを頂くことはいりませんって言って 断ったわけですね これはですね まぁヨーロッパ アメリカの文化が チップの文化なんですね つまり旅籠の女中さんというのはですね まぁ農民か もしくは 駕籠舁きみたいな職業の親父とですね 家事をやっている母親との間で生まれ 大体あの頃の 普通の庶民のですね 女性っていうのは大体4歳ぐらいから 子守をするんですね 主には 赤ちゃんを背中に括り付けて それで ずっとそれを面倒見てるというのが 女の子の仕事で 8歳とか10歳になるとですね 12歳かな なると 奉公に出るわけですね 旅籠の女中さんとか そう言うのに奉公に出る そしたら まぁ廊下を拭くとか お客さんに食事を出すとか 風呂を焚くとか そういう仕事をずっとするわけですね ですから もちろん教育も受けてない 本当にあのまぁ そういう点では 機会がなかった可哀想な人なんですよ その人がですね 私は自分の仕事をしただけだから チップを断った なんでヨーロッパではチップがいるかって言ったら チップがでなければ仕事をしないというのが そういう旅籠の女中さんみたいな人はそうだって言うのがね ヨーロッパなんですよ 実際はそうなんですよ 私なんかもアメリカヨーロッパに行ったらね 枕銭を必ず置いとかなきゃいけない そうしなきゃ ちゃんと ベッドメイキングしてくれないって言うね そういう愚劣な文化なんですよ この旅籠の女中はですね 教育も受けてない 江戸時代の東北地方だ それで生活も苦しい その中で ちゃんと 自分というものを持ってるんですよ ヨーロッパが1920年頃に いろいろこういう事を検討した時ですね こう言った 今の 旅籠の女中さんのような精神ができるのはですね 教育を受ける身体(イントネーションで悩みました?からだ。なのか?)  貴族だけに限られるんだって そういう論調ですよ 貴族どころかね まぁ旅籠の女中になってる人が お客さんからチップを出されて いや私は自分の仕事をしただけですから 余分なものは頂きませんと 素晴らしいですね これとですよ 関西電力の9役員で 今度かつて成績がまぁ悪くなって 一時ですね そして 自粛した役員報酬を減らして自粛した 自粛したってことは これは公に株主総会にも言うし ちゃんと従業員にも言ってる そういう公の行動なんですよ だから役員には みんなそれに 同意したはずなんですよ それを退職してから 別の名目で貰ってたって言うわけですよ それも数億円ですよ それで高浜原発の助役からもらった金ですね これもまぁ 要するに あのー  助役に工事を発注してくれよと そしたら キックバックがあって 金貰えるからなーっていうことは 役員の間では もう知ってたわけですよ 検察が不起訴にしたのは まぁこれは日本のもう裁判がダメになってるから しょうがないんですけど 私はね これこの事件はね ちょっとあの僕は まぁなんか精神科かなんかで 関電の役員は 診察を受けた方がいいと思うんですよ これ正常な 人間のやるべきことじゃないですよね 明らかに精神異常っていうか なんて言うんでしょうかね これは もう道徳とかそう言うのをちょっと超えてますね 旅籠の女中は まぁ普通ですよこれ 普通ね 自分はちゃんと賃金を頂いておりますから その少ない多いは別にして 余分なお金は頂きません これでしょう 関電は自分たちの業務成績が悪かったから 役員報酬を返上したその金を 別の名目で退職した後 慰労金みたいな形で貰うと 今度は高浜原発については3億5000万ぐらいかな 当然 関西地区に住んでいる住民が払った電気代としては 不当な支払いをしてるっていう事ですよ そういうことをやってる人がですね 関西電力の役員じゃなくたって 関西電力の社員であっても 全部ダメですよ ダメって言うかね 僕の聞いた感覚ではね これが人間なのかと思いましたよ ちょっとね 大変に失礼ですけども これ人間技なの?って なんか全然別種の なんかコウモリとか なんかそういう動物をちょっと思い出しますね つまり どんなずるいこともやるよ それから関西電力の役員だったらね  食べるに困らないですよ 食べるにも着るにも困らないですよ それなのに 意地汚いって言うのはどういうことですかね それで教育すればいいとか これは関西電力の役員って言ったら貴族ですよ 一応 今ではね 貴族という位はないけど 一流大学出て 一流会社に入り きちっとした出世をして 関西電力の役員になってる人がね 自分で自粛して返上した報酬を退職した後 別の名目で貰うって言う なんて言うんでしょかね これはもうなんて言うんですか 道に座って お慈悲を乞うてですよ 10円20円を貰っている人たちよりか まだ悪いですね その人達はまだ一応自分が地べたに座って もう生活が苦しいと ご飯も食べれない 味噌汁も飲めない 納豆も食べられない だからすいませんが 私の命を救って下さいって言う人だったら まだまともですよ 顔も晒してるし なんて言うんですかね もう僕は ちょっと人間のようには見えないですね 旅籠の女中と関西電力の9役員を見るとですね 検察が不起訴にしても 多分僕はね この人達はどうするんですかね 不起訴を受けて どういうことで人生を終わるんでしょうかね 私はね いくらなんでも度が超えてる 大体ね 人間って言うのは 程度問題が分かんなくなったら もうダメなんですよ 程度問題って言うのは すごく大切なんですよね 程度問題も完全に逸脱してるじゃないですか ちょっとね 僕はこれ なんて言っていいか分かんなかったから もうこっちは言わないで あまりに唖然としましたからね あの検察がもう話しになんないっていう 話だけはしたんですけども 本当にこう 今日のこの 暗澹たる気持ちになるって 言うのはこれですね しかも関西電力の役員ですよ それが自分の会社の収益は悪かったんで 役員報酬を一部返上したのを退職してから 別の名前で補填して 税務署に脱税で上げられるって 旅籠の女中さんの爪の垢でも 飲んでくれって言うんですよ あんまり かっかしちゃいけません 今は夜も更けておりますからですね かっかしちゃいけませんが まぁなんちゅうか 悲しいをちょっとこれ通り過ぎてね 僕の感じだったら もう どうにもなんないっていう感じに思います

日本は違う。一つ上 3.男女を比較せず 男女平等という概念がない日本 女性には全権利、男性は制限 チップをねだる文化、チップを断る文化 敵将を遇する日本、敵将を辱める欧米 (武田邦彦)


 

えーとですね 日本は違うんだと 日本 まぁ残念ながら日本だけが違うんで 非常に困るわけですね 中国とか中央アジア 中東 そしてヨーロッパ アメリカなんかのうちの一つでもですね 日本と同じだとですね 説得力が上がるんですが なにしろ日本文化だけが2000年の歴史を持ち 日本国というのが元々2000年で そんな国は他にないので それはまぁ  日本だけに世界で日本だけが一つだけってことは どうしても起こっちゃうんですね ですから あんまり勉強しない 日本文化を勉強してない人 ヨーロッパで一生懸命勉強した人 別に悪意はないけども 結局 自分の頭に入るものがですね ヨーロッパがほとんどなので あと中国ですね ですから 自分の頭脳よりか ヨーロッパとか中国の文化が高いと それに影響されるって まぁ人間だからしょうがないんですけども 1回目はチップをねだる文化 これは中国からヨーロッパまで 全部チップをねだる文化ですね 日本はチップを断る文化ということで これ素晴らしいわけですね 特に私が例に挙げている 江戸の終わりの宿の女中はですね 全然差別感がないですよ 全く差別感ないんですけど 生まれてですね 教育は全く受けてない 小さい頃は あの頃の女の子は みんな子守してたんですよ 子守して それで子守が終わったら ご奉公に出るって言う事で それからずっと女中として働いて 拭き掃除したり物を運んだりなんかしてたわけですから 教養とかそういう点ではないんです ない ないって言うか 何が 何を以て教養かって言うことなんですけども その彼女がですね お客さんがチップを渡そうと思ったら 私は女中としてするべきことをしただけですから チップはいただけませんと いうのはですね 自己が確立してるっていう事ですよ だからヨーロッパの文化ではですね 自己が確立するためには規則であるとか 教養があるとか そういうことが必要だと 人間は生まれながらには自己が確率してないと こういう風に定義されてるんですけども 日本の女中さんはですね おそらく18歳か17歳ぐらいでしょう 全く教育受けてない まぁ生活も非常に貧乏だ それでも自分という魂を持っている これに比べるとすぐ 現在の議員とか東大教授とか会社の社長なんか 思い出しちゃうんですけどね それから乃木大将  明治の日露戦争の乃木大将については いろいろ議論があります 非常にくだらなかった人だという議論もある しかし敵将を遇する その魂は十分にあった それに対して 第二次世界大戦で軍人を絞首刑にしたような 敵将を辱める欧米って言うのは大きく違う もう一つはこれだけ大きく違いますとね やっぱり錯覚する人がいるんですよ  それが 一つが男女平等ですね 男女平等っていう思想はどこで出来たかって言うと 欧米がですね ヨーロッパがですね 女性は男性の所有物であると 所有物ですよ そういう風に概念を決めたわけですね まぁ もちろんその旧約聖書でも アダムという男の肋骨から イブという女ができたという そういう創世物語もあるぐらいなわけですね もちろん神様は全部 アポロンにしても ジュピターにしてもですね 何してもヤハウェにしても アッラーにしてもですね やはり男なんですね 私はキリスト教を 非常に尊敬してるのでいいと思いますが 天にまします我らの父よとこう言うわけですね 男性の方が上であると 何で彼らが男性の方が上かってしたらですね 男性の方が力が強いからなんですよ 要するに私が今 力づくの世界ではない 日本は力づくではないと言ってるように 日本は天皇陛下に軍隊がない だけどみんなが天皇陛下にひれ伏す 男性よりか女性が力がない だけど女性を上に置いていると 株式会社は株主のものとか言ってるけど 日本では違う 従業員のものだ つまり力では比較しないって言う 実体的に誰がやってるか 誰に頼んだらいいか という事で決めるっていう事なんですね もちろんあの 日本の場合は男性と女性 男女平等という概念が日本にないんですよ 野蛮だからないんじゃないんです それからよくですね 日本は 例えば昔の森総理大臣がですね 女性のことなんか言ったとオリンピックで そしたら一斉に非難する 非難は何で非難するかって言ったら 男の方が女よりか上だという 前提で考えてるからなんですよ ところが全然日本は違いますからね 女の方が偉い  女はとにかく子供産んでくれなきゃ駄目だ こんなに立派なことはない 男が協力しようって こういうスタンスで 男と女と比較したってしょうがないんですよ だって違うんですから 人間って言うのは一種類じゃないんでに二種類いるって わかるじゃないですか 男と女と二種類 それで 男の人で女の心を 持ってる人だっていていいわけですよ 別に 男の人は男の心を 持ってなきゃいけないなんてことないんで 今なんか性同一性症候群で差別がある 差別があるのは男は男 女は女じゃなくちゃいけないと 片やで思ってたりですね 時によると男女共同参画なんか突然言い出して 男も女も同じだが 言い出したりしてると 全く思想的基盤がはっきりしてないんですよ 日本は男は男の人間 女は女の人間 どっちが偉いかとか 平等かってことは 比ぶる必要がない それそれ幸福な人生を送ればいいんだっていう 考え方なんですからね それに決まってじゃないですかね  僕は決まってると思いますよ それでシステムを作ったんわけですね ですから 平安時代の末期までは非常にはっきりと 女性は何やってもいいんですよ 何やってもいい オールマイティ 男は三つしか許されてなかったんですね 戦争に行くこと これは死ぬっていうことですね 女のために死ぬっていうことです 後農業やること これは子供のために食事を作るっていうことなんですね 食事っていうか 食料を作るという事ですね それから記録文書の作成を漢字だけを使ってやる つまりこれは何を言ってるかって 感情を入れないものをやんなきゃいけないという事ですね もちろん家には原則としてですよ 大きな侍は違いますが 原則として 庶民は男の部屋というのは元々ない それで給料っていうか 稼ぎは一応家内に全部渡す それで山の神 つまり 奥さんが家庭を切り盛りする それから最近では なんか義務のように言われてますけれども 男子厨房に入らずというのは 女性が食事を作る権利を有していると そういう思想なんですね ですから 元々間違った思想ですね つまり男が女を所有するという 間違った考えに基づけばですよ 日本も男女関係が正しく見ることができない  そりゃそうですね 日本の男女関係と言うのは女が上ですからね だから上っていうか 比較しないっていうんですよね そんなこと比較して何かいいのかっていう事なんですね この頃 男はこれをやる 女はこれやるって言うと役割分担とか言うけど 役割分担って元々子供を産むのは女性なんですから 筋肉労働は男なんですから 何で役割分担じゃないじゃないですか まぁそういう事なんですね これもですね ヨーロッパ文化よりか はるかに 文明と言ってもいいんですかね ヨーロッパ文明でも文化でもいいんですが それよりか はるかに日本の方が高いので 位置が高いので優れている それは当たり前ですよ 今の私の説明聞いて ヨーロッパの方が優れてる 男が女を所有するんだとか 男女を比較した方がいいんだなんて 考える方が僕はおかしいと思いますけどね そういうことで 日本は違うの3番目ですね 日本は先ずチップをねだらない それから敵将を遇する 男女を比較しない そういうことをですね やっぱり日本文化というのは それなりによく考えて作られてるわけですよ 昔の人 大体僕の感じでは まぁ大体2000年前にこういった思想が固まってきた もしかすると一万年ぐらい前に 固まってるかもしれませんが なにしろ文字が残ってないんで 完全な推察になるんですけれども まぁ土器の状態とかですね はにわの状態 はにわって言うか それはまぁ かなり古墳時代ですから後なんですが いろんな産物から見てもですね それから 日本の宗教感ですね これはまた後でお話ししますが それから見てもですね まぁ大体 まぁ妥当なのは 2000年前ぐらいに出来たんじゃないか こういう思想自体が非常に重要なんですね それで学校の先生もですね よく考えて欲しいんですね なぜ日本は世界で奴隷がいなかったのか なぜ日本は天皇陛下という 軍隊ほとんど持たない人がですね 権威を保てたのか なぜ日本の家庭は ごく最近まで 男性の稼ぎを女性に全部渡していたのか そういう根本的なことを やっぱり考えてもらわないとですね 表面的なことを言ったり ヨーロッパなんかの変な環境団体とか 人権団体で言うことをですね そのまま受け取るようでは それはほとんど教養とは 言えないじゃないかと私は思いますね やっぱりなぜ日本の宿の女中がチップを断ったのか なぜ乃木大将がステッセル将軍を遇したのか なぜ日本の紫式部は小説を1000年に書いたけど その次に書いたのは約700年後のアフラ・ベーンだったのか そういうことをやっぱりちゃんとですね 正面から 自分が 先生ご自分が納得し 納得したものを若い生徒さんに教えると そういう様なことが 必要じゃないかと私は思いますね

日本は違う。一つ上 2.乃木大将 ステッセル将軍を遇した乃木大将 見せしめの絞首刑をしたアメリカ 地中海の日本軍、太平洋の海軍 チップをねだる文化、チップを断る文化 (武田邦彦)


 

これはですね また何回も話した話が出てくるんですが まず第1回にですね ちょっと今 整理をしてるものですから ちょっとダブルのは許して頂きたいんですが 最初は宿の女中さんの話でチップをねだる文化 ヨーロッパのチップをねだる文化 日本のチップを断る文化 どっちが文化のレベルとして高いかって言ったら 僕はもう絶対にチップを断る文化の方が高いと 僕は思いますね チップをねだる文化って言うのはですね やっぱり支配層と被支配層がいてですよ 支配層が何かをやると 被支配層は正式な賃金では駄目なシステムになってて なんでかって言ったら 被支配層はお金を渡さないと 仕事をしないという前提に立ってるわけですね ですから ヨーロッパや アメリカのホテルに泊まるとですね 枕に必ずThank youとかいって 少し1ドルぐらい置いとかなきゃいかんと 日本の今度は宿の女中さんは それを断るわけですからね やっぱり僕は 精神の高さが違うと思うんですよ だからはっきりとこれは我々としてはね 世界に向かって あなた方のようにチップを出さなければ 仕事をしないような文化と チップは要りませんという文化と どっちがいいんですかっていうのはね まぁ特にあのヨーロッパかぶれの文化人に言いたいですね ということでダブりますが 今日は乃木大将ですね 軍人ですよ 乃木大将とロシアのステッセル将軍はですね 日露戦争の203高地で激戦をしてですね お互いに5万人ほどの死者を出したと 犠牲者を出したと まぁこれはですね 戦術として 戦争として 乃木大将を褒められるかどうかって言うのは 説が二つあります 普通はですね 乃木大将とその時の参謀の伊地知 参謀長がですね  やっぱりおかしかったというのが普通ですね ただ私は戦争っていうのは犠牲を考えちゃいけないと とにかく敵を叩き潰すことが大切なんだっていうことで 乃木大将の戦いも 日露戦争という極めて切迫した中ではですね あるいは あり得たんじゃないかという説なんですが まぁその戦術としての正しさというのを ちょっとおきますとね 乃木大将は遂にステッセル将軍が指揮した 203高地を落としたわけですよ そうすると相手が降伏しますから 降伏会見が行われるわけですね その時に通常ならばステッセル将軍は もちろん丸腰ですよ 敗軍の将ですから 捕虜みたいなもんですね とぼとぼと会見場に来るわけですが 乃木大将はやっぱり武将と武将だから 戦争っていうのは仕方なくやるんであって お互いにプライドを持って 国民の代表として戦争するんだから 負けは負けだけども と言って刀をちゃんと佩してですね それでステッセル将軍は会場に来る 両将軍がその水師営でまみえて お互いに健闘をたたえて しかし負けたのはステッセルだから まぁ降伏して下さいっていうことですね その後 まぁこのブログでも書きましたが ステッセル将軍はロシアに帰ったら 皇帝から死刑を言い渡されるわけですよ しかし それはだから ロシア ヨーロッパの文化は劣りますからね 敗軍の将は遇さないわけですよ 日本だったら自分で腹を切る ということはあってもですね 誰かから死刑になるっていうようなことはしないんですよね やっぱりそれはそれなりに 敗軍の将も一生懸命戦ったわけですから 言い分も山ほどあるわけですね 補給が足りなかったとか 何か言うのがあるわけですよ しかも乃木大将は更にステッセル将軍が シベリアに流されたもんですから ご家族が困るだろうっていう事で 乃木大将が ステッセル将軍の家族を援助するって言うですね 誠に立派な武将なんですね これに対して 大東亜戦争の時に マレー作戦の指揮をとった山下大将ですね シンガポール要塞を落としたわけですよ まぁあの当時 アジア人がですね イギリスの誇るシンガポール要塞を落とすなんてことは もう考えられないことなんですよ それをした 山下大将がですね それでイギリスもアメリカも こいつ憎いと思ったわけですよ 敵の大将は当然あらゆる 汚い手を使ったわけじゃないんですよ 進軍の速度が速かっていうだけなんですが いろんな手を使ってなんとか敵を落とすわけで あっぱれなんですよ 敵将あっぱれなんですよ しかしアメリカもイギリスも アングロサクソンの文化は 本当に愚劣な文化ですからね これを僕は日本の文化人に知ってもらいたいんですよ 何をしたか それは愚劣かどうかって言うのはですね その人達が行った行為によって決まりますけどね その後しばらく官職にいた山下大将が 戦争が終わる少し前に フィリピン方面司令官として着任した そこで終戦を迎えたのでこの将軍が 捕らえられるって言うのも辺なんですけどね 捕らえられた アメリカ イギリスの文化 その程度だからしょうがないんですけどね 捕らえられた そして軍人は銃殺とかそういうのが普通ですが 絞首刑にする見せしめの絞首刑にする ただの絞首刑じゃなくて その時にシンガポールの司令官 負けた司令官をわざわざフィリピンまで呼んできて それでその絞首刑の現場に立たせて 見せしめをするという そういうもう本当に 愚劣なことをやったわけですね まぁあの日本軍はですね その前に 第一次世界対戦の時に 地中海に派遣されてた日本軍の艦艇がですね イギリス兵を随分助けたということで これはイギリスからかなり感謝されましたし 大東亜戦争 太平洋の方ですが戦いで これもイギリス軍だったですかね 沈没した船のですね 命からがら海に逃げたやつ これにあの 日本軍の航空隊が来ますからね 普通だったら泳いでる逃げてる ヨーロッパ文化だったらですね 逃げるこの水兵をですね 上から機銃掃射で撃ち殺すってことやるんですよ しかし日本軍は助けたんですよ むしろね 日本の艦艇を出して助けたわけですよ それはもう全然格が違いますね アメリカはですね 今度は例えば日本本土を攻撃する時に 豊橋なんかで私 事実をよく知ってるんですけども 海岸を逃げ惑う日本人の女子供が見えるのに それを機銃掃射して 殺していったんですね だからもう全然人間の格が違うんですよ 日本人とアメリカ人というのは アメリカ人もイギリス人も 全く人間の格が違うんですよ なん段も違うんですよね それはあのー ただねぇ 日本の武士道も昔からそうだった訳じゃないんですよ やっぱりもう江戸時代に入って だんだんだんだんそういう日本人の文化って言うのが 本当に出来てきたんですよね 平清盛 あぁ平将門 清盛じゃない将門ですね 平将門の乱の時は 平将門は天皇 自分は天皇だって言って 新皇って言ってですね それを主張したこともあってですね 逆賊になりましたから 平貞盛なんかが討伐隊に出てですね 平将門を討ち取った その首は 京都に晒されるって事になりましたからね そういう文化もあったんですよ 日本にもそういう文化がありました だから日本の文化が最初から原始時代から レベルが高かったっていう部分もあるんですよ そういう文化もあるんですが 全部がそうだっていうわけじゃないんですね ちょっと油断するとね 反日日本人がねぇ 特殊な例を持ち出してきますからね よく言われるのは 私が日本は平和国家だったと言うとですね いや 秀吉が朝鮮に出て行ったんじゃないかっていうけど それはねぇ 例外なんですよ 日本が対外的に戦ったのは3回なんですけどね  イギリスなんてその100倍も戦ってるんですよ 戦争してるんですよ しかも侵略がほとんどですね 日本の戦争はほとんど防衛なんですね 秀吉の朝鮮に行ったやつを除いて ほとんどが防衛なんですけども だからその例外を持ち出す 反日日本人がいるんで本当にややこしいんですけどね まず第一は宿の女中でチップをねだる文化 チップを断る文化 これは仕事に対する高貴な心を日本人が持ってる それから乃木大将とか それから山下大将の絞首刑とか 地中海における日本軍 太平洋における日本海軍の動きを見てるとですね 敵をちゃんと敬う日本人と それから敵を侮辱する  辱めるアングロサクソンとですね 全然違うっていうことですね これはもう本当に全く大きく違う 違いかたでありますね まぁ基本には やっぱり平等社会 人間は人間として遇するという日本の文化と それから人を差別して 支配層と被支配層に分けたり 肌の色で差別したり まぁギリシャでも同じ民族で5パーセントが市民で 90パーセントが奴隷というようにですね これはもう それはイギリスで共産主義や マルクス エンゲルスの共産主義が出たのは やっぱりそれはひどい差が あったからなんですね 国内ですら 日本は やっぱり国内での差別がないので 外国人に対しても差別しなかったと そういう風に言えるでしょうね

日本は違う。一つ上 1.宿の女中 イギリス夫人が見た日本 マックスウェーバーとオルテガ 日本だけは「庶民が貴族」だ。 (武田邦彦)


 

先日ですね 東京で 幸せ砂時計っていう方々とですね 仲間と私がちょっと話をして その後みんなで 食事をしたんですけども とっても楽しかったって言うか 温かかったって言うかですね 私は人生長く生活してきましたが あんなに温かさを感じた会っていうのは ありませんでしたね 時間としては5時頃から 7時か8時頃までやったと思うんですが もう最後まで本当にこう ほのぼのとした感じの温かさを感じました まぁそういうものを感じた後ですね 私いろいろ考えるところがあって 今このブログをご覧の皆様のなかにはですね まぁそれは その話はもう聞いたよ という人もいるかもしれませんが 私は改めてですね 日本というのは違うなーと思いましたね まぁ外国生活 私それほど長いわけじゃないんですけども それでも30歳ぐらいから50歳ぐらいまで かなりの部分 まぁ1年で2ヶ月ぐらいですね 外国に居りました それもいろんな外国に居りました 会社の時には原子力やってましたから 主にほとんど先進国しか行きませんでした アメリカ ヨーロッパを中心としてですね それで後半大学の方に移ってからは 今度は東南アジア中国 そこら辺に盛んに行きましたね まぁそういうことから見て アフリカはあまり私知らないんですけども その他のところは大体知ってるわけですから 日本は違いますね もちろん私が経験したこと以外にもですね まああのー 物の本読んだり 歴史を勉強したりすることによってですね 知った外国のに関するものとですね 日本の物とか 違うなーと思うわけですね それで私がこれをまた 日本は違うというのを書きたいなーと思ったのは やはり現在の日本人がですね 残念ながら 日本が一枚上なのに 日本よりか下の文化ですね まぁヨーロッパとか中国なんかの文化に 日本は習ったという 間違った先入観があってですね それで日本人の多くの人が 不幸な生活を送っているように見えるんですね だから日本のことを知るということが やはり日本人を幸福にする それで日本人の方が劣っていればですね それは外国のことを学んでほしいんですけど 日本が一枚上なのに より悪いっていうか 劣った文化を学んでしまうって言うですね まぁそういうことがあるわけです 今日はですね 宿の女中さんということでですね これは かつて このブログでも出てるんですけども ただ全体で違う見方で見てみようと思うんですね 19世紀から20世紀になりましてですね まぁ1900年 丁度 日本で言えば日露戦争ですね ヨーロッパで言えは第一次世界対戦の直前ということで 世の中が貴族社会から大衆社会って言うか そういうのに変わりつつある時ですね いったいその貴族が治めていた世界と 大衆が民主主義で選挙なんかを使うと どう違ってくるだろうか というのがマックス・ウェーバーとか オルテガ・イ・ガセットなんかが研究してですね いろんな書物を出してるわけです もちろん その他にも出しておりますし またココ・シャネルとかですね マックス・ヴェーバーなんかが 女性のファッションとか お化粧を本格的にやりだすという まぁそういう時代にもなってきてるわけですね その時にみんなが ヨーロッパの人達ですよ ヨーロッパの人達が考えたその貴族社会と 大衆社会の差というのはですね やっぱり貴族社会は 一人一人に魂があるプライドもある 個人の個性というか アイデンティティというか そういうものがある これに対して大衆って言うのは その日暮らしであって迎合するところがあり すぐ錯覚するところがある だから マスコミなんかに ちょっと煽られると すぐその方向に行ってしまう だから実は貴族社会から大衆社会に移る ということがいいことなのかどうか 疑問がですね ずいぶん投げかけられてるわけですね まぁ例えば それまでの大学教授っていうのは 学問か好きだから大学教授になると ところが大衆社会に於ける大学教授は 別に学問が好きだから大学教授になるんじゃなくて 生活の糧として大学教授になる だから勉強が嫌いなんです これ確かに 私は大学を経験して そういう感じがするんですね ですから それは間違いではない それから大衆を煽られやすいから 戦争が増えるだろうという風に その時代の偉い人は予想しておりますけども それもその通りになった それはなぜかって言うと 貴族は一人一人 武田邦彦 私は貴族ではありませんが 武田邦彦という貴族がいたらですね その武田邦彦って言うのは貴族は個人 個人なんですね 大衆の中の一人じゃなくて 個人としての独立した人間なわけですね まぁこれに対して大衆というのはですね 武田邦彦という個人がいるんじゃなくて 大衆の中に武田邦彦というのがいる だから一応名前はついてるけども 精神的に独立してるわけじゃない という風になる という事なんですね つまり庶民は独立できないと 人間としては独立できない だからNHKが放送すれば NHKの放送通りに それが真実だと思うと 言うようになってしまうので 戦争が多くなるだろう 確かに日本の戦前もですね すでにヨーロッパ文化に侵されたこともあるんですが 朝日新聞なんかに煽られて 戦争に突入したわけですね だからまぁ そういうこともあり得ますね しかし貴族社会でもそうだったと思います しかしここでいうのはですね 大衆だから もしくは教育を受けてないから 自己が確立していないというのは 私はね ヨーロッパ人の偏見だという風に思うんですね その一例として私がちょっと話すんですけども イザベラ・シッドマーという イギリスの女流の旅行家ですね これが幕末の日本に来て 東北地方をぐるっと一回りしますね 大変な勇気と言うか積極性ですけども そのイザベラ・シッドマーがある時に 日本の宿屋 旅籠に泊まるわけですよ そうするとその旅籠の女中さんが 一生懸命やってくれる 誠意を持ってやってくれる 本当に良かったと思って その翌朝ですね その宿を離れる時に 女中さんに心付けを包んでですね 渡そうとする そしたら 女中さんはなんて言ったか いえ私は女中として 自分のすべきことをしただけのことですから お金を頂くわけにいきませんと言ったわけですね この女中さんは普通に考えますと おそらく学校に全く行ってません それから出身も貧乏な人だと考える方が普通ですね 教養もないと思います 勉強もしてないと思います しかしその人がですね 自分というものを持ってるわけですね 私は宿の女中ですと だから一生懸命 女中としての仕事をしますと その仕事をしてる範囲ですから 余分なお金は頂きたくありません これはもう立派にですね 魂もある 自己もある 考えもある 独立してるわけです 貴族ですよ 貴族 完全な貴族ですね  それから見たら 現在の大臣とか東大教授とか そういう人達の浅ましいことね NHKの放送のプライドがないこと まぁとにかく他人に阿る 自分はない 勉強の嫌いな大学の教授 真実を報道する気のない NHKの幹部 日本を良くしようと思わない愛国心のない国会議員 こう言ったものはですね このイギリス人が見た女中さんとはですね 格段に劣ってるわけですね なぜ江戸時代の末期の教養もない 何もない東北の 一東北の宿屋の女中さんがですね 自己というものを持ってて 魂を持ってて 立派な人間なのに対して 現代の東大教授 国会議員 NHK幹部っていうのは あまりにも愚劣であるのは何故かって言うと やっぱり私は日本にヨーロッパ文化が 入ってきたことによってですね まぁこれ お金中心の社会なのか それとも損得だけを考える社会なのか どういうものがですね 日本人の心を この宿の女中さんから 現在のNHKの幹部にしちゃったのか なんでこんなにひどく劣化したのかと いうことは考える必要がありますね これは女性と男性でもないんですよ 実は 江戸時代の男性の振る舞いっていうのは 非常にしっかりしていますしね もちろん現在は だけどもあれですね やっぱり現在の飲食業の女性の方があるいは こういう道徳はしっかりしてるという感じがしますね ですから あるいはそのヨーロッパ文化を 多く取り入れた文化人 学者 インテリと言われる人達の方が 劣化が早いということを考えますとね これは そうかもしれませんね そういう人たちがヨーロッパ文化に属されてひどくなった しかし一方日本の飲食の人なんかは 日本人の魂を持ってる人 いっぱいいるんですね 日本人の魂と言っちゃいけないんだ 貴族 庶民だけど貴族だ つまり 日本だけは庶民が貴族だったと いう事なんですね まぁちょっと どうしても 僕は心の中をまとめたくなって 今日 そういう話をいたしました

米ロのどちらを信じるか (武田邦彦先生)

本日の収穫(1181文字) では続いては 視聴者の方からの質問ということです 米ロのどちらを信じるかということです 前回はロシアとウクライナについてのご解説 とても勉強になりました 今回はロシアに若干の利があると言いますが 日本もロシアに多少恩を売っておく方が 良いのかもというの...